上島竜兵さんが2022年4月22日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』に出演。東野幸治さんと『ものまね紅白歌合戦』や寺門ジモンさんについて話していました。
(東野幸治)ちゃんと面と向かって一対一で話すことって、まあないですもんね?
(上島竜兵)ないですね。本当にない。
(東野幸治)だから『ものまね紅白』でも会ってたりもするんですけど。『ものまね紅白』もなんか若返りとか、フジテレビとか、テレビ界自体がそもそも50歳以下の人をターゲットにするから。「あの人も来へん、この人も来へん」って……清水アキラさんはもうどこかへ行ってもうたとか(笑)。俺を知らんけど。それはそうですし。それはそれでいいんですけど。それをやられたら、じゃあダチョウさんとかどうしたらいいんだ、みたいなね。
今夜のゲストは・・
?ダチョウ倶楽部の上島竜平さん?ウルトラクイズ裏話、くるりんぱが生まれたきっかけなどなど、お笑い好き必聴のお話が続続続々?
さらに #ゴゴスマ & #ダウンタウンDX のお話も!
25時まで待機せよ?#ホンモノラジオhttps://t.co/cexX51pZKZ pic.twitter.com/Mew0AofyPC— 【公式】東野幸治のホンモノラジオ(ABCラジオ) (@honmonoabc1008) April 22, 2022
(上島竜兵)いや、本当にそう思いましたよ。ものまねはずっと長年やってきていますし。
(東野幸治)僕らも長いんですよ。20年ぐらいやってるんですから。
(上島竜兵)そうでしょう? その前からやっているから。
(東野幸治)あの恐怖のものまね時代から……。
(上島竜兵)そう(笑)。恐怖のものまね時代から。「てめえ、この野郎! 上島!」っていう時代から。
(東野幸治)そうなんですよ。ものまねの歴史って1部と2部があって。1部が「恐怖のものまね時代」で。「ジミー、お前、わかってんのか!」って(笑)。
(上島竜兵)松村とかね(笑)。
(東野幸治)「松村! お前、なんだよ、そのものまね!」。
(上島竜兵)「てめえ、殴るぞ、この野郎!」って。サブから降りてくるんですよ。
(東野幸治)そういう時代があったんですよ。それがものまね四天王ってなって。コロッケさん、クリカンさん、ビジーフォーさんとかいてて。そこに、その次を狙うダチョウさんとか、その世代世代で。で、淡谷のり子さんがキツめなこと言うたりして。そういう……あの裏ではリハーサルで「てめえ、この野郎! バカ野郎!」とか。
(上島竜兵)引いたのはね、ものまね四天王が初めて自分らの番組を持ったんですよ。そしたらその時に、お客さんを入れて収録してるんですよ? それでコロッケさんとか清水アキラさんとかがやっていたら、盛り上がってるのに途中で止めて入ってきて。「コロッケ、てめえ、面白くねえんだよ、バカ野郎! やりなおし!」とか。客、いるんですよ? 俺も引いたわ。
(東野幸治)引きますよね? いや、それは俺、噂は聞いていたんですよ。見たことはないんですけども。「とにかく『ものまね王座』の収録は長くて怖い」って。
(上島竜兵)そうそう。でもその当時は一番いい時代で。視聴率30%ぐらい行っていたし。
(東野幸治)取りますし。みんなガチやし。で、バブルの頃やし。それで優勝すると日本中の営業も入ってくる。だから、収録が長いから収録終わりのエンディングはチャンピオンの、決勝の人だけがものまねの衣装で、あとは全員が謎の私服っていう。っていう収録があって。そこのダチョウさんも……あれ、偶然じゃないですか? その、ものまね行ったきっかけって。そもそも。
(上島竜兵)そうです、そうです。偶然です。もう、最初は俺ら、4人だったじゃないですか。
(東野幸治)そう。南部さんっていう。
(上島竜兵)今は電撃ネットワークのね。
(東野幸治)電撃ネットワークのリーダーで。言うたら4人やったけれども、南部さんがもうおかしな方向に走りだして。「もうこれは……」っていうことで3人になって。で、そのおかしな遺伝子だけ南部さんから寺門ジモンさんにちょっとだけ渡して。
(上島竜兵)まあ、最初そうじゃなかったのが、だんだんもう南部さんみたいになってきたね(笑)。本当に(笑)。
(東野幸治)フハハハハハハハハッ! そうなんですよね。
(上島竜兵)最初、そうじゃなかったんだけど。でも『やりすぎコージー』も悪いよ。あの番組も。ネイチャージモン。あれでちょっと行き切ったところがあったね。面白かったけど。
(東野幸治)いや、違います。あれはそもそも、寺門ジモンさんの面白さを発見したのは『気分は上々。』です。
(上島竜兵)ああ、そうか(笑)。
『気分は上々。』で発見された寺門ジモンの面白さ
(東野幸治)『気分は上々。』で寺門ジモンさんがウッチャンかナンチャンと旅行に行く間、ずっとしゃべって。うざいし、うんちくがどうたらって。で、それをしゃべってる間に抜かれる上島さんがすごい素な、嫌そうな顔をしていて。それが新鮮でおもろかったんですよ(笑)。
(上島竜兵)それ、本当に嫌だった(笑)。「サンマの目が死んでる!」って……みんなでサンマを食べようっていうロケに行くんですけども。「ダメだ、こんなサンマ!」「いや、これは取れたてのいいサンマですよ?」「目が死んでる! 絶対に臭う。こんなのダメだ!」って。もうモロに言うから、そんなのカットじゃないですか。
(東野幸治)カットです、カット(笑)。いや、そういうのが俺はおもろいなって思って。それをちょっと焼き直しというか、我々的にちょっと変えて納品したんがネイチャージモンなんですよ(笑)。
(上島竜兵)で、ネイチャージモンで盛り上がって、ちょっと変なのを覚えつつあったのが……だから、よかったね。僕らもいじって笑えるようになってきたから。
(東野幸治)ああ、なるほど。あえて、もうそこを言ってできるっていう。
(上島竜兵)そう。いじるのも嫌なぐらい……まあ、俺もいじる方じゃないけど。それぐらい、大嫌いだった時期があった。
(東野幸治)時期があった(笑)。でもこれ、言わせてもらうとものまねのステージで本当に顕著に見えるんですけども。ジモンさん、汚いんですよ。ホンマに汚いんです。なにが汚いって、ものまねはいいですよ。ものまね、終わってね。で、ジモンさんは一番ものまねにかける情熱がないけど、顔と体のバランスが悪いから、全部おもろなるんですよ。あれ、ズルいんですよね。
(上島竜兵)結構ね、似るんだよね。作ったらね。
(東野幸治)全部似るから、結局ついつい全員がジモンを見るっていう(笑)。
(上島竜兵)そうなんですよ! だから、レスリングの吉田沙保里選手が出てきた時なんか……。
(東野幸治)おもろいんですよ。で、それはそれでいいんですけど、終わった後のトークで。でも上島さんの仕事はそこからトークで盛り上げる。上島ワールドって言うんですけど。でも上島ワールドに行く前に一応、そのフォルム……顔と体のバランスがおもろいからジモンさんに話を聞いたりするけど。でもジモンさんはもうトークはすぐ逃げて。「こんな逃げる人、いてる?」っていうぐらい。勇気が……「人ってこんな勇気なくなるの?」っていうぐらい。
(上島竜兵)まあまあ、いいところもあるんですよ(笑)。
トークですぐ逃げる寺門ジモン
(東野幸治)汚え!(笑)。「じゃあジモンさん、どうでした?」って聞いたら「いやいや……」って。ちょっとしゃべりだして。「なんかちょっとオチが見当たらんな」って思ったら急に上島さんを後ろから、普段鍛えている腕でズズーッと前に。「なあ、竜ちゃん? なあ!」って。
(上島竜兵)あれは腹立ったわー。
(東野幸治)腹立つよね(笑)。
(上島竜兵)「うちの崖っぷち芸人がなんにもやってませんから! はい、一発!」って。「腹立つな……」って。
(東野幸治)フハハハハハハハハッ! いや、そう。本当にそれを全部ね、言うたら切れるわけでもなく。ちゃんと「嫌々」っていうテイをしながらボケにしてくるから。
(上島竜兵)で、俺がそこで苦し紛れに「ぷへぇ~♪」とかやったらもうシーンとして。それを上手くこの東野くんと今田くんがいじってまた笑いに変えてくれるから。だからすごいやりやすかった。
(東野幸治)でも、それはそれでブワーッとウケて。「よかった、よかった」って。で、またその次の回になったらまたね、「ジモンさん、どうでした?」って言ったら急にまた有機がないから。「竜ちゃん、竜ちゃん、笛、やったら? 笛、やったら?」みたいな。ネタばらしみたいなことをして。「笛、やったら?」って。そこだけ記憶してるんですよ(笑)。
(上島竜兵)ある日、リーダーの後ろにずっとついて。「リーダー、ダメだ、これ。面白くないぞ。このネタ、面白くないぞ」ってずっと突いて言っていた時期、あったね(笑)。
(東野幸治)そんな揉まれるような……ものまねの番組でもこんなエピソードがあるんですよ。
(上島竜兵)そうね。面白いよね。
(東野幸治)長時間やし、面白いんですよ。
<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/80905