ピエール瀧 大好きな俳優リッキー・ジャーヴェイスを語る

ピエール瀧 大好きな俳優リッキー・ジャーヴェイスを語る 川島明 そもそもの話

ピエール瀧さんが2023年10月21日放送のTOKYO FM『川島明 そもそもの話』に出演。大好きな俳優リッキー・ジャーヴェイスについて話していました。

(川島明)ただ、この映画(『凶悪』)でいろんな賞を受賞されることになるわけです。で、さらに俳優業としてのお仕事も増えていくんですけど。どうしてるんですか? 役作りとか。それまで、全くやってこなかった人生じゃないですか。どうしてはるんですか?

(ピエール瀧)本当にそれ、よく聞かれるんだよね。役づくりって。

(川島明)聞きたいです。できない人間からしたら。

(ピエール瀧)「役作りで何?」っていうのが……いや、マジで。すごい人はいるじゃないですか。デ・ニーロがとか。デ・ニーロアプローチ的なのとか。なりきるっていうか。

(川島明)抜けないぐらい入るとか。

(ピエール瀧)っていうような人たちもいるんですけども。まあ、それはちょっと自分じゃできないし。

(川島明)できない?

(ピエール瀧)そういうのを聞くと「やりすぎじゃない?」ってちょっと思ったり。変ですけども(笑)。「大丈夫ですか?」っていう。あと、役が抜けないっていうのも。

(川島明)そういうことは瀧さんは一切ないですか?

(ピエール瀧)一切ないですね。

「役が抜けない」なんてことは一切ない

(川島明)「はい、カット!」ってなったら?

(ピエール瀧)「はい、カット! OK!」ってなったらもうすぐ、DSを開けるタイプです(笑)。

(川島明)すぐゲーム?

(ピエール瀧)すぐゲームをやれるんですよね。

(川島明)そうですよね。芝居なんだから、そうあるべきなんですけども。俳優としても、モデルはいないですか?

(ピエール瀧)モデル……憧れでね、なったっていうものではないので。それこそ「松田優作さんに憧れて役者になりました」とかっていうような人とか、いるじゃないですか。それはそれでわかるんですけど、あんまりそういう存在がなかったんですよ。でもまあ、好きな俳優さんはいるんですよ。あのね、リッキー・ジャーヴェイスっていう人がイギリスにいて。

(川島明)リッキー・ジャーヴェイス?

(ピエール瀧)そういう人がいるんですけども。この人はコメディアンみたいな側面もあったりして。とにかくしゃべりが面白いし、機転も利く面白い人なんですけども。この人が2000年代初頭ぐらいに『The Office』っていうBBCでやっていたたドラマがあったんですよね。それを何の気なしに見たら、めちゃめちゃ面白くて。なんかね、地方の普通のサラリーマンのオフィスで起こる珍騒動の話なんですけど。このリッキー・ジャーヴェイスっていう人がその中にいる、ダメな上司というか。その様をやるのがものすごく面白くて。

(川島明)うまいんだ。

(ピエール瀧)うまくて。「こういうクソ野郎なイギリス人、いるな!」みたいな(笑)。

(川島明)ちょうどダメなんですね。

『The Office』のダメな上司役

(ピエール瀧)ものすごくいいタッチでやるんです。で、この後に、最近だと『デレク』ってやつをやったりとかもしてるんですけど。『エキストラ』っていう作品もこの人はやっていて。その『エキストラ』はエキストラ役としていろんな撮影現場に行く人が主人公で。その人をリッキー・ジャーヴェイスがやっているんですけども。その人が撮影現場でいろいろと巻き起こすやばい珍道中っていうやつがあるんですけど。それもかなり面白いんで。

(川島明)この方のファンなんですね。

(ピエール瀧)そうですね。『エキストラ』の最終回とか本当に見ていて俺、ちょっと立ち上がったもんね。「ああーっ!(拍手)」っていう(笑)。

(川島明)どういう感じですか?

(ピエール瀧)なんかね、「わあーっ!」ってなるの(笑)。そんな感じのやつで。この人、イギリスでも有名な方ですけども。『The Office』も面白いですし。もし興味ある方はぜひ……。

(川島明)ぜひチェックさせてもらいます。

(ピエール瀧)気をつけてほしいのはアメリカ版があるんですよ。『The Office』って。でも、リッキー・ジャーヴェイスがちゃんと出てる方のやつをぜひ見てくださいって感じなんですけどね。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました