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宇多丸 第54回ギャラクシー賞贈賞式の模様を語る

宇多丸 第54回ギャラクシー賞贈賞式の模様を語る 宇多丸のウィークエンド・シャッフル
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宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中で第54回ギャラクシー賞の贈賞式に出席した際の模様について話していました。

(宇多丸)さあ、ということでみなさん、ご存知の方も多い通り、6月1日。第54回ギャラクシー賞授賞式が渋谷セルリアンタワーで開催され、すでにいろんなところで報じられている通り、ラジオ部門の大賞を、受賞いたしました! ねえ。『Session-22』が、ということでございます。ということで、授賞式の模様。私ども、この番組を初期から聞いてらっしゃる方はお分かりだと思います。いちばんの得意技はね、実は「盗み録り」というね、必殺技がございまして。盗み録りをしてまいりました。もちろん許可は取っているんですけども。はい。やはりね、同じTBSラジオ。ラジオ仲間たちの栄誉を称える非常に爽やかで、感動的なね、もうスポーツマンシップ! このね、受賞の瞬間。その模様をぜひね、お聞きください。

<授賞式の音声が流れる>

(司会者・男性)ラジオ部門は大賞1本、優秀賞3本がその場で発表されます……。

(宇多丸)ここでね、箕和田くんだね、何たるかをカマしてくれますよ。うちの箕和田はね、ゴキブリ野郎の何たるかをカマしてくれますよ。ここで、ダーッとね。

(しまおまほ)がんばれー。

(司会者・女性)作品名が発表されましたら、ステージにお上がりください。

(司会者・男性)TBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル。受賞者はTBSトライメディア ラジオ事業部……箕和田祐介さんです。

(宇多丸)目がヤバい、目がヤバい(笑)。

(司会者・男性)さあ、いよいよ残すのは大賞です。ここで、橋本隆 ラジオ部門委員長から講評を申し上げます。大賞は講評の中で委員長自ら発表していただきます。

(橋本隆)第54回ギャラクシー賞ラジオ部門の今年の大賞は、『荻上チキSession-22』。TBSラジオ。

(宇多丸・しまお)おおーっ!

(宇多丸)オイッ!

(しまおまほ)「オイッ!」じゃないよ(笑)。

(宇多丸)(笑)

(しまおまほ)わーっ、おめでとうございます! おめでとう~。ああ、箕和田さんがすごい苦虫を噛みつぶしたような顔を……。

(宇多丸)箕和田くん! 嫌な顔! 嫌な顔! なんだよ……。でもまあ、TBSとしてはね、めでたいことですね。これね。

<授賞式音声おわり>

(宇多丸)はい。ということでこんばんは。6月3日土曜日、TBSラジオ第6スタジオから生放送でお送りしている……いや、我々もあれですよ。勘違いしないでください。受賞しているんですよ。第54回ギャラクシー賞ラジオ部門で選奨を受賞しております。『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』、通称『タマフル』。パーソナリティの、DJパーソナリティ賞をすでに受賞済み!(笑)。うるせえな(笑)。宇多丸でございます。よろしくお願いしますね。ということで、先ほどお伝えした様子は6月1日、第54回ギャラクシー賞贈賞式。まあ、贈りますよという式が渋谷のセルリアンタワーで開催されたということでその様子。あの、まあ席に座っておりまして。『Session-22』が優秀賞ということで。ラジオ部門では8作品が選奨で選ばれて、その中から3つ、優秀作が選ばれ、ひとつ大賞が選ばれると。1/2の賭けにも落ちたというね、こういう番組もあるわけですけどね。さぞかし、悔しがっているんでしょうね(笑)。

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第54回ギャラクシー賞ラジオ部門大賞

で、まあ決まる前の時点から、一緒に固まってね、様子を録音しておこうじゃないかということで。まあチキさんとか南部広美がいらっしゃってですね。後はあちらの長谷川プロデューサーとかいらっしゃってね。前後に座って、スタンバイしていたわけです。で、僕の隣にはしまおまほさんが座っていてですね。で、まず改めてギャラクシー賞受賞。僕はあれ、何年前ですか? 番組を始めて2年目とか……2009年ですか? に、いただきました。DJパーソナリティ賞。今回は星野源くんが――後ほど、その話もしますけど―-取った賞をいただきました。本当にこれ、冗談抜きで言うならば、あの時に賞をかなり早めにいただいたとは思っておりますが、いただいたことでやっぱり励みであり、番組が続くにあたって本当にね、あれをもらっていなかったらどうなっていたかわからないというぐらいの、ありがたい賞でございましたが。

まあ改めてそれ以来、8年ぶりに行ってみるとですね、非常に歴史ある権威ある賞ですし、集まっていらっしゃる方、みなさん業界の様々なジャンルの……もちろん報道の方もいらっしゃいますし、テレビの方もいらっしゃいますし。基本的にはやっぱり非常に背広を着た、きちんとした大人たちが集まっているわけです。僕も座って、隣にお二方座っていて。実はこのお二方、静岡テレビでしたっけ? で、賞を……それもすっごいめちゃめちゃ攻めた、ブラックなネタのあれで受賞されるお仲間だったらしくて。「おめでとうございます」なんて声をかけたりして、こちらいらっしゃったりしたんですけども。基本的にはやっぱり、私語をするような空間じゃないんですよ。まず、私語なんかしているやつ、いないんです。で、その中で、僕なりの小声ですけどはっきり言ってこのマイクで聞くと「うるせえな」っていう、相当な感じで拾っちゃってますけども。でもそもそも、ふざける感じじゃないのね。

で、いま思い返して、僕はそこで授賞式の時にですよ、星野くんみたいな注目は別になかったですから。本当に第54回に関してはすごい報道カメラとか……まあ、満島ひかりさんとかが特別賞をとっていたりしたんで、相当報道とかが華々しく入っていたんですが。僕の時はそこまでじゃないにせよですよ、なんか「ここで俺、ふざけたのか……」と(笑)。「あいつ、ここでふざけたの? ねえな!」っていう(笑)。改めて思いましたね。ここでその、サンプラザ中野くんさん替え玉受賞ということで上がってきてね。で、本当にもう微妙な空気だけが流れて、挙句私が壇上を降りる時に、やむなく出ていって、「私、替え玉受賞でございまして……」なんて。もうクスリともしてない会場ね。で、若干失笑が、みたいな。で、ようやく形になって、サンプラザ中野くんさんと並んでこうやって写真を撮って。いまもね、ネットとかでちゃんと見れますけどね。

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宇多丸と替え玉・サンプラザ中野くん

撮って、「さあ、降りよう」っていう時にですね、ギャラクシー賞のトロフィーがございまして。これも後ほど言いますけど、当時はクリスタルというか。ガラスの山型というか、三角形のもので。一言でいえば大変滑りやすい形だった。そして私、そこで図らずも、非常に緊張というか。壇上に上がる緊張じゃなくて、目の前でジョン・カビラさんに睨まれる……まあ恐怖ですね。恐怖ゆえの手汗で、図らずもドーン!って。ものすごい音がしましてね。ドーン!って落としちゃって(笑)。そんな……とにかくそういう諸々はあり得ない場の空気だっていうことは改めて今回、客観的に見てね。それは確認しましたね。これはね。

で、その終わった後に懇親会の時にいろんな選考委員の方に話しかけていただいて。もう、その時からね、「番組でいつも話題にしていただいて」って(笑)。こんだけ「ギャラクシー賞、ギャラクシー賞」って言っている番組もないですからね。っていうのがあって。まあとにかく、いろんな意味で我々にとっては非常に大きなものと思っていたギャラクシー賞受賞でしたが、今回その選奨に選ばれて。まあ、番組全体ではまだとっていないですからね。ただね、いろいろな発表の、いろんなノミネートされている作品のあれなんかを聞いていると、ラジオに限らずですけど、やっぱりすごい面白そうだし、こんなに世の中いろいろと面白い番組があるんだなと。あとやっぱり、たとえば報道系というか、ちゃんと社会的意義があるようなね、あれとかが並んでいると……その手前の会場では僕、もうさんざんふざけたことを言いまくっていたんですよ。

「広い意味では僕だってね」とか、なんかいろいろ言っていたんですけど、見ているうちに、「これ、うちじゃねえな」っていうか(笑)。「うちじゃなくていいな」っていうか。そういう気持ちがしていたのは正直、あります。で、橋本隆さんっていうラジオ部門の選ぶ委員長というか、代表の方。僕も何度かお話をさせていただいておりますが、その話で途中でね、「番組全体としての形も非常によくできていて」と。後ほど、懇親会でお話ししたら橋本さんがやっぱり、「単発の特集ですごく完成度とかが高いものが賞をとりやすいんだけど、これからはちゃんと番組でずっと、帯だったり週一でもいいですけど、続けてやっている。毎回毎回クオリティーをキープすることの大変さ、それも含めて、番組として続いているものっていうのもちゃんと評価していきたいんだ」みたいなことをおっしゃっていて。まさにそれは我が意を得たりだったりするんですけど。で、その流れで、そうおっしゃった時に、「ああ、これはSessionだな」って。うちであるはずがない(笑)。

まあ、こういうね、ただね、ここでやっぱりここ、僕のね……これ、さっき録音を聞いていて「俺、やっぱり信頼できる男だな」と。こういう時にきっちり、やっぱり反射的に「オイッ!」っていう(笑)。反射的にきっちり、やっぱり感じの悪さが出せるあたりね、これはやっぱり人品卑しいあたりが(笑)。ポーンと出るあたりがね。でも、ちゃんとよかったです。横にしまおさんがいて、「『オイッ!』じゃないでしょう」ってたしなめてくれてたんで本当によかったですね。でも、本当にここんところの『Session』ね、籠池さんのインタビューとかもそうですしね、もうブチかましまくっていて。これはきれい事を言うわけじゃなくて非常に順当だと思いますし、うれしく思っております。本当に。おめでとうございます。『Session-22』。荻上チキさん、南部広美さん、おめでとうございます。

で、ですね、他の番組も本当に面白い。たとえば、報道活動部門で大賞を取った『富山市議会の政務活動費不正をめぐる調査報道』っていう。これなんかもね、もうスクープ! アカデミー作品賞っていうかね。「なにこれ? 映画として面白いやつじゃん?」みたいな。まとめてちゃんと……あんまり詳しくは知らなかったんで、めっちゃ面白そうだなっていう。あとさ、テレビ部門のギャラクシー大賞を取ったNHKの『ある文民警察官の死~カンボジアPKO 23年目の告白~』。これなんかね、社会的意義を考えたらもう当然ね……だからそれを見ていて、だんだんいろんな受賞とかそういうのを見ているうちに恥ずかしくなってきて。「くれくれ」騒いでいたのが(笑)。だんだん恥ずかしくなってきて、取らなくてよかったみたいなね。

ちなみにですね、壇上に立っていたディレクター・プロデューサーの箕和田くん。Dキモチワルイこと箕和田くんが壇上に立っていて「目がヤバい、目がヤバい」って言っていたじゃないですか。本当になんかね、人殺しのような……人前に出る時のこだわりで、彼はなんか知らないんだけど。この間の『人間交差点』の時もそうなんだけど、なんか眼鏡を外す。「なんで眼鏡、外してんの?」「いや、人前に出るんで……」「はぁ?」っていう。で、眼鏡を外したことにより、より人相は悪くなり。で、なんか選奨でもらっている賞状が額に入ったようなやつ。細長い……これがまた、よせばいいのにね、黒縁で細長くてね、もともとその気はあるんだけど、基本的に箕和田くんの持ち方が位牌を持つような位牌ポーズで。

しかもですね、これ終わった後に箕和田くんね、降りて曰く、「いや、気づきました? 宇多丸さん。気づいてくれたかな?」「えっ、なにが? なにが?」「これですよ、これ!」って。なんか持っている手で、取れなかった瞬間に中指を立てていたという(笑)。バカですねえ。バカですね、そんな番組にくれるわけないじゃないっていうことだからね。選奨でももらっただけ、申し訳ないわ。本当にね、恥ずかしいわっていうね。ちなみにさらにですね、ギャラクシー賞の話、いっぱい言うことがあるんだけど。さっきさ、「トロフィーをガチャーン!って落とした」って言ったじゃないですか。トロフィーの形が何年か前から変わってるんですよ。なんか。バードマンっていう、どの形にしても自立するという人型の形になっていて。まあ、各報道でたとえば星野くんとか満島ひかりさんが持っている写真を見た方、いると思いますけども。あれになっているわけ。これだったら俺、絶対に間違っても落とさないからね。絶対に落とさないよね。落としようがない。引っかかりどころがいっぱいあるから。

で、これなんとなく私、想像するに、2009年の私のあの事件が影を落としているのではないか?っていう(笑)。ただ、僕がはじめてじゃなかったかもしれないですね。落として破損する人がちょいちょいいた可能性がありますね。ちなみにいま、何度も言っていますけども。今年のDJパーソナリティ賞は星野源くん。まあ、この番組的にはね、スーパースケベタイムとして知られておりますが。で、テレビとかでどういうところを流しているかわかりませんけどね、これがまた星野くんのコメントがね、立派でね。本当に、もう完璧でした。もう満点の……もちろん面白が入るところも含めて。でもやっぱりちゃんと、いかに自分がラジオを愛して、ラジオとともに育ってきたか。なんなら、ラジオに救われてきたかという件だけでなく、たとえば要所要所で「タイムフリーでいまでも聞けますので……」とか、「radikoで聞いている方は……」とか。ちゃんとそういう、いまのラジオの視聴形態の新しい形みたいなのもちょいちょい放り込んで。

要は、自分の役割として、最近はあんまり聞いてないような人とかラジオをいままで聞いたことがないような層っていうのにちゃんと「ラジオはいいんだよ」っていうのを届けなきゃいけないという、その自分の役割を100%踏まえているわけです。で、なおかつ、ここが僕ね、「ああ、やっぱりこういうところだよな」と。人気者になる人と、うちみたいに金ない、数字ない、人気ない、人徳ない……この番組との差。「うちの番組はね、リスナーがとにかく面白くって。リスナーの投稿でゲラゲラ笑っているだけなんです。リスナーが。本当にうちのリスナー、面白いんですよ」って繰り返し繰り返し、言うわけです。それに対してうちの番組ね、後ほど「低み」のコーナーでね、こういう文言が出てきますけども。「面白くもなんともない、ただの汚え下ネタが多い」みたいなね(笑)。人からメールを募集して、いただいておいてね、その言い草はないから。そりゃ人気ないよ、そんなことを言っていたらね。うーん。といったあたり、いたくね、非常に反省する部分も多かったですね。

ただまあ本当にですね、僕らも選奨をいただきましたし、『Session-22』。仲間ですよね。仲間じゃないですか。それは。ねえ。同じTBSラジオで。まあこれは、Win-Winというかね、まあそれはチキさんが賞をとれば我々もうれしいし、なんならチキさん、この番組にも来ていただいておりますし、私も『Session』に出ていますから。まあファミリーなわけで。これはもう、実質私がいただいたも同然。星野源は、まあスーパースケベタイム。うちの番組の一リスナーですからね。あと、星野くんはいろいろと私の番組を聞いたりとか曲を聞いたりとかっておっしゃってくれてますので、これはもうほぼほぼ私の受賞と。あとまあ、満島ひかりさんがね、特別賞。満島ひかりさんは『カルテット』ですから。『カルテット』は私の相方が出ている。で、『カルテット』はテレビドラマの優秀賞も。あと、満島ひかりさんといえば、元Folderじゃないですか。Folderといえば、僕はもう最初から応援しています。ある意味、僕のおかげということで。まあカウントの仕方にもよると思いますが、まあ6部門を僕はね、実質ね、受賞したも同然。実質、同然ということで。まあ今年もね、『ウィークエンド・シャッフル』がギャラクシー賞を席巻させていただきました。ありがとうございました。

あとね、大本営発表特集のゲスト。本当はこの回が賞を取ったのは辻田真佐憲さんです。はっきり言って。辻田真佐憲さんの研究成果のおかげでございますので、なによりも辻田真佐憲さん、本当にありがとうございました。そして、応援してくださったリスナーのみなさん、ギャラクシー賞の選考委員のみなさん、本当にありがとうございました。来年も何かしらでね、「低み」特集等でね(笑)。狙っていきたいと思います。

<書き起こしおわり>

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