DJ松永、イナダシュンスケ、納言・薄幸 サイゼリヤの魅力を語る

DJ松永、イナダシュンスケ、納言・薄幸 サイゼリヤの魅力を語る ACTION

DJ松永さん、イナダシュンスケさん、納言・薄幸さんが2020年3月25日放送のTBSラジオ『ACTION』の中でサイゼリヤの魅力について話した座談会の書き起こしです。

(DJ松永)今日はDJ松永が突然、オープニングで話し出したサイゼリヤ愛をきっかけにサイゼリヤ座談会をお送りします。

(幸坂理加)はい。早速ゲストをご紹介します。扶桑社新書から『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』を出されているイナダシュンスケさんとお笑いコンビ・納言の薄幸さんです。よろしくお願いします。

(一同)よろしくお願いします!

(幸坂理加)今日はありがとうございます。まず、イナダシュンスケさんをご紹介します。自身も円相フードサービスの専務取締役として飲食店の経営に携わっていらっしゃるんですね。でもサイゼリヤが大好きっていうことで。

(DJ松永)なるほど。円相フードサービスってどんなお店を展開されているんですか?

(イナダシュンスケ)そうですね。和洋エスニックと結構節操なくやってるんですけど、最近はエリックサウスっていう南インド料理専門店の展開が中心になっていまして。

(DJ松永)エリックサウス。初めて聞きました。

(イナダシュンスケ)都内にも何箇所かありますので。ぜひいらしてください。

(DJ松永)何店舗ぐらいあるんですか? ご自身でやられているお店は?

(イナダシュンスケ)その全体……和食屋とか全て含めると20を超えるんですけども。

(DJ松永)へー! うわっ、お金持ち……(笑)。

(イナダシュンスケ)儲からない、儲からないんですよ……。

(DJ松永)えっ? 飲食店って儲からないんですか?

(イナダシュンスケ)飲食店は儲からないんですよ。あの、キープするのが成功みたいな。プラマイゼロで成功みたいな世界なので。もう潰れなかったらラッキーみたいな。

(DJ松永)ああ、本当ですか? 20店舗出してる人でも?

飲食店は潰れなければラッキー

(イナダシュンスケ)ああ、もう全然。だってゼロを20回出してもゼロじゃないですか。「マイナスじゃない」っていうだけで。

(DJ松永)じゃあ、超高いレベルでトントンっていうことですか? 大変ですね……。でも、サイゼリヤは競合なわけじゃないですか?

(イナダシュンスケ)まあ、競合と言えば競合ですね。

(DJ松永)大丈夫なんですか? そのサイゼリヤは。そういうの、大丈夫なんですか?

(イナダシュンスケ)もう根本的にサイゼリヤってすごいいい店なんですよ。

(DJ松永)フフフ、もう競合のこと、気にしていないですね(笑)。全く気にしていないもん(笑)。

(イナダシュンスケ)なのにね、やっぱり世間の人たちは割と気軽にディスる時、あるじゃないですか。「たしかに安いけど、味は安いなりだね」とか「サイゼでデートする男はダメ」とかそういうことを平気で言うけども。いや、そんなことはない。それはサイゼリヤの使い方を分かってないだけなんだから……っていうことを主張していくことが、もうこれは競合とか関係なく、正義の戦いなんで。

(DJ松永)ああ、これは主張した方がいいですよね。なんかサイゼリヤというものがデカすぎて、ちょっとディスってもいいだろっていう風に……なんか、東京ってディスってもいい空気になっているじゃないですか。なんか東京のことを悪く言うテンションで地方のことを言ったら絶対炎上するのに。東京はデカすぎて……っていう。よくないですよ。だから改めて、「東京出身、東京在住の人もいますよ」っていうことですよね? 「東京が地元の人もいるように、サイゼリヤが単純に好きで食べている人もいます」っていうことですよね?

(イナダシュンスケ)そうそう。やっぱりサイゼリヤが好きな人にとってはあんなに気楽にディスられたら悲しいですよ。

(DJ松永)ですよね。やっぱりお手軽ディスなんだよな。本当に。

(幸坂理加)愛があふれていますね。続いて、納言の薄幸さんです。

(薄幸)はい、こんにちは。よろしくお願いします!

(幸坂理加)納言は安部紀克さんとのお笑いコンビで去年のM-1グランプリで準々決勝まで進出されました。

(薄幸)「準々決勝まで」ってちょっと恥ずいですけどね(笑)。「決勝まで」とかだったらわかりますけど(笑)。

(DJ松永)こういうの、難しいですよね。どこまで自分もコントロールしていいか、難しいですもんね(笑)。

(薄幸)準々決勝、そんなすごくねえからな……。

(DJ松永)いやいや、すごいですよ! めちゃくちゃすごいですけどね!

(幸坂理加)今、街をディスる街ディスが人気で……。

(薄幸)「街ディス」っていうか別に私は自分のことを街をご紹介している『るるぶ』だと思ってるんで。別にディスっているわけでは……(笑)。

(DJ松永)フフフ、あれは『るるぶ』だったんですね?(笑)。

(薄幸)そうです。私は芸能界の『るるぶ』だと思って活動してますんで。別にディスっているわけではないですから。紹介しているだけ。

(幸坂理加)薄さんのトレードマークは革ジャンで、今日も着ていらっしゃいますけれども。なんとサイゼリヤでバイトをしまくっていた過去があるという?

(薄幸)そうですね。

(幸坂理加)どのぐらいバイトされてたんですか?

(薄幸)たぶん高校1年からずっとやってたんで3年ぐらい、高校生の時はずっとサイゼでやってました。

(DJ松永)じゃあ思春期はずっとサイゼリヤだったという?

(薄幸)思春期、ずっとサイゼにいましたね。本当に。

(幸坂理加)週にどのぐらい入っていたんですか?

(薄幸)たぶん週8ぐらいで入ってましたよ。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 数字の概念が……(笑)。

サイゼリヤのバイトに週8で入る

(薄幸)1回、家に帰ってからまたサイゼに行ったりとか。

(DJ松永)マジっすか! えっ、じゃあもう土日とかも?

(薄幸)土日とかも働いてましたね。本当15、6万稼いでたんで。

(DJ松永)ええっ? 高校生で!?

(薄幸)高校生の時に。もう全然、今の相方の給料よりいいですよ。

(DJ松永)フフフ、マジですか!(笑)。

(幸坂理加)じゃあ、もうサイゼのことは熟知されているという?

(薄幸)もちろん、そうですね。はい。

(DJ松永)でもいい面も悪い面も知っているということですか?

(薄幸)まあまあ、そりゃあ知っていますよ。3年間も働いていたわけですから。

(DJ松永)それは楽しみですね。どんなお話が聞けるのか。

(幸坂理加)でももしかしたらリスナーさんの中にはサイゼリヤを知らないという人もいるかもしれませんので。まずはサイゼリヤについてホームページに載っている情報を元に概要を紹介しましょう。松永さん、お願いします。

(DJ松永)始まりは1967年。千葉県市川市にあったわずか3席尺の洋食屋さん。客が入らず苦戦している時、これから伸びる料理を探しにヨーロッパへ。そこで出会ったのがイタリア料理。イタリアの食文化の豊かさに感銘を受け、日本人にも楽しんでもらいたいと思い立ち、イタリア料理専門店として1973年、新たにオープンしました。ところが値段を高級店の半額以下に設定しても苦戦。そこで思い切って価格を7割引にしたところ連日大行列に。以来、2店舗目、3店舗目と店舗数を増やしチェーン化。2013年には国内の店舗が1000店舗に。2015年8月期、年間客数2億人を突破しています。すごい! 2億人を突破しているんですね! すごいですね! 薄さんは働いていらっしゃる時にこういうような情報って入ってくるもんなんですか?

(薄幸)いや、全然知らなかったですね。びっくりしました。えっ、1967年?

(DJ松永)めっちゃ歴史、長いんですね。

(薄幸)めちゃくちゃ長い。36席だけだったんだ。へー!

(DJ松永)すごいですね。えっ、イナダさんはこういった情報もご存知ですか?

(イナダシュンスケ)まあ一応調べますけどね。でも、まあどうでもいいって言えばどうでもいいと言いますか。お店行って楽しいかどうかが一番なんで。数字はまあ、いいでしょう?

(DJ松永)たしかに。こういった歴史を最初に紹介しちゃうとハードルが上がる可能性がありますよね。「ただただ美味しいからおいでよ!」っていう感じですもんね。

(イナダシュンスケ)そこから追い追い、過去のメニューとかに遡っていって楽しんでもらえばいいかなって。

(DJ松永)なるほどね!

(幸坂理加)ではまずはイナダさんから。プロの目線を交えまして、サイゼリヤのすごいところを3つ、挙げていただきます。まずはその1、お願いします。

(イナダシュンスケ)素材がいい。

素材がいい

(DJ松永)素材がいい。あ、あんなお値段安いですが、素材はいいですね?

(イナダシュンスケ)そうですね。わかりやすいところで言うと、それこそオリーブオイルとかチーズとか生ハムとかサラミみたいな。そのへんはイタリアの直輸入の食材で。これはもうかなりいいものを入れてますよね。

(DJ松永)えっ、チーズとかオリーブオイルって、あの共有のスペースにあって。勝手に取ってきてかけ放題じゃないですか。

(イナダシュンスケ)そうですね。タダであれが使えるとか、もう普通だったら考えられないですね。

(DJ松永)ああ、それぐらいのものなんですか! ああ、そうなんですか! へー! いや、俺はオリーブオイルをドボドボかけますもん。やっぱり。

(イナダシュンスケ)ドボドボかけた方がいいですよ。あれ、美味しくなりますもん。なんでも。

(幸坂理加)疑問が届きまして。(メールを読む)「サイゼリヤに関する純粋な疑問なんですけれども。なぜあれほどの低価格で料理を提供できるかを知りたいです」ということです。

(イナダシュンスケ)はい。これはね、僕も先日サイゼリヤの堀埜社長と雑誌で対談をさせていただきまして。先月。

(DJ松永)えっ、そうなんですか!

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