宇多丸さんCreepy NutsのDJ松永さんとR-指定さん、サイプレス上野さんが2020年4月8日放送のAbemaTV『水曜THE NIGHT』の中でライムスターの過去のアルバム楽曲についてトーク。セカンドアルバム『EGOTOPIA』より『あしたのショー』について話していました。
「ライムスター宇多丸の水曜TheNIGHT」
ライムスターの歌詞を紹介しながら、宇多丸さんに対してゴリゴリに愛をぶつけるだけの2時間をお送りしました!
観てる方は分かりませんが、やってる側は最高に楽しかったです。笑
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— DJ 松永(Creepy Nuts) (@djmatsunaga) April 11, 2020
(DJ松永)じゃあ、次はセカンドアルバムですね。1995年発売の『EGOTOPIA』でございます。はい。こちらは……。
(宇多丸)順番に行くの!?
(R-指定)そして、こちらからピックアップしたのは『あしたのショー』ですね。これはまあ、言うたらライムスターさんの曲の中で何曲か、ドサ回り物というか、ツアー物っていうか。
(DJ松永)『あしたのショー』物がね。
(R-指定)そう。その始まりがこの『あしたのショー』なんですよ。
(宇多丸)『EGOTOPIA』からここを選ぶ?
(R-指定)いや、だって俺はこの『あしたのショー』がめっちゃ好きで。自分ら、Creepy Nutsとしてもツアーしたりとかドサ回りしたりする時期っていうのができた時に、改めてこれが……。
(宇多丸)まあ今で言うと『グラキャビ』とかね。
ツアー・ドサ回り系楽曲
(R-指定)そうですね。で、その間に『ツーリング・ブギー』っていうのがあって。
(宇多丸)『ツーリング・ブギー』とかね。で、これはあれだよね。『EGOTOPIA』っていうかライムスターとして、当時としては例外的にDJ TONKにプロデュースしてもらっているんだよね。Naked Artzの。
(R-指定)それでシャウトも入っていますよね。
(宇多丸)シャウトっていうか、途中のバースっていうかね。「ライムスター、ライムスター!」っつって。TONKが。「たたき売りじゃねえぞ、コノヤロー!」っつってね(笑)。
(サイプレス上野)この当時、TONKさん、ラッパー感ありましたもんね。
(宇多丸)最初、ラッパーだったからね。
(DJ松永)ああ、そうなんですか? Naked ArtzのDJの方ですよね。
(宇多丸)で、Naked Artzのトラックがめっちゃかっこいいなって。
(サイプレス上野)俺も「Naked Artzの『夢』っていう曲の元ネタが知りたい」ってツイートしたらTONKさんがDMくれて。教えてくれて。「上野、絶対に他に教えるなよ」って言われて。「超いい人だな!」って思って。
(宇多丸)TONKね、この間、ツアーの途中でひさしぶりに会いましたよ。今、指圧師としてすごい頑張っていて。すごい活躍していて。
(DJ松永)そうなんだ!
(R-指定)でもホンマにね、この『あしたのショー』とかを聞くと、このDMさんの「寝ぼけまなこで」って始まるのもいいし。ウタさんたちが当時、どういう気持ちで……この『あしたのショー』を書いた時期っていうのはどういう感じで全国を回ってライブをしてたんかな?っていうね。
(宇多丸)いや、これがでもね、「よくこんな歌詞書いてるな」っていうぐらいね、そんなにはまだ地方、行ってないよ?
(DJ松永)ああ、そうなんですね?
(宇多丸)だからたぶん、これは逆にその地方へライブ回るのが楽しくて。まだそれがすごいフレッシュで。
(DJ松永)テンションが上がっていた時期?
まだ本格的に地方を回る前の曲
(宇多丸)なのかな? だって本格的に地方にいっぱい呼ばれるようになったのは、言ってもね、『さんぴんCAMP』でビデオが出回ってから、全国レベルで「ライムスターのライブがヤバい」っていうのが知れ渡ってから本格的に呼んでもらってたから。
(R-指定)じゃあこの時はまだ、初めて地方に行ってみたとか、ゲストとして呼ばれたてぐらいの?
(宇多丸)呼ばれたてだと思うね。あと、ちなみに俺は今、気付いたけど。Mummy-Dは本当に夢から覚めるラップが多いね。バースが!
(R-指定)だって『グラキャビ』も「夢から目が覚め……」って(笑)。
(宇多丸)だからDのバースは寝てるところから目が覚める歌、多いよ。たぶん。
(サイプレス上野)夢オチの逆みたいな(笑)。
(DJ松永)だからRさんもそれを踏襲しているんですよ。
(R-指定)そう。俺もこういうツアーの曲を作りたいなと思って。寝坊から始まるっていう。
(DJ松永)そう。俺らは前回のアルバムで『グレートジャーニー』っていう曲を作ったんですけども。それ、やっぱりRさんの起床から始まるっていう。
(宇多丸)ああ、やっぱりね、遅刻癖がね(笑)。
Creepy Nuts『グレートジャーニー』
(DJ松永)やっぱり本当にCreepy Nuts、組み立てというか「やろう」って言った瞬間から、最初から「『あしたのショー』物を作りたいよね」っていう話をしていたんですよ。
(R-指定)でも、その時は俺ら、全然回れていないから。回ってちゃんといろいろとこういうことをする気持ちがわかるようになってから書こうみたいなことを話していて。
(宇多丸)まあね。そりゃそうだ。