ムーディー勝山さんが2022年11月17日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』の中で一発屋芸人たちの集まり、一発屋会についてトーク。最近、一発屋会のグループLINEに加入した2組を紹介していました。
(ムーディー勝山)(『右から来たものを左へ受け流すの歌』を歌って)どうも、ありがとうございました。
(土屋伸之)ありがとうございました!
(塙宣之)素晴らしい!
(土屋伸之)ということで、改めてムーディー勝山さんです。よろしくお願いします。
(ムーディー勝山)ありがとうございました。よろしくお願いします!
(塙宣之)おい、Everybody、聞いてるか! 三振、怖がるなよ! 最近、当てに行ってるんだろ?
(ムーディー勝山)Everybodyに語りかけなくていいですから(笑)。
(塙宣之)Everybody、1回戦で落ちちゃったから。たぶんテクニカルを中途半端にやっちゃったんだと思うんだよね。
(ムーディー勝山)ああ、その時期ですか。あります、あります。
(塙宣之)そういう時期ってあるんですか?
(ムーディー勝山)あります。ちょっと声が小さく……「チャラチャッチャッチャラッチャー♪」の声が小さくなった時期。ちょっと自信がなくなったというか。あの、HGさんで言うところの「フォー」がちっちゃくなるみたいな。みんな通る道なんですけども。
(土屋伸之)ムーディーさんはあれ、何年でしたっけ?
(ムーディー勝山)これが2007年です。
(土屋伸之)2007年!
(塙宣之)もう15年前?
(ムーディー勝山)15年前です。
(塙宣之)やっぱり1、2年はすごいじゃないですか。3、4年ぐらいでちっちゃくなる時期なんですか?
一発屋の声が小さくなる時期
(ムーディー勝山)そうですね。だんだん、だんだん、スケジュールでわかりやすく……全国の地上波のテレビで埋め尽くされたスケジュールが、だんだん地方のテレビ番組になってきて。それも一周しだすと、だんだんラジオになってきて。そして営業がメインになってくる。そうすると、だんだんちっちゃくなってきます。それが3、4年ぐらいですね。
(塙宣之)でも、10年以上超えてくると、今みたいに何のあれもなくフルで歌えるようになると?
(ムーディー勝山)はい。結局逃げ回って、そして「俺は一発屋なんだ」って開き直った時の一発屋の全力のギャグが一番面白いんです。
(土屋伸之)本当に面白い!
(塙宣之)やっぱり15年の……なんだろうね? だから表現力もやっぱり増したんじゃないの?
(ムーディー勝山)ああ、そうなんですかね?
(塙宣之)あんなにこぶし、強かったでしたっけ?
(ムーディー勝山)たしかに。最初は「右から来たものを」って言っていたのを最近は「右から来たもぬを」って言ってますから。
(土屋伸之)フハハハハハハハハッ! えっ、それは噛んだんじゃないの?(笑)。
(ムーディー勝山)噛んだんじゃなくて、そうなっているんですよ。毎回、そうなっちゃうんですよ。
(土屋伸之)力を込めるとそうなっちゃうんだ。15年物だと、そうなるんですね。
(ムーディー勝山)寝かせると、ああいう感じで熟成されてきて。最近、でも一発屋会っていうのがありまして。事務所の垣根を超えた交流っていうのがありまして。まあ、一発屋会のグループLINEがありまして。32人の一発屋が集うという。
(土屋伸之)えっ、そんなにいるの?
(ムーディー勝山)そんなグループLINEがありまして。本当に、上はダンディ坂野さんとか長州小力さんから、小島よしおくんとかHGさんとか、いろいろといて。で、最近、実はビッグニュースなんですけども。新しい一発屋が2組、入りました!
(土屋伸之)えっ、新メンバー? 誰? ここに来て入る人……。
(塙宣之)当てたいな。
(土屋伸之)それは、一発当てた時期が新しめですか? それとも入ったのが今回っていう?
(ムーディー勝山)新しめです。もうピッカピカ。僕なんか、眩しくて見られないです。
(塙宣之)8.6秒バズーカー?
(ムーディー勝山)ああ、違います。
(土屋伸之)もっと新しい?
(ムーディー勝山)8.6秒バズーカーも開き直ったんですけども、ちょっとはまやねんがキッチンカーをやったり。
(塙宣之)手賀沼でキッチンカーをやってね(笑)。
(ムーディー勝山)ちょっとあがいている。ちょっとぶれているんで。
(土屋伸之)まだあがいている?
(ムーディー勝山)あがいているんです。おとなしく、あのネタだけやっておけば。
(塙宣之)ジタバタするなと。
(ムーディー勝山)ジタバタするな。キッチンカーなんてせんでええから。
(塙宣之)それはでも、全然新しいですか? ホヤホヤですか?
(ムーディー勝山)結構ホヤホヤじゃないですか? 皆さんの記憶にも新しい、「いたいたいた。ああ!」っていう。
(塙宣之)めちゃくちゃおもしろいな。それはさ、グループLINEに誰かが招待するの?
一発屋というのは自己申告制
(ムーディー勝山)一発屋というのは自己申告制でございまして。「お前、一発屋やろ? 来い!」じゃないんですよ。「僕は一発屋じゃないんです、ないんです」とみんな、逃げ回るんです。みんな、一発屋になるために入ってきてないんでね。「俺は長く当ててるんだ」って思っている。で、逃げ回るんですけどいつしか、やっぱり周りの反応とか、時期が来て。「すいません。僕、一発屋でした。入れてください」って。
(土屋伸之)自首するんですね(笑)。
(ムーディー勝山)自首するんですよ。自分から、両手を前にして。
(一同)フハハハハハハハハッ!
(塙宣之)そんなグループLINEに入ってきたのが2組、いる?
(ムーディー勝山)2組います。さあ、これは皆様、わかりますかね?
(箕輪はるか)ええーっ? ネゴシックスさんは?
(ムーディー勝山)ネゴシックスさん、違います(笑)。ネゴシックスさんもいますけど。『エンタの神様』でね、島根のツッコミ街道で面白かったですけど、違います。
(土屋伸之)なんか早坂営業かな? 早坂営業で……ブルゾンちえみとかは違うもんね?
(ムーディー勝山)ああ、違います。
(塙宣之)藤原しおりだよ! 今は。
(ムーディー勝山)変わってますからね。吉本ではございません。ヒントを言うと。
(塙宣之)まあ、吉本以外では松竹……。
(ムーディー勝山)松竹ではありません。東京の芸人です。2組とも。1組はリズムネタ。1組は歌ネタです!
(土屋伸之)歌ネタか……あっ、クマムシ?
(ムーディー勝山)正解!
(土屋伸之)ああ、やっぱり早坂営業系だ。
(塙宣之)えっ、だってクマムシといえば『なんだしっ!』で一発当てた……。
(ムーディー勝山)いや、そこじゃないです(笑)。『あったかいんだからぁ♪』ですよ。『なんだしっ!』は二番煎じのやつです。
(土屋伸之)『なんだしっ!』は当ててないから(笑)。
(ムーディー勝山)誰も覚えてないです(笑)。
クマムシ『なんだしっ!』
(ムーディー勝山)僕で言うと「チャラチャッチャ♪」の後の「わわわわんわんわわんわー♪」ですよ。誰も覚えてないです。
(土屋伸之)それ、知らないな(笑)。
(ムーディー勝山)イントロで「チャ」じゃなくて「わわわわんわんわわんわー♪」っていうネタがあるんです。エンタでも何回かやったんですけど、誰も覚えてないです! 覚えてないんですよ。
(塙宣之)『なんだしっ!』は覚えてない?
(ムーディー勝山)『あったかいんだからぁ♪』でブレイクしたクマムシが入りました。
(塙宣之)ド一発屋だもんな。クマムシは。