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安住紳一郎「ポストイット」のジェネレーションギャップを語る

安住紳一郎「ポストイット」のジェネレーションギャップを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2022年9月10日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でポストイットについてトーク。若い人に対しては「ポストイット」と言っても通じない場合があるというメールを紹介しながら、ジェネレーションギャップについて話していました。

(安住紳一郎)さて、今日はこのお便りから紹介します。福岡市の44歳の女性の方。ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(安住紳一郎)「居ても立ってもいられず、メールを送ります。先日、バイトの男性に『申し訳ないのだけど、そこのポストイットを取ってくれる?』と頼みました。彼は『えっ、ポストイットって何ですか?』と言うのです。私はポストイットが通じないことに衝撃を受けつつ、冷静を装いながら『ポストイットは付箋のことだよ』と言うと、『はー。初めて聞きました。ポストイットなんて……』と言うのです。タイムリーなタイミングで先週の放送で安住氏が『ポストイットにメモをして……』という話をしており、『40代はポストイットと言うのだ』と確信しました。

では、ポストイットと呼ばなくなるボーダーラインはどこなのか、気になって自分でリサーチをしました。20代、3人。『ポストイットなんて初めて聞きました』。30代前半、2人。『なんとなく聞いたことはあるが、付箋としか言わない』。30代後半、2人。『逆にポストイットが主流じゃないの?』とのこと。以上のことから、ポストイットと付箋の呼び方のボーダーラインは『35歳』との結果となりました。『だから何?』と言われればそれまでですが、ご報告した次第です」。私はもう、この事実に朝から驚天動地ですね!

(中澤有美子)これは驚きました。

(安住紳一郎)これは驚きましたね。中澤さんも?

(中澤有美子)いや、「ポストイット」っていう方がおしゃれだし、若者向きかとすら思っていましたよ?

(安住紳一郎)「付箋」の方が古い言い方ですよね? 一般名詞だし。「そうなんだ」と思いましたね。20代ではポストイットは通じない。初めて聞いたって……どういうことなんでしょう?

(中澤有美子)だってポストイットって書いて売っているじゃないの?

(安住紳一郎)たぶん類似品が最近、いっぱい出てるから。特許が切れたのか何なのか、わかりませんけれども。なので、たぶん書いてない方なのかもしれませんが。私の世代……まあ「私、私、私……」っていうのはよくありませんけれども。むしろね、「スリーエムの製品じゃないと粘着力が甘いんじゃないか?」ぐらいな、それぐらいの気持ちでおりますよ。

(中澤有美子)ねえ。絶大な信頼ですよ。

(安住紳一郎)絶大の信頼。「ええっ?」と思いました。

(中澤有美子)これは有意なリサーチでしたね。

(安住紳一郎)「通じない」とまでは思いませんもんね。「言わない」ぐらいだったらわかりますけど。通じないんですって。「ええっ?」と思いました。これは衝撃。もう抱えきれずに早速、いの一番でご報告。

(中澤有美子)本当ですよ(笑)。

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エアポケット的なジェネレーションギャップ

(安住紳一郎)まあ、若い人からしてみれば「何を言ってるんだ? おじさん、おばさんは……」と思っているのかもしれませんけれども。こういうことってあるんですね。危ない。本当にエアポケット的なジェネレーションギャップ。危ない。もう段差二つですもんね。エアポケット的なジェネレーションギャップですから。段差の中のくぼみみたいな感じになっちゃって。ズボッて入っちゃう。私なりに分析したんですけども、これは少しゆり戻し現象があるのかなと思ったんですけど。それ以外に思いつきませんもんね。どう考えても付箋の方が歴史的に前の方にありますよね?

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)なのでたぶん、絆創膏のことを「バンドエイド」とか「カットバン」とか「サビオ」か、商品名で呼ぶ人、いますよね。どちらかというと、ちょっと地方色が強いですもんね。で、なんとなく「絆創膏」の方が今となっては逆に一般名詞でスマートな方で、最近の方に年表上、置かれるのかなとかね。

(中澤有美子)ああ、1周回って。

(安住紳一郎)1周回ってね。っていうことなのかな、というところもあったりするんですが。あとはこの、最近の「ルールを守らなくてはならない」という強い圧迫観念から、放送などではこういう商品名を言わないようにずっとしてきた歴史が40年ぐらいありますよね。なので「国民総NHK化」っていうか……。

(中澤有美子)コンプラ大事っていう。

(安住紳一郎)そうね。そういうの、ありますよね。「サランラップ」とか「クレラップ」っていうのは商品名だから「食品用ラップ」っていう言い方をするっていうことが放送やパソコン、ネット上、ウェブ上なんかでも比較的、そういうルールを守る人がたくさん増えてきたんで、若い人は食品ラップっていう風に言うことの方がごくごく自然で。「ちょっと、サランラップを取ってちょうだい!」って言うと「サランラップって言う?」っていう……まあ、サランラップ、クレラップはまだ来てないですけどもね。まあ、というところまで来ているのかな、みたいな。

(中澤有美子)そうかー。恐ろしい……。

(安住紳一郎)いやー、そこまで来たかと思いますね。言葉揺り戻しですね。「ら抜き」って皆さん、わかりますもんね? 「食べられる」を「食べれる」っていうので、結構昔はギャンギャン怒られたもんですけども。最近は放送でもあんまり間違って使う人、いなくなりました。ただ、ちゃんとしたデータによると20代の99%の人がら抜きをするんですよ。なのでもうほとんど若い人は全員がら抜きなんですけれど、テレビやネット、ウェブ上ではみんな炎上するのが嫌だから必ず、「ら」を入れますもんね。で、字幕スーパーには必ず「ら」って入るんですよね。

「その野菜は生で食べられますか?」って……「食べれますか?」って言っても字幕スーパーでは「食べられますか」って入りますよね。「この時間に帰るとあのドラマ、見られる?」ってね。ほとんどの人が「この時間に帰ると見れる?」って言うんだけども。「見られる?」になりますでしょう? もう、それが少しねじれが入っちゃって。なので最近は「食べられる」とか「見られる」の方がなんとなくよく見かけるようになったんで。なんとなく、そっちの方が合ってるんじゃないか、みたいな感じで。

私、この間バーでお酒を飲んでたんですよね。そしたら私、25年もアナウンサーをやってるんですけど、やっぱりら抜きが出ちゃうんですよね。そういう砕けた場所だと。で、「いや、マスター。こんな辛いの、食べれないよ」なんて言って堂々とら抜き言葉ですよ。業務外ですから、いいですよね? 全く問題ありませんね? そしたら、マスターが訂正したんですよね。安住さん、「食べられないですか?」なんつって。「えっ、俺、マスターにら抜きを訂正されてる!?」と思って(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! さりげなくね(笑)。

(安住紳一郎)「さりげなく訂正されている! ここまで来てしまった!」って思って。酔いが覚めましたよ。

(中澤有美子)酔いが覚めますね。面白いですね(笑)。

バーのマスターにら抜き言葉を訂正される

(安住紳一郎)「訂正された! そういうことか……ああ、ゆり戻し」と思ってね。「私生活から私も言葉使い、変えなくちゃ」っていう気持ちになりました。「本当だ。食べられない」なんて言ってね。すごい辛い、タバスコの10倍辛いソースを出されたものですから。うーん。ああ、朝からどうでもいい話をしておりますが。それでは、皆さんに関係のある話をし始めたいと思います(笑)。

<書き起こしおわり>

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