Creepy Nuts Mummy-Dのすごさを語る

Creepy Nuts Mummy-Dのすごさを語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

Creepy Nutsのお二人が2021年4月6日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中で2週間後のゲスト、Mummy-Dのすごさについて話していました。

(R-指定)再来週はスペシャルウィークということで、ゲストが来ます。

(DJ松永)RHYMESTER、Mummy-D!

(R-指定)イエーイッ! 来てくれますよ。RHYMESTERから。宇多丸さんは以前、来てくださいましたけども。Mummy-Dさんが……。

(DJ松永)ついに! Dさんが来てくれるの? これは嬉しいね! まあ、RHYMESTERは我々にとってはもう神みたいな存在ですけども。ちなみにまあRさんは昔から……友達同士でいろいろとしゃべるじゃないですか。「一番ヤバいラッパーは誰だと思う?」みたいな話って昔からしているけども。Rさんが昔から「一番上手いラッパーは誰? 1人、挙げて」っていう時にいつも答えているのがDさんなんですよね。

R-指定が考える日本で一番上手いラッパー

(R-指定)そうなんですよ! 俺が思う日本で一番上手いラッパー。日本で一番いいラッパーって思うのは、やっぱりMummy-Dさん。まあ、あんまりね、1番、2番って決めるものじゃないんですけども。強いて言えば、俺の思う感覚で羨ましいっていうか。その、俺が必要やと思っているラップの五角形をパンパンに満たしているなって思って尊敬をしているのがDさんというか。声も特徴的。フロウもバリエーションがめっちゃある。韻も固いし、リリックの内容が面白い。ライブパフォーマンスもすごい。キャラクターもある。この、俺が思うラッパーにとって必要な要素をパンパンに満たしているっていう意味で、「一番すごいと思うラッパーは?」って聞かれた時に俺はよく「Mummy-Dさん」って言うんよね。

(DJ松永)昔から言っているよね。Rさん。「Dさんはラッパーに必要な能力の五角形が全部マックスだ」って言っているよね。欠点なし。

(R-指定)どれかが突出しているっていうのもラッパー、ヒップホップアーティストの良さなんですけども。でも、どの曲を聞いても、どの観点から切り取ってもすげえっていうのがDさんなんですよ。

(DJ松永)で、その個性もマックスなんだよね。

(R-指定)そうなんよ。それもまたすごい。だから全部を埋めようとしたら、平均的になってしまうのかと思いきや、もう声を聞いただけで……(BGM『K.U.F.U.』を聞く)。ほら、これを聞いただけで「あっ、Dさんや!」ってすぐにわかる感じ。

(DJ松永)本当に。やっぱりさ、俺も日本語ラップを聞きたての頃、最初にRHYMESTERを聞いたけども。Dさんは一番最初に「この人、かっこいいな」って。もうパッと耳に残る。ラップとかに慣れていない人の耳にも残る声なんだよね。

(R-指定)しかもすごいのがこの声の感じとかも低いとか高いとかじゃなく、「Dさんの声」としか言いようがないこの絶妙な……。

(DJ松永)たしかに! そうだよ。どうとも形容し難い、なんにも分類できない……これは、なんだろうね? なんて表現をしたらいいんだろう?

(R-指定)で、そんだけの個性を持ちながらも、なんていうか、リリックの緻密さとか。韻の面白さ……歌詞の中で語っている話のその面白さとかも。いや、これすごいよっていう。

(DJ松永)なんかR、よくそのDさんの歌詞遍歴みたいなところも語っているもんね。マボロシ以降の歌詞とかね。

(R-指定)そうそう。RHYMESTERの活動をしつつも、マボロシっていう竹内朋康さんとの2人組のユニットとかもやっていて。そこでロックとか、他のいろんなジャンルと交わったことによってすごい叙情的な歌詞も書くようになって。それが2009年以降のRHYMESTERの活動にもモロに影響していたりとか。そういうラッパーMummy-Dさんの話をいろんなところで松永さんとかともして来たんですけども。そのDさんと……。

(DJ松永)Dさん、たしかに。ファストラップとかもね。チョッパーでもあるからな。

(R-指定)早口ラップとかももう、日本トップクラスですし。メロディメイカーとしてもすごかったりもするから。

(DJ松永)ねえ。で、その平々凡々で生きてきた俺らの学生時代を思い出しても重なるような歌詞も書いてくれるじゃないですか。

(R-指定)言うたら、そのラッパーじゃないラッパーの歌詞とか……だから、RHYMESTERの影響がデカいっていうのもあるし、ラップの上手さとか。「こういうところに影響を受けた」っていうのもめちゃめちゃMummy-Dさんから影響を受けていますね。俺はかなり。

多大な影響を受けた

(DJ松永)いやー、これはね、それこそ今、流れている『K.U.F.U.』。去年かな? ラジオEXPOで一緒にね、『B-BOYイズム』と『K.U.F.U.』を俺らCreepy NutsとRHYMESTERでやらせていただいて。いや、本当ですよ。あれ、感動しましたね。Rさんがバースを蹴ってね。

(R-指定)そうっすね。その後にこのDさんの……このDさんの『K.U.F.U.』のバースは俺ら調べで日本語ラップ史上一番泣けるバースっていうね。

(DJ松永)そうなんだよね。『K.U.F.U.』のDさんのバースには何度泣かされたかわからないから。

(R-指定)そういうのもあるから。ちょっといろいろとお話を聞きたいですね。

(DJ松永)ねえ。イベントの週に来てくださるということで。非常に楽しみですね。

(R-指定)ぜひ、再来週の放送を皆さん、お聞きください。

<書き起こしおわり>

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