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安住紳一郎 秋田のボウリング場での自己記録更新を阻んだ刺客の話

安住紳一郎 深夜の新宿歌舞伎町で人生を賭けてボウリングをする 安住紳一郎の日曜天国
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安住紳一郎さんが2008年3月にTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』で話したトークの書き起こし。TBSがネットされず顔が知られていない秋田県で趣味のボウリングをした時の話です。

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(安住紳一郎)ただ、秋田市にいくと私はかならずすることがあるんですけども。ボウリング場に行くんですよ。

(中澤有美子)あ、そうなんですか。悪さ・・・?

(安住紳一郎)悪さではないんですが。私、前も話したと思うんですが、下手の横好きではあるんですが、ボウリングを大変こよなく愛しておりまして。主な関東地方でのボウリングは、ホームグラウンドは新宿の歌舞伎町にあります、歌舞伎町1丁目20番地にあります、コパボウル新宿店なんですけども。そこでよく、深夜にボウリングをしたりしてるわけですけども。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)ボウリングはメンタルスポーツということはみなさんもお分かりだと思うんです。邪念があると、こうスコアがブレるんですね。これはまあ、ゴルフとかビリヤードでもそうですが。まあ、たいていのスポーツはそうだと思うんですけども。やはりこう、横からの視線とか、左後ろから、右後ろからの視線というものに対して大変敏感になってしまうというところがね、あるんですよ。お気持ち、わかりますか?

(中澤有美子)ボウリングしてる時、人が見てるんじゃないかな?って思うってことですか?

(安住紳一郎)そういうことですよね。そもそも、新宿の歌舞伎町ね。アジアナンバーワンの歓楽街でボウリングをしてるので、そういうことは最初から覚悟の上ではあるんですけども。やっぱり、見るでしょ?

(中澤有美子)そうですよ。安住アナだ!って。そういうこと?

(安住紳一郎)でもあるんですけど。当然、僕もやっぱり吉田照美さんとかが横で投げていたら、見ちゃうと思うんですよ。

(中澤有美子)そうですよ(笑)。もう見逃さないよ。

(安住紳一郎)吉田照美さんだ!と思って。ねえ。ボウリングやってるわ!と思ってね。当然でも、吉田照美さんがボウリングやっているだけじゃ終わらないですよね。吉田照美さんってどれぐらいの腕前なのか、見ちゃいますよね。

(中澤有美子)もちろんですよ。一挙一投足ですよ。

(安住紳一郎)見ますよね?で、どれぐらいのスコアを出してるのか?も見ますよね。

(中澤有美子)見ます(笑)。

(安住紳一郎)挙句、たぶん自分と比べますよね。きっとね。自分より下手だとうれしいし、やっぱりちょっと素人離れしてたら、『ああ、やっぱり吉田照美さんってすごいな』っていう風に思うし。森本毅郎さんだって、荒川強啓さんだって、やっぱり見ちゃいますよね。

(中澤有美子)見ちゃいます。その日の自分のスコアはどうでも良くなっちゃいます。プレイは。

(安住紳一郎)ですよね。荒川強啓だ!と思うよね。そうだよね。うん。しかも、ボウリングってこう、ちょっと声が出る瞬間があるでしょ?『よし!』とかこう・・・『よっしゃ!』とか。でもほら、声を出すと余計に確信をもたせちゃうじゃない。

(中澤有美子)そうですよ。この声は安住紳一郎だって。

(安住紳一郎)この声は間違いない!って。そうですよね。『荒川強啓さんに似てるサラリーマンが横で投げてるけど、あれ荒川強啓さんかな?』とか思ってて、ねえ。『荒川強啓です』って言われたら、『ああ、荒川強啓だ』って思うよね、やっぱりね。

(中澤有美子)思うね(笑)。確定です。

(安住紳一郎)確定しますよね。で、私もなんとなくちょっと、軽く、普段見かけないようなメガネをかけてりしてボウリングをして。当然その、上にコンピューターで名前が出るじゃないですか。あそこもちょっと、偽名とまではいわないですが、ちょっとこう、知っている人の名前を借りたりとかして。そこにね、『アズミ』って書いておくと、みんな注目・・・注目するっていうとちょっと高いところからものを言ってますけども。やっぱりこう、人様にスコアを晒しちゃう感じになるので。『フクシマ』とか『イマダ』とかにしてやってたりとかするんですけどね。

(中澤有美子)ええ(笑)。

(安住紳一郎)時にはこう、『イマチャン』とかにしてみたりとかして、ごまかしたりする。まあその時点で私の負けなんですけども。で、やっぱりこう、自分の気持ちとしてはやっぱりよく思われたいところがあるじゃないですか。『あ、安住さんがやってるな。結構上手なんだな』っていう風に思われたいっていう煩悩があるもんですから、スコアがグルングルンにズレてくるんですよ。で、それがどうにかならないかな?っていうことがあって。1回あの、そういう『あんまり見ないで!』っていうメッセージを込めて、自分のボウリングする時の登録の名前を『ハイケイ』とか『セイブツ』にしたことがあるんですけど(笑)。

(中澤有美子)は、はい・・・

(安住紳一郎)『ボウカン』とかね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)あんまりそのメッセージも伝わらないみたいですし。

(中澤有美子)ひねりがね、効きすぎっていうか。

(安住紳一郎)『ハイケイ』って。カタカナで『ハイケイ』って。『私は背景だ』と。

(中澤有美子)なるほど。壁紙だと。

(安住紳一郎)壁紙だと。壁紙だと思ってくれと。傍観してくれとか。動く・静まるの方の静物ね。静物画の方の静物。やってみたんだけど、当然効果はないわけですよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そこでやおら、特別な光を放ち始めるのが秋田県のボウリング場なわけですよ。秋田県のボウリング場ならば、自分自身の、思い切りプレイができるんじゃないか?という風に思って、毎回秋田県に行くとかならずボウリング場に行ってるんです。

(中澤有美子)ああ、そうなんですね。そういうことなんだー。

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秋田県にいくとかならずボウリング場に行く

(安住紳一郎)久しぶりの秋田ボウリングにちょっとやっぱり興奮したんですけどね。大きな声を出してもぜんぜん平気なわけですよ。『よっしゃ!』とか『2投目があるわい!』とか、大声を出してみたところで、まあ秋田市民のみなさんが、大声を急に出したんで、にわかにみなさんがパッと振り返るわけですけども。彼らには、ただ声の通る変なおじさんとしか映らないわけですよ。

(中澤有美子)そうね。ええ、ええ。

(安住紳一郎)そうですよ。ボウリング、やっぱり声を出したいんですね。

(中澤有美子)そうなんですね。

(安住紳一郎)『2投目があるわい!』って言いたいんですよ。

(中澤有美子)そうなんだ(笑)。『2投目があるわい!』。

(安住紳一郎)場所は秋田市内の川反という繁華街から一本通りを外れました大町というところにあるんですが。名前はファンキー・ボウルといいます。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)それは失礼ですよ。笑ったら。そういう場所があるんですから。

(中澤有美子)すいません(笑)。

(安住紳一郎)ファンキー・ボウルなんです。1ゲーム500円します。ボウリングは地方の方が若干割高な感じがしますが。都内ですと300円ぐらいでできるところもあるんですが。私の平均アベレージは165なんです。なんとか平均アベレージを200に乗せて、プロボウラーになりたいというのがささやか、そしてさわやかな夢なんですけども。

(中澤有美子)そうか、そうか、そうか。

(安住紳一郎)やはりなんかこう、開放感もありまして。大変調子がよかったんです。1ゲーム目でなんと168を出しました。1ゲーム目から平均アベレージを超えるというのはですね、なかなかこう、ないことなんですよね。慣れないレーンで、慣れない土地で、慣れないハウスボールで。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そして2ゲーム目に185を出すんですね。そして3ゲーム目に203を出すんです。順調にきてるんです。203ピン倒してるんです。知らない町で。

(中澤有美子)(笑)。1人、バンバン。

(安住紳一郎)『これは調子がいいな!こんなに調子がいい時は、1年に1度、あるかないかだぞ!もしかすると、自己ベストを更新できるのかな?』。そんなような気持ちもありまして、どんどんどんどんと私のボルテージは高まってくるわけであります。そして、脂の乗りました4ゲーム目。忘れもしません。1フレーム目が9ピン。スペアを取って2フレーム目も9ピン取ってスペア。

(中澤有美子)おお!

(安住紳一郎)まあストライクこそ取れなかったんですけど、スペア、スペアときて、その後にストライク、ストライク、ストライク、ストライク。4連続ストライクに。6フレーム目で概算で120は行ってるんです。これはきてるな!と。まあ、ボウリング詳しくない方もいらっしゃると思いますが。ボウリングっていうのはだいたい10フレーム目まで投げるんですけども。ということは、5フレーム目で概算で130ということは、10フレーム投げると260は行くんじゃないか?という。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)これはすごいんです。プロボウラー並の記録なんですけども。そこで、きたぞ!と思ったの。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)しかし、思わぬ刺客がやってきたのです。ちょうどね、5分ぐらい前から自分の左側の1レーンあいた隣の隣に家族連れがやってきて遊んでるなっていうことを私、気づいてたんです。5才ぐらいのね、男の子。それから25・6才の若いパパとママ。それから60才近辺の、たぶんその小さい男の子にとってみるとおじいちゃん・おばあちゃん。そして、もう1人いて、それはたぶん若いパパの妹。もしくは若いママの妹。

(中澤有美子)なるほど。

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