オードリー若林さんが2021年5月8日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で片頭痛の新薬エムガルティを注射してから11日間の生活についてトーク。1度も頭痛薬を飲まずに過ごしていると話していました。
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— Headache -GSTT (@GSTT_Headache) November 3, 2019
(若林正恭)そういえばさ、この間、頭痛の話をしたじゃない? やっぱり反響がすごい大きくて。
(春日俊彰)それはなに? やっぱり頭痛を持っているみたいな人から?
(若林正恭)やっぱり、だから俺のスタッフさんの知り合いが頭痛で……とか。これね、本当にね、俺ね、「頭痛持ちなんですよね?」って言われて。「どうしたらいいですか?」って聞かれたこともめちゃくちゃあって。これはもう、「頭痛専門の外来に絶対に1度、行ってください」っていう風にすごい俺、言っていて。それで俺が病院紹介したら、それで行ってみて、「本当に行ってよかったです」って言われたこと、これまでも何回もあるのよ。
(春日俊彰)へー。ほうほう。
(若林正恭)だから、ネットを見ると……だからネットでも情報いろいろじゃん。今。だから病院の頭痛専門の外来が書いてあるやつを見た方がいいんですけど。やっぱり「月に○回以上頭痛だったら診てもらった方がいい」って。その回数とかも載っているから。俺はそれをね、ずっと言ってるんだよね。そうそうそう。だからそれがなんとか……だから俺は医学の外野だから言葉を選ぶけど。とにかくね、ちょっとでも悩んでる方はね、専門のところに行ってほしいんですよね。で、食べ物とかも言われるから。「これとこれとこれとはダメ」とか。あとは行動も。「こういう行動はやめた方がいい」とか。それだけもだいぶ変わるから。
(春日俊彰)なるへそ。
(若林正恭)でも俺……いやー、先週の火曜日に新薬の注射してから、1日も頭痛薬を飲んでいないんだよね。
(春日俊彰)あら! 効いているんじゃない。
(若林正恭)これがちょっと俺、驚いていて。もう何日? 火曜だから、11日とか経っているのかな? 10日以上、頭痛薬を飲まないなんてマジの話、10年ぶりかもしんないんだよね。もうびっくりしているよ、自分でも! まあ、もちろんね、効果には個人差があるって言われているんだけども。
10日以上、頭痛薬を飲んでいない
(春日俊彰)だから若林さんには今のところ合っているっていうことなんだね。相性がよかったんだね。
(若林正恭)そうよ。俺のお尻のフタコブラクダがさ(笑)。効いているのかもしれないよね。だから俺、チーズがダメなんですよ。
(春日俊彰)それはなに? 頭痛に?
(若林正恭)頭痛が出やすいって言われていて。俺はね。俺はよ。だから、チーズとかも食リポでよく出るじゃない? 好きなのよ。チーズ、めちゃくちゃ好きなの。でも「チーズか……」とか思いながら。「この後、怖いな……」って思いながらだったんだけど。チーズとか、もう行くからね。
(春日俊彰)ああ、もう大丈夫?
(若林正恭)大丈夫。それで春日さん、チーズ好きじゃん?
(春日俊彰)チーズね。チーズ、好きよ。
(若林正恭)春日ってVを見ながらさ、「うまそっ!」って。こう、なんか、「うまそう」の「う」をカットする日本語ラップのやり方なのかどうか知らないけども。「う」を発音しないっていう。「うまそっ!」っていう時、かならずチーズで腹が立つんだよね。
(春日俊彰)チーズだねえ!
(若林正恭)「こいつ、チーズ好きだな!」って腹の中で煮えくりかえってるんだよね。
(春日俊彰)なんで腹が立つのよ!
(若林正恭)「お前は『この料理がおいしそう』じゃなくて、チーズが好きなだけだからな!」って毎回言ってるんだよ。でも、それはテレビ上は言えないよ。
(春日俊彰)いいじゃん。チーズを使った料理なんだから。
(若林正恭)お前はチーズが好きなだけだから。
(春日俊彰)でもチーズを使った料理なんだから、その料理が好きってことになるんじゃないの?
(若林正恭)もうチーズが出てきたら「うまそっ!」って言っているから(笑)。
(春日俊彰)まあ、たしかにな。そこに……。
(若林正恭)「うまそう」じゃないんだよ。言葉は。「好きなんですよね」だよ?(笑)。うまいに決まっているんだから。チーズがあればなんだっていいんだから。お前はチーズがあればなんだっていいんだから!(笑)。
(春日俊彰)言い方、悪いなー。でも、まあそうだな。うん。チーズさえ乗っていれば、なんでも食えるな。
(若林正恭)そうでしょう? 絶対に「うまそっ!」って言わせる自信、俺はあるもん。
(春日俊彰)フフフ、ああ、そう?
(若林正恭)うん。
(春日俊彰)まあ、チーズが乗っかっていたら、たしかにそうだね。
(若林正恭)トースト。こんがり焼いたトースト、蜂蜜、チーズ……。
(春日俊彰)うまそっ!
(若林正恭)フハハハハハハハハッ!
(春日俊彰)クゥーッ! いいねえ!
(若林正恭)豚ロース、キムチ……。
(春日俊彰)うんうんうん。
(若林正恭)チーズ……。
(春日俊彰)うまそっ!
(若林正恭)いや、それはうまそうなんだよ(笑)。
(春日俊彰)クゥーッ!
(若林正恭)チーズ。
(春日俊彰)うまそっ!
(若林正恭)フハハハハハハハハッ!
(春日俊彰)最高だねえ! うん。これが一番いいからね(笑)。とけるチーズを喉まで流してほしいっていう。口を開けて、喉の奥まで流してほしいって思うから。
(若林正恭)なにを言ってるんだよ(笑)。
(春日俊彰)ああ、好きだね。チーズ。でも、チーズはダメなのね?
(若林正恭)そうそうそう。好きなのにだよ。
(春日俊彰)どれでも食べたら、30分後とかに頭が痛くなるっていうこと?
(若林正恭)そうだし、それが怖いのも嫌なのよ。
(春日俊彰)ああ、恐る恐るになっちゃうのが。「出るのかな? 頭が痛くなるのかな?」みたいな。それは楽しめないね。
(若林正恭)あと、将棋とかもダメね。
(春日俊彰)将棋?
(若林正恭)将棋とかもダメ。
(春日俊彰)それって、将棋を差していたらダメってこと?
(若林正恭)ダメダメダメ。
(春日俊彰)それはなんで? 頭を使うからってこと?
(若林正恭)だから、お医者さんに言われたのは、強烈に集中した後に、強烈にリラックスしたら……集中して、血管がキュッと締まった後にドンとリラックスしてその血管が開く。それがダメなの。ドンと開くのが。だから、赤ワインとかもダメなんだって。
(春日俊彰)ああ、そうなの?
(若林正恭)そうそう。ドンと血管が開くから、赤ワインもダメって言われているし。
(春日俊彰)へー。アルコールがダメってわけじゃないんだ?
アルコールもダメ
(若林正恭)アルコールもダメなの。だからこれ、本当に……これね、小木さんと本当に話が合うんだけども。飲み会が嫌いっていうかね、頭痛になるのが怖いのよ。まず。で、ひと口とか口をつけなきゃいけないじゃない? これは今まで、言わなかったけど。その、飲み会とかに誘われるのは嬉しいんだけども、でも絶対に頭痛が出るのよ。先輩に緊張して、それでお酒を飲むから。
(春日俊彰)そうか。集中してちょっと……。
(若林正恭)もう絶対にそうに決まっていて。だからダメなのよ。で、お酒を飲んだら頭痛薬も飲めないし……みたいな。だから「怖い怖い怖い……」って思いながら打ち上げとかしていたのが、もしかしたらね。俺、もしかしたら本当、アンミカさんのパーティーとかに行き始めるかもしれないよ。本当に。このご時世が収まったら。
(春日俊彰)ああ、そうか。
(若林正恭)いや、マジよ、これ!
(春日俊彰)ああ、そうね。頭痛が原因というのが……。
(若林正恭)だからそれを小木さんと話して。「いや、わかる、わかる」みたいな話をして。だから本当、その話もしてたもんね。「わかる、わかる」みたいな。
(春日俊彰)へー。じゃあ、いろいろとその行動範囲というか。それも広まったりするのかもしれないね。
(若林正恭)そうです、そうです。
(春日俊彰)これがうまいこと、この先も効果が続けば。
(若林正恭)そうなんですよ。だけど、だから頭痛仲間にちょっとその新薬の注射のことをもうちょい詳しく言うならば、正直、今週の木曜日に「ああ、やっぱり頭痛、来るか……」と思いました。予兆っていうのがもうね、わかるわけですよ。もう何十年選手ですから。それで「ああ、薬、飲もうかな……」と思ってたら、1時間ぐらいして。ふと気づいたら「ああ、収まっている」みたいな感じでしたね。それがね、3回ぐらいあったかな? 11日ぐらいのうちに。でも、薬を飲まないでも大丈夫だった。
(春日俊彰)だからなんとかブロックして……ちょっと攻め込まれたけど、なんとか敵が本丸までは行かなかったってことね?
(若林正恭)本丸までは行かなかった。で、いろんな……MRIとか、めちゃめちゃ検査してるから。俺。だから光をね、「パッ、パッ、パッ、パッ……」とかってね、目をつぶった状態でいろんなタイプの光をまぶたの上から当てて。それで脳波がどうやって動くかとかチェックしたら、もう人の何倍も敏感なのよ。そのグラフが。「これは典型的な片頭痛の方ですね」って。そういうのもやったことがあるね。
(春日俊彰)刺激を受けやすいみたいなことだ。
(若林正恭)あ、そうだ。あのね、春日ね、昔、……もうはるか昔の話だけど。俺と社員さんで俺が片頭痛で悩んでるって話をした時にお前、言ってたからな。
(春日俊彰)なによ?
(若林正恭)「気の持ちようですよね」って。俺ね、一生忘れねえからな! お前の根性論! 一生忘れねえからな、マジで! 俺、お前が先にお隠れになったら、棺桶のあの蓋を開けて言うから。「お前、『気の持ちよう』って言ったからな!」っつって。それでパーン!って閉めるわ!(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! ああ、そんなこと言った?
(若林正恭)もう、絶対に許さないから(笑)。
(春日俊彰)それはちょっと、申し訳ないね(笑)。「知らなかった」っていうのがあるからね。うん。
(若林正恭)で、そういうのって究極、わからないじゃん?
(春日俊彰)ああ、傍からはね。なんか、そうだね。
(若林正恭)でもさ、あれだよな。俺、その新薬のことをすごいなと思って。ずっと調べたんだけど。やっぱり、これ……だから俺は片頭痛のつらさが分かるから、必要な人には行き渡るようになって。頭痛が収まるなんてことは俺たちにとってありえない世界だったから、ぜひと思うんだけども。その前に何段階もあるんだけどね。予防薬が効いて治ったっていう人も、頭痛の専門外来を紹介した人に多かったの。「行ってよかったです」って言ってくれる人も。でも、俺が打った注射まではもう何段階もハードルがあるんだけど。それで……思ったんだよね。それで調べたくなっちゃって。これは最初のうちはちょっと高価なのは、まあそうだなっていう研究だったね。すごい医学の進歩なんだなっていう。
(春日俊彰)ああ、そう?
(若林正恭)なんか痛みの物質だけにくっつく抗体を見つけて、それを無限し細胞が増える……ちょっとごめんね。俺、本当に頭が悪いから。俺がネットで読んだ感じのあれで言うと、無限に細胞が増えるのとをハイブリッドさせていっぱい増やして。それが薬としてできるようになったんだって。それって、増やさないといけないじゃない?
(春日俊彰)ああ、そうか。かけあわせて、みたいな?
(若林正恭)ちょっとごめんね。これが合っているのか、わからないから。気になっている方は知らべてください。驚きました。
(春日俊彰)だから、言うもんね。そういう新しい薬ってとんでもない額が……何億っていうような、とんでもないお金と時間がかかるんだよね。開発するのに。何千億とか。そういうことでしょう?
(若林正恭)俺、本当に手を合わせたもん。本当に。「どこの方か……お会いできるかもわかりませんが。本当にありがとうございます!」って。それで本当に夜空に手を合わせたんだから。家のベランダから。1週間ぐらい経った時に「ありがとうございます!」って。
(春日俊彰)なるほどね。感謝を伝えるの、それぐらいしかできないもんね。直接、お手紙を出すわけにもいかないしね。わからないしね。
夜空に向かって手を合わせた
(若林正恭)そう(笑)。もう会って、なんか「あざーっす!」って言いたいよ。サインがほしい。サインと記念写真を撮りたい。本当に!
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! その方と?
(若林正恭)その方と。マジで(笑)。見学に行きたい。開発チームの。
(春日俊彰)ああ、そう? でも、いるよね。絶対に。おそらく、チームなんだろうけどね。
(若林正恭)すごいことなんだよ、本当に! 我々頭痛持ちには。でも、まだちょっと油断できない。「1週間ぐらい出ないっていう奇跡が5年に1回ぐらいあったような気もするな……」みたいな。
(春日俊彰)なるへそ。それがたまたま今、来てるのかもしれないと。
(若林正恭)そう。日記をつけてるから。「マックス10、痛いとしたら……」っていうので考えると、「2」とかで止まって収まる感じで。それで、この話ね、あれなんだけど。頭痛が出た時に飲む錠剤があったの。それはこれね、市販の鎮痛剤じゃないんですよ。これはね、ちょっと強く押さえておきたい。俺が頭痛の病院でもらった頭痛を抑える薬を飲んでたんだけども。そのレベルじゃない頭痛が2ヶ月とか3ヶ月に1回、来たりするんだよ。俺、このラジオを休んだこと、あったじゃない?
(春日俊彰)ああ、前にあったね。
(若林正恭)急遽。誰かに来てもらっていたよね。ゴンちゃんとかに来てもらっていたんだっけ?
(春日俊彰)とにかくその時に来れる人を……って(笑)。
(若林正恭)あの時がそうなんだけど。もう本当に自分でも「救急車を呼ぶっていうほどじゃないけども……」って。その時は1人暮らしだったから。そんなレベルのやつが。
(春日俊彰)もう動けなくなるぐらいの。
(若林正恭)そう。で、その時は点鼻薬があって。それはルールで2つしかもらえないやつなのよ。で、それを2つ、使っちゃっていて。でもスケジュール上、病院に行けないっていう時にそのレベルのやつが来るのが一番困るの。
(春日俊彰)最悪だな……。
(若林正恭)だから本当にフローリングに這いつくばりながら、夜間診療やっているところに電話して。「あの、○○っていう薬を……」「薬の名前だけ言われても困るんですよ」「ですよね……」っつって。で、「もし、今から行ったら……」って。で、他になにかあるのかって言ったら、その点鼻薬しかないの。収まるのが。だから、「来ていただいても、点滴を打って痛み止めを出すだけになりますよ」って言われて。で、俺は痛み止めが絶対に効かないから。それを超えてくるから。ということがあって。やっぱり、わからないんだよね。説明をしても。専門の人じゃないと。それでね、7軒ぐらいで電話して。全部の病院ダメで。結局、朝まで痛みで寝れなくて……っていうことも何度かあったのよ。
(春日俊彰)たまらんね……。
(若林正恭)たまらんでしょう? でも、言っていたからな? 「気の持ちようだ」って。
(春日俊彰)それは申し訳ないと思っているよ(笑)。
(若林正恭)言っていたからな?
(春日俊彰)それはね、浅はかだったよ。その時の私はね。
(若林正恭)気の持ちようだったら、なんで新薬の注射ができたんだろうね? 気の持ちようで治るんだったら!(笑)。
(春日俊彰)それは申し訳ないね。うん。
(若林正恭)そうそうそう。それがあったんだよね。
(春日俊彰)そのレベルが収まっているっていうのはね。
(若林正恭)でもちょっとまだ、様子を見ますけれどもね。
(春日俊彰)まだ油断はしないと。
(若林正恭)まだ油断はしてないですね。だから、食べたら……というものはまだ、ちょっと気を付けてはいる。
(春日俊彰)なるへそ。そういうのを食べても出なくなった時がもう本当に効いている。安心できるっていうことですわね。
(若林正恭)そうだよ。パリピ……まあ、もう言わねえか。パリピって(笑)。聞かないな? そういえばパリピって?
(春日俊彰)パーティーピープルってなんて言うんだろう?
(若林正恭)わからないけど。ちょっとアンミカさんのパーティーとか、行くかもしれないな。で、そのうちなんか「気の持ちよう」とか言い始めたりしてな。それで(笑)。「気の持ちよう」っていうのは基本的に想像ができないやつが言う言葉だから(笑)。
(春日俊彰)フフフ(笑)。
<書き起こしおわり>