東野幸治『メディア王 〜華麗なる一族〜』を語る

東野幸治『メディア王 〜華麗なる一族〜』を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2022年6月24日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でドラマ『メディア王 〜華麗なる一族〜』について話していました。

(東野幸治)そして、今週の1曲なんですけれども。今週の1曲はビリー・ジョエルさんで『Honesty』なんです。これ、すごい古い歌なんですよ。聞いたらかしこくん、わかると思うんですけど。なんでこの曲したかと言いますと僕、佐久間さんのラジオに行った時にお互いに好きなこの上半期、気に入った番組とか映画とか、なんかいろいろ紹介し合ったじゃないですか。そこで佐久間さんからU-NEXTっていうサブスクの中で『メディア王』っていうのが面白いって言ってたんですよ。

『メディア王』と『鎌倉殿』っていう二つが面白いって聞いて。「じゃあもうそれ、見ます、見ます」って言って。ちょうどU-NEXTにあって。ほんで両方1話、1話見たんすよ。『鎌倉殿』も言うたら、源平合戦。あんまり知らん。誰が死ぬか、わからんからこそ面白い。あと、三谷さんの脚本も面白くて。言うたら、あの時代の『ゴッドファーザー』的な、言うたらトップ争いが面白いっていう作品。たしかに面白いなと思って。

一方、『メディア王』というのは、ニューヨークのマードックさんみたいな。メディア王って実際に言われてる人で、テレビ・新聞を牛耳ってる。日本でもそういう人いてるけど。そういうののもっと稼いでる、総資産が日本円で何兆、何十兆というメディア王がいてて。めちゃくちゃワンマンでゴリゴリのおじいちゃんなんですよね。この『メディア王』の主役のおじいちゃんが。

で、そこに子供が4人いてんねん。その4人がいてて、その4人が長男、次男、三男、長女っていう。で、その中の次男が後を継いでいる。ビジネス雑誌の表紙にも「若きビジネス界のリーダー」になるっていう次男が仕事を継いでいるんですよ。ほんで言うたら、その下の人もいてて。その2人が仕事をしてる。で、長男はすごいおおらかなアホで。「僕はアメリカ大統領になるんだ」みたいなことを言ってて。「アメリカ大統領になったらこんなことをしたい。あんなことをしたい」ってアホなことを散々言うてて。「これをSNSに上げるんだ」って言って、兄弟全員で反対している。そんな人。

で、なおかつ「恋人ができたんだ」って言って売春婦。コールガールの人なんですよ。で、言うたらその大きなパーティーに連れてきてね、写真撮るけどちょっと離れて……とかっていうタイプなんですよ。でも、その次男のやつはバリバリやる。ただ、この人はコカイン中毒なんですよ。ものすごいコカイン中毒。こんだけコカイン中毒か!っていうぐらいのコカイン中毒で。三男は、とにかく全員が共通するんですけど。全員がパワハラ、差別発言、人種差別、延々とするんですよね。

全員がパワハラ、差別発言、人種差別……

(東野幸治)ほんで、長女の女性はとにかく性欲が強いですよ。あと、それのまつわるパートナーとか、秘書とか、共に働く人の物語がシーズン3まであって。そのシーズン1の最初のところで、これは別にネタバレにならないんすけど。その超トップが倒れるんですよ。超ワンマンな、もうゴリゴリのおっさんが倒れて、生死の境をさまよって。次男が肩を回しだして、やろうとしたら不屈の精神で死なずに蘇ってくるんですよ。ほんで、言うたらそのトップ争いから始まる、内輪の戦いっていうか。延々と続く親子喧嘩というか。言うたら、アメリカを巻き込んでの親子喧嘩やけども、とにかく2分に1回ぐらい差別発言があるような話で。

でもなおかつ、いろんなことがあってめちゃくちゃ面白くて。さあ、どうなる?って。そのね、コカイン中毒の次男と脳梗塞で倒れて生死の境をさまよいながら……言うたら何兆円という資産があるすごいグループ会社の会長。コーヒーを自分で注ぐんですけど、延々と注いでるんですよ。延々とホットが出続けてる……「こんなやつを会長にしてて、いいんか?」みたいな戦いで。言うたら役員会をする。果たして、どっちにつくんだ? みたいなんから始まるシーズン1、シーズン2、シーズン3。で、これがめちゃくちゃ面白くて。シーズン3まで全部見終わったんですよ。とにかく『鎌倉殿』は1回置いて。とにかく置いて、それをずっと見てて。

そのシーズン3で次男のやつがパーティーを開く。パーティーで1曲歌うっていうので練習してたんが、ビリー・ジョエルの『Honesty』なんですよ。ごめんなさいね。話、長くなって。で、これは「正直はつらいよ」みたいなことをなんかいろいろ暗に批判してる歌で。「ああ、懐かしいな」と思ってこの曲をリクエストしたいと思います。本当に古い曲でございます。もう50年弱前の曲でございます。ビリー・ジョエルの『Honesty』です。張り切って、どうぞ。

Billy Joel『Honesty』

<書き起こしおわり>

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