星野源『あさイチ』音声メディア特集と星野源ガチ勢・佐々木芳史アナを語る

星野源『あさイチ』音声メディア特集と星野源ガチ勢・佐々木芳史アナを語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2024年2月20日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『あさイチ』の音声メディア特集に出演した際の模様を紹介。インタビューをしてくれた星野源ガチ勢の佐々木芳史アナウンサーからのメールも紹介していました。

(星野源)僕、この間、『あさイチ』に出たんです。音声メディア特集にて、インタビューで出演しました。メールが来ています。京都市の方。「19日、NHK『あさイチ』を見ました。源さんがおっしゃられていた『ラジオは音楽と同様に生活に溶け込むメディアだ』というお話、納得でした。私がラジオを聞くタイミングは主に料理中や布団の中など、まさしく生活に添えられています。料理へのやる気が出ない時、眠りたいのになかなか眠れない夜、ラジオを聞くことで本当に助けられています。また、『どんどん入ってきていい内輪』という話も『古参リスナーではないしな……』と今までメールを送ってこなかったので、そんな自分でも輪に入っていいんだと嬉しくなりました」。

そうですよ。誰でも送っていいのよ。俺のラジオは。そうなんですよ。こんな話をしましたね。高校3年生の方。「『あさイチ』、見ました。『10年ほど前はラジオの人気が低迷していたが、ゾンビみたいにまた人気が出てきた』とおっしゃっていて、これはひとえに源さんのおかげじゃね? と思いました」。いや、そんなことないですよ……。おっ、大阪の方から。「源さん、偉そうだな!」。ありがとう。ああ、メールでね。メールで突っ込んでくれるの!?

もう一通。「いや、偉そうだなっ!」。ああっ、嬉しい! 嬉しいーっ! なんか、友達がいる感覚……(笑)。さんざん否定してきて。「お前らなんて、友達じゃねえ」と思っていたが……友達だったんだね?(笑)。もう、ここぞとばかりに作家の寺ちゃんがズバーッて用意してたメールを。ありがとう! じゃあ、この2人にねぶり棒を差し上げますね。

そうだ。それで、メールの続き。「源さんのおかげじゃね? と思いました。私も源さんがきっかけでラジオを聞き始めました。春からメディア系の大学に通うので、将来ラジオに関わる仕事をして、ラジオ業界をもっと盛り上げられるよう、お勉強を頑張りたいです。これからも元気で源さんの素敵な声、届けてください。応援しています」。ありがとうございます。そうなんですよ。そんなお話をしましたね。

続いて。ラジオネーム「ちびずみ」。「『あさイチ』の放送終わりは賢者モードになりました。ちびずみです。放送中、気づいたら指ハートで源さんの名前を呼んでいました。無意識って怖い。源さんにメッセージを読んでいただいた日から、私のあだ名は『ギンギンラジオ弁慶』になりつつあり、源さんにあだ名を名付けてもらったような気持ちに。フフフ。本当にありがとうございました。今日は正座でギンギンに聞きます」。バカじゃないの? バーカッ! バカ! 佐々木、バーカ! フハハハハハハハハッ! 佐々木ふみたろう、バーカ!(笑)。

だから結局、取材をしてくれたのは佐々木くんっていう、NHKアナウンサーの方なんですよ。そう。佐々木くんだったの。でも、いわゆるインタビューしてる時に、インタビュアーであるアナウンサーは映らないっていう演出だったの。だから、放送で出るかはわからないから言えなかったんだけど。『あさイチ』の取材の時、ガチ勢がいてね。あまりにも星野源ガチ勢すぎて。もう10年以上前から僕のラジオを聞いている、みたいな。そういう人だったの。そしたら、ちょっと結構しっかりした人なんだけど。当たり前だけど。でもファンのガチ度としてはかなり深いっていうか。

で、その後、先週の放送があって。そこでメールをくれたの。この「ちびずみ」っていう名前で。あまりに深夜ラジオリスナー然とした、全然ちょっと人格がちょっと違うみたいなメールをくれたんで。「ラジオ弁慶だな」って言ったらもう、それに乗っかり……乗っかりすぎ(笑)。だから、NHKアナウンサーなんですよ、この人(笑)。

ちびずみ・佐々木芳史アナ(ギンギンラジオ弁慶)

(星野源)いいの? まあ、面白いよね。で、スタジオでね、その佐々木くんがV振りしてたのよね。「星野源さんにインタビューしてきました」の「星野源さんに……」っていう時に指ハートを作ってて。「お前!」って(笑)。「逸材!」と思いましたよね。まあ、頑張ってくださいよね。星野源をもっと広めて。NHK内で。よろしく頼みますよ。応援してますよ。「応援してますよ」っていうか、NHKの応援隊長になってくださいよ。よろしくお願いします。

そんな感じで『あさイチ』ね、まだNHKプラスで見れるのかな? なので、よかったらぜひ見てください。ラジオについての話……だから「内輪でいい」っていう。その内輪を、内輪だけでやって。「新規は入ってくるな」っていうラジオもたしかにあって。僕はそれは全然、好きじゃないんだけど。「内輪だけど、どんどん入ってきていいよ」っていう、そういうラジオが僕は好きで。僕はそれを『コサキンDEワァオ!』っていうコサキンのお二人のラジオを中・高とずっと聞いていて、それを学んだの。で、その「内輪すぎて意味がわからん」っていうところから、それがどんどんわかってくる楽しさ。それを誰も締め出さないっていうか。

で、もちろん関根さんはね、娘さんと外に行ってる時にラジオリスナーに声かけられると「殺すぞ!」みたいな(笑)。「プライベートは絶対に入ってくるな!」みたいな。そういうちゃんと叱りもやるから。だから俺も調子に乗ったリスナーはすごい嫌だから。ちゃんと言っていかなきゃな、とか。そういうのはもう、そこで学んでるわけですよ。だから、なんかそういうのも含めて、もう自分のラジオの先生であるコサキンで学んだことを話して。「内輪は広げていけば広げていくほど内輪ではなくなっていく」っていう。そういう話をしたり。

で、「ラジオの魅力って何ですか?」みたいな話をしたのかな? そうそう。「今、ラジオに新規参入するとしたら、どうしたらいいですか?」みたいな。「ラジオを今まで、あんまり聞いたことがなかった人が聞くには、どうしたらいいと思いますか?」っていう質問されて。それはね、放送に入ってないの。そういう質問されたんで。僕が話したのは「いや、別に聞かなくていいんじゃないですか」っつったの。

ラジオは別に無理して聞かなくていい

(星野源)なんていうか、ラジオってやっぱりニッチだと未だに思うし。それこそインターネットができて。YouTubeやら、SNSやら、それこそ配信ライブやら。もう山ほどあって。「そんな中でなおかつ今、ラジオを選ぶ人はもう、そこにしか来れない人なんだ」っていう話をしたの。で、ラジオが一番最初にテレビより前にできて。その時はメディアの主役のような立場だったけど。テレビができて、インターネットができて、どんどんどんどん端っこになっていって。

僕がオールナイトニッポンを始めた頃には本当に、何て言うのか、もう何もないみたいな。やりたがる人が本当に少ないメディアだったの。で、僕はラジオに支えられて育ってきたから。でも僕も、「ラジオを聞きたい」っていうよりも、なんか、そこに行っちゃったんですよ。で、ラジオってやっぱりそういう人に「ようこそ」っていう場所なんだと思うんですよね。だから無理に「流行ってるから」みたいな感じで別にラジオに行かなくてもいいと思う。まあ、行っても別にいいけども。無理して行かなくていいし。他に楽しいものがあったら、それで十分だと思うよ。

ただラジオって、そこでしか生きられない人とか、そこで元気をもらう人がいるんですよね、みたいな話をしましたね。そしたら1回もう本当にね、下火になったのに。ゾンビみたいにまた盛り上がってきて。それを何回も繰り返しているメディアで。面白いよね、みたいな話をしたのでした。

NHK『あさイチ』音声メディア特集

<書き起こしおわり>

星野源 NHK『あさイチ』取材で出会った星野源ガチ勢スタッフを語る
星野源さんが2024年2月13日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でNHK『あさイチ』の取材を受けたことについてトーク。インタビューをしてくれたスタッフが実は古くからの星野源さんのラジオリスナーで星野源ガチ勢だったことを話していました。
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