(春日俊彰)で、普通だったら「ああ、ありがとうございます」って行くじゃない? でも、下の状況もわかんないし。声だけで。で、冨山さんも実際はどうなのかっていうのも知ってるわけだから、行くんだけど……もうなんか、震えていたし。いろんなことにさ、疑っちゃっているからさ。「春日のこと、はめに来てるんじゃないか?」って。冨山さんのことを。「呼んで、あえて辱めを受けさせに来てるんじゃないか?」みたいな、そういうところもあってね。
でも、まあ来たし、そう言っているから行こうってなって。で、最後のブロックだけ……もう数分よ。ちょっと、どうなのかなと思いながら降りていったらさ、その舟崎Dとかもいるのよ。で、なんか私の目にはニヤニヤしてると思ってね。そう映って。なんか、みんなが「どうなんだろう?」っていう風にね、不安になってさ。
(若林正恭)まあ、ニヤニヤは違うニヤニヤだよね。「来てるんだ。バレてるんだ」っていうね。えっ、なに? 家を出たのは何時なの?
(春日俊彰)家を出たのは……ラジオが始まる前ぐらい。1時前ぐらい。
(若林正恭)で、着いた時間……それ、Dちゃん。合っている? 時時系列は。ああ、そうなんだ。
(春日俊彰)で、着いたらもう始まっていて。
(若林正恭)なるほど。
(春日俊彰)で、なんか最後だけさ、出してもらったらすごい盛り上がってくれてね。「ああ、よかった」って。なんだったら、もうちょっと早く行ってもよかったぐらいなんじゃないかしらっていうぐらい。
(若林正恭)乱入をっていうこと?
(春日俊彰)まあ、そうね。「乱入」という形にはならなかったよね。
(若林正恭)呼ばれているんだもんね? 冨山さんに。それは、通常のスペシャルウィークのゲストの呼ばれ方だよね。
(春日俊彰)普通の、だから呼び込み。
(若林正恭)乱入にもなってないんだよね。だから。
(春日俊彰)そう。本当は乱入希望だったんだけど。
(若林正恭)着いてみたら「乱入していいのかな?」ってなっちゃって。
(春日俊彰)なんつったって、乱入ってかっこいいじゃん? 生放送への乱入ってさ。私がすごいラジオを聞いていた時も、たまにあったし。そうするとやっぱり聞いてる方もさ、「うわっ、本当に来たんだ!」みたいな感じで盛り上がるわけですよ。それを希望していたんだけど……なんか「ようやく来た」みたいなさ(笑)。真逆よ。
(若林正恭)この話って、どういうことなんだろう? 春日がずっと出たいと思ってるっていう話だよ? よく考えたら。この話って、そうだよね?
(春日俊彰)まあ、そうだね(笑)。
(若林正恭)普通、クミさんが生放送中に春日の暴露をして。それで「おいおいおいおい!」ってなって、1時40分にタクシーに飛び乗って。GPSを見たら「大変だ! 春日が向かっている!」って。で、着いて……もう「乱入」をしてくれないとね。だからもし、自分がパーソナリティーだとして、向かっているのがわかっていて、もう着いているのに待ってるって……(笑)。だから「どうぞ!」っていう感じじゃなくて「乱入して!」って思っちゃうかもしれない(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! たぶん星野さんもそう思っていたよ(笑)。
(若林正恭)だから、冨山さんがしびれを切らして……そうだよね? スタッフ的にも「乱入して!」っていうことだよね? ずっと待っていたんだよね。乱入を。乱入待ちだよ。「遅れてきたヒーローの乱入待ち」なんてお前、そんな言葉はないんだよ(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 矛盾しているからね(笑)。
(若林正恭)「仮面ライダー、おっそいなー」って。ショッカーが「まだかなー?」って(笑)。
(春日俊彰)「誰だ!」とはならないわけだよね(笑)。
遅れてきたヒーローの乱入待ち
(若林正恭)そしたら倉庫で仮面ライダーが膝を抱えて。「今、タイミング……」とか言って(笑)。ショッカーが「早く来てほしいな!」って言っていて(笑)。
(春日俊彰)そうなのよ(笑)。でもまあ、あたたかく迎えてくれて。迎えてくれたというか、待ちわびてくれていてね。
(若林正恭)はいはい。乱入待ちだからね(笑)。なんだよ、こいつ……だったら仲良し夫婦、本番前から一緒に来てます。で、入れないとかね。でも星野さん、入れないって意地悪する人じゃないかもしれないけども。一番、中途半端になっちゃったってことだよね? だからね。
(春日俊彰)そうね。
(若林正恭)どうすればよかったの? 理想は。結局。まず出る、出ない。行く、行かないもあるし。あとは入るタイミングと家を出るタイミングっていう。でも一番嫌なのはやっぱりタクチケのところだよね!
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)タクチケのところ、嫌だわー。
(春日俊彰)だからたぶん、そこでバレたんだよね。
(若林正恭)クミさんも……そりゃそうだよね。だって、タクチケを置いて電車でって、クミさんもちょっと1個、気を遣ってるし。春日への「来てよ」の無音のお願いだったりすんのかな? それは俺、反吐が出るけど。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! そこまでは……いや、私が言ったからね。「タクチケは、いいんじゃない?」って。
(若林正恭)「タクシーに乗ってきなさいよ」ってこと?
(春日俊彰)いやいや、「使わなくていいんじゃない」って。そう言ったから。
(若林正恭)でしょう? それが俺、嫌なのよ。で、「森脇さん方式なんじゃない?」もなんか、どうなんだろう? その言葉がなかったら、タクシーで行っていたのかもしれないんでしょう? それはもう、本当に昭和親父よ。「お前、電車で行け」のすごいマイルドなやつだよ? 「タクチケは、いいんじゃない?」はこれ、もうニヤリーイコールになっているよね。「電車で行け」と「タクチケはいいんじゃない」は(笑)。なんなら、フリーザ口調だったら……「タクチケはいいんじゃないでしょうか?」の方が怖い(笑)。「クミさん……」って。
(春日俊彰)「クミさん……うん。タクチケは、いいんじゃないでしょうか?」って。
(若林正恭)フハハハハハハハハッ!
(春日俊彰)「はっ、はい! 春日さま!」みたいな?(笑)。「電車でお行きなさい」って。
(若林正恭)ギニューにね(笑)。そこ、超嫌だよね(笑)。
(春日俊彰)それは、そうね。やるんだったら、もっと完璧にじゃないけど。
(若林正恭)自転車で来たとか、かっこいいんじゃない? なんか、ラジオを聞いて、いてもたってもいられなくてって。でもそこ、演出になっちゃうかもね。で、タクシーで向かっているのがGPSでバレて。中途半端だったってことね。遅れてきたヒーローにしては。
(春日俊彰)そうね。そのへんも、だから本当に。
(若林正恭)でも1個だけ謎なのは、着いたのは何時頃なのよ?
(春日俊彰)着いたのが、だからあれは何時ぐらい? 1時半とか?
(若林正恭)早めに着いて、春日はラジオを聞いてたんだよね? 1時半には着いてたんだ。結構早めだね。そこの、着いて乱入は考えなかったのは、なんでなんだったっけ?
(春日俊彰)だから、想像と違ったから。
(若林正恭)想像と違うっていうのは?
(春日俊彰)私はだから、乱入を希望したから。乱入にならないじゃない? 待ち構えてるから。だからもう、そこでどうしたもんかなと思ったのよ。逆に帰った方がいいのか、とかさ。混乱したのよ。混乱。
(若林正恭)GPSが出ちゃったから。
(春日俊彰)だって、「来る」っていうのはクミさんにも言ってないし。私の中ではクミさんはもう「来るはずがない」って思ってるって。だから「行かないよ」って。
(若林正恭)まあ、タクチケの時点でね。
(春日俊彰)そこは気づいてないから。その時点では。まあ、知ったきっかけはどこだか、わからんけど。クミさん的にはもうハナから「こいつ、来るな」っていうのがバレてたんだっていう。それは知らないからね。着いて、言うまでは。だからどうしようかって。逆に、このまま帰った方がいいのだろうかとか。
(若林正恭)まあ、裏に入っちゃったんだな。
(春日俊彰)そうそうそう。「いや、違うか。それは違う。そこれそ、意味がわかんねえな」って。
(若林正恭)だからもう、着いたらすぐ乱入しちゃえばよかったじゃん?
(春日俊彰)ああ、その場でね。
(若林正恭)いや、乱入ってそうだよ。
(春日俊彰)そうか。乱入って、そうだな。うん。「本当に来た!」でよかったんだね。
(若林正恭)だって、待っちゃっているんだから。控え室で。
(春日俊彰)もう、怖くなっちゃったからさ(笑)。どうしたらいいか、わかんなくなっちゃったから。
(若林正恭)だからひとつ言えることは、俺のトークゾーンも含めてだけど……時間通りに入れ!
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! そうだね(笑)。
「時間通りに入れ!」
(若林正恭)主役じゃないんだから。
(春日俊彰)じゃあ、いいんだよね。普通でね。
(若林正恭)普通でいいんだよ。主役じゃないんだから。
(春日俊彰)いや、その言い方はないじゃない?(笑)。
<書き起こしおわり>