安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で前週に代打を務めたMBS・福島暢啓アナウンサーを絶賛。なぜ福島さんに代打を依頼したのか、その意図なども話していました。
【10月7日 福島暢啓( @jingtangK )放送後記】 #nichiten pic.twitter.com/93xaBnbXnQ
— TBSラジオ 安住紳一郎の日曜天国 (@nichiten954) 2018年10月7日
(安住紳一郎)さて、表面上の挨拶はこれぐらいにいたしまして……うーん!
(中澤有美子)フハハハハハッ! おかえりなさい(笑)。
(安住紳一郎)いいえ。先々週はショッピング特番で先週、10月7日は私、休暇をいただきましたので。3週間ぶりということになります。皆さん、お変わりはありませんでしょうか? 私はすっかり変わってしまいました!
(中澤有美子)アハハハハハッ! そうですか? お元気そうですね。
(安住紳一郎)ああ、そうですか?
(中澤有美子)はい。かっこよくなっていますね。
(安住紳一郎)少し日に焼けましたかね? 日に焼けましたね。土曜夜に生放送がありまして、そして日曜朝と比較的番組が続いているというところがありまして。反省会、打ち合わせなどもありますので、実質ずーっと続けて起きているということが多いんですけども、3週空きましたので体というのは正直なものですね。いま、実はとても眠いんですね。
(中澤有美子)フフフ、そうですか?
(安住紳一郎)眠いんですね。日曜日、寝ていましたからね。ずっとね。
(中澤有美子)そりゃそうですね。
(安住紳一郎)心なしか私の顔が、なにかマラソンを走り終えたような、そんな表情に見えますか?
(中澤有美子)はい(笑)。彫りが深め(笑)。
(安住紳一郎)彫りが深め。そうなんです。実はですね、正直私も先ほど洗面所に行きまして顔を見ましたら、ほうれい線がくっきり出ていますね。目はくぼんじゃうし。いや、本当に……。
(中澤有美子)まぶたくっきり。
(安住紳一郎)ええ。でもちょっと日に焼けたという風な言い方をしましたけども、実はちょっと顔色が悪いだけという。
(中澤有美子)そうか。よく見えましたけども。ふーん。
(安住紳一郎)久しぶりの放送だという高揚感はもちろんあるわけですけども。ただ、やはりちょっとね、寄る年波には勝てないというところもありまして。現在スタジオの温度はグッと低め。そしてにんにく卵黄を一粒多めに飲みましてマイクの前に座っております。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)ご心配なく!
(中澤有美子)「ご心配なく」(笑)。
(安住紳一郎)ご心配なくということですね。にんにく卵黄を多めに飲んでおります。私、45にして愛飲歴16年ですから!
(中澤有美子)フハハハハハッ!
(安住紳一郎)かなり早めからやっております。
(中澤有美子)そうでした(笑)。そうなんですねー。
(安住紳一郎)そうです。びっくりしますよね? コマーシャルとかを見て60、70の人がだいたいメインで出ていますけどもね。「愛飲歴12年、宮崎でパン屋を経営いている佐藤さんです」なんてね。「もうすっかり……」なんてコマーシャルをやっていますけど、私なんて45にして愛飲歴16年ですから。
(中澤有美子)フハハハハハッ!
(安住紳一郎)いつコマーシャルが来ても全く問題ありません。すぐにでも出れます。ええ。……久しぶりで少し高揚感があるんで、またこれからどうぞお付き合いいただきたいなという気持ちもあるわけですけども。
(中澤有美子)ええ。
(安住紳一郎)先週はお聞きいただけましたでしょうか? 私の代わりに大阪毎日放送の福島暢啓さんに来ていただきました。『福島暢啓の日曜天国』をお送りしたわけですが、お聞きいただけましたでしょうか? 中澤さん、いかがでしたか? よかったでしょう?
(中澤有美子)ええ! そうですね。あの、番組のことをよくご存知で研究なさっていて。自然だったです。
(安住紳一郎)ですね!
(中澤有美子)はじめてお会いした感じがしないというか。ええ、ええ。そうですね。つやつやした若い才能を。
(安住紳一郎)また声がいいですよね。そしてあの落ち着き、農協の理事長か!っていうような、そういう落ち着きがありますよね。ああいうスタイルでいまやっている方、東京にはいないんで。たぶんみなさんにはとても新鮮に聞こえて。なんとなく「ん?」っていう感じでもう離れられないっていう、そういう感じになったという方が多いのではないでしょうか。大阪にあります毎日放送(MBS)所属のアナウンサー、将来を嘱望されている31歳伸び盛りということですけども。
(中澤有美子)ええ。
(安住紳一郎)関東に住んでおりますとなかなか大阪で活躍されている方の声を聞くというチャンスはないので、ぜひ954キロヘルツのTBSラジオリスナーのみなさんに一度聞いてほしいなと思いまして、私自ら声をかけて来ていただいたということになります。「福島さんがよかった!」という声と同時に、「よくぞ福島くんを連れてきたな!」という声も同時にいただきたいものですね。
(中澤有美子)そうです、そうです(笑)。
(安住紳一郎)本当にそこはお願いしたいと思います。しかも私が、自前で。自分のお財布の中から大枚をはたいて来てもらったんですから。
(中澤有美子)そうですね(笑)。
(安住紳一郎)で、本当に全てのことを言う必要はありませんけども。系列の局のアナウンサーなのでギャランティーが発生することはないんですけど、でも申し訳ないということで、私が商品券をいくばくかお渡ししたということなんですけども。同時にスタッフの方もいらっしゃいましたでしょう?……抜かりなく! スタッフにも持って帰ってもらったんですよ。
(中澤有美子)フフフ、そうだったようですね!
(安住紳一郎)そうですよ。これはね、言う必要はありませんけどもね。
(中澤有美子)フハハハハハッ!
(安住紳一郎)言う必要はありませんよ。言う必要はありませんけども、ねえ。私もてっきり1人で来るのかと思ったら、3人も連れてきやがったから。
(中澤有美子)「きやがった」(笑)。
(安住紳一郎)あ、いえいえ。3人もね、一緒にお越しくださったから。これまたスタッフの方は菓子折りっていうわけにはいかないでしょう、ねえ。……思わぬ出費ですよ。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)私と話し方、似ていますでしょう?
(中澤有美子)本当にそうですね。
(安住紳一郎)そして考え方というか、なんとなく「ああ、同じ材料で作った2人だな」っていう感じがしますよね?
(中澤有美子)フフフ、そうですね(笑)。そうそう。それでお行儀がいいんです。
(安住紳一郎)そうなんです。物静かな、いい具合に枯れた声の調子、味わい。10代から『ラジオ深夜便』を聞いているだけあって……という。むしろ、俺もゆくゆくはこうなるのかな?って、自分の将来を感じさせるような31歳。
(中澤有美子)アハハハハハッ!
(安住紳一郎)14歳も下なのに。なかなかね、彼の真似はできないんですよね。落語とか水墨画とか戦前の歌謡曲などを聞いて普段から自分のイメージを膨らませているという福島さんですから。なかなかね、そのへんのアナウンサーが真似をしたところであの味わいは出ないわけですけども。みなさんもたぶん、普段聞いているラジオ番組でしゃべり手の人間が休みを取るということで代わりの人が来たりするわけですけども。だいたいはね、穴埋めということでなんとなく普段の感じの延長線上だなというところがあるわけですけども。
(中澤有美子)ええ。
(安住紳一郎)やっぱり聞いている人にもワクワクしてほしいんじゃないかなという私のおせっかいもありまして。福島さんに来ていただいたわけですけども。ピンチヒッターでね。これ、前も言いましたけどもね。「○○さんが夏休みを取っているので今日はピンチヒッターの△△です。よろしくお願いします」なんていう放送がよくあるわけですけども。本当にピンチヒッターっていう言葉を理解しているのかな、君は?っていう、そういう風に私はいつも心おだやかではないわけですよ。
(中澤有美子)はい。ええ。
(安住紳一郎)みなさんはどう思いますか? 野球を知っている方ならそう思うかもしれませんよね。ピンチヒッターっていうのはどういう時に出てくる人なんですか?っていうことを私は毎度毎度、テレビ・ラジオでそういうことを言う人間に問いかけているわけですけども。本来は打席に入る人がなんらかの理由でチャンスなのにヒットを打ちそうにない。だから代わりにバットを託される人がピンチヒッターですよね?
(中澤有美子)そうか。そうですよね。いるのに呼ばれるっていうことですよね。
(安住紳一郎)そうですよ。なので、私は他局である大阪から福島くんに来てもらって。一方、これも忘れてもらっては困るんですけども、自分の代わりに将来を嘱望されている若手が、代わりに自分が普段やっていることをやるっていうことはスポーツをやっている人ならわかると思いますし。スポーツじゃなくてね、合唱だって演劇やっている人だってわかりますよね? どうですか? もう、居ても立ってもいられないわけですよね。ドキドキしませんか?
(中澤有美子)そうですよねー。
(安住紳一郎)ですよね。なんか私も当日、いろいろな人から意見を聞きましたけども。関西で活躍されている福島さんが安住さんの番組に呼ばれてどうなんだろう? ドキドキするなんて言っていますけども、私なんてドキドキするとかそんな比じゃありませんからね!
(中澤有美子)フフフ、あら? 正直……?
(安住紳一郎)もう夏休みどころの騒ぎじゃありませんから。大変ですよね。
(中澤有美子)そうですか(笑)。
(安住紳一郎)当然、福島さんに上手くやってもらいたいという気持ちはありますよ。自分が呼んだんですからね。
(中澤有美子)そうですね。そりゃそうです。
(安住紳一郎)で、大阪からわざわざ来てもらった福島くんにも申し訳ないしね。で、できれば大阪の福島さんのやっている番組のプロモーションにもなって。で、大阪でも東京でもラジオを聞く人が増えたらいいなという風には、それは表面上は思いますよね。
(中澤有美子)フフフ、フフフ……(笑)。
(安住紳一郎)でも、あんまり上手くやられても困るわけですよ。私の立つ瀬がないわけですから。それはタイムリーヒットもホームランも打ってほしいけど、あんまりバカスカ打ってもらっちゃ困るわけだよね。
(中澤有美子)そうですね(笑)。ほどよく(笑)。
あまり上手くやられても困る
(安住紳一郎)「ほどよく」だよね。だからできればホームラン性の当たりを飛ばすんだけども、レフト後方に上がるんだけども、風に流されて大ファールとかね。
(中澤有美子)フハハハハハッ!
(安住紳一郎)「ああ、惜しい! 君、打てるね!」みたいなことでしょう? 「ああーっ、ちょっとこっちだったら入っていた!」みたいな。
(中澤有美子)風、希望(笑)。
(安住紳一郎)風、希望だよね。とかさ、ガーン!っていい当たりを飛ばしてライナー性が飛んだんだけど、ショート真正面とかね。で、観客が一瞬「はっ! ああーっ……でも、ナイスバッティング!」っていうね。
(中澤有美子)「いいよ、いいよ、その調子!」って(笑)。
(安住紳一郎)「次は打てるよ!」っていうね。「いいところ飛んでいるから、大丈夫だよ!」っていう感じだよね。で、大ファールの後にファールチップで三振みたいな感じで「ああーっ、やっぱりダメだったか」みたいな感じを希望していたのに、先週聞いていたみなさん、どうですか? めちゃくちゃ打っていたでしょう?
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)ぶっ飛ばしていたよね? 本当にもう聞いていて嫌になっちゃった、もう。あたしを休ませろ!
(中澤有美子)アハハハハハッ! 休まらない?
(安住紳一郎)休まらないよ、本当に。「なんだ!?」って思って。もちろん、福島くんのことはかわいくてしょうがないわけ。私のことをすごく慕ってくれて。実はね、8年ぐらい前。福島さんが仕事をやり始めてすぐの頃にわざわざ東京の私のところに会いに来てくれたの。で、私が昔、連載していたテレビ雑誌に書いていた文章が1冊の本になっていたりするんですが。もうほとんど誰も読んでいないものなんですが。
(中澤有美子)『局アナ 安住紳一郎』。
(安住紳一郎)それをわざわざ持ってきて。「これはアナウンサーを目指していた私が学生時代に本当に繰り返し読んで。これは私にとってのバイブルのようなものです。ここのこの文章はどういう気持ちでお書きになったんですか?」なんて。そんなことをずっと私に聞いてくれたりして。「あら、なんかうれしいな」なんて思ったりしたんですね。先週、そんなことはひとつも言っていなかったでしょう?
(中澤有美子)フハハハハハッ!
(安住紳一郎)「クーッ!」みたいな。なんか、「急に呼ばれて彼には任命責任がありますからね」なんて。私のことをなんか「家主」とか呼んじゃったりとか。「なんでタイムフリー、やらないんですか? あの人は……」みたいな。私のせいみたいなことを……「なに? 俺への愛をもう少し語るんじゃないの? それを織り込み済みで呼んでいるんだけど。その商品券○万円分にはその部分も入っているのに……他人の口から俺のことを褒めてもらいたかったのに!」みたいなところがあったにもかかわらず! 福島くんはソロホームランを打つばかり!
(中澤有美子)アハハハハハッ!
(安住紳一郎)私が塁に出ているんだから、私をまず返しなさいっていう感じなんだけど、私が塁に出てない時にホームランを打っちゃうんだから。ソロホームランばっかり。
(中澤有美子)まさか塁に出ているとは思っていないんじゃ?(笑)。
(安住紳一郎)思っていない? 「リー、リー、リー、リー!」ってやっているのに。「リー、リー、リー、リー!」ってやっていたのに、「なんだよ……まず、俺をホームに返してくれよ!」って思ったんだけどね。なかなかそういう風に上手くはいかないよね。まあ、彼は彼で当然ね、安住のいいように利用されては困るということで、そういうような思いもあったのかもしれませんよ。
(中澤有美子)いやいや、きっとそういうことを言ったら「白々しい」って安住さんが怒ると思って封じ込めたんじゃないですか? そういう部分は。
(安住紳一郎)たしかに。うん。それがわかるのはごく少数だからね!
(中澤有美子)そうですか(笑)。
(安住紳一郎)皆には伝わらないでしょう? 残念!って思って。
(中澤有美子)わかりやすく盛ってほしかった(笑)。