(星野源)で、トランプも楽しかったからもう1回やろうかな、みたいな感じもあったんですけど、やらなかった。
(ハマ・オカモト)やらなかった。結果としては。
(星野源)で、なにをやったか? この2人。27歳と37歳、2日目の夜。もうヘトヘトですよ。山に登って。結構大変でしたから。筋肉痛になりながら、なにをやったのか?……なぞなぞを出し合うという。2人して。
(ハマ・オカモト)ねえ。これがまた、もう素敵な時間でね。フフフ(笑)。聞きました、みなさん? なぞなぞですよ。
(星野源)「源さん、これわかりますか?」って(笑)。
(ハマ・オカモト)フハハハハハハハッ! 検索してね。さすがに本は持ち合わせていなかったので、検索をして。割と難易度の高いものからやろうっていうことで、もう一問目でまず1時間半ぐらい悩んじゃって。
(星野源)フハハハハハハハッ! あれはめちゃめちゃ悩んだよね。
(ハマ・オカモト)めちゃめちゃ悩んで。
(星野源)2人して、ハマくんも答えを知らないっていう状態で。「この問題、なんか面白そうです」「ああ、じゃあやってみよう」って2人で。「うーん……?」とかって。
(ハマ・オカモト)あれは……で、僕が何問目かな? 僕が先にわかったやつがあったじゃないですか。
(星野源)二問目かな?
(ハマ・オカモト)で、やっぱり先にわかったというその優越感みたいなのとね、でも「絶対にヒントを聞かずに答えてほしい!」っていう願望もあるわけですよ。源さんにも。その時の私が回したその動画、面白かったですよ。悩んでいる星野源っていう。
(星野源)ああ、それは見ていないや。それ、あとで送って!
(ハマ・オカモト)体をまっすぐにして「ええぇ~? 違うのぉ~?」って言いながら(笑)。
(星野源)何個か出してね、「あっ、違う!」なんて。
(ハマ・オカモト)「あ、近い」「ええぇ~!」ってずっと言っている。
(星野源)パジャマでね。
(ハマ・オカモト)パジャマでね。二夜目はもう完全ななぞなぞ大会。
(星野源)なぞなぞ大会でしたね(笑)。一問目が僕が先にわかって、先に優越感を味あわせていただいたんですけども。二問目がね、あれがわからなくて。
(ハマ・オカモト)あれ、面白かったなー。もちろんその間にね、昨年、2018年の話とかもしてはいるんですよ。
(星野源)結構真面目な話もしましたよね。仕事の真面目な話もしたし。
(ハマ・オカモト)ええ。今年の話もしましたし。そういうもちろんいい話もしつつ、そのなぞなぞに突入していって。まあ本当に一夜目はスピード、神経衰弱、そしてヨガで入眠っていう形でしたけど、二夜目はなぞなぞで疲れきっちゃってね。もうヨガすらせずに寝るっていうね。もうクタクタになって寝ましたね。
(星野源)寝ましたね。で、また次の日、僕はハマくんのシャワーの音で起きて。「シャーッ」って。
(ハマ・オカモト)僕が先にシャワーを浴びてね。で、朝食の準備なんかもちょっとしちゃったりして。まあ、最終日ですよ。もうね、あとちょっとしたら帰らなきゃいけないっていう。
(星野源)で、店員さんが朝食を持ってきてくれてね。
(ハマ・オカモト)お部屋に用意してくださって。それをやりながら、まあ「最後のご飯だな」なんて思いながら席についたんですけども……パッと後ろの棚を見たら、まあ引くぐらいデカい蜘蛛が……。
(星野源)フフフ、とんでもないデカさだったよね。
(ハマ・オカモト)とんでもないデカさ。足の長さの昆虫の蜘蛛ですよ。蜘蛛が部屋に出ましてね。
最終日の蜘蛛ショック
(星野源)それまで屋久島、あんな山に登っていたのに虫を1匹も見ていないんですよ。
(ハマ・オカモト)そう。これがまた不思議で、その山に登った時の話に戻るんですけども、川がとてつもなくきれいだったじゃないですか。
(星野源)そうだね。
(ハマ・オカモト)で、僕がガイドさんに「これ、きれいですね。どんな魚がいるんですか?」って聞いたら、「よく聞いてくれましたね。魚は住んでいません。きれいすぎて餌となる微生物が住めない。だから、魚がいないんですよ」って。
(星野源)そうなんですよね。
(ハマ・オカモト)「やっぱり特殊な土地なんで、生き物もすごく限られた種しかいません」なんて話もあって、昆虫も見なかったんですよね。
(星野源)そうだよね。だから、虫はいないもんだと思っていた。
(ハマ・オカモト)不思議だなと持っていたら、最終日にまさかのまさか。メシの直前にものすげーデカい蜘蛛が出ましてね。
(星野源)そうなんだよ。で、2人して「ああ……」ってなって。
(ハマ・オカモト)2人して、もうダサさの極みみたいなビビり方をしちゃって。
(星野源)「あ、あわわ……あわわ……ど、どうしよう……」って。しかも、いわゆる食べるところのテーブルの後ろ。本当に50センチぐらいのところにペタッと張り付いていて。「うわああああーっ! もう食べられないよーっ!」みたいな。
(ハマ・オカモト)フハハハハハハハッ! 朝から(笑)。で、その引き出しに手をかける穴みたいなところの中に我々が「うわああああーっ!」って言っている間に蜘蛛が入って行っちゃったんですよ。で、「これはちょっとキツい……」と。で、すぐにホテルの方に電話をして。それで来てくれたんですよ。きっとそのホテルでも虫が大丈夫な男性の方が。
(星野源)電話をしてね。「すいません。あの……蜘蛛が出たんですけど。助けてください」って(笑)。
(ハマ・オカモト)フハハハハハハハッ! それで来てくれて、「どこですか?」「実は電話の間に中に入ってしまったんです」「ああ、そうですか」って。で、もう平気な顔をして引き出しをガーッと開けて。そしたらいないんですよ。
(星野源)そうね。どこにもいないんだよね!
(ハマ・オカモト)さっき入ったんですよ。2人でそれを見たんですよ。でも、本当にいなかったんですよね。
(星野源)うん。いなかった。
(ハマ・オカモト)で、「いないですね」なんて。だから出てきたら、凍らして動きを止める冷たいスプレーとか、あとは殺生をせずに外に逃がせる掴むやつを持ってきてくれて。「もし出たら、これで。まあ、またお電話ください」なんて言って出ていって。ただ、我々は気が気じゃないじゃないですか。絶対にそこに入っているんだもん。それを背にしてオムレツとか、安心して食べられないわけですよ。
(星野源)そうなのよ。
(ハマ・オカモト)で、我々2人、屋久島の最終日にした最後の共同作業というか。
(星野源)そうだね。一緒にがんばったね。
(ハマ・オカモト)それは、バスルームに行って、大量のタオルを持ってきて、その引き出しの穴という穴に詰めるっていう。
(星野源)そこから出てこないようにっていうね。
(ハマ・オカモト)まあ、ホテルにはちょっと、洗濯しなくちゃいけなくなったんで申し訳ないんですけども。
(星野源)「申し訳ない」とは思いながらも。
(ハマ・オカモト)やっぱり我々、恐怖の方が勝ってしまって。もう……大きめの棚に全部ススススッとタオルを詰めてね。
(星野源)で、ゆっくりと食べてね。
(ハマ・オカモト)ゆっくりと食べましたね。
(星野源)で、チェックアウトの時、このまま閉じ込めておくのはちょっと申し訳ないと思ったんでタオルをそっと外して。で、そのタオルにブンッてついてきたら「ギャーッ!」ってなるんで、そっと外して。
(ハマ・オカモト)ゆっくりと外して。
(星野源)「大丈夫だね」なんつって。
(ハマ・オカモト)フフフ、で、ホテルを後にしましたね。
(星野源)そんな……フハハハハハハハッ!
(ハマ・オカモト)フハハハハハハハッ!
(星野源)そんな屋久島でござました……。
(ハマ・オカモト)まあ、楽しかったですね、これは。
(星野源)楽しかったね。
(ハマ・オカモト)みんなに共有できて、でもよかったですよ。お話だけでもね。
(星野源)いやー、いかがでしたか、屋久島話? 本当にありがとうございました。
(ハマ・オカモト)みなさんにもね、ぜひ体感してほしいな。
(星野源)そうだね。うん。この後、写真も上げるようにしますから、ぜひ見てください。
<書き起こしおわり>