佐久間宣行 オードリー春日の「鬼瓦」のすごさを実感した話

佐久間宣行 オードリー春日の「鬼瓦」のすごさを実感した話 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

佐久間宣行さんが2021年8月18日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中でオードリー春日さんのギャグ「鬼瓦」のすごさを実感した話をしていました。

(佐久間宣行)っていうのがあって上で、その翌日。月曜ね。外で仕事してたの。で、俺がよく仕事する編集所の近くのファミレスがあって。そこのファミレスで夕方ぐらいに編集と別の打ち合わせの合間にそこでご飯を食べつつ、パソコンで仕事してたら、そこは幼稚園がすごい近いのよ。でね、夕方ぐらいに行くと子供を迎えに行くママ友とかがいるわけ。で、一斉にいなくなったから「ああ、もう幼稚園に迎えに行く時間なんだな」とかって思いながら仕事してたら、俺の席の1席空きの隣の席に3、4歳の男の子とママが入ってきたのね。

「おお、かわいい子だな」ぐらいの感じで。で、座って、そのままご飯食べるのかな、ぐらいの感じだったんだけど。そしたらそこでお母さんがパソコンをガチャッと開けてガタガタガタガタッて仕事を始めたの。「ああ、これは働いてるお母さんが仕事が終わらなくて、ご飯を食べながら仕事する。俺と同じみたいなもんかな?」と思ったら、そのお母さん仕事しているところで息子さん。3歳ぐらいの男の子が俺の方を……お客さんが少なかったから、俺の方をチラチラ見るわけ。お母さんが相手してくれないから。

で、チラチラ見てたら……俺、なんかわからないんだけど。やっぱりその前日、娘の件があるから。中3の娘に蔑まれた件があるから。なんか俺に興味を持ってくれる子供っていうだけでちょっと嬉しくなっちゃって。あっちの子が面白い顔とかすると、俺も何倍もね、「あいーん!」みたいな顔をして。で、男の子と何回かおもしろ顔のやり取りをしていたのよ。で、徐々にエスカレートしていって。最終的にはもう「ガオーッ!」みたいな。男の子が喜ぶね、顔だけじゃなくて全体的にパフォーマンスをしながらやってて喜ばせていたわけ(笑)。

男の子と変顔でコミュニケーション

(佐久間宣行)で、パッと見たら怪訝そうな顔をしている店員とかがいたんだけど。そういうことがありながら、その子とある程度コミュニケーションを取って。それでお母さんが仕事していたから子供と……1席離れた、5、6メートル離れてるところで子供とこうやって遊んでたのよ。それで普通に仕事してたの。で、お母さんまだバタバタしてる感じで。「大丈夫かな?」なんて思いながらこっちも仕事してたら、パッと見たらイヤホンしてたから、どうやらリモート会議をしてたね。ファミレスで。

「ああ、なるほど、なるほど」って。しゃべってないかもしれけど、音だけ聞いてて。たぶんリモート会議の時間にどうしても間に合わなかったからファミレス入ったんだなっていうのがわかる。たしかに仕事してるスタイルのお母さんだったから。「ああ、いろいろあったのかな? もしかしたらお父さんが迎えの当番だったのかもしれないけど、お父さんに何かがあったりとかしてお迎えの行ったのかな?」とか思って。とにかく、リモート会議をしっかりやっていたから、そりゃあ子供の相手もなかなかできない。

だから俺がその変顔とかをしてたのも別によかったんだな、ぐらいの感じで仕事してたら今度は「おーっぱい、おーっぱい」って聞こえたの。「うわうわうわ……」ってパッと見たら、そのお母さんにある程度相手されなくて飽きてた3歳の子がもう「おーっぱい、おーっぱい、よいしょ!(手拍子)」みたいな感じで。たぶん、子供が興味を引きたくてもう本当に一番嫌がることを始めるパターン。大声で「おーっぱい!」って言っていて。

まあ、そのフロアは俺しかいないから別にいいんだけど。で、お母さんはリモート会議やっていて気付かなかったんだけど、パッと見て片耳外したら「おーっぱい!」って言っているからめちゃめちゃ怒るわけ。怒るっていうか「やめて。ごめんね。すぐに終わるから。ごめんね」って。そしたらその子はお母さんが顔を出したらやめるわけ。スンとして「大丈夫でーす」って(笑)。「大丈夫でーす。なにも問題ないでーす。OKでーす」って(笑)。

で、お母さんがまたAirPodsをしてリモート会議に突入した直後ぐらいに「おーっぱい! おーっぱい!」っていうのをやっているのよ。それはもう本当、お母さんに対するアピールだなってわかるのよ。で、お母さんも画面の方を気にしながらパッと見て。また「おっぱい!」ってやってるのに気付いて。「やめて。やめて。○○くん、やめて。すぐに終わるから……」「大丈夫でーす。OKでーす。問題ないでーす。コーラ、飲んでまーす」みたいにやってて(笑)。それでお母さんがリモート会議に戻ったら「おーっぱい!」ってやっているのよ。

もう本当、バカ殿とかでよく見たシークエンス(笑)。で、やっていて、お母さん、どうするんだろうな?って思って。別に俺はいいけど。で、別に店員さんもちょっと離れていたけども。別にお客さんがたくさんいるわけじゃないから別にいいだろうなって思っていたら、お母さんがしゃべっているのよ。リモート会議、ついに自分の番になったんだろうね。ちょっとボソボソしゃべってたわけ。小声で。「すいません。ああ、そうなんですよ」とか。

だから要は、その自分が発表するのがあったから、リモート会議もやめられなかったんだろうね。たぶんそれが終わればやめられるのかもしれないんだろうけど。で、子供が「おーっぱい!」って言っているのをお母さん、手で制するぐらいの感じでちゃんと報告しているの。そりゃそうだよね。仕事中にね。それで俺はお母さんがしゃべってるから、さすがにその「おっぱい」は止めたいなって気持ちがあって。お母さんのリモート会議にその声が回り込んじゃうから。俺はもう途中から自分の仕事なんか……まあ、なんだったらもう30分前からしてないからね(笑)。

で、その男の子見てて、お母さんのリモート会議に「おっぱい」コールが回り込んじゃうなって思ったから、その男の子の方にこうやって手を振ったのよ。さっき、ある程度コミュニケーションを取ってるからね。そしてその子も俺の方を見るわけ。そしたら「おっぱい」って言うの、やめるじゃん? で、またさっきと同じようになんかね、変顔したりして。そしたらあっちも変顔をしていたから、なんか気持ちが通じ合った気がしたわけよ。

「もうね、中3の娘にはバカにされたりしたけど、ちっちゃい子だったら俺はもうベテランの父親だから。気持ちなんか掴めますよ。お母さん、安心してください」って。お母さん、俺の方なんか見てないけどね。「お母さん、安心してください。こいつは俺が食い止めますよ!」っていう(笑)。「この子は俺が食い止めます!」みたいな感じでその子に変顔をやっていたの。そしたらその子がね、ガッツポーズみたいなのを俺の方にしてくるから。俺もガッツポーズで返したの。

そしたら、その子がニヤッと笑ってね、俺の方を見たままね、「おーっぱい、おーっぱい!」って言いながら徐々に俺に近づいてくるわけよ(笑)。だから、俺がそれにすげえゴーサインを出したみたいになっちゃって(笑)。その子がお母さんのところから離れながら「おーっぱい!」って言いながら徐々に俺に近づいてくるんだよ。「歌おうよ!」みたいな感じで。「ご一緒に!」みたいな感じで「おーっぱい!」って入ってくるから。「いやいや、違うんだよ」っていう……「違うんだよ」とも言いづらいし。

あとはなんせコロナ禍だからお互いにマスクをしていて。まあ、その子はマスク、もうずれちゃっている感じだったけど。「おーっぱい!」って言いすぎで。でも、俺はもう心なく首を振るだけなわけよ。そしたら「おーっぱい!」「違う、違う」「おーっぱい!」「違う、違う」ってなっているんだけども、その子には俺が首を振っているのも大人がね、そういうリアクションを取ると、どんどんなるじゃん? 「振りでしょう?」みたいな感じよ。あっちからしたら(笑)。で、俺は前日、家でフルチンだったんだけども「それは違う!」って……(笑)。「おっぱいは違うぞ。一緒に歌いませんよ?」っていう。でも、徐々に近づいてくるのよ。

だからもう『チャイルド・プレイ』みたいな感じよ。怖くてしょうがないのよ(笑)。でね、そん時に「おっぱい!」って言って近づいてくる子供に今度は変顔で対抗しようと思って「あいーん!」みたなのをやったんだけど、もう全然。あっちはもうおっぱいモードになっちゃっているから。という時に、ちょっと思い出したの。思い出したっていうか、なんかで止められないかな?って思った時に俺が先週、配信したYouTubeで麒麟・川島さんに操られるっていう企画があったんだけど。麒麟・川島が俺を鬼才に見せてくれるみたい。それでパッと思いついて。その時、目の前にいたアイドルが一番俺にびびったのが春日の鬼瓦だったのよ。オードリー春日の鬼瓦ね。

「あの時、あのアイドル、めちゃくちゃびびってたな」と思って。後で聞いたら「マジで身長180センチある人の鬼瓦ってすごい怖いです」って言われて。それを瞬時に思い出したの何も思いつかなかった。どうやっても止まらないおっぱいモンスターに対して「これしかねえ!」と思って。で、マスクを下げてで「鬼瓦!」ってやったのよね。子供に向かってね。そしたらピタッ!って止まって。「なに、それ!?」みたいな感じで。たぶん、見たことないんだろうね。はじめて見るっていう。

鬼瓦初体験の3歳児

(佐久間宣行)だから春日の鬼瓦よりも俺の鬼瓦を先に見てるから(笑)。「なに、それ!?」みたいな顔をして。「お、鬼だ……!」って(笑)。鬼瓦じゃないよ。「鬼だ!」っていう顔をして。3歳の子が。180のやつが「鬼瓦!」ってやったら「鬼だ!」って止まったの。「うわっ、止まった! すげえ、春日!」って思ったから俺はそのまま、サイレントで「アパーッ!」ってやって。そしたらその子供、「おっぱい!」を忘れてさ、「アパーッ!」を真似するのよ。

すごいね。やっぱり春日の物って。鬼瓦でまず「鬼だ!」ってびっくりしたら、その鬼が今度はさ、ゆっくり敬礼するからさ。「アパーッ!」ってやるからさ。もう本当、弟子ですよ。フハハハハハハハハッ! 「春日の、すげえな!」って思いながらゆっくり「アパーッ!」ってやって。その「アパーッ!」を何回か繰り返したら後ろから母親が近づいてきて。「変な人に関わっちゃいけません」みたいな感じかもしれないけど。「すいません、すいません」って言って離れていく。離れていったらさ、もうやるしかないじゃん?

その子に向かって目を合わせて、やったよ、俺も。「トゥース!」ってやって。フハハハハハハハハッ! やっぱり真似したからね。「バーイ! 夢で会いましょう」って(笑)。

麒麟川島が佐久間Pを【鬼才ディレクター】としてプロデュース!

<書き起こしおわり>

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