ファンキー加藤さんが2021年6月15日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』に出演。ファンキーモンキーベイビーズが爆売れした後の生活を話していました。
Creepy Nutsのオールナイトニッポン0、今週もありがとうございました!
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— Creepy Nutsのオールナイトニッポン0 (@cnann0) June 15, 2021
(DJ松永)まあでも、売れる方程式は加藤さんから授かった。
(R-指定)まずはファンの名前を……「おまめちゃん」なのか、「ニューヨーカー」なのか。後々、ファンの名前は決める。で、俺はカラフルな服を着る。松永はDJ機材を触らない。そこまでは……。
(DJ松永)ぐっとこらえるんですね?(笑)。
(R-指定)1回、こらえて(笑)。
(DJ松永)売れるために……(笑)。
(ファンキー加藤)「つまみ、触るな!」っていう。
(DJ松永)わかりました。ウィッス!
(R-指定)一旦、そこを乗り越えて、爆売れした後の話をちょっと……。
(ファンキー加藤)爆売れ後の話?
(DJ松永)でもこれ、爆売れの確約というか、もう方程式は揃ったわけだから。その後の……。
(R-指定)あと、さっきね、手応えもわからずにとにかく走り続けていた。とはいえ、言うたら明らかにものすごい会場になっていったりとか。いろんなところで曲が流れるっていう風になっていった後とかの感じとか。そこでいろいと……。
(DJ松永)とりあえず、病院には運ばれるわな。絶対に。別に体が強い方じゃないから。まあ、病院には運ばれるだろうな。休みとか、ありました?
(ファンキー加藤)休みはなかった。デビュー3年……それこそ武道館。
(DJ松永)武道館が3年後。
(ファンキー加藤)本当、365日休みはなかった。でも、それは本当にいきものがかりの水野くんとかと話していても、みんなそういう時期がやっぱり2、3年はある。で、そこを乗り越えられるか、そこで挫折しちゃうかで大きくその後のグループの方向性が変わってくるみたいな。でもさ、クリーピーがまさに今、そういう状態でしょう? なんか、しょっちゅう遅刻してるらしいじゃん?
(R・松永)フハハハハハハハハッ!
(DJ松永)耳に届いてます?(笑)。
(ファンキー加藤)遅刻、本当に気をつけな?
(DJ松永)当時、遅刻とかしました?
(ファンキー加藤)1回だけ。ラジオの生放送をごめんなさいしちゃったことがあって。それが2006年ぐらい。デビュー当時。それで俺、すごくショックを受けて。それ以降、大きい遅刻は1回もない。
(DJ松永)えっ、3人ともあんまりしないんですか?
(ファンキー加藤)いや、1人ヤバいやつはいたね。ファンモンの中で。さっき、お話をしたMさんは最後まで治らなかったかな。でも、なんかそのね、遅刻をしちゃうのは仕方ないけども。それをね、ラジオで面白おかしく浄化していくのはよくないと思う。
(R-指定)うちのMさんも……。
(ファンキー加藤)フハハハハハハハハッ! Mさん(笑)。
(DJ松永)お前……遅刻者の総称が「M」じゃねえ。こっちは「R」だから!
(R-指定)俺らの場合は(笑)。
(DJ松永)まあ、イニシャルにもなってないけど。俺もたまにするけども。
(DJ松永)あと、やっぱりボーン!って行って……。
(ファンキー加藤)「ボーン」と……ここの話、聞くなー。
(DJ松永)あの、ファンモンの時は……これ、時代的に当時、印税がすごいじゃないですか。
(ファンキー加藤)……
(R-指定)めっちゃ嫌な顔して聞いてる(笑)。
(DJ松永)俺ら世代はもう印税が入る時代じゃなくなったわけですよ。正直、クソエグじゃないですか?
(ファンキー加藤)そんなことないって!
(DJ松永)あんなん、もう不労所得じゃないですか?
(R-指定)なんか、ねえ。長い「韻」は忍ばせたけど、こっちの「印」は……?(笑)。
忍ばせる「韻」と「印」
(ファンキー加藤)なんでもかんでも「いん、いん」って……(笑)。
(DJ松永)多い? 「印」を積み上げて?
(ファンキー加藤)いや。ファンモンの時代も「もはやCDは……」ってなってきたぐらいですよ。だから、俺から言わせればKICK THE CAN CREWさん、ケツメイシさん、リップさんこそがまさにミリオンの時代ですから。ファンモンはね、ミリオンはない。ベストアルバムもちょっとギリ、届かなかったぐらいじゃなかったかな?
(DJ松永)クソすごいですけどね。
(ファンキー加藤)今、考えるとね。
(R-指定)とんでもない次元の話を……。
(ファンキー加藤)たしかに、入ってきたわ! 思い出した!
(R・松永)フハハハハハハハハッ!
(ファンキー加藤)今、思い出した!
(DJ松永)年4回も入ってくるやつが!
(ファンキー加藤)俺ね、一時期ちょっとちょっと金持ちになったわ! 思い出した! ああ、そんなこと、あったわ!
(DJ松永)ゲロったぞ?(笑)。
(R-指定)やっぱりこの、ファンモンのブリンブリン話って……他のヒップホッパーのブリンブリン話は聞けるけど、ファンモンのブリンブリン話が聞きたいよ。
(ファンキー加藤)いやいや、でもそんなことないですよ。ただ、あれよ。なんかさ、それまでさ、貧乏じゃない? ミュージシャンなんて。本当にお金がないじゃん。特にそのデビュー前後がさ、一番バイトも入れないし。
(DJ松永)わかります。一番グロい時期。
(ファンキー加藤)その一番エグい時期を経て、やっと好きな洋服、好きなご飯をあんまりその値段を気にせずに買えるっていうのはめちゃくちゃ幸せでしたね。
(DJ松永)わかる! 財布を見て考えなくていいっていう幸せったらないですよね。
(ファンキー加藤)それがめちゃくちゃ幸せで。「今まで頑張ってきてよかったな」っていう。本当でも、その程度ですよ。うちらは。
(R-指定)ご褒美とかは?
(DJ松永)たしかに。ご褒美。
(R-指定)ねえ。めっちゃ頑張ったな、みたいな。
(ファンキー加藤)ただ、それぞれに自分の好きな車は買えました。ありがたいことに好きな車は買えたんですけども。「現場にはその車で来るな」って言われましたね。要は、ファンモンのイメージがやっぱり……ねえ。地べたにはいくつばって、まだ届かないところに、ちっぽけな勇気を掲げて……。
(R-指定)そこをでも高級車でバーッと来て……(笑)。
(ファンキー加藤)そんな高級車でもないですけども。「車で現場はあんまりよくないんじゃない?」ってなって。
(DJ松永)あの……全部言っていますけど、大丈夫ですか?(笑)。
(ファンキー加藤)いやいや、おまめちゃんたちには喜んでもらいたくて(笑)。
(DJ松永)おまめちゃん基準で行くと、ヤバいことになってますよ?(笑)。
(ファンキー加藤)でも、そういう時期を経て。そういうのがずっと続くわけもないですし。やっぱりその、またさらに波ってあるじゃないですか。そういう時期を経た方が「また頑張ろう」っていう思いにもなるし。1回はあるんじゃないですかね。クリーピーも、そのうちね。
(R-指定)それこそ、めっちゃ今、話していた自分たちのイメージ。バーンと行った時の自分たちのイメージと、その普段の自分のギャップみたいなものに折り合いをつけたりだとか。そこからもう1歩前に……アーティスト像としても、そこを塗り替えるじゃないけど。1歩、前に進める時とかってどんな……?
(ファンキー加藤)でも正直、当時はそこまで俺らも考えてなくて。事務所のハンドリングがすごく上手だったし。結構、僕らはファンモン3人だけでやっているぜっていう意識はなくて。事務所、レコード会社っていうその周りの人たちとのひとつのグループ。全員でファンモンだったから。なんだったらライブ中のお客さんも含めて、みんなでファンモンっていう旗を掲げていたっていうような。だからそこまで考えてないですし、頭もよくないですよ。だけど、事務所の大人の皆さん、スタッフの皆さんがね、上手に「これはこうじゃないか? ああじゃないか?」ってアドバイスをくれたり、みんなで話し合ったりとかして。その結果、あそこまで到達できたっていう。だからちゃんと僕は事務所とかレコード会社に対してもいい意味でイエスマンっていうか。でしたよ。そんなに反抗をすることもなく。「じゃあ、こうしましょう」「わかりました」っていうような。
(DJ松永)でも、こっそり、バレずに……。
(R-指定)ああ、韻の件?(笑)。
(DJ松永)完全犯罪じゃん(笑)。
韻の完全犯罪
(R-指定)俺がいなかったら、迷宮入りやで?(笑)。
(ファンキー加藤)フハハハハハハハハッ!
(DJ松永)時効(笑)。
(R-指定)これが物的証拠。聞いてください。ファンキーモンキーベイビーズで『Lovin’ Life』です(笑)。
<書き起こしおわり>