コンバットRECさんがTBSラジオ『タマフル』の企画、『史上最高のアイドルは誰だ!?評議会 女性アイドル編』でハロープロジェクトの女子フットサルチーム ガッタスを推薦。将来大きく評価されるであろうその魅力について語っていました。
(宇多丸)はい。もう1個あんの?
(コンバットREC)もう1個はですね、先週決めた前提とちょっとズレてしまう話になって申し訳ないんですけど。これもどうしても捨てられなくて。先週決めた定義で・・・
(杉作J太郎)あなたが積極的に決めたんだけどね。
(一同)(笑)
(吉田豪)ひっくり返していいよ。なに?
(コンバットREC)『戦後から今日まで』って決めたじゃないですか。
(吉田豪)戦前にすんの!?
(宇多丸)(笑)
(コンバットREC)いや、逆です。
(杉作J太郎)明日までの?明日、明後日まででしょ?
(コンバットREC)いや、22世紀ぐらいまで入れてほしいんです。
(宇多丸)なんだよ、それ!?
(杉作J太郎)いや、わかった気、するな。
(宇多丸・小出)(笑)
(吉田豪)わかる?マジで!?
(宇多丸)22世紀?
(コンバットREC)要は、いま現時点ではまだ評価が得られていないけど、あと100年くらいたったら評価くるはずだしっていう提案をちょっとしたい。
(杉作J太郎)ベートーベンも生きている間はね、評価されなかったんです。
(宇多丸)そんな人、いる?でも。
ガッタスは100年後に評価される
(コンバットREC)私が推薦したいのはですね、ガッタス・ブリリャンチスHPというですね、グループになるんですが。
(吉田豪)あー、歌は歌っていたけどね。
(宇多丸)歌も歌ってました。
(コンバットREC)いや、歌は音楽ガッタスなんで。あれは別モンです。
(宇多丸)要はハロプロのフットサルグループ。
(コンバットREC)ハロープロジェクトがやっていたフットサルチーム。
(宇多丸)最近解散しちゃったじゃないですか。
(コンバットREC)そうなんですけど。
(杉作J太郎)評価が高まるのが未来っていうことですね。
(コンバットREC)そうです。要はガッタス・ブリリャンチスHP。なにをやったか?っていうと、ハロープロジェクトがフットサルをやって、アイドルがスポーツをやるっていう新しい挑戦だったんですよ。
(宇多丸)しかも、ガチのね。たまにやるんじゃなくて。
(吉田豪)競技をやるっていうね。本気で。
(コンバットREC)で、そもそもスポーツって、瞬間瞬間の判断であるとかプレーであるとか、いろんなもんに感動するじゃないですか。で、アイドルっていうのも、僕が好きな1つの理由で、僕、割とドラマが好きで。ドラマ派なんてよく言うんですけど。
(宇多丸)物語性というか。
(コンバットREC)そうです。で、やっぱりね、醜いおっさんで意志薄弱なわけですよ。僕なんか。なんだけども、かわいくて、若くて、キレイな女の子たちが、強い意思を見せたりとか、なにかを決断するロッキー的な瞬間にすごい感動するんですよ。で、スポーツっていうのはまさにその瞬間がよく見えるもので。アイドルとスポーツが融合することによって、かつてない感動っていうのが結構ですね、生み出されたんですよ。
(宇多丸)当時ね。名試合がいろいろあった。
(コンバットREC)そうです。で、ただスポーツなんで、ガチでやっているんで、毎回毎回・・・
(吉田豪)常に見られるわけじゃないっていうね。
(コンバットREC)そう。成功するわけじゃない。
(宇多丸)たとえば、そのチームが弱いチームだけど、持ち上がって来て、最後、勝ちました!とはなかなかいかなったりする。
(コンバットREC)だからいろんな・・・あと、いろいろルールの整備とか、規定の定義とか上手くいかなくて。最後は芸能事務所同士のメンツ争いみたいになっちゃって。衰退していってしまったんだけど。
(宇多丸)これはアイドルフットサルシーン全体が。
ガッタス2005年の奇跡
(コンバットREC)ただ、そのガッタスが2005年に見せてくれた奇跡みたいなものが、この21世紀の我々の時代には上手く消化できなかったけど、あの方向性がね、このまま途切れてしまうとは僕には思えないんですよ。いつかかならずもう一度、あの方向にチャレンジするっていう事務所なりグループなりが出てきて。その時に創始者であるガッタスが、僕は最高のアイドルとして称えられるんではないかと。
(宇多丸)まあ、競技がその時フットサルかどうかは限んないけど。
(コンバットREC)限んないです。だからスポーツとアイドルの融合っていうのが。
(宇多丸)ローラーゲームかもしんないけど。うん。
(杉作J太郎)あれはやっぱりね、お台場のあれが・・・暑かったよ。
(宇多丸)お台場のあれがって、説明がいりすぎですよ!
(杉作J太郎)昼間の競技がね、客席ももう、暑かったですからね。
(宇多丸)見るのが辛すぎた。
(コンバットREC)お台場で2週間ね。
(吉田豪)Jさんも行ってたんでしょ?
(杉作J太郎)行ってましたよ。
(宇多丸)一時期、それこそアイドル冬の時代。いまみたいにAKBとか、まあPerfumeよりも前だよね。前に、我々が・・・
(吉田豪)宇多丸さんもね、引きこまれてましたもんね。
(宇多丸)あの、光明を見出していたのがフットサルシーン。小出くんなんか、それ、結構最近の話だけど。どうですか?視野に入ってました?
(小出祐介)んー。いや、でも僕、スポーツに一切興味がなくて。
(吉田豪)(笑)
(宇多丸)っていうか、サッカーとかね、やっているあいつらは!って。その悪口もいつも言ってるもんね。
(小出祐介)そう。どっちかって言うとそっち派だから。あんまり僕はそこにハマれなかったですね。
(コンバットREC)ああー。いや、でもちょっとね、そんな人にもぜひですね、まだ手に入ると思いますので。Amazonとかで1円で買えるかもしれませんので。『万才 ! フットサル』っていうDVDがありまして。それに収められているんですが、2005年の5.23ですかね。第二回フジテレビ739カップというのがあって。そこでみうなが見せたPKという。
(宇多丸)当時カントリー娘。の。しかも、いちばん地味なというかね。後から入ってきたメンバーでしたけど。
(コンバットREC)まあ、その子が最後のPKで、もう誰も蹴りたくないっていう緊張するところで、勇気を出して手を挙げるシーンがあるんですけど。俺ね、アイドル見てきて人生でいちばん泣いたのはあのシーンだと思うんですよね。いちばん魂を揺さぶられたのは。
(小出祐介)なるほど。
(コンバットREC)俺、別にみうな推しでもないのに。いちばんアイドルで魂を揺さぶられたのはあれなんで。あれはぜひね、みなさん、いまからでも見てほしいし。
(吉田豪)そのみうながね、最近なんかネトウヨ系のアイドルグループに入ってトラブルになったりとかね。
(宇多丸)あ、そうなの!?
(吉田豪)人生いろいろですよ。まあ、すぐやめちゃいましたけどね。
(宇多丸)すごいな!へー!
(コンバットREC)まあ、いま何をやっているか?と、その時やった仕事は別ですから。何一つ色褪せることはないですよ。
(宇多丸)まさにその瞬間、刹那をね。
(コンバットREC)そうです。
(吉田豪)そのどっちかにしたいと?
(コンバットREC)どっちかにしたいっていう感じですね。
(宇多丸)まあ、もちろんね、時をかける少女の原田知世は、もちろんアイドル映画でも最高峰ではありますから。
(コンバットREC)真面目に考えたら、こんな2本になったという感じで。
(宇多丸)ガッタスはちょっと説明が・・・
(吉田豪)見てない人が多すぎるから。
(コンバットREC)でも100年後に恥かくかもよ。ガッタス。『あいつら、ここでガッタス選ばなかったよ』みたいな。
<書き起こしおわり>