東野幸治さんが2021年9月17日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でかつて活躍していた女性漫才コンビ、メンバメイコボルスミ11について話していました。
(東野幸治)メン・アット・ワークの曲を聞きながら、うちの(マネージャーの)かしこくん、このこと知っているのかな?っていうのをいろいろと……芸能界のあの事件とか、あの瞬間とか、たぶん知らんねんやろうなって。『ザ・ベストテン』っていう番組はなんとなく聞いたこと、ありますよね? 五木ひろしさんが鼻クソほじくってテーブルのところに鼻クソをつけてたのは知っている? 知らないですよね(笑)。ああ、すいません。
たけしさんがフライデーを襲撃したのは知っているよね? 噂で。たけしさんのバイク事故は知っている? ああ、なるほど。それは知っている。たけしさんの相方は誰か、知っている? ああ、すごい。よかった。さすが。ビートきよしさん。よかった。お笑い、好きでよかったです。俺はいつ、あの子が辞めるかどうか、不安で仕方ないんですよ。この吉本興業におるの、おかしいし。
なんか、スーパーコンピューターとかそういう勉強をしていた人がなんでこんな超アナログなところにいてるのか、不思議でしょうがないんですけども。できる限り、ちょっと来週にでもね、芸能界の歴史を……ヒップアップって知っている? ああ、知らないね。
(佐藤)ヒップアップは僕も……。
(東野幸治)えっ、ヒップアップ、知らんの? 「そーれーでーはー♪」。島崎俊郎さん、知らない? 島崎俊郎さん、知らない? ああ、知らんの? ええっ! コント赤信号は知っているでしょう? コント赤信号とヒップアップはライバル関係やったんですよ。だから東京03とロバートみたいなもの。今で言う……知らんねや(笑)。あのコント終わりで鈴を持ってギターを持って「そーれーでーはー♪(シャッ、シャッ、シャッ、シャッ)おわかーれしまーしょー♪(シャッ、シャッ、シャッ、シャッ)あなーたーと♪(シャッ、シャッ)さーよーなーら♪(バイバイバイバイ)さーよーなーら♪(バイバイバイバイ)ごーきげーん♪」って(笑)。ああ、そう?
で、ヒロミさんの師匠、セント・ルイスの星セントさんは知っている? セント・ルイスは知っているよね? ああ、うちのかしこくんは知らないか。そうかそうか。メンバメイコボルスミ11は知ってる? ああ、知らない? メンバメイコボルスミ11は知らない? 二丁目劇場で僕と一緒の同期ですよ。で、ミスタードーナツのCMをやっていたんですよ。だからダウンタウンさんが南海ホールから二丁目劇場を作って。ほんでそこでアンチ吉本、アンチ花月のもと、オーディションで選ばれたのが今田耕司さんと当時、ホンコン・マカオ。ほんこんさんとマカオさんっていうコンビ。2人でコントをやっていて。
で、そのマカオさんは後に「ゴールデンウィーク、ワシは遊びに行きたいんじゃ!」って言って。「芸人が休みの日に休んでどないすんねん」ってことで解散して。それでほんこんさんは板尾さんとコンビを組むんですよ。まあ、細かく言うと初代のほんこんさんは板尾さんですから。板尾さんがNSCで最初にコンビを組んでいたコンビ名がホンコン・マカオなんですよ。だから、遡るとNSCの授業で先生がいてて。四隅に体育座りして暗い顔で見ていたんが後の今田さん、板尾さん、ほんこんさんなんですよ(笑)。
それがキャッキャいうわけでもなく暗い顔で四隅で体育座りして授業を聞いていて。終わってからコソコソコソコソしゃべるようになったんがあの3人とかで。で、板尾さんがコンビを組んだとある相方がなんか適当に名前をつけてホンコン・マカオっていうコンビを組んでいて。ほんこんさんはその名前を覚えていてコンビを組んで名前を考える時に「解散したし、もうやっていないからそのホンコン・マカオっていうやつをつかってええか?」「ああ、ええよ」っていうのでほんこんさんが2代目ホンコン・マカオなんですよ。
ほんこんさんは2代目ホンコン・マカオ
(東野幸治)で、そのホンコン・マカオの前にほんこんさんがコンビを組んでいたのが今田さんなんですよ。ダブルホルモンズっていう。上ロースが今田さんで骨付きカルビがほんこんさんで。そういうのとか……ああ、知らん? で、その中で僕もおったりとか。あとメンバメイコボルスミ11っていうコンビがなんか、僕とたぶん同級生とか1個下ぐらいで。大阪のとある学校の同級生。たぶんダウンタウンさんのファンで、そんな感じでオーディションを受けたらなんか受かったんですよ。おしゃれな感じで黒を基調としたモノトーンの2人で。
象さんのポットっていう漫才師が昔、いてて。だからコテコテの漫才じゃなくて、無表情でボケる。突っ込むわけでもなく突っ込むような感じの……なんか体温の感じられへん、元気じゃない。だからダウンタウンさんもそういうグループなんです。その感じの女の子がメンバメイコボルスミ11で。『4時ですよ〜だ』っていう番組があって。無表情でなんかしゃべったりするのが当時の同世代の女の子とキャッチーな感じで波長が合って、人気ものになって。
で、すぐにだからミスタードーナツのCMとか……「このドーナツ、うまいの?」「うまいらしいで」みたいな。「ミスタードーナツ♪」って。なんか、あるじゃないですか。作品で。それでブワーッと行くねんけど、あまりにも急激に売れすぎて。ほんで、ビクとココっていうて。それもかっこいいんですよ。だから、たとえばわからんけども。130Rでいうと板尾と蔵野、ほんこんとか、そんなんじゃないですか。ダウンタウンっていえば松本、浜田っていう。
で、メンバメイコボルスミ11っていうコンビ名でビクとココ。「なんやねん、ビクとココって?」って言うたら「私、ビク・トリア」「私はココ・シャネル」っていう。だからブランド名から取っていて。「なんやねん、ビク・トリアって? なんや、ココ・シャネルって?」って。俺ら、田舎もんやから。でも、かっこよくないですか? 当時としては。名字っていう考えがないっていう。
で、それがあまりにも早熟の感じで売れて。ほんで、タレント活動をして。それで遊びたい盛りで辞めていく。解散していくっていうメンバメイコボルスミ11っていうコンビ。
(佐藤)今は何をしてはるんですか?
(東野幸治)1人はだからすぐ結婚して子供ができて。もう1人はピンでタレント活動をするけど、なんか辞めていったっていう感じで。なるみのトゥナイトの前ですよ。だから、東京向きっちゃ東京向きですよね。タレント向きっちゃタレント向きですから。すいません。なんか興奮して。メンバメイコボルスミ11。そのコンビ名もたしか学校のコンピューターかなんかの授業。パソコンの授業で使うなんかの名前なんですよ。俺、そんなそろばん世代やからわからへんやん?
たしか1個か2個しか変わらへんのに、あまりにも違うから。「なんやねん、それ!」ってよう言ってましたけども(笑)。
(佐藤)メールを送っていただけたら……。
(東野幸治)聞いててね。メンバメイコボルスミ11。だから、うん。ビクとか会いたいな。なにしてるんやろうな? なんか今、美容師をしているとかっていうのもチラッと……まあ、それはそれで、そうか。『あいつ今何してる?』に出たらいいだけの話やけどな(笑)。
メンバメイコボルスミ11
<書き起こしおわり>