ケンドーコバヤシさんが2023年3月16日放送のニッポン放送『中川家 ザ・ラジオショー』の中で盲腸・腹膜炎の手術をし、2週間ほど入院をしていた話をしていました。
(中川礼二)この時間はザ・ゲストショーと題しまして、ゲストと一緒に笑いをお届けしていきたいと思います。本日のゲストはこの方です。
(ケンコバ)どうも、ケンドーコバヤシです。よろしくお願いします。
(中川剛)お願いします。
(中川礼二)そんな上方ベタベタな自己紹介でしたっけ?(笑)。
(中川剛)ちっちゃくなりましたよね?(笑)。
(ケンコバ)誰がちっちゃくなったんや? なんや、「ちっちゃくなった」って?
(中川剛)いや、びっくりしたよ。さっき、喫煙所で。「ちっちゃ!」って思って(笑)。
(ケンコバ)「ちっちゃくなった」ってなんやねん? 失礼やろ? 男に向かって「ちっちゃくなった」って。
(中川剛)いや、それは病気をしたから。誰も知らなかったですよ。
(ケンコバ)なんですか? 「病気」って?
(中川剛)いや、だから虫垂炎になったじゃないですか?
(ケンコバ)虫垂炎? なってないですよ?
(中川剛)虫垂炎からの腹膜炎で。
(中川礼二)なんで1ヶ月ぐらい……?
(ケンコバ)1ヶ月、お休みはしてましたけどね。
(中川礼二)えっ、ほな病気じゃなかったら1ヶ月、なにを?
(ケンコバ)留置所に入ってまして。
(中川礼二)ええっ? マジで?
(ケンコバ)一番の長い期限、23日間入ってました。
(中川礼二)えっ、なんで留置所に?
(ケンコバ)殺しや、殺し。
(中川礼二)フフフ(笑)。
(ケンコバ)殺したんや。
(中川礼二)いや、30年もやってる芸人が言うことやないで?(笑)。
(中川剛)いや、そんなこと言うてる人が出れるわけないじゃないですか。
(ケンコバ)不起訴や、不起訴。「殺されてませんでした」って向こうが言うた。
(中川剛)誤認逮捕?
(ケンコバ)誤認逮捕。殺したけどな。
誤認逮捕でぶち込まれていた?
(中川剛)いや、「殺したけどな」じゃないんですよ(笑)。なにを言ってるんですか?
(中川礼二)まともな会話、1回ぐらい聞かせてよ?(笑)。
(ケンコバ)そうですね。心配された方もおられると思うんで。ちょっと、スタジオの人は見れると思うんですけど。突き指しちゃいまして。突き指で、休んでました。
(中川剛)嘘や? 1ヶ月も?(笑)。
(ケンコバ)はい。ちょっと痛くて……。
(中川剛)えっ、小指を怪我したら、そんなに痩せるの?(笑)。
(ケンコバ)いや、突き指はもちろんそうなんですけど。これはその……中川家には先に言うとかなあかんなと思ったけど、なかなか言うチャンスがなくて。ちょっと「吉本を辞める」って言いに行ったら「指詰めろ」言われたんですよ。岡本さんに。
(中川礼二)こらこら!(笑)。
(中川剛)恐ろしい会社!
(中川礼二)そんなこと言うわけないやんか(笑)。
(ケンコバ)で、思い切って詰めたんですよ。
(中川礼二)ほんまにその後みたいな感じの処置の仕方やんか(笑)。
(ケンコバ)タオルを口に巻いて。
(中川礼二)「やっちゃれ!」言うて? やった?
(中川剛)生々しい話。いや、違いますやんか(笑)。
(ケンコバ)そんなら、回転椅子がクルッと回って。猫を撫でた大崎会長が「ええ根性、しとるやないか!」って。「ギャラ上げたるから、うちでこのままやれ」言われて。で、そのままビニール袋に氷を入れて、指を突っ込んで。新宿のモグリの医者のところに行って繋いでもらって。
(中川剛)どっかで聞いたことあるような話を……(笑)。
(ケンコバ)ギャラ、上がりました。400円。
(中川剛)うわっ、安い!
(ケンコバ)積み重ねたらこれ、デカいよ?
(中川剛)いや、「デカいよ」じゃなくて(笑)。
(中川礼二)絶対に違うやんか(笑)。
(中川剛)小指じゃなくて。そんなことじゃなくて、体がね、なかなかギリギリヤバかったっていうのを聞いて。
(ケンコバ)「ギリギリヤバかった」?
(中川剛)もうちょっと、命にも関わる感じ。ほっといたら……みたいな。
(中川礼二)ほんまにみんな、心配してたよ。さんまさんとかも、心配してたよ?
(ケンコバ)さんまさんにはちゃんと言う。
(中川礼二)おい、ちょっと待って! こら!(笑)。いや、そりゃそうやろうけども。
(ケンコバ)フハハハハハハハハッ!
(中川礼二)そりゃそうやろうけども。1回でもいいから……後輩にはええわ。そんなこと言うてて。同期にはちょっと、せめてちゃんとほんまに言うとくれへんかな?
(ケンコバ)いや、あのー、深刻そうにね、言われるんですけど。みんな、言うのよ。やっぱり俺がいろいろあって、痩せて出てきたら、「いや、もう歳やねんから。若ないねんから」とかな。「いつまでも不規則な暮らし、よくないんじゃない?」とか。「もう家庭を持って、ちゃんとした時間で……」とか言うねんけど。いや、盲腸やからな? 盲腸やから別に年齢とか、不規則な生活とか、関係ないのよ。「お前ら、なにを上から言うとんねん? 下からしゃべってこい!」いうて。
(中川礼二)どうやって言うのよ。「下から言う」って?(笑)。
(中川剛)いや、心配したからや。その盲腸で終わったわけちゃうやん? 盲腸やったらそんな、1ヶ月も入院せえへんもん。
(ケンコバ)そうね。盲腸、最近やったら即日退院らしいからね。手術も最低20分って言うてたよ? 今は、もうすごいから。
(中川剛)だから、それで「所帯を持って」っていうのは、わかるわ。誰かがおったら気づくんちゃう? 早めに。
看護師さんに驚かれる
(ケンコバ)いや、気づかへんって。虫垂炎……だから看護師さんもびっくりしてたよ? 「今まで虫垂炎の人、全員救急車で来たんですけどね。町医者に行って、『何かおかしい』って紹介状を書いてもらって、検査を全部受けて診察に来た人、初めてですよ?」って(笑)。
(中川剛)フハハハハハハハハッ!
(中川礼二)普通は全部、救急で入ってくんねや。
(ケンコバ)普通はみんな救急。のたうち回るらしいから。
(中川礼二)その時は、どうやったの? その町医者に行った時は。