安住紳一郎 女子プロボウラー入りチームで社内ボウリング大会を勝ちに行った話

安住紳一郎 女子プロボウラー入りチームで社内ボウリング大会を勝ちに行った話 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2021年1月3日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で過去の番組の放送を振り返り。2012年2月19日に放送した社内ボウリング大会に勝利をするため、現役女子プロボウラーの中村美月プロをこっそり自チームに入れた話を話していました。

(安住紳一郎)今日はワンオペでお送りしています。なかなか大変だわ(笑)。なかなか大変だわ。うん。皆さんはどんなお正月をお過ごしでしょうか? 今日は他の皆さんが休みということで私1人でお送りをしています。少し物足りないという方が多いかもしれませんが、過去の面白かった放送などを中心にお送りしています。いやー、懐かしいですね。いろんなことが。続いてですけれども、今度はボウリングですね。

頻出するボウリングの話題

ボウリングの話も頻出傾向にあります。会社員とボウリング、親和性が高いですね。よくレクリエーションなどで行くと思いますが。この『日曜天国』。私、安住紳一郎もボウリングの話……あれですよね。テレビの夕方のニュースショーのリポーターをやるか、やらないかっていうのを報道局長と新宿のコパボウルで決めたという話もありましてね。あれも後で大変な問題になりましたけれども(笑)。

安住紳一郎 深夜の新宿歌舞伎町で人生を賭けてボウリングをした話
安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で2009年4月に話したトークの書き起こし。安住さんが金曜日深夜、新宿歌舞伎町で人生を賭けたボウリング勝負に挑んだ話をしていました。 (安住紳一郎)さて、ええと、一昨日の金曜日ですね。私、金曜日の...

(安住紳一郎)あとはアナウンサーの誉れと言われてますアノンシスト賞も私が秋田のファンキーボウルというボウリング場で隣のレーンの女性のおパンツが見えたという話で賞をとりまして。

安住紳一郎 秋田のボウリング場での自己記録更新を阻んだ刺客の話
安住紳一郎さんが2008年3月にTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』で話したトークの書き起こし。TBSがネットされず顔が知られていない秋田県で趣味のボウリングをした時の話です。 (安住紳一郎)ただ、秋田市にいくと私はかならずすることがあるん...

(安住紳一郎)私のサラリーマン人生、様々なところでこのボウリングが彩りを添えております。その中の一編ですね。私たちが社内レクリエーションでどうしても勝ちたいということで女性プロボウラーを混ぜてレクリエーションボウリング大会に臨んだという、その時の放送があります。今からもう8年前だそうです。「汚いADナカムラ」。

(音源スタート)

(安住紳一郎)このスタジオのある放送センター。20階建ての建物なんですが。廊下にあるポスターが貼りだされていました。社内ボウリング大会のお知らせなんですが。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)ところが私、参加70チーム全チームを見て、ラジオ部から1チームしか参加してないことに気づきました。70チーム出てて、ラジオから1チームしか出てない。これは……内輪の話を続けます。恥ずかしい限りですが、サラリーマンのドキュメントだと思って、一緒に一サラリーマンが組織とどう向き合って行くのか?を考えていただきたいと思いますが。

この放送局は「ラジオ東京」を母体にスタートしているという歴史があります。そして、ラジオ部の人間はそれを誇りにし、そして、全国区ではないけれども、関東にしか流れていない放送だけれども、長い歴史を持った中で日々いろんなことに挑戦しているという自負がある。なのに、70チームもあるのに1チームしか参加していないのだっ!

(中澤有美子)ああーっ……!

(安住紳一郎)並みいる本局の重要部署をなぎ倒し、「TBSホールディングスの傘下にラジオ部あり!」と、いま一度、大音声で名乗りを上げるべきではないのでしょうか!? 

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)「ラジオ部の復権をかけ、戦う係長とは誰ぞ?」というね。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)30位以内に入らなかったら、出る意味はないよね。「やっぱり弱いじゃん、ラジオ」って言われるのがオチでございましょう? これはそうそうたる重要部署をなぎ倒さなくちゃいけないわけよ。責任をはっきりさせるために『安住紳一郎の日曜天国』というチーム名で出馬をいたしました。もう、引くには引けません。

(中澤有美子)そうですね!

(安住紳一郎)かならず勝つには、これしかない。そうです……不正をするんです!

(中澤有美子)ほっ……ほ、ほっ……?(笑)。

(安住紳一郎)我が日曜天国チームは女子プロボウラーを1人、入れてみました!

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)Pリーグで活躍しているプロ4年目。ライセンスナンバー455。中村美月プロを呼んでしまいました(笑)。バリバリよ。今、日本で10本の指に入るプロボウラーよ!

(中澤有美子)フフフ、いいの? いや、いけないの!(笑)。

(安住紳一郎)完全に、コンプライアンス室からクレーム入るよね。でも、そんな人が社内ボウリング大会に来たら、バレちゃうでしょう? すぐに。

(中澤有美子)そうですよ! だって衣装とかもね。

(安住紳一郎)そうでしょう? キラキラして、本当にAKB48顔負けの。キラキラした皆さんが揃っているわけですから。中村美月プロもたぶん21か22ですから。途中でバレちゃいかんと思ったので、私は中村プロに「一番ダサい私服で来てください」って。

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)そしたら中村プロもなかなかノリがよくて。「安住さんの趣旨はよく理解しました」って。そしたら、本当に汚い格好で来て。なんか、カーキ色のカーゴパンツにヨレヨレの紺の長袖Tシャツみたいな。もう少しで白い毛玉ができそうなTシャツ、わかります? で、なんか胸に書いてあるロゴがもう読めないみたいな。

(中澤有美子)よくぞ(笑)。

(安住紳一郎)そして普段はメガネをかけてないんだけども、黒ぶちの伊達メガネをかけてくださって。それで、髪をボッサボサにしてもらって。ええ。完璧。もう、完全にそのへんにいそうな、「昨日、家に帰れませんでした」っていう若手のアシスタントディレクター、1人できあがり。

(中澤有美子)ですね(笑)。

汚いAD風の中村美月プロ

(安住紳一郎)ものすごいおっきなカバンでさ、プロだから。なんかスキーキャリアみたいなおっきなカバンで、ボウリングの球が3、4個入っててさ。そんなのゴロゴロゴロゴロ引きずってて。「だめだめ! そんなの持ってきちゃ!」みたいな。「そんなの、ADは持ってないよ!」って。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)でも、皆さんちょっと想像できますか? 社内レクリエーションのボウリング大会で1人、プロが混ざっているんですよ? しかも、日本トッププロですよ。草野球に王貞治がいるみたいな(笑)。

(中澤有美子)隠しても隠しきれない(笑)。

(安住紳一郎)でも、なんかみんなその異常さに気づきはじめるんだけど。でも「気づかないことにしよう」みたいな。服装は完全にADさんですからね。ええ。それでまた、そのAD中村のですよ……服装が地味なんだけどもフォームが豪快! ねえ。福原愛ちゃんが温泉浴衣で卓球してるみたいな。

(中澤有美子)なるほどね!

(安住紳一郎)5歩の助走。左足出して、右、左、右、左で最後投げるんですけども。15ポンドのボール、軽々と右後方、頭の上くらいまであげて。汚いADの格好だよ? そしてソフトボールのピッチャーみたいに手がゆっくり下がってきて、ボールが落ちてドン!っつって。右のガーターの方に1度向かっていって落ちる手前からチュイイーン!っつって。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)ボールが1・3ピン目がけてヨーヨーみたいにブワーン!って戻っていく。そしてまた、投げ終わった手が反動で1度前に行ってますよね。それでその反動で後ろまで、もう1度戻って、そしてもう1回、前へ反動で行くっていう。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)「ええっ? ボール2回投げたの?」みたいなことですよね。1度、大きく後ろに振りかぶって、前に出して、ドン! キュイイーン! シューッ!っていった時にまた後ろにいって。それで、もう1回前ですよ。うん。残像が長い! 汚いADの残像が長いんですよ。

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)シュインシュイン……、鶴のように左足1本で立って、右足は左膝の後ろにこう当てて、2度クネッ、クネッてしながらも、しかし上半身はびくとも動かない。汚いADが。

(中澤有美子)あり得ない!(笑)。

(安住紳一郎)ADさんなのに。そしてボールの当たったピンが、火薬仕込んだくらいの勢いで爆発を起こして。それで、聞いたことのない音を出しますね。やっぱりプロボウラーは。皆さん、ボウリング上手な方のピンの跳ね方が違うって言いますけども。音をよくね、パッキャーン!とかいう音を表現しますけども。違いますね。日本10本の指に入るトッププロ。音は、伸びない。パキッ!

(中澤有美子)えええーっ!?(笑)。

(安住紳一郎)キュイイーン! パキッ!

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

トッププロの音は違う

(安住紳一郎)もう私はその日本トッププロの球を身近で見られたっていうことだけで、とても興奮したし。そのちょっとザワザワザワザワ会場がし始めて。レクリエーションに参加してないんだけれども、その一般のお客様方が、ちょっとそのパキッ!っていう音を聞きつけて、「えっ、何事ぞ? 何事ぞ?」って駆けつけて来ているわけよね。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)で、「あの子、上手いなー。あれはプロテスト受けると、受かるぞ」って言ってる声が聞こえるんだよね。「受かってるんですけど?」っていう(笑)。

<音源おわり>

安住紳一郎 TBS社内ボウリング大会必勝の策を語る
安住紳一郎さんが2012年2月にTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』で話したトークの書き起こし。安住さんがTBS社内のボウリング大会に日曜天国チームで参加した際、どうしても勝ちたくて行ったある行為について語っていました。 (安住紳一郎)さて...

(安住紳一郎)ありましたねー! これで結局私たち、正式に処分をされるんですよね。なかなかでしたね……。私にもちょっと甘えがあったんですけれども。ただね、当時やっぱり「何やってんだ?」ってものすごく怒られたんですけれども。「いや、やってることはテレビ・ラジオを作っていくっていう延長線上にあることで面白かったよ」って言ってくれた人のことはやっぱり忘れられませんね。

当時の柳澤慶太郎さんっていうラジオの責任者の方。それからアナウンスセンターの本多由幸さんっていう方はね、「いや、俺は面白いと思うよ」って小声で耳元で言ってくださったことは今でも忘れられません。この件で激怒された方が昨年、定年されましたので今日、再びお聞きいただくことができました。ありがとうっ!

<書き起こしおわり>

安住紳一郎 TBS社内ボウリング大会不正発覚の顛末と処分を語る
安住紳一郎さんが2012年2月にTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』で話したトークの書き起こし。安住さんがTBS社内のボウリング大会に日曜天国チームで勝つため、チームに女子プロボウラーを入れるという不正を行い、それが発覚した事件のその後です...
安住紳一郎 ボウリング不正発覚後の処罰 社内奉仕活動を語る
安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で2013年3月に話したトークの書き起こし。社内ボウリング大会で行った不正が発覚し、『社内奉仕活動を命ずる』という処罰を下された安住さんが、実際に行った奉仕活動の話をしていました。 ※以下の記事の...

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