星野源 カセットテープMTRでの楽曲制作を語る

星野源 カセットテープMTRでの楽曲制作を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2022年9月20日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でカセットテープMTRで楽曲制作をしていた頃を思い出していました。

(星野源)続いてのメール。埼玉県の方。「以前少しお話されていたローランドのミュージ郎。ヤマハのHELLO!MUSIC!の時代の曲作り体験で印象深いエピソードがあったら教えてください。私の場合その当時は失敗だらけで、結局PC-9821で制作環境が作れず、パソコンに頼らず、ハードディスクレコーダーとシーケンサー付きシンセサイザー、マイクで歌など録音してる形で数年やっておりました」。ああ、そうそう。前にね、お話ししましたけど。「PC-98を今、欲しい」みたいな話をした時に「ミュージ郎ってみんな、覚えてますか?」みたいな話をしましたけど。僕はだからミュージ郎は買ってないですよ。

ミュージ郎は買えなかった

(星野源)その当時はお金がなくて。子供だったりもしたし。お金もなくて買えないし。そもそも、パソコンが買えなかったんですよ。だから全然それでやっていなくて。だからカセットテープMTRでしたね。4チャンネルの……カセットテープって、テープ部分があって。A面にステレオ2チャンネル入るじゃない? で、B面にステレオ2チャンネルが入る。ということは、合計4チャンネル録れるわけですよ。で、その4チャンネルを片面方向だけから使って。たとえば1チャンネルにギターを入れて。2チャンネル目にドラムを入れて……か。別々に取ってね。

で、その三つ録ったやつをピンポン録音でいいんだっけ? 忘れちゃった。その三つをミックスして4チャンネル目に入れることができるわけ。そうすると、3チャンネルが空くでしょう? さらに3チャンネル入れられる、みたいな。そういうのをやってましたね。で、SAKEROCKの一番最初の時はハードディスクレコーダーを使ってやっていて。その後、パソコンが買えた時にはMacで。

で、その時にはすぐLogicを教えてもらったんで、僕はそこからすぐLogicになっちゃうんですよ。だからね、HELLO!MUSIC!の時代は僕にはないんですよ。だから、なんか「いいな」と思いながらずっと見ていたっていう世代なんですよね。そうなんです。でもね、僕そのLogicの時でもそのPC環境で制作環境を整えるって、本当に難しかった記憶がありますね。

難しかったオーディオインターフェイス接続

(星野源)今、オーディオインターフェースとか結構すぐ楽に繋がるけど。「これ、どうやったら繋がるんじゃ?」って思いながら。「すげえ難しい」って思って、いろんな人に頼るって教えてもらって「ああ、なるほど! こうすればいいんですね!」っつって。でも、なんかそれを覚えきれなくて、すぐ忘れちゃうみたいな、そんな感じでしたね。今はずいぶん楽なっていう風には思いますね。

<書き起こしおわり>

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