宇多丸さんが2021年10月28日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で桐生ちありさんの『Late Late Summer』を紹介していました。
(宇多丸)続きましても本来であれば1月前に取り上げておくべきだった桐生ちありさんという、前にもこのコーナーで取り上げましたけども。桐生ちありさんが9月5日にリリースしていた5枚目のシングル『Late Late Summer』という曲をかけたいと思います。これ、プロデューサーに関美彦さんっていうこれ、Peach sugar snowとか広瀬愛菜さんのアルバム。私の去年のベスト・アルバムですけども。それとかをプロデュースされた関美彦さんを桐生さんが招いてというか、コラボした曲で。
ものすごいデジタルなんだけど、デジタルボッサじゃないけども。レイドバックした、夏の終りチューンみたいなのが最近、多いよね。夏の終りチューンなんだけど、センチメンタルじゃなくて、すごいレイドバックしたデジタルダンスミッドテンポチューンみたいな。で、スーッと低体温のまま進む感じがすごい桐生さんらしいし。まさに関さんとのコラボ、化学反応を起こしているんじゃないでしょうか。9月5日リリース。1月前に取り上げるべきでした。申し訳ございません。桐生ちありさんで『Late Late Summer』。
桐生ちあり『Late Late Summer』
(宇多丸)はい。9月5日にすでにリリースされておりました。桐生ちありさんで『Late Late Summer』。関美彦さん書き下ろしの曲でした。でもミックスがすごい、声が異常に近いミックスっていうか。なんか、この感じがすごい桐生さんの作品っぽいっていうか。なんか、いい意味でインディー作品感っていうか、あって。
(森田秀一)そうですね。このマブ論のスピンオフ企画のアイドルクリエイターズファイルで今回、関美彦さんに登場をしてもらって。まさにこの曲の解説もしてもらっているんですけども。今、まさに宇多丸さんがおっしゃっているような、そういう予算的な部分も多少はあったみたいで。でも、それが生まれたきっかけになるっていうか。
(宇多丸)うんうん。それが独自の味になっているもんね。
(森田秀一)本来なら、生っぽさでやるのが関さんなんですけども。それで今回、デジタルっぽい感じでやってみたという。
(宇多丸)へー。でもそれがひとつ、いい味になっている気もするな。
(森田秀一)そうですね。ハマっていますよね。
(宇多丸)へー! そのインタビューも読まなきゃ。これ、まだ僕も読んでいないんで。
(森田秀一)ぜひ読んでください(笑)。
(宇多丸)そんな重要資料がありながら!(笑)。
<書き起こしおわり>