PUNPEE インターネット・ミームを語る

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PUNPEEさんがJ-WAVE『SOFA KING FRIDAY』の中で海外で流行っているインターネット・ミームについてトーク。その楽しみ方について話していました。

(PUNPEE)というわけで、2曲目に行ってみましょう。先々週ぐらいから話題になっておりましてちょっと話したいことがあるのでかけたいと思います。チャイルディッシュ・ガンビーノで『This Is America』。

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Childish Gambino『This Is America』

というわけでお送りしたのはチャイルディッシュ・ガンビーノで『This Is America』でした。少しこれにまつわる話をお話しようと思っていますが、ここでいったんコマーシャル。

(CM明け)

(PUNPEE)CMの前にかけた『This Is America』という曲はすごくいま話題になっているチャイルディッシュ・ガンビーノという方の曲なんですけども。自分はチャイルディッシュ・ガンビーノとして、ラッパーとして最初に知ったんですね。『Sober』っていう曲とか。

『3005』っていう曲とかがかっこよくて。

ラッパーとしてこの方を知ったんですが、後でこの方は「ドナルド・グローヴァー」という名前で俳優としても活動をしているということを知りました。で、『スパイダーマン:ホームカミング』にこの方、出ているんですけども。もともと『スパイダーマン』がトム・ホランドという俳優さんが決まる前に「黒人さんのスパイダーマンになるかも……」っていう噂が一部で流れていて。マイルズ・モラレスっていう黒人版のスパイダーマンなんですけども。そういう噂があったりしました。

最近だと『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』という『スター・ウォーズ』の番外編に(ランド・カルリジアン役で)出たりとか。

日本でも割とおなじみになってきている俳優さん・アクターの方です。で、この方のさっきかけた『This Is America』っていう曲のMVなんですけど。最初にドナルド・グローヴァー、チャイルディッシュ・ガンビーノがですね、顔を袋で隠された人をバーン!って撃つところから始まるんですね。そこから愉快なダンスをしながら、黒人さんの人たちがいろいろと歌っているんですけど、後ろでは暴動が起きていたりしていて。その後に銃を渡されて聖歌隊の人をバババババッ!って撃ったりとかしたり。結構バイオレンスも含まれたりしているミュージックビデオになっているんですけど。

「これがアメリカだ!」って言って。「後ろで暴動が起きているけど、前では愉快なダンスを踊っているから重大な事件をこの国ではこういうおちゃらけたこととかミーム(Meme)でごまかそうとしているっていうようなのがメッセージ性のひとつなのでは?」みたいなのをインターネットの人たちはこのMVに対していろいろと議論したりしているんですけども。

渡辺志保 Childish Gambino『This Is America』を語る
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インターネット、SNSのカルチャーとして「Meme(ミーム)」というものがあって。これは日本ではなじみになっているところではなっているんですけど。海外では結構おなじみのやり方のひとつで。もともとある画像とか動画に音楽をつけたりして、それをおもしろおかしくして拡散させていくっていう、そういう文化なんですね。

最近だと……2、3年前ですけどドレイクの『Hotline Bling』の動きが変だからそれにテニスのラケットを合成させてボールを飛ばしたり。女の人の尻を合成させて、それを叩いているみたいな動画にしたりとか。そういうミームっていうカルチャーなんですけども。

Drake『Hotline Bling』ミームまとめ

最近、さっきかけた『This Is America』にアース・ウィンド・アンド・ファイアーの『September』ですね。「Do you remember♪」っていうBGMを合わせた動画を作ってツイートしている人がいたんですね。そのツイートを自分がリツイートしちゃったんすよね。そしたらとある方からリプライが返ってきて。「この曲の趣旨はそういう、いまアメリカで起きていることをシリアスに捉えていて、それを楽しいダンスでその前で踊っているのはこういうミームとかみんなが茶化すことによって(問題が)ないがしろにされている。みんなが笑いでごまかしている。そんなシーンを知らないでこの面白く作られたミームをリツイートするのはどうなの?」みたいな感じで指摘をされまして。

自分からしたらそのアース・ウィンド・アンド・ファイアーが乗っていることが逆にメッセージ性を強めているなとか思ってリツイートしちゃったんですけど、「やっぱりよくないな」って思ってリツイートを取り消しました。結構インターネットとかを見たらViceとかのサイトに「Don’t meme this song(この曲はミームすべからず)」的なことが書いてあって。

「この曲をミームにするということはこの曲のMVが持つ意味をわかっていないよっていう風に言っている人たちが結構いる」って書いてあったんですね。で、それを聞いて「なるほど。そうだよな」って反省してしまいました。指摘してくださった方、ありがとうございました。

で、このミームという、日本ではなじみのある場所にはあるんですが。まだあまりそんなにないような気がしていて。言ったら、自分が最近作ったミームだとRAU DEFの『FREEZE!!!』っていう曲。自分とRAU DEFがやった曲があるんですけど、それをトムとジェリーの動画に乗せて、トムがピアノを弾くと同時にその『FREEZE!!!』が流れるっていうのを作ったり。合成っすね。


組み合わせたりしたりとか。それも最初に作った人がいて。ドクター・ドレーの『Still D.R.E.』をそのトムとジェリーに合わせるっていうのをやっていて。


自分もじゃあ『FREEZE!!!』をつけてみようっつって、それにつけたりとかしてみました。あとは日本の『ドラえもん』のジャイアンがリサイタルをしているところでマーリー・マールとKRS・ワンの『Hip Hop Lives』っていう曲をつけて字幕をそれに乗せたりとか。たまーに、暇な時にそういうミーム的なのを作ったりするんですけども。

で、アメリカの代表的なのだといま言ったドレイクの『Hotline Bling』だったりとか。あとは『Arthur Accused』っていう変なウサギみたいなのが出ているアニメがあって。それが握っているコブシに「俺は○○を決心した」みたいな文字を書くミームが流行ったりだとか。

そういう文化があるんですね。日本だとアニメとか映画では結構そういう「自分で書いてみました」みたいなのがSNS上で広がるっていうのはカルチャーとしてあるんですけど、まだ日本のヒップホップだとミーム文化っていうのはやっている人がそこまでいないかも……みたいな気がしました。それがミームっていうものですね。自分もぜひ、全然面白いものがあったらネタに使ってしまって構わないので。楽しく広めてくれたらうれしいです。というわけで、ちょっと前に作った『Hotline Bling』のボツになった、自分がカバーした版。SoundCloudに上げたものの、あんまりそこまで反応がよくなくて、結局消した版をお聞きいただきたいと思います。

PUNPEE『Hotline Bling(ボツCover2015 feat. サニーP葉)』

(PUNPEE)あと、最近のミームだとサノスですね。この前の『インフィニティ・ウォー』のサノスが……消えていくシーンですね。あんまり細かくは言えないんですけど、人が消えていくシーンをミームにして。なんか失敗したやつとか、「こいつはダメだ」「この人は俺のことを落胆させた」みたな画像を消すみたいな。で、サノスが上で指パッチンしている画像とかをのせてミームにしたりとか。

結構2年前の有名なのだと、すごいセクシーに塩をかける料理人の人。「Salt Bae」っていう、そういう料理人の塩をめっちゃセクシーにかける人がいるんですけど。それをネタにしてそれを真似したりだとか。そういうのが流行ったりもしていました。

なんていうか、画像大喜利っていうか。それがUSの人がやっているとおしゃれに見えちゃうっていうか。そんな感じで自分は捉えております。楽しいものを広げる分にはすごくいい文化だと思っておりますので。全体的にそういう見方をしております。

<書き起こしおわり>

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