R-指定 テークエム『それじゃ無理 feat. R-指定, NORIKIYO&AKLO』を語る

R-指定 テークエム『それじゃ無理 feat. R-指定, NORIKIYO&AKLO』を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

R-指定さんは2020年4月14日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の日本語ラップ紹介コーナーでテークエム『それじゃ無理 feat. R-指定, NORIKIYO&AKLO』について話していました。

(DJ松永)それでは、Rさんの日本語ラップ紹介のコーナーにまいりましょう。

(R-指定)はい。今日、紹介したいのは11日の0時にリリックビデオが公開されました俺の友達、テークエムの新曲『それじゃ無理』という曲を紹介したいと思います。

(DJ松永)おっ、ついに来ましたね。

(R-指定)そう。これね、なにを隠そう私、R-指定もフィーチャリングされておりまして。テークエムというのは梅田サイファーとかでも一緒にやっている兵庫出身のラッパーなんですけども。今は東京に住んでいます。俺の1個上。松永さんと同い年なんですけども。今、テークエムがいろいろとヤバい曲をいっぱい作っているということで。この間ね、バックロジックさんプロデュースの『THRILLERCITY』というファーストシングルが配信されたんですけども。

テークエム『THRILLERCITY』

(R-指定)それに続く第二弾シングルということで『それじゃ無理』という曲です。しかも客演には僕、R-指定と皆さんご存知、相模原のレジェンドNORIKIYOさん。そしてラップの上手さがもうえげつないことになっているこれまたレジェンドAKLOさん。彼らを招いてバックロジックさんのビートの上でお互いがキレキレのラップをカマしていくというマイクリレー物なんですが。

(DJ松永)はい。

(R-指定)これ、最初テークさんから聞いていて。「一緒に曲をやりたい」って言ってくれて「もちろん、それは俺もやりたい」って言っていて。それで「BLさんのビートができたから聞いてくれ」って聞かせてもらったら、バックロジックさんで言うとね、SWANKY SWIPE。BESさんと一緒にやっていた『愚痴か?否か?』っていうバグパイプみたいなのを使った曲。あれ級のバックロジックさんのぶっとびトラックというか。

SWANKY SWIPE『愚痴か?否か?』

(R-指定)もうなんか、めっちゃ変やのに中毒性があるめっちゃかっこいいトラックが来て。「このビート、乗りこなすのムズいやろうな……」みたいな。その最近のトラップっていう感じでもないし。でも、最新な感じもするし。これ、早く乗せた方がいいんか、ゆっくり乗せた方がいいんか、超絶妙なラインのビートなんですよ。で、気持ちよくなるのはたぶん三連符を刻みながらやねんけど……っていう、乗るラッパーを非常に選ぶビートでございまして。

俺もかなりね、気合を入れて書いたんですけども。まあとりあえず4人ともキレキレのバースです。自分で言うのもなんですけども。まずテークさん。テークさんの声がすごく特徴的でビートにがっつり絡み合っている。で、NORIKIYOさん、AKLOさん、全員がいい仕事をしていますんで。まずは聞いていただきましょうか。後でちょっと歌詞の方を解説していきます。テークエムで『それじゃ無理 feat. R-指定, NORIKIYO&AKLO』。

テークエム『それじゃ無理 feat. R-指定, NORIKIYO&AKLO』

(R-指定)はい。全員キレキレですね。これね。

(DJ松永)かっこいいな。これ、全員かっこいいわ!

(R-指定)ねえ。これ全員、リリックも乗せ方も超イケてるんですよね。テークエム、まず俺的にパンチラインなのは「フリースタイル合戦」と「クリスチャン・ラッセン」で踏むこの固すぎる韻。その間に「Mr.Unchain あれ売れ線だな」とか挟んでいるし。あと「みなコピー シルクスクリーン」。これ、印刷の技法の「シルクスクリーン」っていうのと「今のキッズとか見ると思うよ Famousは飲むと死ぬ薬」っていう。これ、うまいこと言っているよね。今、ドラッグが横行しているシーン。

で、その後にNORIKIYOさんのね、「ドラッグディールはパクられねえようにやりな ラップゲームはパクられる方になりな」っていう。で、AKLOさんの「それじゃ無理 俺を知ればお前の嫁が不倫」っていう。これ、最高ですね。全員パンチラインです(笑)。

(DJ松永)これ、いいよね。めちゃくちゃいいよね(笑)。

(R-指定)これ、最高やろ?(笑)。

(DJ松永)今、リリックビデオが公開されているのでぜひ見てください。テークエムで『それじゃ無理』でした。

<書き起こしおわり>

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