ハライチ岩井　くら寿司初心者にくら寿司レクチャーをした話

ハライチ岩井さんが2023年4月27日放送のTBSラジオ『ハライチのターン！』の中でくら寿司初心者である友人とくら寿司に行ってあれこれとレクチャーをした話をしていました。

（岩井勇気）この間、休みがあってね。趣味でインラインスケートをやってるんですけどね。

（澤部佑）なんだかんだで結構やっているね。

（岩井勇気）まあ1年ぐらい、やってるかな？　タイヤが四つ、縦に並んでいるスケートなんですけど。で、それをやろうということになって、板橋のスケート場にまた行きまして。だから一緒にインラインスケートをやっている、害虫駆除の会社の社長。その人は40過ぎぐらいなんだけどね。で、インラインスケートの元世界チャンピオンの伊藤千秋さんっていう人と。その人も40過ぎぐらいね。それで行ってね。そこはTRINITYっていうところなんだけども。まあ、倉庫を改造したみたいなところに行って。3、4時間滑って。

（澤部佑）そんなやるの？

（岩井勇気）やるやる。すぐよ。でも、午前中から子供の教室みたいなのをその千秋さんっていう人がやっていて。教える教室を。で、そいつら、俺らが帰った後とかもいたからね。1日中やってるんだよ。やつらは。それも、大変だろうなと思ったよ。親はね。ずっと見ているわけだからね。

（澤部佑）ああ、まあそうね。

（岩井勇気）で、俺らは3、4時間滑って。「帰ろうか」みたいになって。で、俺の車で害虫駆除の会社の社長と来ていて。で、「飯でも食って帰りますか」ってなって。千秋さんは別の車で来てて。「ちょっと予定がある」なんて言って帰っていったんだけど。で、俺と害虫駆除の会社の社長とで「飯、行きますか」ってなって。「どこに行きますか？」って調べていたら、「ああ、近くにくら寿司、ありますわ。くら寿司、どうですか？」ってなって。「ああ、いいんじゃない」みたいな感じで言うから、板橋のくら寿司に車で行ってね。で、着いたんですよ。それで店に入ったんですけど。だいたい16時半ぐらいか。むちゃくちゃ混んでいてね。

（澤部佑）ああ、その時間だと、もう混んでいるね。

（岩井勇気）これがね、土曜日だったんですけどもね。とんでもなく混んでいてね。で、入って、すぐにその害虫駆除の会社の社長が「なんか、案内来ないね」みたいな感じで言っていて。「ああ、違うんですよ。今、機械で受付するんですよ。受付の機械が置いてあって」「ああ、そうなんだ」ってなって。で、俺が機械を操作して。で、なんか「カウンター席でもいい」みたいなボタンがあって。「まあ2人だし、いいですか？」って言って「カウンター席でもいい」っていうのを押したのね。そしたら、すぐに番号で呼ばれてね。カウンターが2個だけ、空いてたんだよ。それで家族ばっかりだから。カウンターなんて、座らないから。2個だけ空いていたところに入れてくれて。

で、隣同士で座って。そしたら害虫駆除の会社の社長が「それでこれ、流れているの以外はどうやって頼めばいいの？」って言うの。「えっ、ええっ？　ヤバッ！」ってなって。「えっ、ちょっと待って？　くら寿司、来たことないですか？」って言ったら、「ああ、初めて」って言っていて。「ええっ！　そんな人、いるんだ」って思って。

（澤部佑）社長がすぎるね。

（岩井勇気）で、やっぱりちょっと若い頃から一応、仕事して金を持ってたからなんだと思うんだけど。で、宮崎から出てきてるからね。

（澤部佑）宮崎とかにはないのかね？

（岩井勇気）わかんないけどね。その頃はなかったんじゃない？　10代ぐらいの頃は。で、知らなくて。「ああ、だから、そうか。『案内が来ない』とか、そういうのも知らなかったんだ。道理で店に入ってから、ちょっとそわそわしてたんだな。何もわかってないみたいな、素人ムーブをこいつ、かましていたな？」って思って。

（澤部佑）めちゃくちゃ言うじゃん（笑）。初めての人がいるっていうことだから。いいじゃないのよ。

（岩井勇気）「しょうがねえな」って思ってね。で、「このタッチパネルで全部頼めるんすよ」「ああ、そうなんだ」って、害虫駆除の会社の社長がタッチパネルで入れだして。で、最初さ、このタッチパネルの画面で「びっくらポン、やりますか？　はい／いいえ」みたいなの、あるじゃん？

（澤部佑）くら寿司といえばね。

（岩井勇気）そう。空の皿を5枚、流すとパネルで抽選が始まって。当たるとレーンの上のガチャガチャのカプセルが1個、出てくるっていう、びっくらポン。それを社長、「いいえ」の方を押そうとしていて。「ちょっ、ちょっと！」ってなって。「あぶねえ！」って思ってね。「これだから、トーシロはしょうがねえよ」って思って。「ちょっと！　これが楽しくてくら寿司に来てると言っても過言ではないんだから！」って。

（澤部佑）「いいえ」にする意味は全くわからないよね。

（岩井勇気）すかしすぎてるでしょう？　「いいえ」にするやつなんか。「これはね、無償でできるやつですから。お金とか取られませんから。当たるかもしれないですし、やりましょう」っつって。「ああ、じゃあやろう」みたいになって。で、害虫駆除の会社の社長がさ、「そしたらこれは、このタッチパネルでお茶とかも頼むの？」って言うから、「トーシロがよ……」って思ってね（笑）。

（澤部佑）なんでそんな上から行くんだよ？（笑）。

「トーシロがよ……」

（岩井勇気）「トーシロが。見えんのか？　レーンの上のこの湯呑が重なっているやつ」って。「この緑のやつ、なんですか？　湯呑ですよね？　で、これを取ってね、卓上の丸いお茶の粉が入ってるやつ、あるんですけども。これを入れて。で、この蛇口、ありますよね？　これ、お湯が出てくるので。これで溶かすとお茶になりますよ」って言って。「ああ、ありがとう」ってなってね。「しょうがねえな」って思ってね。「ああー、めんどくせえ……」ってね。

（澤部佑）なんでだよ？　お前、別にくら寿司の何者でもないだろ？

（岩井勇気）で、俺がね、タッチパネルで俺の頼みたやつをね、パパッと頼んで。で、「こうやって頼むんですよ。これ、今頼んだやつは普通のレーンが下を流れてますけども。頼んだやつは上のレーンを流れてきますから。ただこれ、気をつけてください。これ、下のレーンのスピードの5倍のスピードで来ますからね。びっくりしないでくださいね」って。

（澤部佑）あれ、めちゃめちゃ早いんだよな。そうなんだよな。

（岩井勇気）で、その後でね、害虫駆除の会社の社長がね、タッチパネルで操作しているんだけども。いつまでもね、選んでるの。ページがいっぱいあるから。「いつまで選んでんだよ、トーシロがよ！　パパッと決めるんだよ、こういうのは！」って思ってね。

（澤部佑）態度、悪いなー。

（岩井勇気）で、注文したのが来るまで、なんかレーンで流れているやつをちょいちょい害虫駆除の会社の社長が取っていて。でも、あのドーム状になっているカバーを……。

（澤部佑）ああ、乾燥しないようにね。

（岩井勇気）「これ、カバーがついてますよね？　こうやって取るんですよ」って。でも、最初は取れなくてね。「素人がよ……上にあげるんだよ！」って（笑）。「それ、引いているじゃないですか。1回、上にあげるんですよ」って。で、俺の注文のやつがそうやっているうちに来たんですよ。で、俺はやりいか、はまち、サーモン、漬けマグロとか行っていてね。

（澤部佑）はまち、美味いからな。くら寿司のな。

（岩井勇気）美味いよ。それを食べてね。で、レーンから取ったやつの空の皿と、俺が今食べた皿で合わせて5枚ちょうどぐらいになったんだよ。「よし！」ってなって。「ちょっと、見てください。これね、この穴に1、2、3、4枚、入れますよね？　これ、5枚目、入れますよ。このモニター、見ててくださいね」って。バーッと入れてね。それで今、びっくらポンはコナンとコラボしているから。

（澤部佑）コナンとしょっちゅうコラボしてるよな？（笑）。コラボ、多すぎだろ？　くら寿司コナンコラボ、多すぎない？

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（岩井勇気）やっているんだよ。で、ビッくらポンのコナンのやつが始まってね。コナンがUFOキャッチャーのぬいぐるみを取れるのか、みたいな。「これ、コナンだから当たるんじゃねえのか？」って思ってね。で、UFOキャッチャーでぬいぐるみをはさんで。「取れるか？　取れるか？」ってグーッとなって……取れない！　ハズレってなって。「ああ、外れちゃった。今、外れちゃったんですけども、これは5枚ごとにこうやってできますから。当たるとこれ、上から景品がね、出てきますから」「ああ、そうなんだ」って言って。なんか平静を装っているんだけど。「どうせ内心、ビビってんだろ？」っていう（笑）。

（澤部佑）いや、「ああ、そういうシステムなんだ」って社長、思っただけでしょう？（笑）。

（岩井勇気）「こんなの、見たことねえだろ？」っていうね。で、害虫駆除の会社の社長の頼んだ寿司が流れてきたんですけれどもね。それを見たら、カレイの昆布締めと、炙りエビマヨグラタンみたいなの。あと、フグ2種盛りみたいなのと、アワビ握りっていう。「えっ、なんか知らないのばっかり頼んでいる……ええっ？　ちょっと待って？　しかも2皿ぐらい、100円以上の200円、300円のやつ、頼んでいる。うわっ、ヤバい！」ってなって。「ええっ、初心者で100円以外のやつ、行けるの!?　えっ、強っ！」って思って。「ほとんど、俺が頼んだことないやつだ……」って思って（笑）。

（澤部佑）こいつ、弱っ！　打たれ弱かった（笑）。

（岩井勇気）「この人、本当に初心者か？」ってなって。でさ、その後、またピーッ！って来て。害虫駆除の会社の社長に頼んだ味噌汁が流れてきたんだよ。「うわうわっ！　味噌汁頼んでいる！　えっ、初心者で？　ええっ？　教えてないのにこの人、サイドに行けるの？」って（笑）。

（澤部佑）しかも、その段階で行くんだ？　ちょっと早めに。

（岩井勇気）「うわっ、味噌汁頼んでるじゃん？　ヤバい、ちょっと待って。強っ！」ってなって。

（澤部佑）防御力、弱いな。こいつ……（笑）。

（岩井勇気）「この人、平然と食っている。もしかして、逸材じゃないか？　この人……」って。で、食べた皿をね、また入れていって。9枚入った時に「ちょっと……まあ、初心者だからまあ、いいか」と思って。害虫駆除の会社の社長に「俺が食べたやつを今、1枚入れていいですか？　そしたら回りますんで」っつって。「ああ、そう？」ってなって。入れたんだよ。

でさ、バーッと画面が変わって、ビッくらポン。それで、なんか黒の組織の2人が出てきて。「黒の組織じゃん」と思って。「当たらないよ。敵のやつなんか、当たるわけないんだから」ってなって。で、射的みたいな感じで。射的の的の真ん中に当たったら当たりみたいな感じなんだけど。「当たるか、当たるか、当たるか？」ってなって。外れて。外れ、みたいになって。「まあまあまあ、そこは素人か」ってなって。

（澤部佑）まあまあ、ね。そんな簡単にはね。

（岩井勇気）「それは、ねえ。あぶねえ、あぶねえ」ってなって。

（澤部佑）ドキドキしていたの？　ここで当てられた日には……って？

（岩井勇気）そう思っていたら、シャキーン！ってなって。で、またその的にバーン！って当って。復活演出みたいな感じになって、ガシャーン！って当たったんだよ。

（澤部佑）当たったんかい！

いきなりビッくらポンを当てる

（岩井勇気）「えっ、ええっ？　嘘だろ？　初めてのビッくらポンでこの人、当ててる！」ってなって。「ヤバい、俺は外れたのに……こいつ、すごすぎる！　ヤバいぞ！」ってなって。で、カチャカチャッて上から出てきてさ。それを取り出して、カプセルを開けたら、コナンのマスキングテープが入っててね。それがまたね、安室と赤井秀一のやつなのよ。

（澤部佑）あらっ！　人気キャラ！

（岩井勇気）「これ、一番人気のやつじゃん！　ヤバい！　ええっ、初めてで？　これ、ちょっとヤバいよ。これ、たぶんくら寿司もざわついてるよ？　向こう側が。神童が現れた！って」ってなってね。俺、もう腰抜けちゃってね。ヘナヘナヘナってなってね。

（澤部佑）動けなくなっちゃった？（笑）。

（岩井勇気）それと同時にね、「俺は何なんだ？　こんな、素人にマウントを取って。なにをやっているんだ？　無難な寿司を頼んで……」って。

（澤部佑）安定感のあるやつ、頼んでいたな。

（岩井勇気）「びっくらポンも当てないで……くらにビビっちゃっているのは俺じゃないか」ってなって。「これはヤバいな。これじゃ、ナメられちゃう。じゃあちょっと、攻めよう」って俺も思って。

（澤部佑）「攻めよう」の意味がわからないよ。

（岩井勇気）「よし、攻めるか！」ってなって。タッチパネルを捜査して。「これ、行ったろう！　知らない、すごい寿司を頼んじゃおう！」ってなって。イカ天寿司と海老天寿司を頼んでね。イカ天と海老天が酢飯の上にっていう。「これなら、ビビるだろうな。寿司にこれ、天ぷらが乗っちゃっているんだぞ？」ってなって。頼んでね。で、しばらくしてから来てね。ちょっとね、「どうだ！」って見せつけるようにね、この害虫駆除の会社の社長の目線に入るように取ってね（笑）。

で、「これ、頼んだけど醤油じゃないな。塩、ないかな？」って思ってバーッと見たら、テーブルに塩はないのね。「ああ、塩ないんだ」って思ったら、害虫駆除の会社の社長の空いた皿に、塩の小さいパックが2つぐらい乗っていて。「えっ？　それ、どうしたんですか？」っつったら「ああ、さっき流れてきたから、取ったよ」って。「ええっ？　なにそれ？　俺、先に行かれちゃっているじゃん！」ってなって。

（澤部佑）塩のパックみたいなやつね。

（岩井勇気）塩のパックがあるなんて俺、知らなくて。

（澤部佑）なんか、流れているんだね。

（岩井勇気）完全にもう俺、自信をなくしちゃって。「負けた。もう俺の時代は終わったんだ……」って思ってね。

（澤部佑）別に1回も来てないんだよ。

（岩井勇気）「次はもうこの人の時代だわ」と思って。で、本当に自信なくしちゃって。害虫駆除の会社の社長に「あのー、すいません。本当、お恥ずかしい話なんですけど。塩のパック、ひとつもらってもいいですか？」って言って。

（澤部佑）そんなしゃべり方なの？（笑）。

（岩井勇気）「お恥ずかしいお話なんですけど。俺の負けです……」って。で、「ああ、いいよ」って塩のパックをもらって。「すいません」ってなって。それでまたビーッとね、また新しい害虫駆除の会社の社長のやつが来てね。そしたら、もうデザートの水餅を頼んでいてね。「うわっ、強い！　俺、水餅なんて頼んだことない……大学芋のやつか、ミルクレープじゃないの？」ってなって。

（澤部佑）それが多いのかな？　知らないけども。

（岩井勇気）「水餅なんか、頼んだことないよ……もう俺は、おしまいだ」ってなって。「帰りましょう……」って言って。お会計になったから「もういいです。いいものを見せてもらったんで、お会計は俺にさせてください。もうこれで、僕はくら寿司は最後にします……」って（笑）。

（澤部佑）怖くなっちゃった？