オードリー若林さんが2023年2月25日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』でオールナイトニッポン55時間SPで放送されたタモリのオールナイトニッポンについて話していました。
(若林正恭)あとタモリさんのオールナイトニッポンもすごかったな。タモリさんと星野源さんの。なんかさ、一生ああはなれないんだろうなって思う落ち着き方をしてない? なんか、すごい素敵なラジオだったよね。鼓膜に対して。
(春日俊彰)いや、そうね。やっぱり気持ち良くないとダメよ。そもそも、やっぱりラジオは。聞いていてね、本当に心地の良い……。
(若林正恭)本当だよな。なんかやっぱり、芸人ってちょっとがっついてるのかな?
(春日俊彰)いやいや、そうなんじゃない? 別にそれは、いいのよ。無理やりキレたりとかしなくてもさ(笑)。「あれはおかしい!」とか言わなくても。本当におかしいことがあったら「あれはさ……」みたいなところで行けばさ。
(若林正恭)でも、いろんな人にあの星野源さんがトラック作ってくれた……あのジングルもすごいよ。かかるたんびに「すごいことをやらしてもらったな」っていう。
(春日俊彰)いやいや、そうね。全部の番組の間にかかってるでしょう?
(若林正恭)そのたんびに「55周年 中途半端」っつって。それでレジェンドがしゃべり始めるわけじゃない? 毎回冷や汗かいてたね。「なんかちょっと、とんがりすぎたな」と思って。「55周年 ちょうどいいね!」の方がよかったよ。
(春日俊彰)いや、それもおかしいじゃない?(笑)。
「55周年 中途半端」→「55周年 ちょうどいいね!」
(若林正恭)「55周年、ちょうどいいね! タモリ、たけし、ユーミン♪」だったんじゃないの?(笑)。
(春日俊彰)いやいや、その後にラップをする意味合いというかね。なんかちょっとモヤモヤするものはあるよ。
(若林正恭)それか、ちょっとハスッた方がいいのか。入り口だから。
(春日俊彰)でもタモリさんに褒められていたでしょう? 「意外だ」みたいなさ。若林さんのイメージが、あの頃のイメージなのかな? 『いいとも!』のさ。
(若林正恭)いや、そりゃそうでしょう。なんにもできない俺。
(春日俊彰)ねえ。無理やりさ、「若林、やってみろ」って。鍛えてもらって。
(若林正恭)別にもう誤解されたままでもいいんだけど。なんか、「ラップは音取れてる」みたいに言うんだけど。俺は、リズム感はいいからね? これ、毎回言ってますけど。俺は『めちゃイケ』でも毎回それで審査員と喧嘩になってたんだけど(笑)。あの、言う場所は合っている。音程は合ってないけど、言う場所が合っているっていう。
だからなんか「わざとやってるんじゃないか」って。そんなの、全然誤解されたままでいいんだけど。「わざとやってる」っていう人、本当に俺とサシで2時間、カラオケ行っても部屋から出るなよ?(笑)。ゲボ吐くなよ? メロンソーダ、吐くなよ?(笑)。
(春日俊彰)なんでソフトドリンクなんだよ?(笑)。まあ、そうだね。たしかに。リズムとかテンポはね。
(若林正恭)でも歌ったりもしてたよね。『いいとも!』で。で、「歌も下手だし」っていういじられ方で。「芝居も下手だし」っていういじられ方だったよね。それで「芝居、やってみろ」って。それを覚えていてくれたことが、めっちゃ嬉しかったよ。タモリさんに。めちゃくちゃ嬉しかったわ!
(春日俊彰)あれ、相当前だからね。10年以上前だからね。
(若林正恭)全く同じシーンを覚えてて。そうそう。タモリさんが「これ、やってみろ」っていうので。武士が食事を終わった後に店を出て……覚えてる?
(春日俊彰)覚えてるよ。上を見てね。
(若林正恭)「春雨か。濡れて帰ろう」って。このセリフを言って……でもさ、タモリさんってすごいよな。「この演技、やってみろ」的な……お笑いのそういうパターン、あるじゃん? 「春雨か。濡れていこう」がすぐ出てくるって、やっぱりすごくない?
(春日俊彰)いやいや、すごいよ。あれもだから放送後のね、なんかみんなのフリートークのところで。なんかの流れで「お前、できないだろう?」みたいになって。「やってみよう」なんてね。
(若林正恭)で、「やってみろ」ってなって。ガラガラガラッて出るところから「引き方が違う」とか「のれんのくぐり方が違う」みたいな。で、やっと固まってきて。俺が「春雨か。濡れて帰ろう」って一歩出した瞬間にタモリさんが前を横切るみたいな(笑)。で、「おおっ!」って言っちゃって。「いや、武士は『おおっ!』なんて言わないだろ?」って(笑)。あれもなんか、その場のアドリブの。タモリさん的な。でも当時は、だからあれ、相談する先輩がいなかったから……俺、焦ってたのよ。
なんかだから、自分を漫才師だと思ってるから。「ツッコミなのにこんないじられてちゃ、漫才がウケなくなる」と思ってるから。いじられないように……「できるようになんなきゃ!」って思ってたんだよね。「早く春日がタモリさんにいじられるようになるためには、俺がいろんなことを器用にできなきゃ」って思ってたことが、ヘタになっていたんだろうね。
(春日俊彰)なるへそ。
(若林正恭)あとやっぱり、俺たちって急にM-1からテレビ出るようになった人間だから。やっぱり永福町の風呂なしの3万2000円に住んでた人が、次の月からタモリさんと絡むって、無理よ。
(春日俊彰)無理!
(若林正恭)やっぱり(笑)。
(春日俊彰)うん。タモリさんと絡むのももちろんそうだし。『いいとも!』に出るっていうのもね。お昼の大人気番組に。
(若林正恭)あれって2009年の何月からかでしょう? 俺、何月に引っ越したんだっけな? M-1が終わって……それで、スケジュールが詰まっていて引っ越せなかったのよ。で、M-1の時は3万2000円の風呂なしに住んでいて。むつみ荘より俺の部屋の方が安かったからね。それでやっぱりタモリさんと絡んで「春雨か。濡れていこう」は無理よ。やっぱり(笑)。
(春日俊彰)いや、無理だね。決められたことをやるのも精いっぱいなのにね。やっぱりそうだな。
3万2000円の風呂なしからいきなり『いいとも!』
(若林正恭)あれ、だからロンブーさんとオードリーとベッキーとはいだしょうこさんで。「このメンバーが9月から新メンバーです」みたいに会見みたいなのをやって。
(春日俊彰)あんなの、無理よ。
(若林正恭)ねえ。でも今の若手はやるけどな。すごいよな。そう考えたら。真空ジェシカとか、しんいちとかさ、ジェラードンとかさ。すごいよな。
(春日俊彰)いや、すごい。「あわわわわっ!」って、もしかしたらなってるのかもしれないけども、そういう風に見えないしね。
(若林正恭)見えない、見えない。
(春日俊彰)別になんか、いて当たり前というか。違和感ない感じでやってるもんね。『いいとも!』に出てるなんて、違和感しかなかったよ。
(若林正恭)それで言うとさ、なんか春日の横にずっといるけどさ。なんかお前、どの先輩にも好かれてないよな?
(春日俊彰)なんちゅうことを言うんだよ! この話の流れで。急に。
(若林正恭)なんか本当にタカトシのタカさんだけだよな。なんか。
(春日俊彰)そうだね。よくしてくれるのはね。
(若林正恭)で、なんか聞いたら噂で流れてきたんだけど。『体育会TV』の打ち上げで錚々たるメンバーで。プロデューサーとレギュラーメンバーだけになった時に、なんかお前、スマホゲームやってたんだって?
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)今田さんとか、宮川大輔さんとか、みんなが昔話で……『体育会TV』って長いじゃん? それで盛り上がっていた時に……お前、マジでヤバいな!
(春日俊彰)それをね、フワちゃんに見つかってね。写真撮られてね(笑)。
<書き起こしおわり>