星野源さんが2021年1月18日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で自身の2021年のベストラジオとベストYouTube動画を紹介していました。
(星野源)はい、そんな感じの年始でございました。そんなわけで、さっき言ったあれを発表……別に誰も待っていないと思うんですけども、勝手に発表しますよ。結構、だから佐久間さんとかがね、ベストエンタメとかを発表していて。
(星野源)あと、NHKの『あたらしいテレビ』でいろんな、BIMくんとかが出ていて。あとは澤本さんとかが出ていたりとかして。知り合いがいろいろと出ている中でベスト映画とか、テレビ番組とか、あとはYouTubeの動画とかをいろいろと挙げていて。「こういう話をするの、なんか楽しそう」って思っていろいろと考えてきた中で……あれなんですよ。ドラマとか、全然見れなくて。時間がなかなか取れなかったっていうのもあって。
あと、佐久間さんがどこに行ってもおすすめしていた『メア・オブ・イーストタウン』っていうU-NEXTのやつは見ました。面白かった。それぐらいかな? あとは、映画館にもなかなか行けなかったので、新作映画もあんまり見れてなかったりとかっていうのもあったので。映画とか、ドラマとかではなく……でもラジオはね、タイムフリーとかで結構移動中とかは聞けたので、ラジオと、あとはYouTube動画ね。なんかよかったねっていうのを勝手に発表していきたいと思います。
じゃあ、まずはラジオ。あと、個人的体験みたいな……星野源アワードではこのラジオであったことっていうか。あとは時間が全然足りないみたいなのがあったじゃん? で、スタッフの名場面、僕のも含めて名場面とか、ジングル名場面とかはあったから、そうじゃない去年のトピックスみたいなものも発表しようかなと思います。
じゃあ、そこから行こう。去年のトピックスとしては、星野源アワードで出なかったのが不思議なんだけども。若林さんがゲストに来て『Pop Virus』を一緒にやったっていうのがすごいデカかったですね。あれはラジオ的にもそうだけど、音楽っていうところでなんかね、しびれる体験をしたなっていう。なんて言えばいいんですかね? まあ、放送でも話したと思うんだけども。
オードリー若林との『Pop Virus』スタジオライブ
(星野源)この生放送のスタジオの中で2人きりでテーブルを挟んで向かい合った状態でやっていたんですけども。僕はギターを持って歌って。で、若林さんがサプライズでラップをするっていう感じでしたけども。でも、そのスタンバイをしているところから、若林さんのその臨み方みたいなのがね、なんとなく自分が初めて紅白に出た時のような、全部を体ごと突入していくみたいな。未知のゾーンに突入していくみたいな、そういう気合みたいなものを感じたっていうのもありまして。それも含めて……それがなんて言えばいいんですかね?
たとえばこれがバラエティ番組とかだったら、若林さんのフィールドなわけじゃないですか。でも、僕のラジオで僕の曲で僕の音楽で、自分のフィールドに来てもらうみたいな感じだったので。それは、余裕を持って「よし、やるぞ! 一緒にやろうね」っていう感じだったのがすごい新鮮で。かつ、同じぐらいの熱量で対峙したいっていうのも含めて、非常にしびれる体験でございました。
(星野源)あとは、ベストラジオね。いろいろあるんですけども。まあ、佐久間さんの、あれは今年だったっけな? わかんない。たぶん年末だったと思うけどもな。『スッキリ』の生放送のコーナーに出る日にスタイリストさんが来ていなかったっていうフリートークがあるんですよ。ちょっと手違いでスタイリストが来られなくて。でも、佐久間さんは編集がすごい忙しかったから、編集をする時の楽な、自分のラジオのグッズとかを着て。それでぐずぐずの状態でテレビ局に行ったら、そのスタイリストさんが来ていなくて、佐久間さんの着替える衣装がなくて。
それで、急遽奥さんに衣装を届けてもらうっていうフリートーク。あれが一番でした! もう、面白くて、面白くて! ゲラゲラ笑ったし、オチというか。あれも……聞いた?
(寺坂直毅)聞きました(笑)。
(星野源)あれ、面白かったね!
(寺坂直毅)年末ぐらいですかね。
(星野源)年末だよね。あれ、たぶん最後の放送ぐらいだよね? あれ、面白かったねー! だから本当に……もちろん、全部のラジオを聞いているわけじゃないし。だから全部をカバーしているわけじゃないけども。僕の勝手な勝手な感想ですけども、正直今、1人のフリートークは一番だと思います。それぐらい……あと、そのご家族の話っていうものをあんなに面白く話せる人ってさ。もう、「家庭の中で虐げられて大変」みたいなのを面白話として話す人とかは聞いたことはあるけど。あんなに登場人物がありありと魅力的に話してくれる、そのご家族の話とかも含めて。あれ、面白かったな。
「今、1人のフリートークは佐久間さんが一番」(星野源)
(星野源)あと、ファミレスかなんかでちっちゃい子と対峙して。そのちっちゃい子に対して春日さんのギャグとかをやった回があって。それもすごい面白くて。その時点でも「一番だ!」って思っていて。
(星野源)それで佐久間さんに「本当に一番だと思います。すごく面白かったです」って送ったら……それは別の要件とともに送ったんだけども。そしたらその「一番です」に対してはスルーだったの。それで「ウザい」と思われていたらどうしようと思ったので、その年末の段階では送らなかったんだけども(笑)。「一番です、最高でした」っていうのはあんまり送らないようにしようと思って。
でも、それぐらいいろんな意味でグッと来ちゃったし。あと、そうそう。娘さんと一緒にテニプリの映画を見に行ったフリートークも最高だった(笑)。そういうのも含めて、すっごい面白かったですね。ナンバーワンかなっていう感じですね。
で、あとはYouTubeはなんだかんだでよく見ているので。いろいろとありましたね。その中で、一番グッと来て「面白かったな!」っていうのはこれですね。『RTA in Japan リングフィットアドベンチャー』っていうのがありまして。RTAっていうゲームのジャンルといいますか。「Real Time Attack」という、ルールを設けてそのゲームで早さを競うという。どれだけ早いタイムで、設定したルールの中でクリアできるのか、みたいな。
で、世界中でムーブメントとしてあるんですけども。たとえば、スーパーマリオを最初の面から一番最後まで、どれだけ早くクリアできるかとか。で、裏技ありルールとか、裏技なしルールとか、いろんなステージみたいなのがありまして。その中で『RTA in Japan』っていう催し物というか、生配信で、いろんな人がいろんなゲームにチャレンジしていくっていうのがありまして。
その中で、僕が一番最初に「ああ、これ、見てみよう」って思って興味を持ったのは『Portal』っていうゲームがありまして。僕はその『Portal』っていうゲームをくも膜下出血で倒れた後の療養中にXbox360ではじめて、いたく感動したゲームで。パズルゲームなんですけども、ストーリーがあって。『Portal』と『Portal2』っていうのがあるんですけども。僕、パズルゲームの中でこんなに感動するかっていうぐらい感動したストーリーというか。あまりに面白いのもあるし、グッと来ちゃうっていうのもあって。それで、すごく思い入れのあるゲームなんですよ。
(星野源)その『Portal』のRTAっていうのがあって「ああ、ちょっと見てみよう」って思って。それはね、たしかTwitchっていう配信プラットフォームに上がっていたんだと思うんですけども。個別に公式で上がっているやつで、まず『Portal』のを見て。それは裏技ありで。「ああ、面白い」って思って。そしたら、その関連の中でいろいろと見てみようって思った中で、『リングフィットアドベンチャー』があったんですよ。Nintendo Switchの『リングフィットアドベンチャー』ってさ、リングコンっていう円のやつでさ。体を動かしながら体のトレーニングをしていくっていうゲームで。それの一番最初から最初のボスまで何分でクリアできるのか?っていうRTA、リアルタイムアタックだったわけですよ。
で、なにが面白いって、普通RTAは動いているのは基本的にはコントローラーを持っている両手なんですけども。その、『リングフィットアドベンチャー』は全身を使ってやるゲームなので、その全身を使ってやる様も、ゲーム画面と同時に映し出されていて。そのゲームをやっている様がまずめちゃくちゃ面白いっていうのと。あと、やっているのがえぬわたさんっていう方だと思うんですけども。その方がすごい鍛えていらっしゃって。
もう、その臨み方みたいなのが半端ないっていう。あと、結構のんびり走ったりする動きで、体を上下することで画面の中の登場人物が前に進んでいくような感じ、みたいなのがあるんですけども。それをとにかく早くしなきゃいけないんで、とんでもなく高速で動くんですよ。で、その高速で動く様も面白いし、それを実況する人もプロのアナウンサーの方だったりとかして。その様が、全部含めて面白くて。
本当に後半になるにつれて、奇跡的なぐらい盛り上がってくるんですよ。それで、同時に見ている人が18万人ぐらいいて。なんというか、こんなにドラマチックになるんだっていうぐらい盛り上がった動画で。これはぜひ、いろんな人に見てもらいたいっていうことで。これ、佐久間さんにも送ったんですよ。そしたら、その実況をしているアナウンサーの方が元テレ東の方で。「これ、元うちの社員だったよ」って言われて。「ああ、そうなんですね」っていう(笑)。それぐらい、いろんな方面からすごい面白い動画だったので、ぜひおすすめでございます。はい、気が済んだー! はい、気が済みました(笑)。
リングフィットアドベンチャー – RTA in Japan Summer 2021
<書き起こしおわり>