星野源『大阪メロディー』和田アキ子と天童よしみを語る

星野源『大阪メロディー』和田アキ子と天童よしみを語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2022年10月25日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『アッコと恵美子』と『わが心の大阪メロディー』についてトーク。『大阪メロディー』の和田アキ子さんや天童よしみさんのすごさについて、話していました。

(星野源)先週、悠一くんとね、梶田くんがね、来てくれまして。とても盛り上がりましたね。もう素晴らしい、楽しく、いい放送だったなと思っております。ぜひね、Spotifyでもアーカイブがありますから。聞いてない方は聞いてほしいんですけど。

(星野源)そこでね、話したこととか、最近ちょっと話してることについて、僕は反省がありまして。なんか昔のことばっかり話してるなと思って。先週はPCエンジンの話をして。PCエンジンDUOをプレゼントするために持ち込んだりとか。僕が10代の時の話ですよ。で、先々週は10代の時に聞いてた音楽の話をしたりとかね。Charaさんの『Junior Sweet』の話とかをして。

星野源 Chara『Junior Sweet』を語る
星野源さんが2022年10月11日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でChara『Junior Sweet』について話していました。

(星野源)で、なんていうのかな? この番組、本当にいろんな世代が聞いているのよ。僕は今、もう40代になりまして。やっぱりどうしてもね、懐かしい話とか、顧みたくなる年なんですよ。だからどうしても……やっぱり、あれですよ。オードリーの2人のラジオを聞いても、基本的にキン肉マンの話とか。でもそれこそ、2人の学生時代の話とかを聞くのは超楽しいじゃない? それは2人でいる場合は、2人で話すにはいいんだけど。1人で話す時に、ちょっとなんていうの? 昔を思い出しすぎ? でも、その中でも昔のことを話しつつ、そこから今に繋がる話を基本的にはしてるつもりではあるんだけど。ちょっと昔の話をしすぎてるんじゃないか?って。

だからやっぱり10代に向けてのラジオをちゃんとやんないとダメだって。俺、だって深夜ラジオを一番聞いていたのは10代ですから。今、リアルタイムで聞いてる10代の子たちにね、なにか指標となるようなものをやっぱり示すのがラジオパーソナリティーじゃないですか。でね、さっきね、ニセさんのオールナイトニッポンをやってたんですよ。YouTubeでね、12時45分ぐらいから10分間ぐらい、ニセ明のオールナイトニッポン、生配信やってるんですよ。知らない人も多いと思うんですけど(笑)。

山岸聖太さんにね、「なんで宣伝しないの?」って言われたよね(笑)。「やっていることなんて、知らなかったよ」って言われて、「たしかにそうだわ」って思ったんだけども。こっそりやってるんです。で、そこでも人生相談コーナーを、やってるんですけど。そこで18歳の子から相談が来て、すごい切実な相談メールをね、さっき読んだりとかして。改めて、「やっぱり10代の子たち、聞いてるよな」って思って。だから今日はもう、今の、Now10代に向けて。今の人気のあるものとか、やっぱり一番リアルに感じられるもの。そういう話をしていきたいと思うんですけど。

この間ね、テレビを見まして。その10代の子はね、みんな見たと思うんだけど。見たか? テレビ番組で『アッコと恵美子』っていう番組なんですけど……フハハハハハハハハッ! あの、NHKでやってた番組なんですよ。で、やっぱり10代は全員見てると思うんですけど(笑)。

10代は全員見ている『アッコと恵美子』

(星野源)和田アキ子さんと上沼恵美子さんが大阪の街をね、自分のルーツとなる場所をたどりながら、街を歩きながら会話していくっていう番組だったんですよ。それを俺、たまたま見たんですよ。で、「嘘でしょう? この大スターっていうか、大御所と言われるすごい2人……この2人の番組ができるの!?」って思って。それで、見たんですよ。めちゃめちゃ面白くて(笑)。

そのね、和田アキ子さんの方が先輩で。だから先輩と接する上沼恵美子さんっていうのを僕、あんまり見たことなくて。「ああ、そうか!」って。すごいそこらへんも新鮮だったりとかして。で、街を歩いて和田アキ子さんが若い時にもう歌っていた、あれはなんて言うんだろうね? ライブをする場。そういう場所で歌ってた頃の、今はもうその建物はないんだけど。そこでトップを目指そうとしていた頃とか。あとは上沼恵美子さんが若い頃に漫才をやっていた場所とか。

そういうのを振り返りつつ、2人が、なんていうか、その番組の中で……もう本当に芸能界にずっといらっしゃる方だから。なんていうか、ちょっとやっぱり最初は気を使い合ってる感じがだんだん近づいていくっていうのかな? なんかその感じが見ることができて、めちゃくちゃ面白かったよね。10代のみんなは。フハハハハハハハハッ! リアルに感じたよね、やっぱり。うん(笑)。

それで、最後にね、2人で観覧車に乗るんですよ。で、まだ見てない、録画とかしてる方はぜひ見ていただきたいし。NHKプラスでもまだあるよね? 観覧車に乗って、2人で話すんだよね。そこでちょっと、やっぱり深い話とかも。2人で串焼き屋とか行って深い話とかしたりして。だんだんと打ち解けてきて、最後に「一緒に歌うか」って。盛り上がって「歌、歌うよ」みたいになるんですよ。で、なんかすごいいい結末になったなと思って。

それを僕、生で見れたっていうよりは、全録をしてある中で、「なんだ、この番組?」ってなって、見て。で、全録だったから「ああ、面白いな。じゃあいつか、2人の歌が聞けるんだな」と思ってテレビをパッとつけたら、『大阪メロディー』っていう番組で「和田アキ子さんと上沼恵美子さんがデュエットします!」ってバーン!って出て。「ああ、今日じゃん!」みたいな。だからそれが今日、放送だったんだよね? 寺ちゃん、お疲れ様でした(笑)。で、その『大阪のメロディー』、寺ちゃん、正式な番組名は?

(寺坂直毅)はい。第23回『わが心の大阪メロディー』という。

(星野源)っていう番組だったんですけど。それの作家を、うちの放送作家である寺坂直毅がやっていると。で、もうメインですよね。メイン作家ってことでいいですよね?

(寺坂直毅)1人です。

(星野源)ああ、1人きりなんだ? それ、珍しいね! なんとなく音楽番組も、割と何人か名前が並んでるイメージがあるんだけど。1人なんだ? 1人きりでやったんだ。そうなんですよ。だからなんか、ちょっと縁を感じちゃって。勝手に。で、あれでしょう? 司会が今田耕司さんで。

(寺坂直毅)たまたまなんです。

(星野源)ねえ。で、作家の寺ちゃんはイマヒガチルドレンでね。今田さんと東野さんのラジオをずっと聞いてて。自分が好きで、紅白歌合戦も寺ちゃん、ずっと研究をしててね。で、昔の音楽番組も大好きで。全部、記録を取ったりとか。紅白も毎年、自分でミニチュアを作って、全部1からやる。再現をするっていうのをもうずっと、ちっちゃい頃からやっていて。だからそれが全部、集まったみたいな番組だったよね?(笑)。

(寺坂直毅)ああ、そうなんですよ。

(星野源)だからその寺坂直毅ショーだったよね?(笑)。

寺坂直毅ショー

(寺坂直毅)いやいや、そんなことなかったですよ。ディレクターがそういう人間なんで。

(星野源)なるほど。でもそれが、その寺坂さんが好きでたどってきた人生みたいなのをいかんなく発揮できる番組みたいな。

(寺坂直毅)もう全部、ツボでしたね。

(星野源)ねえ。すごかったね。だから『ハートスランプ二人ぼっち』とかも、なんかやっぱりその話になるじゃん? 「テーテーテレッ♪」がもう聞きたいし。とか、もうとにかく曲たちもね、いいラインナップで。僕、それをだから今日、生で見れたんですよ。生で見ていたんです。

(寺坂直毅)ありがとうございます!

(星野源)「ああ、そうか。この人がなにわ男子の西畑くんか」とか。

(寺坂直毅)星野さんの大ファンだとおっしゃっていて。このラジオも聞いてくださっているという。

(星野源)聞いてくれているという。「ああ、なるほど。この方が……」っていうのも見れて嬉しかったし。あと、あれですよね。和田アキ子さんがその『アッコと恵美子』で「歌が本当に緊張する」っていう。で、なんというか、命をかけて歌ってらっしゃる感じがすごい伝わってきましたよね。

(寺坂直毅)今日はデビュー記念日だったんです。

(星野源)ああ、すごい記念の日なんだ!

(寺坂直毅)55年目の今日がデビュー日。たまたまなんで。で、故郷・大阪で歌うっていうことでド緊張されていて。

(星野源)でも、なんていうかその場にいる皆さんが歌った後に心がもうめちゃめちゃ動かされているっていうのが……。

(寺坂直毅)僕らも号泣で(笑)。

(星野源)そうだよね(笑)。「寺ちゃん、泣いているだろうな」って。

(寺坂直毅)泣きました、泣きました!

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