V6の井ノ原快彦さんがTBSラジオ『Music24/7 西寺郷太TAMAGO RADIO』にゲスト出演。幼少期からデビューに至るまでの音楽的なルーツについて語っていました。
(西寺郷太)V6以前の、まず火八先生というコーナーのポイントとして、割と生まれてからデビューするまで、どんな感じで音楽に関わってきて、あこがれて、世界に入って来たか?っていうのを聞くのが多いんですけど。井ノ原くんの場合はやっぱりまずダンス?テレビ?
(井ノ原快彦)だからその、ベストテンとか。夜のヒットスタジオとかね。そういうの、やっぱりほら、よく言いますけども、テレビにラジカセを近づけてね、録音して。最初のイントロで黒柳さんの饒舌な言葉が入るっていうね。ぴったり曲までに終わらせて、みたいな。あれをちゃんと録音して、何回も何回も聞いてましたけどね。
(西寺郷太)録音してたんですね。録画の前に?
(井ノ原快彦)録画、だって持ってなかったでしょ?
(西寺郷太)ありましたよ。お父さんとか、うるさいことを・・・ガチャン!って録って、シーッ!っていうやつですよね?ギリギリあの世代ですか?
(井ノ原快彦)いや、もうぜんぜんあの世代ですよ。
(西寺郷太)そっか、2・3個年下ですけど。
(井ノ原快彦)5つ上の姉がいたから。で、一緒にそんなことをしてて。毎週、すごかったじゃないですか。だからもう本当に日本の歌謡曲に育てられたっていうかね。ジュリーが大好きだったんで。
(西寺郷太)あ、ジュリーさんですか?へー。
(井ノ原快彦)沢田研二さん、五輪真弓さんとか。ちょっとそこらへんから渋くなってくるんですよ。
(西寺郷太)でも、今日はそこも聞きますから。あなたのとても渋い音楽の。フォークの。高田渡さんとか。なぎら健壱さんとか。
(井ノ原快彦)大好きなんですよねー。
(西寺郷太)フォークですよね。もう一本の筋として。ありますよね。派手な、ダンスもつくような、そういう・・・もちろんジャニーズに代表されるような。
(井ノ原快彦)そういうところはたぶんそういうテレビとか見たり。周りの、姉が5つ上だったんで、その姉からの影響で。BOOWYを聞いたりとか、バービーボーイズとか。で、ちょっと育ってきて。それでまあ、少年隊とかも聞いてたんで。姉が。そこでジャニーズを目指しはじめるんだけど。で、デビューするかしないかぐらいから、だんだんちょっともう一本の。アンダーグラウンドな方向にも、『あれ?こっちもいいんじゃないか?』みたいな。
(西寺郷太)なんていうレーベルでしたっけ?好きなレーベル。
(井ノ原快彦)URCですよ。『アングラ・レコード・クラブ』ですから(笑)。
URC アングラ・レコード・クラブ
(西寺郷太)(笑)。だから、はっぴいえんどとか、当時だったらサニーデイ・サービスとかも好きだったんですよね?
(井ノ原快彦)サニーデイ・サービスの曽我部くんがURCの監修をしてるんですよ。で、だから再販して、CDを出した時も、だいたい曽我部くんが監修として入ってて。で、これはすごい!と思って、そん時もう曽我部くんと友達だったから。
(西寺郷太)そうですよね。曽我部さんもこの番組、出てくれました。
(井ノ原快彦)以前ね。で、もう曽我部くんにいろいろ聞いて。
(西寺郷太)その90年代半ばの話ですよね。
(井ノ原快彦)そうです。そうです。で、『これを聞いたほうがいいよ』とか。『あそこのレコード屋、いいよ』とか。いろいろ教えてもらって、どんどん広がってって。
(西寺郷太)で、じゃあいわゆる『MUSIC FOR THE PEOPLE』とか、あの後ですよね。ダンサブルなユーロビート路線というか。トランス路線もありつつ。
(井ノ原快彦)あれやりながら、URC(笑)。
(西寺郷太)URCを聞いてた(笑)。真逆の。
(井ノ原快彦)真逆の。言っちゃあね。そうですね。
(西寺郷太)『MADE IN JAPAN MADE IN JAPAN 人はその目に』と言いながら。あの弾き語りを聞いていた(笑)。
(井ノ原快彦)そうです(笑)。
(西寺郷太)たしかにMADE IN JAPANですね。
<書き起こしおわり>
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