PUNPEEさんが2020年7月28日、EXPANSION NYのカークさんのInstagramライブに出演。ビート制作と好きな90年代ヒップホップのプロデューサーについて話していました。
(カーク)でも、なんかのインタビューで「アルバムも出します」って書いてあった記憶があるんですけど。どうでしょうか?
(PUNPEE)そうですね。でも先にEPが割と自分の中でいい感じにできてしまったので。まあ、そうっすね。また方向性が決まったら作ろうかな、みたいな感じ。
(カーク)でも結構、なんか持ってそう。ビートとか音とか音源は。
(PUNPEE)ああ、でもビートは本当、そうっすね。いいのがあったらストックしたいっすね。結構、それでも何個かはあるっちゃあありますね。でも、どのタイミングで使おうかってのは決めてないんですけども。
(カーク)うんうん。そういう雰囲気の時に……朝、起きて「こんな気分だから今日はこれをやろうかな」とか。「映画を見た後に……」とか。なんかそういう感じですか? どういう感じでビートは作られていますか?
(PUNPEE)ああ、でもそういう感じっすよ。なんか、「今日はこのBPMでやってみたいな」みたいな。
(カーク)ああ、BPMから。へー。
(PUNPEE)あとは音色だったりとか。映画を見てとか。そうっすね。でも最近はロジックって人のアルバムがすごいよかったっすね。なんか作りたくなっちゃう。
(カーク)ああ、ロジック。なんか出したっけ?
(PUNPEE)はい。1週間ぐらい前かな?
Logic『No Pressure』に刺激を受ける
(カーク)ああ、本当に? 全然チェックしていないわ。
(PUNPEE)それとか……うん。でも、なんかいいビートとかもらったり、聞かせてもらうと、メロディーとか。「こういう風にしたいな」とか考えちゃうんで。それは楽しい時間ですね。
(カーク)ああ、それは他の……たとえばロジックのビートを聞いて「これ、俺だったらこうしたのにな」とか?
(PUNPEE)アハハハハハハハハッ! そうです(笑)。そういうのとか。「でも、この人はこうやって乗せてくるんだな」とか。結構メロディーもフロウの延長線上で聞いてるっていうか。そんな感じはあるかもしれませんね。
(カーク)でも、そういうロジックとか、どこでそういう「出たよ」みたいな情報をゲットするの?
(PUNPEE)でも普通にフォローしている海外のヒップホップのサイトのTwitterとか。
(カーク)そういえばこの前、日本にロジック、来てましたよね。1年ぐらい前かなんかに。
(PUNPEE)ああ、本当ですか? それは俺、知らなかったっす。
(カーク)友達のDJがいるんだけども。その彼がクラブでDJやっていて。そしたらいきなり来て、マイクを握って……みたいな。
(PUNPEE)ああ、ちゃんとしたライブじゃなくて?
(カーク)じゃなくて。
(PUNPEE)でも、いいビートを聞くと楽しくなりますね。
(カーク)90年代の好きな、影響を受けたプロデューサーってDJプレミアとか言っていたっけ? ピート・ロックとか?
90年代の影響を受けたプロデューサーたち
(PUNPEE)でも一番はそうかもしれないですね。プレミア、ピート・ロック、あとはDJマグスとか。ドクター・ドレーもそうですけど。あと、バックワイルドも好きですね。DITCの。あとは……サラーム・レミとかも好きですね。
(カーク)はいはい。
(PUNPEE)あとはだからその時代に聞いていたNO I.D.とか……そのロジックのプロデューサーがNO I.D.なんですよ。今回。
(カーク)ええーっ、そうなんだ!
(PUNPEE)NO I.D.が結構やっていて。で、たしかこの前のジェイ・Zのアルバム(『4:44』)もNO I.D.がやっていたはずです。
(カーク)カニエに教えたのもNO I.D.じゃなかったっけ?
(PUNPEE)ああ、そうです。
(カーク)かっこいいなー!
(PUNPEE)で、サラーム・レミとかもそうですけど、この時代にいきなりポンッと落としてくるのがすごいかっこいいんですよ。90年代の人とかがいきなりパンチを食らわしてくるのがすごい好きで。なんか懐かしいというか、その時代に聞いたり、ちょっと後で聞いてた人とかあれをするのがすごいですね。そういうの、憧れです。
<書き起こしおわり>