高田文夫と磯山さやか 志村けんの思い出を語る

高田文夫と磯山さやか 志村けんの思い出を語る ラジオビバリー昼ズ

高田文夫さん、磯山さやかさん、松村邦洋さんが2020年4月3日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』の中で志村けんさんとの思い出を話していました。

(磯山さやか)先生、元気ですね。よかったー!

(高田文夫)見くびるなよ。俺、志村さんよりもひとつ上だからな(笑)。志村さんより年齢も1個上だからね。

(磯山さやか)本当ですよ。

(松村邦洋)世の中と逆で。本当に元気ですね。

(高田文夫)俺と松村はいっぺん死んでるんだから。お互い。たけしさんも。3人はよ。帰ってきたトリオだからよ。

(松村邦洋)先生、いいメンバーに入れていただいて。ありがとうございます。たけしさん、高田先生、そこに僕まで!

(高田文夫)てんぷくトリオだからよ(笑)。

(磯山さやか)おかしいから。心臓、止まっているんだから(笑)。

(松村邦洋)てんぷくトリオ……戸塚(睦夫)さんみたいな。先に亡くなるっていう。

(高田文夫)知ってるね、知ってるね。おい、ヨットスクール?

(松村邦洋)ヨットスクールじゃないですよ(笑)。それ、1982年ですよ。その年に三波伸介さん、亡くなってますから。

(高田文夫)戸塚ってヨットスクールじゃないの? その時、談春と志らくは談志から預けられたんだぞ? 「戸塚んところ、行って来い」つって。戸塚さんのフォローをしていたんだぞ、談春と志らくはずっと(笑)。

(松村邦洋)先生、あれですね!

(高田文夫)もう人生の荒波を超えてきているから。もうすごいよ。荒波を超えちゃっている。いや、本当はシュンとしなきゃいけないんだけども。世の中、陰気だからさ。せめて俺たちぐらいはな、いつも通り元気よくやるのが一番いいからさ。本当、俺なんかこんな商売なんかさ、普通はあってもなくてもいい商売ってあるだろう? あった方がいい商売はさ、政治とか農業とか。で、あってもなくてもいい商売ってあるだろう? 俺たち芸能なんて商売はよ、「なくてもなくてもいい商売」って言われているからね。本当の話。だから国から保護なんかされないよ。アンチで生きてきたんだから。

(松村邦洋)そうですね。

(高田文夫)だけど最後の最後、みんなが疲れた時に心をほぐすのが我々、エンターテイメントなんだよ。最後は音楽と笑いなんだよ。エンターテイメントっていうのは。

(磯山さやか)そうだ!

(松村邦洋)だから先生、いいっすね。

(高田文夫)えっ? お前、志村さんが亡くなってすぐその日のNHKのニュースのコメントを見たよ。俺が昼間、ラジオでしゃべったことをそのまましゃべったろ、お前?(笑)。

(松村邦洋)フフフ、いや、ネタがないんで……。

(磯山さやか)あれか! 「ちゃっかりテレビ、出ているな」って思ったんですよ。

(高田文夫)そうそう。こいつさ、志村さん知らないんだから。全然。

(松村邦洋)知らないんですよ(笑)。

(磯山さやか)そうそう。私、本当にテレビを見て「えっ、松ちゃん? ええっ?」って。

志村けんさんを知らない松村邦洋のコメント

(高田文夫)志村さんが亡くなって松ちゃんがコメントしていて。それもさ、俺が昼間、月曜日だから。アッコとラジオで。それで亡くなってすぐだったからね。「喜劇人とかそういう人はたくさん笑わせたら笑わせた分だけ悲しみが来る。大して笑えない人や売れない作家、芸人は死んでも悲しくないよ。でも面白かった人はそれだけ悲しい」みたいな。ちょっといい話をしたんだよ。そしたら、お前と志らくだよ。同じことをテレビで言っていたよ!(笑)。もう、志らくもおんなじことを言っていたよ。

(磯山さやか)高田イズム、すごいな(笑)。

(高田文夫)もう一言一句、違ってなかったよ。

高田文夫 志村けんを追悼する
高田文夫さんが2020年3月30日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』の中で亡くなった志村けんさんを追悼していました。 (オープニング『東村山音頭』が流れる) (高田文夫)さあ、3月30日、月曜日ですか、今日は。お相手が……。 (松本明...

(松村邦洋)「俺も結構いいこと言うな」なんて自分で思ったんですよ。「結構俺もいいこと言うな。俺、スラスラと……なんか神様がおりてきたな。俺、意外にアドリブ、きくな」って思ったら、「そうか。ラジオを聞いていたんだ」って(笑)。

(磯山さやか)聞いたばっかりのことを(笑)。

(高田文夫)そうだろう? 磯山の方が、だって聞いたら10年やったんだろう?

(磯山さやか)10年でした。2010年ぐらいから。『志村魂』という舞台からのお付き合いだったんでね。それで、まあここ最近だと『志村でナイト』っていう深夜の番組もやらせてもらっていて。

(高田文夫)やっていたよね。フジテレビの夜中に。

10年、志村けんさんと共演

(磯山さやか)あれがまあ2週間に1回とか3週間に1回、それぐらいの収録で。『バカ殿様』と『だいじょうぶだぁ』が交互に2時間スペシャルっていうのがあって。夏には舞台っていうのがあって。割と間隔が……。

(高田文夫)そうだな。特番やって、舞台やって、それでレギュラーもあって。

(磯山さやか)だから間を空けて会っていないっていうことがなかったんで。まあ空いても2ヶ月とかぐらいだったんで。まだなんか今のところ……「今度は『バカ殿様』かな?」ぐらいのイメージでいるので。あんまりまだ……。

(高田文夫)まあ本当の話、ああいう最期だったから気の毒でさ。お兄さんがお骨を持って、かわいそうだったけどさ。だから実感としてわかないんだよね。国民みんなが。

(磯山さやか)みんながそうだと思います。うん。

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