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宇垣美里 庵野秀明『プロフェッショナル 仕事の流儀』を語る

宇垣美里 庵野秀明『プロフェッショナル 仕事の流儀』を語る アフター6ジャンクション
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宇垣美里さんが2021年3月23日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の庵野秀明監督特集について宇多丸さんと話していました。

(宇多丸)先ほどから何の話をしてるかというと、この番組はちょいちょいね……今日もまさにエヴァンゲリオン、音楽面からの特集をしますけど。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』。先週は宇垣さんがそれをご覧になってきたよというお話もしましたよね。

(宇垣美里)見ました。素晴らしかったです。

宇垣美里『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』をネタバレなしで語る
宇垣美里さんが2021年3月16日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を見た話をネタバレなしで話していました。

(宇多丸)で、それをまさに、それの謎解きといいますか、ひとつの解釈、理解の糸口として昨日、22日にNHKで放送されました『プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル』という。これ、庵野さんがまず、その制作現場にずっと密着してっていうのも異例なことだし。これもひとつ、ある意味庵野さん的には今回……いいですか? 『シン・エヴァンゲリオン』、その、終わったんですけども……。

(宇垣美里)ああ、はい。終わりましたね。大丈夫です。

(宇多丸)これ、いいですか? 2週間前、僕が「終わったっていうのが……」って言ったら「えっ?」って言われましたけども。

(宇垣美里)アハハハハハハハハッ! 「終わった?」って(笑)。いや、終わっておりました。「さらば」ですもんね。

宇多丸『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を見た話のみをネタバレなしで語る
宇多丸さんが2021年3月9日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を見た話をネタバレなしで「見た」という事実のみ話していました。

(宇多丸)要は庵野さん的に本当に……作品的にもまさにそうでしたし。昨日、実はBase Ball Bearの小出祐介さんをお迎えして。これは今週の金曜日に出しますけども。こいちゃん、やっぱりさすがの読み解きで。

(宇垣美里)えっ、また聞くの、楽しみ!

(宇多丸)見事。やっぱりこいちゃんの話を聞くと「ああ、なるほど。やっぱりこれは素晴らしい着地でもあるな」とか。でも、ちゃんと庵野さん的にも終わるつもりだからこそ、普段許さない密着も許して。

(宇垣美里)「なんか最近の人は全部、謎な人っていうのがあんまり好きじゃないんだな。ちょっとずつ見せていかないといけない、そういう世の中になってきたんだな」みたいなお話をされていて。その密着を受けた理由について。「ああ、それもひとつの現代の病理であるな」と思いながら聞いておりましたけども。

(宇多丸)まあね。あと、やっぱりそのエヴァンゲリオンという作品はもちろん、大勢の方が関わったアニメ作品ですから。総合芸術ですよ。映画だから。アニメなんかは特にそうなんだけども。にもかかわらず、もう本当にちょっと、ある意味コンセンサスとして、やっぱり庵野秀明さんという1人の作り手の、言っちゃえば私小説……私アニメ的な側面も否めないというか、まあ明らかにあるし。そういう読み解きをどうしてもしたくなるし。それで実際、そういうことがゴリッと入ったドキュメンタリー?

(宇垣美里)でしたね。

(宇多丸)実は私、まだ見ていないんですけども。

(宇垣美里)そもそも、「僕を撮るよりも、僕に振り回される人を撮った方がいいよ」って監督がおっしゃって。で、どんどんね、その一緒にお仕事をされてる方がやつれていくって言ったらおかしいけども。お疲れになっていく様子がまざまざと見えて。「ああ、大変だ……」って。

(宇多丸)それは単純に、なんていうの? 「振り回される」っていうと言い方はあれだけれども。やっぱクオリティーの追求という、単純にそういうことも当然、あるでしょう?

(宇垣美里)それも。「これは違う」っていうのがどうしても、やっぱりその庵野さんの中にはあって。「全部ゼロからやり直したいと思う」「えっ、この段階で!?」みたいな、見てる人からはそう思っちゃうようなことを……。

(宇多丸)でも、監督とかっていうのは、もちろんその実際のバジェットとかね、そういう条件の中でやるのも優秀な監督の能力でありつつ、同時に「ダメなもんはダメ!」を事情を考慮せずに言うのもクリエイターの大事な面だったりするじゃないですか。

(宇垣美里)どこまでも残酷になるっていうところがすごく見えて。「ああっ! 周りは大変……」とか思いつつ。なにしろね、その最初のナレーションが「この男に安易に手を出すべきではなかった」から始まり。「あれ? NHK、ちょっとキレてる?」みたいな感じの(笑)。

(宇多丸)そんな薬物みたいな……(笑)。「はじめたはよかったが、後悔しました」みたいな。

「この男に安易に手を出すべきではなかった」

(宇垣美里)「大変でした」みたいな感じなんですけども。でも、やっぱりすごく、どれだけエヴァンゲリオンに庵野さんがもう血を注ぐというか。まさに命を注いで作ってこられたから。だからこそ、ここまでその作品に庵野さんが見えてくるんだなっていうのがとてもよくわかって。改めてやっぱり見て終わって。「よかったね、おめでとう」って言いたいし。「自分がそういう風に救われたからこそ、シンジくんも救ってあげなきゃ、卒業させてあげなきゃ」っていう気持ちがあったんだなって思いました。

(宇多丸)なるほど。いや、本当にね、そういうことですよね。だからね。

(宇垣美里)本当、DVDボックスに入れてほしい。

(宇多丸)ちゃんと解説としてね、見事になっているからっていうね。

(宇垣美里)最終的にそれを入れたら「これが回答」みたいになっているので。入れてほしいし、あとはすごくその、庵野さんが心を病んでしまった時に、ネットで「どうやって庵野を殺すか」みたいなスレッドが立ったんですって。で、一生懸命、「楽しんでくれる人がいたらいいな」と思って作ったけど、そういうものが上がっているのを見て。「もういいや」ってプツッとなっちゃって……っていうお話をしていて。もう本当に、なんか「人の悪口をネットに書き連ねているやつらは全員、これを見て反省せよ!」っていう。それが、どれだけのことなのかを。

「それで今、庵野さんが生きててくれたから、私たちは『シン・エヴァンゲリオン』を見られたけれども、あの時、もしかしたら終わってたかもしれないだよ? その小さな暴力が積み重なった結果で……」っていう。そういうのもあって、なんて言うんだろう? 軽々しくそういうことを言っちゃいけないなっていうのもすごく伝わってくるし。それで、庵野さんのお父さまのお話とかもされいて。

(宇多丸)ねえ。これはちょっと、今まであんまり……。

(宇垣美里)なのですごく新しいっていうか、また違った見え方があるなって思ったので。

(宇多丸)なんでああいう物語なのかの、ひとつの源流というかね。

(宇垣美里)なので、改めて、これを見た後にもう1回、エヴァンゲリオンを見たいなと思ったし。その、いろんな面に渡ってお支えされてきたであろう安野モヨコさん、ありがとうっていう。

(宇多丸)やっぱりその存在がね。むしろ、だからアフターモヨコさんがやっぱり新劇場版以降であもり。

(宇垣美里)その、人と人との壁であるATフィールドを取って、人と生きていくってことを選んだ。選べた。「よかったね!」って思いましたね。「ありがとう」っていう気持ちでいっぱいになりましたし。本当に皆さんに見てほしいし。オチがひどくて。

(宇多丸)オチが。最後に毎回、聞く質問なんですよね。たぶんね。「プロフェッショナルとは何ですか?」みたいなことを聞くと。

(宇垣美里)「えっ、そんな、ひどい!」みたいな(笑)。

(宇多丸)だからNHK、入り口で「この男に手を出すべきではなかった」みたいな掴みで。で、オチも「決まった! ひどい!」っていう(笑)。

(宇垣美里)ひどい(笑)。これは見ていただきたいし、拍手しました。「みんな、お疲れ!」みたいな(笑)。

(宇多丸)いやいや、でも楽しみだね。これ、だからその庵野さんのそれと、ぜひ皆さん、今週金曜日に配信されるBase Ball Bear、小出祐介さんのも。

(宇垣美里)わあ、聞きたい!

小出祐介が語るエヴァンゲリオンポッドキャスト

(宇多丸)こいちゃんの語りの面白いのは、ひとつはこいちゃんが今までというか、ちょっと前まで、あまりにも好きすぎて公の場では語ってこなかった3つのトピック。ひとつ目がNUMBER GIRL。で、このNUMBER GIRLに関しては前の番組『ウィークエンド・シャッフル』で自分たち、Base Ball BearとNUMBER GIRLという並行する歴史。自分たち語りでもあるという特集で見事に語っていただいて。

Base Ball Bear小出祐介が語る NUMBER GIRLと『青春』
Base Ball Bearの小出祐介さんがTBSラジオ『タマフル』に出演。バンドNUMBER GIRLの歴史と、自身の青春時代をクロスさせて語っていました。 (宇多丸)『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』、今夜は...

(宇多丸)で、2つ目が乙葉さん。現・藤井隆さんのご夫人の。その乙葉さんが好きすぎたっていう。

(宇垣美里)へー!

(宇多丸)で、藤井隆さんとご結婚されたことを知った時に、心から浮かんだ気持ち、「ありがとう、隆!」っていう。

(宇垣美里)ああ、「幸せにしてくれて」っていう?

(宇多丸)だし、「最高か!」っていう。で、「乙葉をよろしく」っていう(笑)。

(宇垣美里)誰なん?(笑)。

(宇多丸)まあ、ファンとはそういうものじゃないですか。

(宇垣美里)たしかに、たしかに。いいファンですね。

(宇多丸)で、その3つ目がエヴァなんですよ。で、昨日、その出だしのところで話を聞いていたら、「じゃあ、どこかでエヴァについて話したことってあるの?」って聞いたら「ないし、仲間とも話したことがない」っていう。

(宇垣美里)えっ? じゃあ、自分の内のみで?

(宇多丸)そうそうそう。完全に自分だけの。

(宇垣美里)へー! よく我慢できたなー。

(宇多丸)で、その最初のシリーズから小学校の頃、夕方やっていたので。そこから見た話で。「最初はこういう理解だった。長ずるに従ってだんだん理解が深まってきて、こうだった」っていう。で、ちゃんと自分との距離感……こいちゃんの場合、その距離感の話がちゃんと作品の説明になってるっていうか。で、「最終的に今回の劇場版に関しても、最初はこういう距離感だったけど、こうなって、最後はこういう風に理解した」っていうような、見事な。で、それがやっぱりこれまでの庵野さんのフィルモグラフィーというか、手掛けた作品全てを踏まえた上でのもので。すごいです。もっと言えば、それを踏えて見ると、「っていうことは、『シン・ウルトラマン』に繋がってるじゃないの?」っていう。

(宇垣美里)ついにね。庵野監督の大好きな……。

(宇多丸)もちろんね、いろんな局面があるですよ。途中で『シン・ゴジラ』をやって。それがすごくうまく行って、評価されたからこうなったとか。いろんな局面があるんだけど。それも含めて、「じゃあ今後もめっちゃ楽しみですね!」とか。すごくそういうのが湧く見事な……だからコンバットRECさんの「庵野さん、大好き!」っていうのとかも。

(宇垣美里)聞きました、聞きました。

(宇多丸)でも、結構総裁、ねえ(笑)。

(宇垣美里)「ちょいちょい私の名前、めっちゃ出てくるな」って思いながら聞いてました(笑)。

(宇多丸)僕はだから、そう言うとRECが喜ぶから。「宇垣さんも同じことを言っていたよ!」って(笑)。「えっ、そう?」って(笑)。

(宇垣美里)アハハハハハハハハッ! 「ありがとう!」っていう(笑)。

(宇多丸)「えっ? 総裁とコンバットREC、意見が同じですね!」「そう? そう?」なんつって。そうなんですよ。まあ、今の宇垣さんのお話と、その『プロフェッショナル』をあわせて見て、全部補完していこうってなっておりますので。

(宇垣美里)素晴らしい!

(宇多丸)さらに! さらにですよ。そのテーマ的な読み解きもさることながら、来週火曜日の特集コーナー、8時からは神アニメーターの井上俊之さんをお招きして、エヴァンゲリオンの絵特集という……つまり、「作画」についてですね。井上俊之さん、たとえば今回の劇場版だと『Q』の作画監督。で、今回の『シン・エヴァンゲリオン』も非常に重要なとあるシーンを手がけていらっしゃって。ということで、井上さんの絵としてのエヴァンゲリオンの話というあたりで。こいちゃんもちょっと技術論的なことをすごく詳しく語っていて。それも面白かったですし。もちろん絵もすごいじゃないですか。

(宇垣美里)それはそう。かっこいい!

エヴァンゲリオンの絵特集

(宇多丸)庵野さんが今回どういう……というか、いろいろとやろうとしてきたことの到達点なんだということも言っていて。そういう面もね、井上さんがどういう風に語っていただけるのかっていうのも楽しみですね。

(宇垣美里)楽しみすぎる!

<書き起こしおわり>

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