星野源『大阪メロディー』和田アキ子と天童よしみを語る

星野源『大阪メロディー』和田アキ子と天童よしみを語る 星野源のオールナイトニッポン

(星野源)だから、そういうのも含めて。それで、すごく思い出したのがテレビの音楽番組って、特にNHKの生放送の番組で思うんだけど。なんか熱量っていうのがあって。それがテレビとして見る時にやっぱりどうしても、その会場の熱よりかは若干なにかをマスクされたりとかして。もちろん、テレビ用に撮ってはいるんだけど。会場の熱が高すぎる時はテレビが……たとえば家に帰って録画を見たりすると、どうしてもちょっとマスクされてしまって。それでも十分、すごいんだよ。

テレビだけ見てる人にはわからない、会場のめちゃめちゃ盛り上がりみたいなのが、自分はその向こう側に行かせてもらったこと、現場を見させていただいたことが何度かあるから、それをすごい感じたの。なんていうか、だからその「感動しました」とかっていう言葉が嘘じゃないんだなっていうのがわかるっていうか。なんかそれもあったし。僕、天童よしみさんがすごく大好きで。

(寺坂直毅)泣きました。

(星野源)すごかったよね!

(寺坂直毅)今日の天童さんはすごかった!

(星野源)すごかったよね! で、やしきたかじんさんの『やっぱ好きやねん』を歌われていて。で、僕は紅白歌合戦に出させていただいた時。たしかその時が天童よしみさんを生で見た最初だったと思うんですよ。たしか。で、その時の、なんていうか、感動っていうか、なんて言うんでしょうね? 僕はその演歌っていうものとか、歌謡曲っていうものとか、好きだけど、ずっと聞いてきた立場ではないし。世代がやっぱり上のもの、上の楽曲、音楽のジャンルだなっていうイメージはあったんですよ。

でも、なんか天童よしみさんの歌を生で聞いた時にその世代格差をぶち抜いてくる……もう「口あんぐり。すっげー!」みたいな感じがあって。だからさっきの「10代」ってのはちょっと冗談なんだけど。本当に今、聞いてる10代のあなたにやってみてもらいたいのが、天童よしみさんのコンサートに1回、行ってほしいのよ。なんか、音楽好きで、いろんなライブに行って。もちろん自分が好きなアーティストのライブに行くのも大事なんだけど。なんか音楽って、いろんな音楽を聞いたりすると、その筋肉がついてくんですよ。音楽筋肉みたいなのがあって。

そうすると、幅がガーン!って広がるんだけど。なんか、でもやっぱり自分が趣味じゃないものとか、触れてこなかった音楽ジャンルって聞くと、退屈に感じちゃったりするんだけど。天童よしみさんでそれをぶち抜いてくるすごさがあって。ぜひ1回、行っていただきたいんですよ。だからそれを、今日の『やっぱ好きやねん』を見て、改めて……そしてそれをやっぱりテレビの画面をぶち抜いてくるなっていうのを改めて感じて。「これは現場にいる人はすごいかっただろうな」と思って。

(寺坂直毅)もう、すごかったです! 今、思い出しても胸がいっぱいになるぐらい。

テレビの画面をぶち抜いてくる天童よしみ

(星野源)そうだよね。で、それを寺ちゃんが構成してるなって思うと、またちょっと感慨深いし。でもその歌い始める前に、ちょっと天を仰いでたんですよ。やっぱりなんか、もうやしきたかじんさんは亡くなられてるので。なにか、それを思っていたのかなって。下ろしていたのか、天を仰いで「歌わせていただきます」っていうようなお気持ちだったのかはわからないんですけど。

あと、アレンジも良かったね。最後のあのサビの「やっぱ好っきゃねん(ダーン!) やっぱ好っきゃねん(デデデーン!)」って。もう最高!(笑)。「デデデーン!」っていう。あれはちょっと……演奏している方もめちゃめちゃ気合が入ったのでは?っていう。いや、よかったね。それで、だから『大阪メロディー』もたぶんNHKプラスで?

(寺坂直毅)はい。1週間、見れますね。

(星野源)そうですよね。それもぜひ、10代の方じゃなくても。もう全員見ろ!っていう感じなんですけど。見ていただけたら……。

(寺坂直毅)もうスタッフが優秀で。ディレクターさんとか、プロデューサーとか、本当に。

(星野源)本当にそう思ってます?

(寺坂直毅)いや、本当です! 僕なんかもう、指示を受けて……。

(星野源)でも構成を。なんかエンドロールに「寺坂直毅」ってバーン!って出てきて。やっぱりちょっと感慨深かったし。あと僕がもう1個、好きだったのは和田アキ子さんの『YONA YONA DANCE』で最後、終わったじゃない? で、真ん中あたりに『あの鐘を鳴らすのはあなた』があって。なんていうか、あれは去年の曲ですよね。『YONA YONA』は。だから新曲で終わったのがすごい良かったなと思って。

(寺坂直毅)ああ、そこはこだわってます。

新曲で終わるのがすごくよかった

(星野源)ああ、やっぱり? やっぱりそうだよね。なんか、もちろん昔の曲っていうか、もう大名曲みたいなのは最高なんだけど。でもその『あの鐘を鳴らすのはあなた』で終わるっていうのも全然あるじゃない? ひとつの番組としては。でも、そうじゃなくて去年の曲で終わることによって、未来を感じて終わるっていうか。僕、ライブでもそういうのが好きなんですよ。過去の名曲ももちろん聞きたいんだけど。最後の曲を過去の名曲で終わっちゃうと、なんかやっぱり後ろを向いて終わる感じがあるんですよね。

だからなるべく最近の曲っていうので終わるっていうのが、僕のライブでもいつも、構成としそうしているところがあって。なんかそれを感じて。やっぱり意識的だったんだね。そこは。

(寺坂直毅)そうですね。もうディレクター、プロデューサーとそういう話をして。未来に向けて、新しい歌で終わろうって。『あの鐘を鳴らすのはあなた』で終わるのは今までやってきたことであって。アッコさんは今も売れてるんで。

(星野源)そうだよね。そうそう。それでまた、楽しそうにアッコさん、和田アキ子さんが歌われて。みんなでワーッ!ってやってっていうのもね、あれはすごい素敵な番組だったので見ていただきたいのと。で、やっぱりこの曲をちょっと聞きたくなったというので。まず今日の1曲。天童よしみさんバージョンではないですけども。ご本人バージョン。僕にとってもひとつ、思い出の曲なので。オンエアーしたいと思います。やしきたかじんさんで『やっぱ好きやねん』。

やしきたかじん『やっぱ好きやねん』

(星野源)いや、いつ聞いてもいい曲ですね。やしきたかじん『やっぱ好きやねん』でした。僕の思い出としては、SAKEROCKというバンドを20代の頃、ずっと組んでまして。大阪にレコーディングに行くとか、ライブに行くみたいなのがすごい多かったんですよ。でもお金がないから、車で行って。メンバーに運転してもらって。僕はもうずっと、なるべく助手席とかで、眠らずに話しかけ続けるみたいな。で、何時間も車で行くみたいな感じだったので。その中で、やっぱりみんな眠くなるし。いろんな場所を行ったりするから、疲れちゃうわけですよ。

その中で、自分たちをかなり元気づけさせてくれたのが、もう曲をかけてね。CHAGE and ASKAの『GUYS』という曲と、やしきたかじん『やっぱ好きやねん』だったんですよ。この曲、なんで出会ったのかっていうと、パーキングに行って。もうなんか、ちょっと遊びのつもりでパーキングにCD棚があるじゃん? なんか、ベスト的なのばっかりあるやつ。

で、そこでなんとなく、なんとなーく手に取ったのがやしきたかじんさんの『やっぱ好きやねん』で。その時はまだ20代で、よく知らなくて。半分、ちょっとギャグみたいなつもりで買ってみて。「かけてみようぜ」ってなってかけて、『やっぱ好きやねん』が流れて。それも、その世代をぶち抜いて「めちゃめちゃいい曲じゃない!」みたいになって。そっからもう、全員で歌いながら大阪まで行くみたいな。

で、また阪から帰ってくるみたいな。なんかそういう、自分たちの世代をぶち抜いて、自分たちは元気付けさせてくれた曲でもあって。そういう思い出もあったので、非常にちょっとなんかいい番組でしたね。本当に。皆さん、ぜひ見てみてください。

<書き起こしおわり>

サンドウィッチマン伊達 和田アキ子の『大阪メロディー』で感動した話
サンドウィッチマン伊達さんが2022年10月29日放送のニッポン放送『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー』の中でNHK『わが心の大阪メロディー』の和田アキ子さんの歌唱に感動したという話をしていました。
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