モーリー・ロバートソン ピエール瀧報道 メディア側の問題を総括する

モーリー・ロバートソン ピエール瀧報道 メディア側の問題を総括する 水曜日のニュース・ロバートソン

(モーリー)つまり石野さんがバイキングを含めたワイドショーをバカにするツイートをし始めたの。「本当にこんなの老人しか見ていないようなところで、テクノのことなんか何もわかっていないのに『テクノ界が』とか『クラブミュージックはこうだ』とか……」って。

(プチ鹿島)実際にそういう番組内容だったんでしょう?

(モーリー)そう。そういうことを石野さんが書いたツイートを、バイキングで坂上忍さんが批判して、ゲストも「これはよくない反応だ」っていう風に……東国原さんだったと思うけども。

(プチ鹿島)「よくない反応」?

(モーリー)「こういうことはピエール瀧さんのためにならない」という風に諌めたの。そしたらそれに火が着いちゃって。特に電気グルーヴのファンがそれに怒りを燃やしちゃって。

(プチ鹿島)そりゃそうだよ。

バイキングが大炎上

(モーリー)で、何日かは私も1時間に1回、「バイキング」をYahoo!リアルタイム検索でツイート検索し続けたんですけども。まあ、とにかくバイキングは炎上していたわけですよ。だから「電気グルーヴを擁護する人たちはすべて公序良俗に反している」と言わんばかりの、そういうトーンでバイキングはやっちゃったわけ。で、それはいままでのバイキングやいままでのワイドショーのお約束だったんですよ。ところが今回はそれにあまりにも強いプッシュバックがあった。そしてそこに便乗したのが、とっても左で強い口調のネットの『LITERA』。

(プチ鹿島)ああ、はいはい。

(モーリー)『LITERA』がそこを非難する記事を流しまくった。そうすると、それが案外広まっていった。ということで、バイキングはその後、この件についてはノータッチになっているんですよ。消極的になったんだけど。別にイエスもノーも言ってはいないけど、たぶん堪えているはず。

(プチ鹿島)うんうん。

(モーリー)で、その中で私のコカイン発言が急に白黒が反転して「よくやった! さすがジャーナリスト!」ってなったんですよ。

(プチ鹿島)なるほどね。

(モーリー)で、またアッコにおまかせ!に呼んでもらって、そこでバイキング批判を展開したら、それも記事になった。

(プチ鹿島)ほう!

(モーリー)で、実は再来週、もう1回アッコにおまかせ!に呼ばれているんですよ。4週間で3回出ている。どういうことだ、これは? みたいな。「芸能界から葬り去られる」なんて言われてましたけど俺、葬られていないんですよ!

(プチ鹿島)バイキング、何回おかわりするんですか、モーリーさん?(笑)。

(モーリー)そうですね。バイキングよ、ありがとう(笑)。

(プチ鹿島)フフフ、でもそれぐらいの議論はいまではやっぱりちゃんと認められるようになってきたってことじゃないですか?

(モーリー)で、最後にちょっとフェアネスで言いたいんですけども。要は「バイキングが時代遅れで陳腐で、もうあんな番組は……」っていうことじゃないのね。これはそうではなくて、テレビのあり方っていうものがどうしても一律のルールで作られてきていて、それがある種の既得権にもなっているわけですよ。

(プチ鹿島)うんうん。

(モーリー)で、それによって視聴者が納得をする時代っていうのがあったんだけども、NGTの例もそうだし、SPA!の例(女子大生「ヤレる」ランキング)の例もそうなんだけど、いままでのお約束をもう1回、アップデートしなければならない。

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(プチ鹿島)はい。

(モーリー)だから同じワイドショーであっても、違う視点をいろいろと検討するのであれば、その中に「ピエール瀧さんがたしかにおかしなことをやっていて、これはコカインが関係しているんじゃないか?」って言ってもいいよ。

(プチ鹿島)いやー、だから元号が発表された後にその号外が配られて、それを「うわーっ!」って取っていたおじさん、おばさんいましたよね?

(モーリー)破っちゃった人も(笑)。

(プチ鹿島)あれが「世の中」だとしたら、そういう人に向けて作るんだったらそういう作りになるっていうことなのかな。ワイドショーは。

(モーリー)ところが、いまの時代はそういう人たちだけではないっていうことなんですよ。これが今回、テレビ業界。特に地上波が思い知ったことだと思うんですよね。

(プチ鹿島)じゃあ、時代はモーリーさんじゃないですか。やっぱり。

(モーリー)「俺が動かしたんだーっ!」っていうことですかね?(笑)。

(プチ鹿島)フハハハハハハハハッ! モーリーにおまかせ!ですよ。やっぱりね。

(モーリー)でもこんな威勢のいいことを言ってさ、再来週になんかで捕まっていたらしゃあないよね?

(プチ鹿島)そうそうそう。

(モーリー)あれだよ。ピエール瀧さん式でずーっと頭を下げ続けて、隣の人が「もういいですよ」って言ってはじめて頭を上げるみたいな。

(プチ鹿島)いやー、ねえ。その時は僕が向こうの方で「モーリー! めげるなよ!」って言うから。

(モーリー)ケンタウロスの格好もしてもらえる?(笑)。

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(プチ鹿島)そうそう(笑)。なんかの格好していきますから。「がんばれ、モーリー!」って。それが本当のファンだから。

(モーリー)そうだね。みんな、よろしく!(笑)。

(プチ鹿島)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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