高田文夫さん、磯山さやかさん、松村邦洋さんが2020年4月10日放送のニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』の中で亡くなった関根潤三さんとの思い出を話していました。
(高田文夫)もうやだやだ。ここは東京なんだから。東京のしゃべりをしてよ? もう江戸っ子の関根さんも亡くなって。寂しいんだ、俺は。
(磯山さやか)関根さん!
(高田文夫)やっぱり東京の人がさ、どんどんといなくなっちゃうね。こうやって。この人もかっこよかったよな。ニコニコ笑って毒舌を吐くんだよな。洒落っ気があるんだよ。もう本当、東京人なんだよ。スマートで紳士でさ。だって元祖大谷だよ?
(松村邦洋)二刀流ですからね!
(高田文夫)だってオールスターに両方で選ばれているんだから。ピッチャーでも選ばれているし、バッターでも選ばれている。オールスターに。元祖だよ。
(松村邦洋)ベーブ・ルースみたいなもんですよね。
(高田文夫)ベーブ・ルースね。みたいかな? 日本人だけどね。
(磯山さやか)フフフ(笑)。
(松村邦洋)いやいや、日本人ですけども。江戸っ子ですよ。先生、細かいところ、ありがとうございます(笑)。
(高田文夫)ベーブ・ルースって……俺、江戸の人とは思えないな?(笑)。いやいや、関根さんね。
(磯山さやか)素敵な方でした。
(高田文夫)だって磯山なんかもさ、ヤクルトが好きだけどさ。今年は関根さんが亡くなり、ノムさんまで亡くなって。代々ヤクルトの監督が。どうするよ?
(磯山さやか)悲しいですね。
(松村邦洋)本当ですね。
(高田文夫)お前、悲しそうじゃないな?
(松村邦洋)フフフ(笑)。
(磯山さやか)私、野村監督とはあまりお会いしたことがないんですけども。関根さんとはヤクルトの中継番組をやっていた時に解説をしていただいたりとか。
(高田文夫)ああ、いろいろと絡んだんだ。
(磯山さやか)あとは特番で戦後の野球史を語るっていうので。3時間ぐらいの放送を一緒にやらせていただいたりとか。ずっとお仕事をさせていただいていたので。
(高田文夫)ソフトでニコニコ笑っているけど、毒舌をピッと吐くだろう? それがいいんだよ。江戸っ子らしくてな。ユーモアがわかって。
江戸っ子の毒舌
(磯山さやか)めちゃくちゃ毒舌で。それで神宮の階段をね、登ってきながらね。足腰も丈夫でしたよ。
(高田文夫)東京の匂いがする人なんだよな。本当にかっこいいなと思うよ。
(松村邦洋)先生と関根さんと、結構バトル面白かったですよね。定期的にゲストでいらして。土橋さんとか関根さんとか。
(高田文夫)そうそう。土橋さんとかね。あの人は浅草のフランス座のエースだから。
(松村邦洋)雷門サンダースでしたしね。
(高田文夫)そうだよ。軟式野球で。うちのカミさんもしみじみ言っていたよ。「関根さん、よくあなたの番組、ラジオに来てたもんね。聞いているとね、どっちもお互いに好きだっていうのがわかる」って。そういうものらしいな。やっぱりな。ラジオって聞いていると。関根さんもなんか俺のことがすごい好きでさ。「高田くん、高田くん」って言ってくるんだよ。いっつも。俺も関根さんのこと、好きでさ。男同士で好き同士ってわかるよな。
(松村邦洋)そうですね。
(高田文夫)松ちゃん、なんだよ、その笑顔は?(笑)。
(磯山さやか)ちょっと私もね、この笑顔は気持ち悪いなって思ったんですよ(笑)。えっ、どうしたの? 横からでも気持ち悪い……先生は正面で(笑)。
(高田文夫)なんだよ、そのボード越しの笑顔はよ?
(磯山さやか)どうしたの、いきなり?(笑)。
(松村邦洋)いやー、関根さんと先生、いろんな思い出というか。語っていましたからね。
(高田文夫)素敵だよ。
(松村邦洋)だけど衣笠さんとか山本浩二さんとか、「ビバリー昼ズを聞いていてよくあれだね。関根さんと先生ってあんなにしゃべれるね」って言っていて。割と衣笠さんとかは直立不動で挨拶するぐらいだったって。カープのコーチだったから。打撃コーチで。怖いんですって。
(高田文夫)怖いんだ、やっぱりな。上司としては。
(磯山さやか)厳しいので有名でしたよね。
怖い上司・関根潤三
(松村邦洋)結構怖いんですよ。荒木大輔さんとか、ちょっと打たれた後に関根さんが来て、足だけ踏んで帰っていったっていう……(笑)。
(高田文夫)いいね! 足だけ踏んで(笑)。
(松村邦洋)足だけ踏んで。「お前、なにフォアボールを出しているんだよ、コノヤロウ!」って。それで笑って「うんうん、頑張れよ」って。
(高田文夫)そういうユーモアがあるんだよ。それでニコッと笑って。みんなを楽しませてさ。やっぱりそこが頭がいいんだよな。
(松村邦洋)そうですね。
<書き起こしおわり>