東野幸治が2024年3月21日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で『水曜日のダウンタウン』で放送されたきしたかのさんが清春さんの新曲の歌詞を全て聞き取るまで部屋から脱出できない生活が、番組予算が底をついたためほぼ同じ内容で2週連続放映された件について話していました。
(東野幸治)続いてのメール。愛媛県の方。「ダディ、あつむさん、こんばんは。今週の『水曜日のダウンタウン』、ご覧になりました?」。見ました、見ました。「放送前から今週の番組予告が先週の放送同じであることが話題になっていましたが、実際の放送も先週と同じきしたかのさんが清春清春さんの聞き取りづらい新曲の歌詞を全て正解するまで帰れないというものでした。私もこれまで斬新なオンエアーがあったので、何かとんでもないサプライズがあるのかと思い視聴していましたが、最後の最後に『今年度分の番組予算が底をついたため、先週と同じ放送をさせていただきました』とテロップが出て驚きました。
ただ先週の放送と7ヶ所だけ違いがあるらしく、全てわかった人先着50名に番組ステッカー。特に早かった5名にはきしたかのさんのサイン入りのグッズがもらえそうです。私もほしかったんですが早々に諦め、ダディに報告させていただきます」ということなんですけど。見ました。めちゃくちゃ面白かったです。特に最初のやつ。その第1回、再放送じゃないのを見て。もう声を出して笑いましたね。
初回で声を出して笑う
(東野幸治)清春さんがそういう人やっていう認識もあんまりないし。『水曜日のダウンタウン』でそこをいじってたのか、わからないけど。きしたかのさんがバーッて連れてこられてやるっていう。その最初の5分、10分、ずっと笑ってましたね。面白かったなと思って。いや、大変ですよね。きしたかのくんとか。『水曜日のダウンタウン』の、たとえばダイアン津田くんとか、みなみかわくんとか。『水曜日のダウンタウン』の言うたら実験台芸人みたいなエリート集団、いるじゃないですか。
あの人らはあの人らで、よそ行ったら大変やと思うんですよ。体感が、調教が藤井健太郎に調教されてる肛門なんですよ。でも、いろんなテレビ番組のバラエティ班も「そっちはそっちでおもろいかもわからんけど、こっちはこっちで肛門調教していくぞ!」って行くけど、受けられる方からすると……たとえばみなみかわからすると「いやいや、それ、そんな角張ってないねんけど?」とか。「えっ、そんな冷たい?」とか。でも、そこをあんまり言うと、こっちのスタッフも気悪いし。難しいところっていうか。なおかつ、でもみんなに愛されなあかんし。言うたら、違う現場に行っても愛されなあかんし。
たまにね、言うたら血気盛んな制作会社の若きディレクターは「おもろい番組、おもろいコーナー、やりまっせ!」みたいな感じで。「『水曜日のダウンタウン』、見てますけど。こっちも負けてませんので。お願いします!」「あっ、いえいえ、全然、全然」って。そうなるやん? だからそのへんの苦労もたぶんされていますエリート集団は大変です。きしたかのくんとかもね、「なんか、違うんだよな。もっと上手にいじめてほしいんだよ」っていうのはあると思いますけれども。
「面白さ」の棚がたくさんある『水曜日のダウンタウン』
(東野幸治)やっぱりね、今もちろん一番面白いというか、一番注目される……面白さのカテゴリーが、面白さの棚がいっぱいあるじゃないですか。『水曜日のダウンタウン』って。そこがいいですよね。なんか、大いに笑ったりとか、ちょっと感慨深く笑ったりとか。なんかいろんな面白さが追及されてるんで、いいなとは思って。もちろん、見させていただきましたし。「番組の予算が底をついたんで」っていう風な切り口で同じやつを流したっていう。「ほんまにそうなんか? 別の理由があるんちゃうかな?」って思ったりもするんで。またちょっと、地下に潜って探りたいと思います(笑)。
<書き起こしおわり>