ナイツ塙 ダウンタウン31年ぶりの漫才を語る

パンサー向井とココリコ田中 ダウンタウン31年ぶりの漫才を語る ナイツのちゃきちゃき大放送

ナイツの塙さんが2022年4月9日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中でダウンタウンのお二人が『伝説の一日』で31年ぶりに漫才を披露したことについて話していました。

(塙宣之)昨日、『お笑い向上委員会』の収録があって。改めて……当たり前なんだけど。さんまさん、すごい面白いなっていうかさ。一緒に近くで……すごい近くで見ててもさ、なんだろう? ずっと変な感じなんだよ。面白いし。なんか、テレビ見てる感じだし。

(土屋伸之)そうだね。

(塙宣之)なんかいまだにその感覚がよくわからなくなる時があるのね。で、この距離だけどなんかブラウン管で見てる感じで。昨日、ずっとそれを思いながら3時間ぐらい収録して。家に帰ったらさ、奥さんがさ、ちょうど『さんま御殿』をテレビで見てたの。その時になんか「あっ、さっきテレビに出てた人だ!」ってテレビ見ちゃったからね。わけがわかんないよ(笑)。

(土屋伸之)いまだにそういう風になっちゃうね(笑)。

(塙宣之)逆だったらわかるじゃん? テレビを見ていて、本人に会って、「ああ、テレビの人だ」ってなるのはわかるでしょう? でも、ずっと会って、家に帰ってきたのに「テレビでさっき見た人だ」ってなるって……。

(出水麻衣)同じ空間にいたのに(笑)。

(土屋伸之)で、また今度さんまさんに会ったら「この間、テレビに出ていた人だ」ってなるもんね。

(塙宣之)不思議だったね。

(土屋伸之)何回会っても慣れないよね。そこはね。さんまさんって。すごいよね。

(塙宣之)だから昨日、さんまさんも言ってたけど。『伝説の一日』。「吉本って層が厚いな」みたいなね話をしてたんだけど。もうマジで、そのダウンタウンさんまで……もちろん配信、チケットを買って見たんですけど。ダウンタウンさんまで行くのももう、すごいんですよ。

(土屋伸之)ああ、その前にね。どういう香盤だったの? その『駐在さん』のところが……。

(塙宣之)ああ、それはまた別の公演なんだけども。全部は見てないんだけど。でももう本当、ビスケットブラザーズとか。

(土屋伸之)もうコンビのネタの順番が……ビスケットブラザーズも出てるんだ。

(塙宣之)1本ネタみたいなので出ていたりとか。最後、テンダラー、やすよともこ、それでダウンタウンさんなんだけど。その間、幕が一旦閉まって。ショートネタみたいなところもあるんだよ。そこはおいでやすこががミニコーナーの司会で出てくるんだけど。そこにガリットチュウさんとかが出てきて。それも面白いわけよ。だってガリットチュウさんがショートネタコーナーで1分ネタとかで出てくるんだけど。それも、もうこっちのショートネタとは違うじゃん? 漫才協会とは。その層の厚さが。

(土屋伸之)全然違うよね(笑)。

(塙宣之)違うでしょう? だからショートネタで出てくる人がもう面白いわけ。囲碁将棋とかさ。

(土屋伸之)各劇場では絶対鉄板でウケる人たちだもんね。

(塙宣之)そんな人たちが『伝説の一日』だとそうなって。で、最後に幕が開いたらダウンタウンさんが出てくるんだけど。エレベーター前からこうやって、(マイクが)上がってくるわけよ。その時にみんな、「ああ、漫才や!」ってわかったらしいんだけど。昨日、今田さんと会った時に今田さんが話してたのね。控え室の時に。それで聞いたら、ずっとNGKがコロナ対策でエレベーターマイクを上げてなくて。こうやって1回拭いて、みんな持ってたんだけど。あの時だけは演出でエレベーターマイクにして。

それで30年……もっと前かな? ダウンタウンさんが劇場に出ていた時に使ってた出囃子をスタッフが流してたっていう。その時も、昔は出囃子なんてなくて。みんな、なんか適当な音楽を流していたんだけど、ダウンタウンさんの時だけ、ダウンタウンさんたち本人なのか、劇場の人がそうしたのかはわかんないんだけども、おしゃれな音楽で。EPOの『DOWN TOWN』っていう曲で。そのサビで「ダウンタウンへ♪」ってなる部分で出てくるっていう。それがかっこよかったよ。

(土屋伸之)ああ、その当時から、自分の出囃子でやっているっていうのは珍しかったんだ。ダウンタウンさんが。

(塙宣之)そうだね。元々ある曲なんだけど。その曲を、だから選んだのか……「それってダウンタウンさんが自分で選んだんですか?」って今田さんに聞いたら「いやー、あれはどっちやったかな? たぶん劇場の人がしたんやろうな」みたいなことは言ってたけどね。

(土屋伸之)なるほどね。それが30年ぶりぐらいにNGKに出た、みたいな。

(塙宣之)31年ぶりの漫才って言っていたよね。それで今、58歳とかだから……27歳とかじゃないですか。その27歳の時ぐらいからもう伝説になってるのがもう、すごいけどね。

(出水麻衣)そうですね。27って若いですよね。今、想像すると。それでもうトップスター。しかも久々の漫才の打ち合わせもなくっていう。

(塙宣之)だからどこまで打ち合わせしてたのかがわかんない。でも、ちゃんとやっぱりネタになっるんですよ。30分。それでやっぱり、なんだろうね? 俺が一番すごかったなと思ったのが、本当に誰も傷つけない漫才なんですよ。結局、クイズとか。松本さんの発想とか。だから、結局なんか俺たちってさ、すげえ人の名前とか出したりしてさ。

(土屋伸之)そうだね(笑)。すごいテンポで出してるよね(笑)。

(塙宣之)すごい薬物の話とかさ(笑)。

(土屋伸之)だから1回、営業行くだけで何十人傷つけているんだっていうね(笑)。

誰も傷つけないダウンタウンの漫才

(塙宣之)何人出しているんだ?っていう感じじゃん? まあ、松本さんなんかは「ムンク」とかさ、そういうのは出してたけど。そういうのとはちょっと違う毛色のネタでしょう? だから、ああいうことができないから結局みんな、なんだろうな? 絶対にウケるような話になってくるんだけど。いや、本当に素晴らしいよね。誰も傷つけないし。本当、ネタの発想とか、そういうのだけで笑わせるっていうことはマネができないから。ただ、下ネタはね、入れてたから。「ああ、下ネタはやっぱり入れるんだな」って。

(土屋伸之)なかなかでも下ネタは……人を傷つけない下ネタだったらいいよね(笑)。

(塙宣之)「下ネタって人、傷つかないんだな」って(笑)。なんか、嬉しい気持ちになったもんね。松本さんが「うんこ」とか言ってくれたから(笑)。

(土屋伸之)伝説の漫才の中にも下ネタがあるとね。

(塙宣之)これで下ネタを入れなかったら、もうなんか嫌だもん。安心しましたね。

(出水麻衣)見てみよう。配信でね。

(土屋伸之)ねえ。すごいでしょうね。

(塙宣之)いや、すごいよ。配信はやっぱり、なんだろう? 基本的にね、ネタの配信とかはさ、あんまり僕は嫌なんですよ。やっぱり劇場に来てほしいじゃないですか。でも、ちょっとそういう訳とは違うじゃないすか。ダウンタウンさんのやつはもう、見れないから。

(出水麻衣)そうですね。アーカイブで取っておくべきものですね(笑)。

(塙宣之)あれがもし、配信してなかったとしたら、たぶんいろんな人の言伝で聞くしかないじゃない? それって嫌じゃない? やっぱり。なんかちょっとニュアンスも違うだろうし。

(土屋伸之)でも一昔前だったら……っていうか、もう本当数年前だったらそうなってたよね。たぶんNGKで伝説の漫才ってなったら映像も残さないだろうしね。なんかYouTubeに上がっちゃうとかっていうのも違うじゃん?

(塙宣之)嫌だよ。いい映像でさ、きれいな……スタッフが後ろから撮った変な8ミリビデオみたいなのじゃなくて。きれいなやつでね。

(土屋伸之)あるよん。え会館営業の時にね、劇場についてるのカメラのね。引きのカメラとか。

(塙宣之)ああいうのじゃなくてよかったよね。ちゃんとしたやつで見れたから。それもテレビみたいだったからね。見てて思ったけどさ。だから配信でよくないのは、ああいう「YouTuberヒカルの芸人が判明しました」みたいなのを……配信だけで楽しむやつをまた切り抜く奴がいるから。それはよくないよ。絶対に。

(土屋伸之)その時だけのね、やつだから。「判明した」ってね。

(塙宣之)絶対にああいうの、また面白がって切り抜いちゃうのがいるから。よくないよ。なんか「H」らしいですけどね。

(出水麻衣)また拡散させているじゃないですか(笑)。

(塙宣之)まあ「H」……「塙」ですかね?

芸人H=塙?

(土屋伸之)塙がここで入ってきました? 「H」が。ヒカルさんと。

(塙宣之)私なんですよ。うまいこと言うでしょう、私。

(土屋伸之)うまいこと(笑)。

(塙宣之)ええ。結構うまいこと、言うじゃないですか。

(出水麻衣)ねづっちさんのでうまいこと言ってらっしゃいますけど(笑)。

(塙宣之)ねづっちのレスをそういう風に捉えたんだろうね。

(土屋伸之)それで松本さんへのリスペクトがすごいしね。

(塙宣之)めちゃくちゃあります。松本さんに憧れてお笑い芸人になったっていう。これもクリアしてますよね?

(土屋伸之)あとは……?

(塙宣之)まあ、吉本っていうところも。高校の時にね、福岡吉本に。

(土屋伸之)それで?(笑)。

(塙宣之)間接的にちょっと入ったかもしれないの、あるじゃないですか。そこらへんのあれもあるし。

(土屋伸之)それでもう、吉本に関わったことになってるの?

(塙宣之)関わっているんだろうね。まあ、もしかしたら吉本製作のテレビによく出させていただいてるから勘違いしちゃて。「ああ、吉本芸人だ」と思ってるのかもしれないですね。

(土屋伸之)それは無理でしょう。今からそれはね。

(塙宣之)じゃあ、誰? じゃあ、誰?

(土屋伸之)フハハハハハハハハッ! それはもう、言えないですよ(笑)。

(塙宣之)じゃあ、誰なの?

(土屋伸之)それは言えない。「H」で止めておかないといけないんですよ。

(塙宣之)DonDokoDonの平畠さん?

(土屋伸之)フハハハハハハハハッ! 平畠さんもうまいこと言ってそうだね(笑)。

(塙宣之)『くさデカ』とかでうまいこと言ってそうじゃん? 静岡でやっている。

(土屋伸之)共通点はありそうだけどね。その世代とかなんとか、地域的なこととかも。あるかもしれないね(笑)。

(塙宣之)ダメだよ、ああいうの、本当に。面白いけどね。そういうのは。だから配信……劇場に来てる人は絶対面白い空気だからね、またちょっと違ったんだろうけどもね。まあまあまあ……。

(土屋伸之)生でいたら絶対に袖で見てたでしょう? やっぱり芸人の楽屋とかにいたらさ、やっぱり袖で見てたかね。

(塙宣之)ああ、ダウンタウンさんを? 見てるでしょう。だって本当にもう、ねえ。この前もちょっと違うラジオで話したけどさ、青空球児・好児の漫才の時にさ、青空の好児師匠が……なんかそういうネタがあるんすよ。「芸能人の○○がヅラだ」とか。それを球児師匠が「おいおい、こいつ何を言ってるんだよ? 俺はもうそんな話に乗りたくないよ」っつって。それで袖を見て。袖にいる若手芸人に「好児、馬鹿だよ、こいつ」って言うのがあるんだよ。で、絶対に袖にはさ、もう球児・好児の漫才を見たい芸人が固まっていたからさ、もうそれがめちゃくちゃ面白かったんだけど。コロナ禍もあってだよ、この前に俺がそこをスッと通ったら1人もいなかったんだよ。袖に1人も芸人がいないのに「こいつ、馬鹿だよな? こいつ、何を言ってるんだよ?」って……。

(土屋伸之)いなくてもやるんだっていう(笑)。

(塙宣之)かわいそうだよ(笑)。

(出水麻衣)ねえ。ちょっと寂しいですね(笑)。

(土屋伸之)全然違うよ。球児・好児師匠、会長がやってるのにね。

(塙宣之)漫才協会のトップがやっているんだから!

(出水麻衣)塙さんもスーッと通り過ぎてるじゃないですか。止まってあげてくださいよ(笑)。

(塙宣之)だから止まって目線を作ってあげましたよ。「俺を見てやってください」って止まったけどさ。えらい違いですよ。ダウンタウンさんと。

(土屋伸之)ねえ。気を使わなきゃいけないんだから。

(塙宣之)いやいや、層が厚い!

『伝説の一日』配信チケット

<書き起こしおわり>

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