藤井健太郎さんが2023年9月2日放送のTOKYO FM『土曜日のエウレカ』に出演。『水曜日のダウンタウン』が『ラヴィット!』生放送に仕掛けたあのちゃんの赤ラーク・チーソー事件について話していました。
(川島明)どうなんですか? 藤井さん的に特に気に入ってる説っていうのは?
(藤井健太郎)ええと、どうでしょう? そんなに振り返らないんであれですけど。そうですね。なんか、ヤバい人が出てくるのとか、好きかもしれないですね。
(川島明)フフフ(笑)。そのヤバさの角度がやっぱりポップじゃないですよね。マジの……「近所にこういう人、いやがったな」っていうような、昭和のちょっと恐ろしい人みたいなのが出たり。その部分もほんまにブツッと、流しきって逃げるというような編集もたまにあるんですが。そういう、ちょっと最近のテレビではなくなってしまったような、見てる方が「どっち?」っていうドキドキ感がね、まだあるのかなとは思いますよ。
(藤井健太郎)うんうん。1年ぐらい前になりますけど、大江裕くんのやつとかも。
(川島明)ああ、演歌のね。大江さん。
(藤井健太郎)あれもヤバいっていう話ですけども(笑)。
(川島明)激ヤバの。その激ヤバの肉付けがちょっとほんまに……ほんまのヤバさでしたね。
大江裕 実はヤバい説
(川島明)で、僕からしたら忘れられないのが僕、朝の番組『ラヴィット!』というのをやっていて。大喜利芸人がね、とある女性タレントを遠隔操作したら爆笑ばっかり取れる。大喜利も全てホームラン打てる説みたいな、そんな感じで。ジュニアさんとか笑い飯の西田さんとか野性爆弾くっきーさん、霜降り粗品とか、大喜利の名手がいろいろいる中で、それを全て一手に担ってあのちゃんが『ラヴィット!』の生放送に1人で乗り込んできて。僕もあの時、あのちゃんと初対面ですし。
(藤井健太郎)そうですよね。あのタイミングで当然、その人の元々のキャラクターが知られていたら「普段と違うぞ?」ってなるんで。
(川島明)おかしいですよね。
(藤井健太郎)なのでまだどういう人かっていうのがあまり浸透していない人で。当然、スタジオにいるメンバーだけじゃなくて、オンエアー上でも「あれ? 普段と違うぞ?」ってなっちゃいけないので。知られてない人かつ、あの感じがこなせる人っていうところで。本当に僕的にはあのちゃん一択だったんですけど。
(川島明)私もマジで完全に知らないんで。「とんでもないやつが来たな!」っていう。まあ、くっきーさんの答えとか、西田さんのすごい秀逸なシュートを打ったりとかもやってくるっていうところから……だからいまだに、これはクレームじゃないですけど。やっぱりあれ、生放送でやっちゃいけないですよね? 結果、爆発したなとは思うんですよ。うちの番組『ラヴィット!』もあれで、夜のお笑いっぽい視聴者の方が『ラヴィット!』を見るきっかけになっていただけたので。非常に助かったんですけど。
(藤井健太郎)まあ、だからハイリスク・ハイリターンという。
(川島明)ハイリスク・ハイリターン。あれがTBSのすごさやったなとは思うんですけど。
(藤井健太郎)生でやるのはあんまりないですよね。あの手の企画って、別にそんなに珍しいわけじゃないですけど。生でやるということはたぶん、あんまりなくって。
実際の生放送の番組でやるハイリスク・ハイリターンな手法
あのちゃん『ほぐした赤LARK』
『チーソーの赤い部分』
『目玉のおやじの衣替え』#水曜日のダウンタウン pic.twitter.com/dj30S95uVk
— 雪だるま (@Yukidaruma_4488) October 20, 2021
(川島明)普通は架空の番組を作るんですよね。ああいう時って。それはもう、フリーで架空の番組でクイズで、なんか若手の芸人がMCをやって、どんなリアクションするかやけども。それが全国に流れてしまってる番組で朝8時からやった。だからこそ、反響がすごかったっていう。
(藤井健太郎)そうですね。そこもハイリスク・ハイリターンの部分だと思います。たしかに生でやると当然、失敗した部分も流れちゃうので。つまんなかったところも流れちゃうから。基本、ああいうのって当然ですけど、やったことの中から面白いところだけ抜粋してオンエアーするので。
(川島明)そうですね。テロップを入れて、とか。
(藤井健太郎)ああいうのって、失敗も結構起きやすいというか。
(川島明)起きやすいですよ。そらもう、ギャンブルなところもありますからね。
(藤井健太郎)当然、面白い答えばっかり出ないやつなんですけど。あえて生でやらせていただいたっていうのはまあ……だからこその反響というところが。
(川島明)よかったですよ。我々の番組もどうなるんやろう、みたいなところでしたから。いい感じにね。
(藤井健太郎)でも見事に……もちろんこっち側の大喜利の皆さんもそうですけど。スタジオの皆さんにも見事にしていただいて。
(川島明)いい形で。こちらこそでございます。
<書き起こしおわり>