(若林正恭)それで「どっちがいいんだろう?」と思って。「じゃあ、肩で」って言ったら「肩で行きます?」って言われて。どうやら肩の方が痛いらしいのよ。「ああ、そうなんですか?」ってなって。でも俺は「えっ?」とか全然思わない。「頭痛が収まるなら、もう全然注射の針なんて、ぶっ刺してくださいよ!」って感じ。
(春日俊彰)ほう。そんな痛みなんて、頭痛痛みに比べれば?
(若林正恭)「じゃあ、お尻にします」って言って。2本、打つから。「肩ですか?」ってびっくりされたから「じゃあ、お尻にします。お尻の方が痛くないんですか?」って聞いたら「だいたい皆さん、お尻です」って言われて「そうなんだ」って。で、俺はズボンとパンツを……「パンツをお尻のあそこまで下げて寝てください」って言われたから。俺、ほら。Tバックは履いてないからさ。俺、大磯のTバック男じゃないから(笑)。Tバックを履いていたら……。
(春日俊彰)履いていたら、別に脱がなくていいからね(笑)。常にそれこそ「打ってください!」っていう状態なわけだから(笑)。
(若林正恭)パンツは下ろさなくていいけど、恥ずかしいけどね(笑)。Tバックだと。大磯のTバック男が片頭痛持ちだったら、もしかしたらパンツは下げないかもしれない。
(春日俊彰)そうね。お医者さんも「肩ですか」以上に驚くだろうね。「Tバックですか!」ってなるだろうね(笑)。まあでも……(笑)。
(若林正恭)フフフ、たまたまオープニングと繋がったけども(笑)。俺はもう、Tバックは履いてないですから。パンツを下ろして。「右のお尻に1本。左のお尻に1本、打ちます」って。
(春日俊彰)ああ、左右で1本ずつ? そんなにきれいに分けてくれるんだ!(笑)。なんか、優しさなのかな? そういうものなのかな? わからんけども(笑)。
(若林正恭)春日の気持ち、わかる。なんかこれ、面白いよな?(笑)。
(春日俊彰)気を使ってくれているのか……別に右と左でバランスを取らなくていいじゃん?(笑)。
(若林正恭)フハハハハハハハハッ! お前、笑ってんじゃねえぞ!
(春日俊彰)右に2つ、打っちゃったら右に重心が……とかさ(笑)。
(若林正恭)お前、エムガルティを刺してやろうか?(笑)。
(春日俊彰)いや、大丈夫。私、頭痛ないから(笑)。
(若林正恭)でも俺はもう頭が痛い時にずっと思っていたよ。4月いっぱい。「頭痛い! エムガルティ! エムガルティーーーーッ!」って思っていたから。「デデーッ、デデーッ、デデーッ! デレデレッ、デーンッ!」ですよ。ベルトのバックルに脳のマークが入って。「頭痛戦隊エムガルティ!」ですよ。もうその脳がギュルーン!って回って(笑)。
(春日俊彰)エムガルティ、変身して。それぐらい支えだったっていうことね(笑)。
(若林正恭)もうそれぐらいの……注射型のバイクに乗って「デデーッ、デデーッ、デデーッ!」って来ますよ(笑)。
(春日俊彰)「お前がエムガルティになっちゃってるじゃん!」っていうことね(笑)。
(若林正恭)ぐらいのイメージよ。俺の中で。
(春日俊彰)ああ、もう夢にまで見たエムガルティをついに?
(若林正恭)で、アルコールで消毒して。「若林さん、行きますよ?」「ぶっ刺してくださいよ、俺のケツに!」って(笑)。
(春日俊彰)フフフ、もう勢いはね(笑)。
お尻にエムガルティ注入
(若林正恭)「ぶっ刺してくださいよ!」って思って。でも、刺した瞬間。もう痛みが……「頭痛が止まるなら」っていう思いが痛みをはるかに凌駕してるから。でもね、お尻がビクッとして。これはレゲエダンサーがお尻を揺らすみたいな感じでブルッ!ってなって。そしたら「あっ、大丈夫ですか?」って言われて。「大丈夫です」って言って(笑)。
(春日俊彰)やっぱりそのね、気持ち的には大丈夫だけど、体は正直だからね。ちょっと反応しちゃったんだね。
(若林正恭)それで右のお尻に1本。左のお尻にもう1本。左もブルッてなって(笑)。
(春日俊彰)ああ、バランスはいいな。
(若林正恭)で、これが1ヶ月、効くわけです。フタコブラクダのコブのように、俺のその頭痛の予防薬の成分が右のお尻、左のお尻に詰まっていて。
(春日俊彰)で、そのコブがなくなった時が終わりってことね(笑)。
(若林正恭)お前、何笑ってんだよ?
(春日俊彰)コブっていうか、お尻か。お尻がぺったんこになった時がエムガルティの……(笑)。
(若林正恭)おいおい! お前、何笑ってんだよ?
(春日俊彰)フフフ、いや、笑ってないよ(笑)。
(若林正恭)笑ってなくはないじゃん。笑っているじゃん、だって(笑)。
(春日俊彰)ずーっと笑ってないよ。さっきから。だからそっちが言うからさ。「フタコブラクダ」とかさ。そういうことでしょう? 1ヶ月間。
(若林正恭)で、打ったんですよ。これ、だから火曜日に打ったじゃん? 名古屋の日だから。だから、もうかなり態度は……「これ、どうなるのかな?」って。もうドキドキよ。で、これね、Twitterにね、私は「エムガルティ」で調べてますけどね。「エムガルティを打った人、感想ください」とか「感想を聞きたいです」とか。やっぱりね、頭痛仲間のみんなはね、非常に気になっている。
(春日俊彰)やっぱり頭痛持ちの人は大注目だ。
(若林正恭)これが火、水、木、金、土と今日までの5日、俺、頭痛薬を飲んでないんですよ。
(春日俊彰)おおっ! すごいじゃない!
(若林正恭)これ、すごくないですか? 俺、5日頭痛薬を飲まないなんて、テレビに出だしてから初めてだよ。たぶん。
(春日俊彰)おおっ! 何をやっても効かなかったのにね。
(若林正恭)うん。それは痛みの成分を俺のフタコブラクダのように右尻、左尻に入っている……おい、何笑ってるんだ、お前ら! おいっ!
(春日俊彰)誰も笑ってないよ?(笑)。
(若林正恭)笑ってるじゃねえか! 全員、笑ってるじゃねえかよ!
(春日俊彰)笑ってないよ。みんな、真剣に聞いてるよ? 誰も笑ってないんだから(笑)。
(若林正恭)おいっ! 俺が頭痛に耐えて頑張って、みんなに……何笑ってるんだ、お前ら!
(春日俊彰)笑ってないよ。「フタコブラクダ。うんうん」って言っていたよ、みんな(笑)。
(若林正恭)いや、明らかに笑ってんだよ。いや、俺、こんなにウケてるの久しぶりっていうぐらいウケてるんだけど(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)俺のこの右尻と左尻にエムガルティが!
(春日俊彰)ああ、これだ! これが!
(若林正恭)成分がここに! 「ペチペチペチッ!(お尻を叩く音)」。成分がお前、ここに! 音、聞こえるか、リスナー! 「ペチペチペチペチッ!」。おい、リトルトゥース! 俺のエムガルティ、聞こえてんのか!
(春日俊彰)たしかに、やっぱり前のお尻とは違うもんね。
(若林正恭)一緒だよ? お前、なに、いじってんだよ?
(春日俊彰)「エム」って……「M」っぽくなっているもん。
(若林正恭)「M」なんて入ってないんだよ。注射を打ったら「M」ってちっちゃい文字が入るって……それは単純にタトゥーだから(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! ああ、いいねえ(笑)。
エムガルティの効果
(若林正恭)俺、今、お尻にパンパンに入っているから。エムガルティの成分が。だから、痛みをキャッチしてそれが「痛い」っていうところに入らないっていう。血管の側面なんだけども。ブロックしてるんだって。で、これ、頭痛薬は飲んでいないんですけども、頭痛仲間にね……聞いてるか、みんな? これ、言いたいのは……あのね、痛みのマックスを10。もうめっちゃ痛い。何もできなくなるし、うめく。その痛みを10だとしたら、エムガルティによって2ぐらいに止められている感じよ。「ああ、痛くなるか、やっぱり」ってがっかりしたけど、それ以上は痛くならなくて。そのまま、夜にはなくなっていたとか。
(春日俊彰)へー!
(若林正恭)まあ今週はね、絶対に俺、頭痛が出るねスケジュールなの。
(春日俊彰)まあ以前からのデータ的には?
(若林正恭)うん。それが止まって……頭痛薬を5日、飲んでいないんですよ。
(春日俊彰)じゃあ、まあ1ヶ月、大丈夫そうだね。
(若林正恭)そうそう。だから、その痛みをキャッチして頑張ってくれてるわけじゃん。その俺のお尻に入っているエムガルティの成分が1月の間にだんだんと軍勢が減ってくるのかね?
(春日俊彰)やっぱり、そうなんじゃない? 倒れていくエムガルティたちが……。
(若林正恭)戦ってくれるということで。
(春日俊彰)戦って。で、ゼロになった時にまた、攻め込まれちゃうわけでしょう? そしたら追いエムガルティをしてさ。
(若林正恭)そう。で、毎月1本……最初は2本、打つんだけども、今度は1月に1本になってくるんだよ。だから、月によって右尻左尻で変えていくのがいいのかな?
(春日俊彰)やっぱりそうじゃない? バランス悪くなっちゃうもん。だって。
(若林正恭)偶数月は右のお尻、奇数月は左のお尻とか。
(春日俊彰)じゃないとやっぱりね、うん。その右のお尻がプクッてなっちゃうから(笑)。
(若林正恭)お前、ぶっ飛ばすぞ!
(春日俊彰)右にばかり打ったら、右だけがプクッて「M」とかなっちゃったりしてね。
(若林正恭)いや、Mとかにはならないんですよ。そういうもんじゃないから。お前、怒られるよ? 頭痛の人に。本当に。そうやってバカにしていると。
(春日俊彰)バカにしているというかね。貯まるのね。うん。
(若林正恭)それでこの間、一応ね、漢方も出してもらっているから。「漢方、やめますか? どうしますか?」みたいな話があって。頭痛薬はまだ、全部飲んでなくてさ。で、また漢方の方がなくなったから、先生のところに行ってさ。そこで先生と話したよ。片頭痛が出ない日、どうやって過ごすかを。
(春日俊彰)ああ、パンフレット通りに? 結局話しているじゃねえかよ(笑)。「話すか!」って言っていたのに(笑)。
片頭痛が出ない日の過ごし方を先生と話す
(若林正恭)フフフ(笑)。それでね、お尻に打って「痛い」とは聞いてたんだけど。注射をしたら絆創膏みたいなの、貼るじゃない? で、名古屋に行く新幹線でトイレの個室に入って、便座に……新幹線の便座ってちっちゃいじゃん? で、座ったの。そしたら座った時になんか、しばらくして「ああ、やっぱり結構強い注射なんだな。お尻がヒリヒリするな」って思ったのよ。これは余談なんだけども。
(春日俊彰)うんうん。
(若林正恭)「ヒリヒリするな。やっぱり結構強い、太い針の注射だったのか。でも、頭痛が収まるならいいな」とか思って。で、トイレを出て。ずっとね、静岡を過ぎたあたりからお尻がヒリヒリするのよ。その前よりも。「なんだろうな?」って思って。で、名古屋の中京テレビに着いてさ、楽屋に入ってもまだヒリヒリするから。「なんだろうな?」と思って。マジで鏡で見てみたの。どうなっているのかを。そしたらさ、Oバック状にお尻が真っ赤になっていて。
(春日俊彰)おケツが? Oの部分がっていうこと?
(若林正恭)Oの部分が。Oバックみたいに。で、これね、もうエムガルティとは全然関係無い話なんだけども。なんか、便座の熱を一番高い温度にしてて! 俺、それをケツの注射と間違えるから。こっちはその直前に注射を打って……誰かイタズラをしたのか知らねえけどよ! こっちは頭痛は止まっているけど、ケツをヤケドしてんすよ!
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! ああ(笑)。
(若林正恭)なんか「これ、ヒリヒリ……これは、あれか?」って思っちゃったんだよ。
(春日俊彰)そうね。紛らわしいね(笑)。
(若林正恭)うん。「名古屋のOバック男」(笑)。
(中略)
(若林正恭)ちょっと自分で話しておいて申し訳ないんだけども。Twitterをやっているリトルトゥースのみんなにはお願いがあるんだけども。エムガルティ……この片頭痛持ちは何年も何十年も、本当に苦しんできていて。これがね、意外とわかってもらえないんだよね。片頭痛を持っていない人からすると。そう思っていると思うの。で、「エムガルティってどうなんだろう?」ってすごく藁にもすがる思いでTwitterとかで感想を探している人もいると思うから。だから「エムガルティ」ってツイートするのをリトルトゥースの人はちょっと控えてほしいという思いがあるんだよね。俺は。
(春日俊彰)ああ、なるほど。このラジオで話した内容が引っかかっちゃうっていうことね。
(若林正恭)「エムガルティ」で調べていると思うの。本当に打ってみようか、迷っている人が。本当にこの新薬、藁にもすがる思いで。だから、その気持ちはわかるの。俺も調べていたし。だから、そうするとエムガルティの感想が探せないじゃない? だからエムガルティってツイートするのは……リトルトゥースのみんな、マナーがいいから。守っていただきたいなって。話しておいて申し訳ない。俺が話したのがいけないんだけども。
(春日俊彰)いや、それは大事だね。ちゃんとした、本当の情報がなかなか……。
(若林正恭)そう。探せなくなっちゃうでしょう? 「エムガルティ ○○」っていうのが並んじゃうと。
(春日俊彰)「エムガルティ お尻」とかさ。そういうのが……(笑)。
(若林正恭)うん。まあ、今のもカチンと来たんだけども。
(春日俊彰)なんでだよ!(笑)。
(若林正恭)笑い事じゃないから。俺たち、片頭痛仲間からしたら。俺たちのホーミーからしたらさ。
(春日俊彰)「ホーミー」?(笑)。
(若林正恭)片頭痛の仲間だから。本当にね、熱とかが出ないから、小学校の時から「仮病をするな!」って言われて。俺、ボコボコにされているんだから。母ちゃんとかに(笑)。
(春日俊彰)なるほどね。
片頭痛ホーミーたちの気持ちがわかる
(若林正恭)そういう「人には伝わらない」っていう気持ちがあって。「エムガルティってどうなんだろうな? 打ってみようかな?」って思っている人がいっぱいいると思うから。なるべく「エムガルティ」っていう言葉でのツイートは避けてもらいたいなっていうのが私からのお願いです。しゃべっていた俺が悪いんだけども。申し訳ないです。リトルトゥースの皆さん、お願いします。まあ、偶数月と奇数月でどっちのお尻にするかっていうのは考えていかなきゃいけないなとは思っていて。
(春日俊彰)そうね。贔屓にしない方がいいよ。右ばっかりとか……右が左に「あいつ、楽してるな?」って思う可能性があるからね。
(若林正恭)まあ、あとはTバックを買おうかなっていう思いはちょっとあるよね。スムーズに打てるかもしれないから。
(春日俊彰)月イチは今後、ほぼほぼ決まりっていうことでしょう?
(若林正恭)月イチはやっていきます。なんなら、うん。もうちょっと短いスパンでもいいかなって。でも、今のところ俺の感想で言うと5日間、頭痛薬を飲んでいないからね。で、来週とか……その俺のエムガルティの軍勢がさ、痛みをキャッチして減っていくのかどうか。『信長の野望』的なイメージに頭の中でなっているんだよ。それはどうなのかな?って。
(春日俊彰)1ヶ月の前に尽きちゃったら、また頭痛勢に推される可能性も……。
(若林正恭)それ、どうなんだろうね? 薬に詳しい人に聞かないとわからないけども。
(春日俊彰)でも、1ヶ月っていうことなのね。
(若林正恭)5日間ないだけで俺はもう本当に夢のような気持ちで。本当にM-1以前・以後みたいな感じで。俺のもう1個のやつなんだよね。「エム」っていうのがあるからね。
(春日俊彰)なるへそ。「M-1」と「エムガルティ」とね。「エム」に助けられたっていうことですね。若林さんね。
(若林正恭)なんか、よくないな?
(春日俊彰)「よくない」ってそっちが今、言ったんでしょう?
(若林正恭)炎上するんじゃないの、お前?
(春日俊彰)いや、いじっているわけじゃないんだけどね(笑)。
(若林正恭)でも、笑っているんだよね。
(春日俊彰)いや、笑っちゃいないよ。誰も笑っていない。「よかったな」っていうのが根底にあるわけよ。
(若林正恭)あれが笑ってないんだとしたら、俺たちは滑り続けているぞ?(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! そうだね、そうだね(笑)。
(若林正恭)でも、本当に俺はびっくりなのは、いろんな方法で……だから日々の過ごし方も。あと、奥さんにもね、結構迷惑をかけているからさ。家に帰ってきたら氷枕の日々だったから。そうそう。それがちょっと変わっているんだよね。
(春日俊彰)あとはそれがどれぐらい続くかだよね。
<書き起こしおわり>