高田文夫 いかりや長介と立川談志を語る

高田文夫 いかりや長介と立川談志を語る ラジオビバリー昼ズ

高田文夫さん、磯山さやかさん、松村邦洋さんが2020年4月10日放送のニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』の中でいかりや長介さんと立川談志さんについて話していました。

(高田文夫)私もだから家で原稿を書いているんですよ。結構頼まれてさ。やっぱり「志村けんさんのことを書いてくれ」っていうのが多いんだよ。だからここ3日ぐらい、ずーっと志村けんのことを考えているんだよ(笑)。

(磯山さやか)フフフ(笑)。

高田文夫 志村けんを追悼する
高田文夫さんが2020年3月30日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』の中で亡くなった志村けんさんを追悼していました。 (オープニング『東村山音頭』が流れる) (高田文夫)さあ、3月30日、月曜日ですか、今日は。お相手が……。 (松本明...
高田文夫 見習い時代の志村けんを語る
高田文夫さんが2020年4月6日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』の中で見習い時代の志村けんさんについて話していました。 (高田文夫)俺、またちょっといろいろと頼まれているからさ。書かなきゃいけないんでさ。またいろいろと思い出したりし...
高田文夫と磯山さやか 志村けんの思い出を語る
高田文夫さん、磯山さやかさん、松村邦洋さんが2020年4月3日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』の中で志村けんさんとの思い出を話していました。 (磯山さやか)先生、元気ですね。よかったー! (高田文夫)見くびるなよ。俺、志村さんよりも...

(高田文夫)なんで俺、ずーっと頭の中で考えなきゃいけないんだよ? 「ああ、こういうシーンがあったな」とか「こういうことがあったな」とかさ。思い出すね。やっぱりね。そうすると、「やっぱりいかりや長介は憎たらしいな」って思った(笑)。

(磯山さやか)アハハハハハハハハッ! 先生が?(笑)。

(高田文夫)いろいろと思い出すと。いかりやさん、やっぱり怖かったな。

(松村邦洋)やっぱり月日が経っても思うもんですかね。

(高田文夫)思うもんだね。でもやっぱり最後は和解もして握手もした仲だけど。やっぱり怖かったなって(笑)。「抜き足差し足で会議室に入っていたな」とかさ、そういういろいろなことを思い出すよね。それでいろいろと志村さんのことを書いたから、今度持ってきてやるよ。

(磯山さやか)ぜひぜひ。

(高田文夫)そういう時間も大切だよな。

(松村邦洋)先生といかりやさんが握手されているの、現場で見ましたけどもね。談志師匠のパーティーの時に。お二人がお話されているのを。

(高田文夫)そう。俺、何回かいかりやさんと握手しているんだけども。いかりやさんって談志とも仲が良くてさ。あの人も江戸っ子だからさ。業平橋のところだからね。スカイツリーのところで生まれているから。志ん生のナメクジ長屋だよ。あそこで生まれてるからさ、江戸っ子なんだよ。だから談志とすげえ仲がいいんだよな。

(松村邦洋)そうですね(笑)。

仲がよかったいかりや長介と立川談志

(高田文夫)若い頃、倒れたことがあって。で、「自分で金を出すからホテルを押さえてくれ。そこで落語会を出すから。俺の好きな人にだけ招待券を出してくれ。快気祝いで見に来てくれ」って。ねえ。それで俺たち、手配してみんなでさ。「誰を呼ぼう」って。談志師匠が快気祝いで落語会をやったことがあるんだよ。そしたらそこに長さんな。「いかりやにも出しておいてくれ」っていうから。俺、宛名書きなんかしてさ。それで出したんだよ。そしたらいかりやさんが来たんだよ。「談志、いる?」なんてさ。そしたらそこに松ちゃんが俺の友達代表で来てるんだよ。談志の快気祝いに(笑)。

(磯山さやか)ちゃっかりじゃん(笑)。

(松村邦洋)僕、ちゃっかりいたら、いかりやさんが「松村くん!」っていうから「いかりやさんの『独眼竜政宗』、見てましたよ」って言ったらずっとしゃべっていたんですよ。そしたら高田先生が途中から来て。「お前、なにを長さんといるんだよ?」って。(モノマネで)「松村がよ、長さんの横にちょこんと座ってんだよ。なんだよ、お前? なんで長さんの隣に座ってんだよ?」って(笑)。

(高田文夫)ホテルを開けてすぐだから。普通は席にポツンポツンと座るじゃん? いかりやさんの横に座っているからさ。「なにを座ってるんだよ? お前、話すこともねえだろ?」っていう風に言ったんだよな。面白かったよな(笑)。

(松村邦洋)「お前、びっくりしたよ、お前。長さんとよ」って。

(高田文夫)そうだよ。びっくりしたよ、俺。

(磯山さやか)すごいですね、その話ね。

(高田文夫)それで談志師匠も元気でさ。談志師匠はほら、ウエスタンとか音楽が好きだから。いかりやさんがスーベーだから。ベースのこと「スーベー」っつーんだけどさ。で、ジャズ喫茶で。スーベーの頃から仲がいいんだよ。なあ。カントリーアンドウエスタンで。ジミー時田とかいかりや長介と談志の3人が仲間なのよ。そのつながりなのよ。だから面白いだろう、人生って。

(松村邦洋)いやー、先生ももう清川虹子さんみたいに見てますね。

(高田文夫)『文夫は見た』って。一発出さなきゃダメだな。『文夫は見た』シリーズを。

『文夫は見た』

(松村邦洋)先生は本当、『家政婦は見た』じゃないけど、後ろから見ていますよね。僕と岡本信人さんが3時間ぐらい会話をしていたら「お前よ、なんで岡本信人と会話してんだよ?」って……(笑)。

(高田文夫)そう(笑)。こいつさ、誰かのパーティーで一番隅っこでさ。「松村、誰と話しているのかな?」って思ったら立って隅っこで岡本信人とさ、草の話をしているんだよ?

(磯山さやか)ええーっ? 草の話?

(高田文夫)2人で3時間。「お前、よく話すことあるな、岡本信人と?」「いや、岡本さんに草の話を聞いてました」って(笑)。

(松村邦洋)いや、岡本信人さんとどうも波長が合って。会話が合うんでずーっと話していたんですよ。3時間、しゃべっていたら……。

(高田文夫)パーティー、こっちでみんな話しているのにさ、ステージを見ないで2人だけで話しているんだよ。変わっているよ。2人だけで。初めて会ったのに、ずっと話しているの(笑)。

<書き起こしおわり>

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