高橋芳朗さんがTBSラジオ タマフルにゲスト出演。今回は『打ち上げコンサルタント』という肩書きで『打ち上げは最高!』特集を放送。その中で、魅力的な打ち上げシーンが登場する映画たちを語っていました。
(高橋芳朗)あのね、今日の特集は打ち上げで言うと一次会です。
(宇多丸)あ、じゃあまだ打ち上げじゃないじゃない。
(高橋芳朗)打ち上げじゃないです。
(宇多丸)今日はあれだもんね。我々はさ、ある種打ち上げ原始人。打ち上げ類人猿として『う、うひあへ・・・』みたいな。
(高橋芳朗)(笑)
(宇多丸)『う、うてぃあげ・・・』。で、今日はじめてモノリスに触りました。で、打ち上げ、ついにわかった状態で、さあこれから打ち上げ。ようやくこれから打ち上げの何たるかを知った状態でやれるわけだから。これからもっと・・・
(高橋芳朗)これからそうなんです。二次会、三次会。第二回、第三回の打ち上げ特集もすでに内定しております。
(宇多丸)内定してる。はいはい。
(高橋芳朗)で、次回予定はまず『打ち上げ映画』特集です。
打ち上げ映画特集
(宇多丸)これね、実は『打ち上げ映画』特集というところから発想したんですよね。まあ、『バトルシップ』の僕が映画評した時に、最後のみんなでやったぜ!みたいなシーンで、あそこに敵の宇宙人がまざっててもいいぐらいのね。
(高橋芳朗)(爆笑)
(宇多丸)そんぐらいの話をしましたよね。でも、あれ入ってたらマジ最高じゃないですか?
(高橋芳朗)いや、最高ですね!
(宇多丸)っていうのは、『エクスペンダブルズ』で。1作目ね。最後、打ち上げシーンじゃないですか。で、ドルフ・ラングレンがさ、どう見てもテメー死んでるだろ?っていう状態だったのに出てるし。結構敵、ほとんど敵状態みたいになってるのに出てて。あっ、これ有りなんだと。しかもやっぱり打ち上げはやっぱり、ノーサイド感。これ、やっぱりいいなと。
(高橋芳朗)ああ、いいですね。
(宇多丸)で、そこから発想して。あと、まあさっきも出ましたけど『アベンジャーズ』。完全にダウナーな打ち上げね。
(宇多丸)あと、『ハングオーバー!』。あれはやっぱりラストの写真を見てるところは、あれ打ち上げじゃん。
(高橋芳朗)あれ、映画自体が打ち上げみたいなもんですよね。
(宇多丸)全体がね。あとまあ、『スターウォーズ エピソード4』のラスト。あれはまあ、打ち上げ。これからやるんでしょうね。あのさ、要は改まったところが終わって、あの仲良したちが、これから自分たち、気のおけない仲間とやるんじゃないかな。
(宇多丸)まあ、『ジェダイの復讐』なんか完全に打ち上げだよね。
(高橋芳朗)あと、構成作家の古川くんとか、『舟を編む』がいい打ち上げ・・・
(古川耕)国内ではかなりのいい打ち上げだと・・・
(宇多丸)ちょっと見てないんだけど。じゃあ、辞書あがりました。いい打ち上げ。
(古川耕)あれはなかなかストイック系の打ち上げでは、日本最高峰に匹敵するんじゃないですかね。
(高橋芳朗)あと、アドバイザーの妹尾さんは『キャノンボール』。
(宇多丸)『キャノンボール』が実は打ち上げ映画だったと。っていうか、あんた何このタイミングで『キャノンボール』見なおしてるんだっていう。
(高橋芳朗)(笑)
(宇多丸)よく分かんないんですけど。あと森田芳光『の・ようなもの』とかね。あれ、やっぱりラストこう、ビアガーデンね。ちょっと打ち上げ感あるかな。
(高橋芳朗)あと、打ち上げ映画じゃなくて打ち上げ映像っていう意味では、去年の『AKB48 in TOKYO DOME 1830mの夢』。これ、コンサート自体が壮大な打ち上げであり、別れもあるっていうね。たまらない。
(宇多丸)あのさ、DVDについている特典映像で、コンサートもそうだし。コンサートの打ち上げついているのはあれだろうけど。ほら、それこそ『ロード・オブ・ザ・リング』DVDの特典映像。『王の帰還』の、ようするに完全解散の、その映像がっつってたじゃないですか。
(高橋芳朗)あれはヤバイですねー。
(宇多丸)それ、だって『ロード・オブ・ザ・リング』だよ。もう成功は確定してて、で、みんな超仲良しで。で、『王の帰還』で旅の仲間が解散する。これは完璧!あれ、たぶん史上最高の打ち上げ・・・
(高橋芳朗)映画自体も打ち上げシーンいっぱいあるし。
(宇多丸)あれ、だってさ、ラスト3・40分全部打ち上げでしょ?
(高橋芳朗)打ち上げです。
(古川耕)あの映画はしかも、打ち上げの後の朝帰りまで表現してますからね。
(宇多丸)あの、別れに見送りでしょ?だってあれ。
(高橋芳朗)あれ、見送りあります。フロドが帰っていく時ね。
(古川耕)夕焼けですからね。
(宇多丸)て、もう結構話してね?
(高橋芳朗)まあまあまあ・・・
<書き起こしおわり>