安住紳一郎・上野パンダトークショーでアメ横のドンに出会った話

安住紳一郎・上野パンダトークショーでアメ横のドンに出会った話 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2022年5月8日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で1週間前に御徒町駅前で開催された上野動物園・福田園長との『WE LOVE パンダ!トークショー』を振り返り。その際に「アメ横のドン」と出会い、挨拶をした話をしていました。

(安住紳一郎)さて先週、1週間前ですが。5月1日(日)、この番組でも少しお知らせをしました。JR御徒町駅前で開かれましたパンダのイベントに私、出てまいりました。この日も天気がかなりぐずついていましてね、人出が心配されましたが、たくさんの方に来ていただきまして、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。ちょうどですね、雨の降り出しがもう少し夕方にずれないかと一縷の望みを抱きながら当日、迎えたんですが。木っ端微塵に砕かれまして。

イベント、3時のスタートに合わせるかのように、テントを叩くような大雨になりました。そんな中、見に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。傘さしながら大変だったと思います。靴もね、びしょびしょになったんじゃないかなと思います。風邪などひかれてないといいんですけれども。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)皆さんにお力を借りいたしました。本当にいつか、お返ししたいなと考えております。ありがとうございました。来ていただいた皆さん。本当に雨がすごくて。雨よけのビニールや、皆さんがさしている傘が音を吸収して、なかなかマイクの音が届かないということもありますし。なんだか、その音の飛び方が不規則になるんで。ハウリングっていうんですか? スピーカーとマイクが干渉しちゃって。

(中澤有美子)そうでしたか。

(安住紳一郎)ねえ。音響スタッフとかしっかりいるのに、なんでこんなことになるんだろうと思っていたら、やっぱりそういう、傘をさしている人たちがたくさんいると、音がそこで跳ね返ってきちゃうんで、干渉するんだ、なんて。結構「ピーッ!」ってなっちゃったりなんかして。雨の中でまたなんかね、ハウリングはするわ、音は聞こえないわ、大変なことになりましたけども、楽しい時間を過ごすことができました。上野動物園の福田豊園長と一緒のトークショーということでした。

なかなか私、こういう人前に出るイベントっていうのは得意じゃないんで、断ることが多いんですけども。今回はやはり、ジャイアントパンダの行政案件っていうんですか? パンダ行政ということで。少しね、この番組はジャイアントパンダの名前当てやら、他のメディアに先駆けていろいろな情報を出しているという自負がありますんで。そこの関係性を強化するという、ある意味そちらの政治的な理由で出てまいりましたけれども。十分にその責を果たしたと自負しております。かなりやってきました。ロビー活動ってあんまりね、自分の方から言うものじゃないのかもしれませんけれども。かなりの根回し、やってきました。

(中澤有美子)そうですか(笑)。

(安住紳一郎)私も恐ろしいなと思いました。

(中澤有美子)「できるんだ」と(笑)。

(安住紳一郎)いやいやいや。「ええっ?」って思いますね。1人のラジオパーソナリティーがここまでやっていいものかどうかっていうね。自分自身で恐ろしいと思いました。当然、上野動物園の福田豊園長に対して気に入られるための時間でしたからね。うん。もうずっと福田さんの露払いみたいな係をやって。福田さんが気持ちよくお話できるように私のアナウンサーとしての技術を全部、出してきましたから。

(中澤有美子)ああ、それはよかったです。

(安住紳一郎)「いやー、こんなに楽しいトークは久しぶりでした!」なんて言ってね。福田さんに喜んでもらって。福田さんには「ああ、この安住っていうアナウンサーはパンダのことについてとても興味を持って、愛を持って活動しているんだな」っていう風に理解してもらったようです。

(中澤有美子)そうですか。それは何よりでした。

(安住紳一郎)何回も言いましたから。私が。

(中澤有美子)「パンダが好き」って?

(安住紳一郎)「私、安住って言うんですよ」って。ずっと。

(中澤有美子)ああ、名前を?(笑)。

(安住紳一郎)名前を何度も言いました。もう選挙か?っていうぐらい、言いました。ねえ。たくさんの方にも来ていただいて。そしてその、雨が降ってるんで控え室みたいな、テントみたいなところがありまして。そこでね、私たちの前の出番だった新浜レオンくん。歌手の方とご挨拶なんかしたりして。で、またちょっとその地元の名士と呼ばれるような方々もご紹介いただいて。上野松坂屋がありますでしょう? 上野松坂屋の店長ともねんごろに挨拶をしてきましたから。で、「私は買い物は松坂屋以外ではしないんだ」なんて話をしてね。「ああ、そうですか。ありがとうございます」なんて。

そして、御徒町と上野はほら、アメ横があるでしょう? で、上野の商店街連盟とか言ったりするそうですけども。そこの会長にもちゃんと挨拶してきました。「はじめまして。二木(ふたつぎ)でございます」「ああ、そうですか。どうぞ、よろしくお願いします」って。皆さん、二木さんってわかりますか? 漢字の「二」に「木」と書いて二木さんって読むんですけど。そうですよ。ねえ。お菓子の二木。ゴルフの二木の二木さんですよ。「二木でございます」なんて言われて。「あっ、この人は! アメ横のドンじゃねえか!」って思って。

(中澤有美子)そうですね! 小さい頃から知ってる!

(安住紳一郎)そうですよね。赤いテントでね。「えっ、ええっ?」と思って。

(中澤有美子)「かの有名な」(笑)。

(安住紳一郎)「かの有名な! えっ、『にきさん』じゃないんだ!」なんて思いながらね。一瞬でね、バババッと自分の思考回路が結びつきますよね。

(中澤有美子)なるほど、なるほど。

「この人、アメ横のドンじゃねえか!」

(安住紳一郎)「二木でございます」なんて。「ふたつぎさん? あっ、ああっ!」って思って。「こ、これは……お菓子とゴルフ用具は二木で買ってます!」なんてね。言わなきゃいけないでしょう? すごいよね。「アメ横のドン」って、すごくない?

(中澤有美子)すごそう(笑)。強そう(笑)。

(安住紳一郎)強いよね。名前がね。「アメ横のドン!」なんて。「ええーっ?」って思うよね。

(中澤有美子)本当に! すごいカードですよ。

(安住紳一郎)すごいカードだよね? 闇市からここまで来たんでしょう? いや、すごい政治力じゃない? 何回も言わせてもらうわ。

(中澤有美子)かっこいいもんね(笑)。

(安住紳一郎)かっこいいよね? 「アメ横で会長をやっております、二木でございます!」「ああーっ!」って思うよね。「ええっ?」って思うよね。誰もがそう思うよね。

(中澤有美子)思いますですよ(笑)。

(安住紳一郎)「ええっ?」って思って。「ああっ!」って声が出たよね。どう? いいよね。うん。盤石じゃない、これで。上野のパンダ案件で御徒町のイベントでさ、上野動物園の福田園長と松坂屋の店長とアメ横の会長の二木さんに挨拶をできたんだよ?

(中澤有美子)太い!

(安住紳一郎)太いよね! 間違いないよ。しばらくは。うん。みんな、ちょっと大きな船に乗ったつもりでいいと思うよ。

(中澤有美子)安心です(笑)。

(安住紳一郎)しばらく他のメディアに抜かれないと思うわ。大事だからね。信用とか信頼っていうのはね。あんまりこういう風にベラベラしゃべるもんじゃないけど。ベラベラしゃべるもんじゃないけど、うん。信用っていうのはやっぱり大きいよね。ちょっとだって、あれだもんね。御徒町とか上野の駅前で少し目に余るような行動をとってたとしてもさ、「ええっ、なにやってんの、安住くん?」みたいなことになったとしても、二木さん知ってたら間違いないでしょう?

(中澤有美子)まあ、そうかもね(笑)。

(安住紳一郎)「ええっ? 俺は二木のオヤジと懇ろだよ?」なんて。最悪だ(笑)。人の名前を出して、最悪だよね。うん。

(中澤有美子)そんな使い方、ダメ(笑)。

(安住紳一郎)そんな使い方はダメだけれども、少し気持ちが大きくなることもわかるでしょう?

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)いやー、いい1日になったと思っています。お便りもいただいています。

(中澤有美子)ありがとうございます。

パンダジャパン・モーリーさんからのお便り

(安住紳一郎)「お世話になっています。パンダジャパンのモーリーです」。モーリーさんからいただきまして。ありがとうございます。最近、聞き始めた人は「パンダジャパンって何なんだ?」って話なんですけどね。パンダに詳しいリスナーの皆さん方を私たち番組では組織していまして「パンダジャパン」という名前のもとに活動しています。パンダの名前を当てたり、世界をはじめ日本、和歌山、神戸、上野のパンダの情報などを交換しております。パンダジャパンのモーリーさん。「先日、御徒町で行われました『WE LOVEパンダ!トークショー』を観覧させていただきました。これはパンダジャパンの課外活動だと捉え、富山から馳せ参じました」。ちょっと遠いね。富山からはね。ありがとう。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(安住紳一郎)「シャオシャオとレイレイの命名にあたり、通例の繰り返し以外の名前にするかどうか、一応議論にはなったという話や、最終的には東京都が決めているということを福田園長から直接聞くことができ、今後の命名にあたって参考になりました。安住氏は福田園長を前にして『上野が盛り上がって嬉しい』という思いを強調しておられたように感じ、大いに政治的効果があったと思います」。ありがとうございます。「福田園長の落ち着いた口調や、パンダではなく、ジャイアントパンダと発言されるところも相まって、屋外で雨の中でしたが、学会のシンポジウムに参加しているような錯覚に陥りました。また、トークショー終わりに、上野観光連盟理事長の二木忠男さんをお見かけしました」。おおっ、さすがはモーリー!

「二木理事長は名前選考委員のお一人なので、命名の参考にいろいろと調べるうちに、お顔を覚えていたのです」。どうですか? パンダジャパン! やっぱり二木のオヤジのことをちゃんと理解してるのよ! はー、嬉しいじゃない?

(中澤有美子)そうでしたか!

(安住紳一郎)二木さんは名前選考委員の1人なのね。もう俺より詳しいじゃない?

(中澤有美子)本当に有力者ですね!

(安住紳一郎)「とっさに『安住さんの番組のもとでパンダの名前を一生懸命考えているパンダジャパンの者です。今日はとても楽しいイベントをありがとうございました』と話しかけました。二木理事長は大変にこやかに『ああ、そうですか、そうですか。今度はパンダの日の10月28日に何かやろうと思ってるんです。また来てね』とお話してくださいました。非力すぎるし、なんなら錯覚レベルですが、私ができうる限りのパンダジャパンとしての政治的活動を実行したつもりです。以上、課外活動の所管および成果報告とさせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします」という。素晴らしい。ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます!

(安住紳一郎)本当に優秀な皆さん方ですね。二木理事長に話かけてるんですもん。なかなかできない。使命感があるからこそできる。素晴らしい。ねえ。またね、パンダのことで、少し番組で何かする時は力になってください。ありがとうございます。

『WE LOVE パンダ!トークショー』

<書き起こしおわり>

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