DJ松永 Creepy Nuts広島ライブに3時間半遅刻した話

DJ松永 Creepy Nuts広島ライブに3時間半遅刻した話 Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

DJ松永さんが2021年1月19日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でCreepy Nutsの広島クラブクアトロでのライブに3時間半遅刻した話をしていました。

(R-指定)こういうのも、まあありよ。全然、聖人君子じゃないから。当然、人間ですから。それは起こりますよ。

(DJ松永)いろんなことが起こります。

(R-指定)いろんなことが起こりますよね。

(DJ松永)いろんなことが起こります!

(R-指定)なにがよ?

(DJ松永)まあね、よくR-指定。お前、よく遅刻をするよな。本当に。毎日だよ。今日も遅れてきただろう?

(R-指定)申し訳ない。ちょっとね。

(DJ松永)「チッ!」って舌打ちしながら俺と森さんで待っていたけどさ。遅刻といえばR-指定。この番組上でね、Rがイベントの遅刻して。それを俺が責め立てるみたいな一幕というか。よくやってますよね。で、俺はどっちかといえば時間通りに来る。それでよく、「Rにひたすら待たされているその時間を合計したらとんでもないことになる」みたいなことを言っていましたけども。

(R-指定)言うてたな。「月に行ける」だの。言うてくれてたな。

(DJ松永)それで先日ね、広島でライブがあったんですけどね。3時間半、遅刻しまして。

(R-指定)松永さんがね(笑)。

(DJ松永)私の方が(笑)。びっくりした……。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)広島ライブ、あれだよね。そのライブの前々日が名古屋でライブで。

(R-指定)それで僕とかスタッフ、PAさんとかは全員、名古屋から前乗りで広島に行っていて。全員、チームで一緒に。で、松永さんは制作がちょっとあったから名古屋から一旦、東京に戻って。それで1日、制作をして。広島には当日入りで来るみたいな感じやったんですよね。

(DJ松永)そうなんですよ。まあ、制作が終わって。まあ、別にほどよい時間に終わったので、ゆっくり寝れるなと思ってパーッと寝て。それでパッと起きるじゃん? 「あれ? やけに体調がいいな?」って思って。ちょっと体が軽いというか。いつもよりもまぶたがサッと開いて。「あれ? まぶた、軽い!」って思って。

(R-指定)アラームなしで起きたの?

(DJ松永)アラーム、ないよ。

(R-指定)いい目覚めやな。

(DJ松永)いい目覚め。「気持ちいい!」って思って。「またまた……」って思って(笑)。

(R-指定)せやな。そんなわけない。アラームなしで……。

(DJ松永)「R-指定じゃねえんだから。あんな……あんなクソと俺を一緒にすんなよっ!」って思って。ちょっとキレそうになったよ。

(R-指定)キレながら起きて。

(DJ松永)なんか、決めつけかと思って。俺がR-指定みたいじゃん?

(R-指定)せやな。アラームなしで起きたからって、どこぞのアホみたいに遅刻をしているわけがないと。ナメるなよと。で、まだあれやね。時計、見てないやん?

(DJ松永)見てない。「体調、いいな」って思って。「でも、体調がいいからって、なに? 一緒にしてんの? はあ?」って思って。

(R-指定)ナメてるやん(笑)。

(DJ松永)ナメてるよ。俺、どっちかっていうと、あいつを責め立てる側だから。「そんなわけ、ねえじゃん」って思って。それで、時計を見るじゃん。そしたら「あ、R-指定だ」って思って(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

「あ、R-指定だ」

(DJ松永)「はっ? へっ!?」って思って。「えっ、ええっ? あ、R-指定? R-指定……R-指定が2人? えっ、入れ替わっている?」(笑)。

(R-指定)入れ替わってへんわ。アホか! どこで入れ替わるん?

(DJ松永)「名古屋のライブ中にぶつかって、入れ替わった?」って(笑)。

(R-指定)じゃあ、気づくやろ。帰っている時に。なんでお前が寝ている間に俺と入れ替わるのよ?

(DJ松永)「えっ、僕が僕で私が私……? R-指定が俺で、俺がR-指定? はっ?」って思って。

(R-指定)何を言うとんねん(笑)。

(DJ松永)「へっ?」ってなって。で、10時ぐらいの新幹線に乗って広島に向かわないといけない。東京からだと4時間ぐらいかかりますよ?

(R-指定)めっちゃかかる。新幹線で行ける一番遠いところが東京からやと広島なんちゃうかな? それより先になると下手したら飛行機みたいになってくるけども。

(DJ松永)それですよ。その考えうる最長距離ですよ。よりによって。10時に新幹線に乗る予定だったけども、起きたらもう11時半とか。

(R-指定)10時に新幹線に乗る予定だったのが11時半に起きたってこことはもう、名古屋は超えてるか?

(DJ松永)名古屋を超えてないとダメな時にスッと目が覚めて(笑)。すぐに森さんに連絡して(笑)。「ブチかましました。遅れます……」っつって(笑)。

(R-指定)なんや、それ?(笑)。

(DJ松永)もう俺、本当に嫌になった。ほとほと。もう本当に。もうバッと起きて、急いで支度して。まあ、広島は泊まりだからさ、一泊分の荷物とか荷造り、前日にしていなかったから。スッと起きれると思っていたから。そこからバーッと急いで荷物を詰めて品川駅に向かって。まあ、駅に人がいっぱいいるけどさ。駅のホームにサラリーマンとかいっぱいいて。新幹線にバーッと乗り込んで。いろんな大人が一緒に乗って。目的地まで向かっているけど。なんか「視界に映る人全員がちゃんとこの人たち、時間通りにアラームでパッと起きて。前日にはしっかり準備とかもして。時間通りに会社に向かってちゃんと仕事を全うする人たちなんだろうな」って。

(R-指定)そうか。品川駅な。

(DJ松永)そう思ったら「死にてえ……」ってなって。もうつらすぎて。マジで……俺だけなんだろうなって思って。遅刻をして人に迷惑をかけて。それで今から……どう計算しても3時間半は遅れる。もう、人に迷惑かけて……「つらすぎる」と思って。「4時間、指定席でこの現実と向き合って電車にガタゴト揺られながら広島に向かうのは無理だ」と思って。1万4000円、自腹で払ってグリーン車に変えてもらって。

(R-指定)えっ? えっ?

(DJ松永)グリーン車に変えてもらって。

(R-指定)えっ? 「申し訳ない」って思っていたんよな?

(DJ松永)違う、違う。ちょっと聞いて?

(R-指定)こいつ、贅沢している。楽して、ぐっすり行こうとしてんの、お前? お前、ぐっすり4時間?

(DJ松永)違う。ちょっと聞いて、聞いて。マジで俺、つらすぎたんだって。もう本当に嫌になって。「もう無理!」ってなって。ちょっと……ちょっと、いい椅子に座ってぐっすり眠って。ちょっと意識を飛ばさないと無理だって思って。4時間、現実を直視しながら新幹線に乗って広島に向かうなんて俺には無理だと思って。

(R-指定)お前、グリーン車……駅弁も買った?

(DJ松永)……買った。

(R-指定)買ってんな?

(DJ松永)品川駅の改札内にあるスタバも買って……(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ! おいおいおい!(笑)。

(DJ松永)スタバも買って(笑)。

(R-指定)おいおい、こっち、冗談で言ったんよ? 「駅弁も買った?」って……「そんなわけないやんけ!」ってなるかと思ったら、スタバも……乗せてきてるやん!

(DJ松永)いや、買わせてくれ(笑)。俺、無理なんだって!

(R-指定)なにが無理や? こいつ、ヤバい。「無理」とか「つらすぎる」「申し訳ない」って言って、やっていることが全然逆や(笑)。

つらすぎるからグリーン車で駅弁とスタバ

(DJ松永)いや、俺の心がズタボロだったんだよ(笑)。グリーン車に乗りながら、スタバでも飲みながら広島に向かわないと精神が持たない。ライブに支障が出るんだって!

(R-指定)今、やっていること。グリーン車に変えました。スタバでコーヒーも買おう。甘いやつ、フラペチーノを買って。駅弁も買って。それでグリーンでガーッと座って。ダンディハウスあのおしぼりももらって。お前、長旅めっちゃ楽しもうとしとるやろ? 全力でグリーンをエンジョイできるやん。そのセット! 最高やん!

(DJ松永)俺、東京・広島間のグリーンに乗ったことないんだけど。ダンディハウスのおしぼり、2個くれるよ?

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)俺、早々に駅弁とスタバを食って飲んで、ぐっすり寝てたから覚えてないんだけど。テーブルっていうか台の上にダンディハウスのおしぼりが2個、あったから。
「2個、くれるんだ!」って思って。びっくりしたー!

(R-指定)満喫してるがな。

(DJ松永)ぐっすり寝た。すっごい。ぐっすり寝れるわ。広いわ! いっぱい倒せるし。ふかふかしているし。指定席よりも。座席の色も違うしね。青じゃなくて茶色で。目にも優しいじゃん。

(R-指定)グリーン車レポートは別にいいって。

(DJ松永)なんか照明の色も淡いし(笑)。

(R-指定)楽しんでるがな(笑)。でも、ホンマに怖かったですよ。もしかしたら、博多まで行っちゃう可能性もあるわけじゃないですか。ぐっすり寝すぎて。4時間って結構長いから。ちょっと寝すぎて。で、もうがっつり、本睡眠ぐらい寝ちゃって、博多で降りたりとかしたらもう本番に間に合わへん。

(DJ松永)もうおしまいだから。それでさ、俺が到着して……広島のライブが5時開場。会場が開いてお客さんが入って。それで6時に開演。ライブスタート。なんですけど、私は開場の15分前ぐらいですかね? 渋谷クアトロに入ったの。

(R-指定)渋谷? 広島な。

(DJ松永)あ、広島。すいませんね。俺、「渋谷クアトロだったらいいな」と思いすぎていて(笑)。

(R-指定)ああ、なるほど。その思いが強すぎて。つい出ちゃって。

(DJ松永)広島のクラブクアトロ……全国のクラブクアトロの中で一番遠いんだから。広島が。名古屋と大阪にもあるけども。いやー、びっくりした。それで、ギリギリで音出しはできてね。音の確認。リハはほぼできなかったけども。

(R-指定)だからあれよ。松永さんが来るまでに「どうする?」みたいな。リハの時間。一応、PAさんも「音を確認しておきたいから」っていうんで、マネージャーの森さんのパソコンに3曲だけ入っていたんですけども。その3曲だけでちょっとリハの音の確認とかをして。

(DJ松永)そうだよね。でも、パソコンが違うから。設定が違うから。その音量が違うからね。

(R-指定)だから結局、松永さんが来てもう1回、確認して。

(DJ松永)そう。それでリハはなっていないっていうね。本当にびっくりした。本当に……つらかった。会場に到着するまで。俺、疲弊……心が本当に疲弊した。すっごい!

(R-指定)お前……俺もそれ、使うで。これから。そんなことを言い出したら。

(DJ松永)へっ?

(R-指定)俺もこれから「つらい……」って思いながら駅弁を食べて。「つらい、つらすぎる……みんなは間に合っているのに!」って思いながらスタバ。ググッと飲みながら。牛肉どまん中弁当食べて。いろんな各地の肉が入っている弁当。あったかいやつ。あれを食べて。「つらすぎる……」って。それでダンディハウスのおしぼり使って。「俺だけがこんな最低な……迷惑をかけて、つらすぎる!」って思いながらグーッと寝て(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! それで、広島駅の到着の5分前ぐらいにパッと起きて。「あ、あぶねっ!」って思って(笑)。

(R-指定)「あぶねっ! つらすぎる!」(笑)。

(DJ松永)「危ない! こんなの、つらすぎる!」って。で、到着して。「おはようございます! つらすぎますっ!」って(笑)。

(R-指定)お前、割とヘラヘラして……(笑)。

(DJ松永)「どう考えても! 俺がっ! つらすぎますっ!」って(笑)。「俺がっ! 大変でした! 傷つきました! 大変です! 落ち込んでますっ!」って(笑)。

(R-指定)なんや、こいつ……キショイわ。ライフハックというか……。

(DJ松永)「あーあ! 疲れた! 大変だった、ここに来るまで! 起きた時、びっくりした。つらかった! 労ってほしい!」(笑)。

(R-指定)傷つけへんやろ、こんなやつ。1ミリも。でもね、割とマジで……ライブ本番中とかも言ったんですけども。ホンマにたぶん、つらかったっぽくて。だってそんなん普通、僕から言わせてもらうと、品川駅についた時点で「ここの人、全員時間通りに来てるんや」なんて見えへんよ。別に。

(DJ松永)嘘? 俺以外、もう全世界の人全員がちゃんとしていて。俺だけがちゃんとしてないんだな、みたいに思っちゃったりするんだよ。

(R-指定)何人か遅れとるって。で、その4時間、つらいからグリーン車ってやったんやろ? でも、ホンマにつらいのは広島クラブクワトロの敷居をまたいだ瞬間からなんよ。自分を責めるのは。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 遅っ!

(R-指定)いや、そんなん身が持たへんって。そんなことやっていたら。教えといたる。ホンマに、今後そういうことがあったら、会場に入った時に初めて自分を責めて。

(DJ松永)そこからでいいの?

(R-指定)じゃないと、身が持たない。遅刻ってそうやん?

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 遅刻ベテラン!

遅刻ベテラン・R-指定からのアドバイス

(R-指定)遅刻ってもう起きた瞬間から「ああ、もうみんなに迷惑をかけて……相手の人、どうしよう? どうしよう?」とか、そういう風に自分を責めすぎる世の中ってよくない。責めやすくなっている。自分のことも、人のことも。だからこそ、自分を許してあげて。で、会場の敷居をまたいだ時に初めて責めよう。そこで。ちょびっとだけ。ちょっと責めよう。

(DJ松永)勉強になるーっ! ああ、そういうこと?

(R-指定)そこに入って「あっ、俺って遅れたんだ」って。そこで思い出すぐらいの塩梅でいかないと、身が持たない。全国の人の。まあ、全員遅れるんですから。

(DJ松永)だって俺、遅刻している時にさ、「えっ、R-指定、ハート強い!」って思ったもん。「これが毎日? これが毎日なの? あいつ……ヤバい! メンタル、どうなっているの?」って思って。違うの?

(R-指定)で、なんやったらその広島の日、俺も遅刻してるからね(笑)。

(DJ松永)お前もやってんのかよ!

(R-指定)俺も森さんの電話で起きたから。俺、森さんの電話で「はっ! ヤバい! ヤバい、ヤバい!」ってなって。で、20分ぐらい……「どうしよう? 俺、前乗りしてんのに遅刻してしまって。合わせる顔がないな」って思って。でもちょっとタバコ吸いながら。「どうしよう?」って。

(DJ松永)吸うなよ! 早く会場に行けよ!

(R-指定)「まあ、でも荷物は……荷物は全部置いておいていいか。またホテルに帰ってくるからな。でも、松永さん来ているから。いいか。リハは……でも先に松永さんがDJチェックするからいいか」って。それで2本目に火をつけて。

(DJ松永)2本目に火をつけるなよ。会場で吸えよ!

(R-指定)ほんで会場に行ったらスタッフのみんながヘラヘラしてて。「すいません……」「大丈夫だよ、大丈夫! だって松永くん、今起きたところらしいよ」「しゃーっ!」。

(DJ松永)「しゃーっ!」じゃねえよ(笑)。

(R-指定)「見たか! 見たか、コラッ!」。

(DJ松永)本当に……いやー、超クズじゃん。俺(笑)。

(R-指定)俺ら、ヤバい。ヤバいチームやで(笑)。それでは、お聞きください。Creepy Nutsで『グレートジャーニー』。

Creepy Nuts『グレートジャーニー』

<書き起こしおわり>

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