おぎやはぎ小木 片頭痛の新薬エムガルティのすごさを語る

オードリー若林 偏頭痛の新薬エムガルティ注射後の11日間を語る おぎやはぎのメガネびいき

おぎやはぎ小木さんが2021年5月27日放送のTBSラジオ『おぎやはぎのメガネびいき』の中で片頭痛の新薬エムガルティを注射した件をトーク。長年苦しんできた片頭痛が大幅に改善した話をしていました。

(小木博明)あと俺、皆さんにも言いたい、発表したいことがあってさ。

(矢作兼)発表があるの?

(小木博明)発表っていうわけでもないけども。エムガルティっていうね……。

(矢作兼)また新しいのが出てきた。

(小木博明)新しいのじゃないのよ。これは前から俺が言っていた頭痛の予防薬ですよ。

(矢作兼)おお、片頭痛の。あの新薬? もしかして。

(小木博明)新薬。実は1ヶ月ぐらい前にね、俺の片頭痛仲間の若林がさ、あっちのニッポン放送でそういう話になって。あいつが先に打ったのかな。

(矢作兼)でもあの新薬の情報、一番最初に与えたのは俺だよな?

(小木博明)まあ、矢作が新薬ができたっていうのを……。

(矢作兼)新薬ができて、日本に来るのが半年後ぐらいになるっていう。

(小木博明)と、矢作は思っているけども。俺は本当はその2、3年前だからね? 俺は治験に応募していたんだもん。

(矢作兼)えっ、治験に?

(小木博明)そう。治験に応募していて。慶応大学の方の。でも、結局落選しちゃったんだけども。あと、治験って大変なのよ。やるのにも。仕事をしている人とかは……あれって時間とか、結構厳しいんだって。全部データを出さなきゃいけないから。その時の体調とか。でも、やりたいからお願いしますっていうので口を利いてもらったんだけども、結局落選しちゃったんだけど。それが2、3年前で。

(矢作兼)で、ついに普通に来たと。

(小木博明)それで薬の承認はされたんだけども、薬価価格が決まるのに2、3ヶ月かかるっていうところで俺、忘れていて。で、矢作が「薬、出たよ」っていうから「ああ、やっと薬価価格が決まったのか」って思って。それで病院に行こうと思っていたら若林が先に打っていて。あいつの方が情報が早くてさ。で、すごくいい結果を言っていて。5日間、頭痛がないとか。

(矢作兼)若林が?

オードリー若林 片頭痛の新薬エムガルティで人生が変わった話
オードリー若林さんが2021年5月1日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で長年苦しんできた片頭痛についてトーク。最近、使用できるようになった新薬エムガルティのおかげで劇的に改善した話をしていました。

(小木博明)若林がね。で、それを、向こうのラジオで若林のスタッフとうちの森山良子さんのスタッフが一緒なのよ。で、そのスタッフづてに良子さんのところに若林からのメッセージが来て。「小木さん、どうなっていますかね? もしやっていなかったら、やってほしい」っていうのが来たから、そこで知ったわけよ。「ああ、やったんだ。じゃあ、やろう、やろう」って思って。それでやって。

(矢作兼)エムガルディ?

(小木博明)エムガルティね。だからここでもたまに、俺の頭痛の話をするけども。本当に片頭痛持ちの人にとってはこの新薬は希望よ。光よ。

(矢作兼)これ、聞いている人で片頭痛持ちの人なんか結構いると思うからね。

(小木博明)もちろん、この薬を知っている人は多いと思うけども。知らない人も多いと思うので、これはちょっと言っておかなきゃいけないけども。でも、これは本当に素晴らしい。俺、今までも予防薬っつってね、いろんな薬を飲まされてきたのよ。

(矢作兼)なんにも効かなかったもんな。小木は。「頭痛界のプリンス」って言われてな。もう、なんにも……どんなにみんなが「いい」って言っているものでも。で、最終的に霊媒師にまで見てもらっているからね。

(小木博明)そうね。霊媒師にも見てもらって。プリンス。

(矢作兼)なんにも効かなかったのが、そのエムガルティは? 注射なの?

(小木博明)注射。注射っつってもよく見る注射じゃなくて、針は見えないのよ。こういう、ペンよりも太い、直径1センチぐらいの丸い……。

(矢作兼)なんか知ってる。シャチハタみたいな打ち方をするんだろ?

(小木博明)そうそう。バン!って音がするの。で、針がボーン!って。

エムガルティの注射

(矢作兼)それってなんか糖尿病でインシュリンを打つ人って、ああいうペン型のやつをバン!って刺してない? ちゃんと見たことがないけども。

(小木博明)刺すっていうか、置くの。俺はお腹に2本、打ったんだけども。1本ずつ当てて。それでなんかボタンみたいなのを押すとストン!って中に入っていくのよ。結構それが痛いのよ。「うおっ、いてててて……」って思って。それでもう1本。計2本打って。でもまあ、これがどんだけ効くのかな、なんてこっちも不安になりながら。

(矢作兼)頭痛なのにお腹に打つの?

(小木博明)そう。お腹の適当なところに。どこに打ってもいいらしいんだけども。

(矢作兼)頭痛なのに頭に打たないの? 頭痛なのにお腹に?

(小木博明)お腹よ。

(矢作兼)間違えてない? それ、腹痛のやつじゃないの?

(小木博明)いやいや(笑)。なんでもそうよ。

(矢作兼)信じられなくない? 頭痛のをお腹に打つなんて。お腹なんか脂肪がすごいんだから。全部脂肪に吸収されちゃうじゃん?

(小木博明)今回のワクチンと一緒でさ、筋肉注射的なものよ。どこに打ってもいいんだよ。たぶんあんなの。

(矢作兼)血管じゃないから。

(小木博明)で、ボン!ってやって。そこから……俺は毎日、頭は痛くなっていたんだよ。

(矢作兼)帯はほぼ毎日だよね。

(小木博明)入院して明けた後は4、5日に1回ぐらいのペースで一旦はよくなったんだよ。でもやっぱり結局、戻ってきちゃって。毎日痛くなってきちゃったからそのエムガルティっていうのをやったら、3日、4日ぐらいは持ったな。持った、持った。これはすごいなって思う。

(矢作兼)へー。どれぐらいの頻度で打たなきゃいけないの?

(小木博明)月に1回。

(矢作兼)えっ、月に1回、打ちます。それで最初の3日、4日は痛くなくて。で、そこからは一緒?

(小木博明)そこからは2日に1回……その時の体調にもよるのよ。2日連続が1回とか。

(矢作兼)じゃあもう、月でならすと今まで30日と考えて20何日痛かった?

(小木博明)もう30日だったら30日痛いんだけど。最近、ちょっとよくなって25から30だな。

(矢作兼)そのエムガルティを打ってからは?

(小木博明)打ってからは今、だいたい1ヶ月ぐらい経ったかな? 30分の13ぐらい? 10いくかいかないかぐらいかな? 調子がいい時は1週間、痛くないっていう時もあるから。

(矢作兼)えっ、すごい!

1ヶ月の頭痛が10日前後に減る

(小木博明)すごいよ。これはすごい薬だと思う。もう戦っているのもわかるから。片頭痛持ちってね、「今日は痛くなるな」とか。朝、起きて「ああ、これは1時間後、絶対に痛くなるわ」っていうのがあるのよ。もうずっとだるいしね。でも、そんな時にエムガルティがやってくるのよ。お腹から。中に入れておいたエムガルティがサーッて頭の方に行ってくれるの。俺が「ああ、苦しいな」って感じていると。

(矢作兼)それは1人なの? 大勢なの?

(小木博明)1人、1人。まずは1人。1人っていうか、1滴よ。俺、お腹に貯蓄してあるから。

(矢作兼)エムガルティの兵隊が何人もいるわけでしょう?

(小木博明)「ちょっとこれ、マズいな」っていう時に1匹、サーッと頭の方に行くわけよ。

(矢作兼)偵察をしに行くわけ?

(小木博明)そう。偵察を(笑)。で、俺の脳の方に入っていって。たぶんああいうのって血管が収縮したりして。そういうところで炎症が起きていて痛くなったりするわけ。それを探しているのよ。で、俺もわかるの。「ああ、これは俺じゃ無理だな」っていうエムガルティの気持ちが。で、1回、また戻ってくるのよ。お腹の基地に。で、2、3匹連れて……。

(矢作兼)また上がっていくの?

(小木博明)上がっていくのよ、また。すごいよ、これ。サーッて上がっていって。で、すげえ戦っているの。

(矢作兼)場所を探すんだね。

(小木博明)場所を探して、戦って。こっちも「ああ、頑張れ、頑張れ!」って思いながら。すごい……その戦っている間も、30分とか1時間ぐらい戦っているのよ。で、本当だったら動けなくなるぐらい痛くなるの。今までの状態だったら。だし、もうすでに片頭痛の薬も飲んでいるの。

(矢作兼)ああ、そうか。早く飲んじゃうのね。

(小木博明)そう。早めに飲まないとどんどんどんどん悪化しちゃうから。でも、すごい戦ってくれているから悪いなっていう感じで。最初の3日、4日ぐらいはそれだね。で、結局ね、戦って負けるんだけども。でも、最初の注射だけ2本、打つのよ。その後は毎月1本だから。なので2本分の兵隊がいるから。もうバンバン、負けてもそこから……。

(矢作兼)負けてもどんどん兵隊を送り込めるから。

(小木博明)ガンガン来て。まあ、その兵隊もわからないじゃん。人によって。「この人はこんぐらいかな?」みたいな。だから最初は2、3人で行っているんだけども、10人とか15人で一気に攻めるようになって。最後は勝つの。

(矢作兼)へー、すげえ!

(小木博明)最後、かならず勝つのよ。

(矢作兼)すごくない?

(小木博明)すごいのよ。本当に。で、もう本当に……なんだろうな? 頭の中のことだからよくわからないんだけども。耳から聞こえているわけじゃないからわからないんだけども。たぶん「やっつけたぞー!」っていう。

(矢作兼)歓声?(笑)。

頭の中で歓声が聞こえる

(小木博明)たぶん歓声はあるのよ。俺もわかんないよ? 頭の中ですげえ聞こえるの。

(矢作兼)そうか。

(小木博明)霊感のある人と一緒で。「やっつけたぞー!」っていう。

(矢作兼)すげえ話だなー。

(小木博明)すごいよ、これは。

(矢作兼)よかったね、でも。

<書き起こしおわり>

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