SKY-HIさんが2022年8月29日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』に出演。Creepy Nuts『スポットライト』を聞いてすぐ、R-指定さんに熱い直電話をかけた話をしていました。
(SKY-HI)だから最近、自分の作品は今まで生きてて一番好きかも。
(R-指定)へー!
(SKY-HI)「ご褒美、来た!」って思って。
(R-指定)それはめちゃくちゃ幸福なことですね。
(SKY-HI)めちゃくちゃ幸福だと思う。
(R-指定)いろいろ経て。二足のわらじを両輪でやって。で、自分でも叩き上げて。かつ、プロデュースもして……っていうのから今、自分の作品が一番好きっていう。
(SKY-HI)そう。だからなんか「狙ってものを作ってるな」っていう人に対しても、すごく愛情がわくし。だからRがこの前、俺のゲストを紹介する時に話してた「Rに急に熱い電話する」みたいなやつとかも、全く同じとは当然、思わないんだけど。「これは何かしらの葛藤があるだろうな」とか、「こういう苦しみもなくはないだろうな」とか。「その中でこうやって作ってるものには、こういうプライドあるよな」とかいうのを考えると、その『スポットライト』とかを聞いた時にちょっと、こみ上げてくるものがあって。「どういう気持ちで書いたのか?」っていうの勝手にすごく感じちゃって。
『スポットライト』を聞いてこみ上げてくるものがあった
(SKY-HI)で、そういうのさ、言わなくてさ。後で、もっとうまく行った後に「あの時、こう思ってたんだよね?」って言われるのもちょっとしゃくだっていうのも知ってるから。
(R-指定)ああ、なるほどね。
(SKY-HI)それはクレさんも言っているじゃない? 「絶対勘弁さ 死語評価は」って。だから「今、言っておこう」って思ってすぐに電話をして。「本当によかったよ」って。
(R-指定)だってあれ、MVが出た日の夜にかかってきましたからね。まず、そんなタイムリーにチェックしてくれてるんやっていうのもあるし。結構、熱いことを……「お前ら、間違ってねえ」からって。でもあの時、結構お酒飲んでました?
(SKY-HI)いや、もう全然シラフだよ。
(R-指定)いや、違うな。俺、思い出したんですけど。むっちゃ……(笑)。いや、そんなすごい変顔してる! いや、ラジオですからね?(笑)。
(SKY-HI)アハハハハハハハハッ!
(R-指定)ラジオで変顔してくれてるけど……すごいやん? 志村けんさんの顔やん(笑)。より目で口をひん曲げるっていう(笑)。
(SKY-HI)いや、説明がうまいな(笑)。さすがや!
(R-指定)一番しょうもない変顔をしてくれて(笑)。でも、俺はあれ、覚えてるんですよ。めっちゃ酔っ払っているのを。あれ、電話がかかってきて。「お前ら、マジで間違ってねえよ。いろいろ経て、葛藤があってたぶん『スポットライト』を書いたのはわかる。リリックのあれもすごいわかるし。マジで今、クリーピーが動いてることと、Rが書いていることはマジで間違ってねえから」って言ってくれて。「なぜならリリックにちゃんと野上恭介の本当の魂が出ていて、恭介がちゃんと恭介であることを……」って言ってるんですけど。「ああ、すいません。日高さん、俺、『恭平』なんですよ……」っていう(笑)。
(SKY-HI)フハハハハハハハハッ! そこからボタンをかけちがえてる(笑)。
「恭介」ではなく「恭平」
(R-指定)でも熱いから。「マジで恭介が恭介であることをちゃんと表現できてるから、いいんだよ!」って言ってくれて。そこでちょっと間を置いて。「あの、すいません。日高さん。俺、恭平なんですよね……」「ああ、ごめんごめん。だからコウヘイは……」って(笑)。酔っ払ってる(笑)。
(SKY-HI)JAPANやないか!
(R-指定)KOHEI JAPANさんね(笑)。「酔っ払ってるー!」って思って。でも、あれは嬉しかったっすね。その、タイムリーに褒められたっていうね。
(SKY-HI)だからさっきのは、その意趣返しだったんだね。その「アイドル生まれヒップホップ育ち」を「それは違う曲」みたいなの(笑)。あれの意趣返しが今、来ているっていう(笑)。
(R-指定)何年かぶりの(笑)。
(SKY-HI)でも、そう。いわゆるほら、なんかルサンチマン全開みたいなのでヒット曲を2、3個ぐらい飛ばして。で、なんだろう? でも、そうなったらもう「持たざる者」ではないじゃん? もう、そのルサンチマンを歌い続けるわけにもいかないし。
(R-指定)まさしくそうなんですよね。
(SKY-HI)っていう時に自分で「I’m a NO.1 Player」って言ったっていうのはやっぱり、すげえ救われる気持ちになったよね。
(R-指定)嬉しい。いや、ほんまにそうっすよ。まさしく、その感情の流れというか。俺は松永とも話していて。「まあまあ、だって俺ら、ちゃんと持ってるもんな」っていう。それを自信を持って行けるようになったという。だから何段階か踏んでるんですよね。たぶん日高さんも全く一緒やと思うんですけど。普通のラッパーやったらその一発目、なんか「俺、最強!」っていうのでシーンにエントリーできたりとか。自分の生い立ちとかバチン!ってぶつけれる人もおると思うんですけども。
もちろん、日高さんもその1個ね、「アイドルである」っていうところも経て。それでラッパーとして実力を認めさせるっていうところがあるし。俺も、なんか「ヒップホップ的な生い立ちじゃない」っていうところを1個、超えて。だからこそ技術で認めさせて……みたいな。だから、めっちゃ俺もね、なんかおこがましいけど。やっぱり重なるというか。1個、なんかちょっとハードルがまたちょっと違うっていう。
(SKY-HI)あるよね。精神的なやつだ。だからさっきRが言った「アイドル生まれヒップホップ育ち」みたいなやつの時には似たようなラインをそこらへんでいくつか出していて。それこそERONEさんが「アイドルSWAG」って言ってくれてたんだけども。だからなぜか普通だとよいことが、ヒップホップ的価値観だとデメリットになっちゃうかもしれないっていう。そういうところとかをまた武器にしていって……っていう。その変遷があったりしたよね。
(R-指定)だからビートジャックのやつでも、SIMONさんっていうめっちゃかっこいいラッパーの曲で。「I’m so fly you so high 優等生とかクソくらえ」っていうラインがあって。で、それを日高さんがビートジャックして「I’m so fly I’m SKY-HI 優等生だぜクソくらえ」って言ってやるっていう。
(SKY-HI)そういうのも、やったね。
「I’m so fly I’m SKY-HI 優等生だぜクソくらえ」
(R-指定)そういうラインとかが……でも、それがちゃんと色として、SWAGやったりFLEXになっているっていう。
(SKY-HI)楽しかったね。でも本当、いろいろと苦しんでやっていくと、どこかでご褒美くるからね。今、俺だからご褒美タイムきてるから。すごい精神的に充足感がある。
(R-指定)だから、なんか……もちろん細かいところではあると思うんですけども。なんか制作に関して、産みの苦しみっていうか。そこは大きくないっていう感じですか?
(SKY-HI)あんまりない。「時間がなくてヤバい」とか、「スタッフが苦しんでる顔がすごい」とか、そういうのはあるけども。「やりたいな」っていうのなんか結構無限にあるし。いや、無限ではないよ。有限だよ、それは。まあ、いっぱいあるし。やりたいなと思ったことはだいたいやれるっていう感じはある。だから、頑張りたいですね。
Creepy Nutsのオールナイトニッポン、今週もありがとうございました!
松永さんお休みで、R-指定1人でしたが
ゲストSKY-HIさんとラッパー同士のサシトークをお送りしました?#cnann【radikoタイムフリー】https://t.co/XqjlBxykum pic.twitter.com/Dfwhf5EnE2
— Creepy Nutsのオールナイトニッポン【毎週月曜25時〜】 (@creepynuts_ann) August 29, 2022
<書き起こしおわり>
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