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渡辺志保 Logic『No Pressure』を語る

渡辺志保 Logic『No Pressure』を語る INSIDE OUT
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渡辺志保さんが2020年7月27日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でロジックのラッパー引退作となるアルバム『No Pressure』について話していました。

(渡辺志保)(カニエ・ウェストの話題について話した後で)本当、いろんなラッパーがいるわねって思いますけど。かといえば、潔く引退を発表したラッパーもいるということで・ロジックのアルバムがリリースされました。『No Pressure』という。タイトル、深い。『No Pressure』って。「プレッシャーをもう感じたくはない」ということなんですかね? で、皆さんもご存知だと思いますけれども、ロジック。これが7枚目のアルバムになるのかな? それで、「もうラッパーを引退します」っていうね。

引退宣言、びっくりしましたね。本当に。もうやり切ったっていうことなのかな? で、前から「ソーシャルメディアでバッシングされるのはすごい嫌だ」とか。あと、ちょっと自分でもね、やっぱちょっとメンタルが安定しない時があるっていうことを公にはしていましたけれども。このたび正式にラッパーを引退するという。

ただ、ラッパーの引退宣言ってジェイ・Zしかりですけど。結構覆されることが多いので「うーん……」とか思ったけど。でもやっぱりちょっとこのアルバムを聞いて。あとTwichでね。今後、彼はその活動の場をTwichでのゲーム配信に移すそうなんですけれども。なんかその配信もさ、早速泣きながら「ケンドリック・ラマー、ありがとうね」「トロ・イ・モアもありがとうね」みたいな。泣きながらの配信だったので。

(DJ YANATAKE)とりあえず、最近みんな泣きますね。

(渡辺志保)そう。だからそういうのを見ると、「ああ、結構本気なのかな?」っていう風に思いました。で、アルバムも全15曲が収録されていて本当に密度の濃いアルバムだし。これまでの……ロジックのアルバムとやっぱり一作ごとにすごいテーマがはっきりしていて。で、そのテーマはだいたい似通っているんですけども。SFっぽかったり、テレビゲームの世界だったりとか。で、それを踏襲するような内容になっているが、やっぱりそれも前作、前々作を凌駕するぐらいの、言ってる内容も本当に人生を達観してるような、悟ってるみたいな感じの内容も多かったですし。

あと、そのロジックのアルバムって案内役のAIの女性。タリアっていう女性がいるんですけど。まあ、全部の作品にいるわけじゃないけれども。で、この『No Pressure』に関してもタリアがすごい丁寧にガイドをしてくれるんですよね。で、1曲終わるとタリアの解説が入るみたいな、そんな曲も少なくなくて。それで結構、Nujabesさんにインスパイアされたとか。しかも、ケンドリック・ラマーとかの名前と並んでNujabesさんの名前が……まあ、故Nujabesさんですけれども。その名前が言われていたりとか。

あと、「この作品を作ってる間は『サムライチャンプルー』や『カウボーイビバップ』を見ていました」っていうようなアナウンスもそのタリアの口から語られるっていうことで。「ああ、めっちゃ日本やん!」みたいなね。まあ、前から知っていたけども。ロジックがそういうカルチャーが好きっていうのは。それで、去年か一昨年だかに日本にプライベートで来ていますよね。

(DJ YANATAKE)そういえば、そうだったね。

(渡辺志保)それでWREP BARに来ていましたよね。そんなこともあって。その時にしこたま、『カウボーイビバップ』とか『サムライチャンプルー』とか、わかんないけども。そういうグッズとかを買って帰ったのかな?っていうね。

(DJ YANATAKE)『カウボーイビバップ』を見ていたらSHAKKAZOMBIEを知っているかもしれないよね。

(渡辺志保)ああ、本当ですよ! しかも、今回のアルバムはルペ・フィアスコの曲をサンプリングしている曲なんかもあって。あれですよ、ヤナタケさん。たぶん人を1人通せばロジックとつながりますよ(笑)。

(DJ YANATAKE)フフフ(笑)。

(渡辺志保)みたいなことを考えながら聞いていて。ただ、人生を達観しているような曲もあったっていうところなんですけども。半年前ですかね? ロジックさん、お子さんが生まれて。息子さんが生まれて。で、このアルバムにもたとえば『A2Z』っていう曲が入っていて。これは「AからZ」っていうことでまさにアルファベットのことで。息子ちゃんにね、「ABCを教えてあげようか?」みたいなことを息子さんに言ってらして。で、息子さんの「あうあー」みたいな声も入っていて。それをロジック流にAからZまでラップして。クソかっこいい感じに仕上がっていたりとか。

Logic『A2Z』

で、ことあるごとに息子さんについてのリリックを忍ばせていたりとか。で、私は今日、昼間に般若さんにインタビューをさせてもらっていたんですよ。

(DJ YANATAKE)おおーっ!

(渡辺志保)で、般若さんもやはり息子さんが生まれてからリリックの中にそれが登場することもありますし。ラッパーが父親になってね、息子に向けてラップするっていうのはどういう心境なのかな?っていうのを、その般若さんしかり、ロジックしかり、作品を聞きながら感じたところではあります。

(DJ YANATAKE)何かやっぱりね、今まで以上にそういう歌詞が入ってくる感じになったよね。

(渡辺志保)そうそうそう。ロジックは今回、やっぱりそれを顕著に感じましたね。あとはすごい、やっぱりちょっとPUNPEEさん的な感じもあるんですけど。そのイースターエッグの多さっていうか。サンプリングであるとか、あとフレーズもちょいちょい、いろんな作品の……それこそカニエの『Heard ‘Em Say』とかね、そういったものを忍ばせていて。私もまだ本当にじっくり聞き込んだわけではないんですけれども。これはね、本当にヒップホップファンだったらビートもね、NO I.D.が全部監修していますし。もう何重にも楽しめる作品になっているんじゃないかなと思いました。

で、ここから何をかけるのか、すごい悩んだんですね。で、このアルバムがリリースされてから私のタイムライン上はトレンドワードに『Soul Food II』っていうのが入っていて。それはこのアルバムの中に入ってる曲のタイトルなんですけど。元々彼の出していた曲『Soul Food』の続編ってことなんですが。その曲がすごい完成度が高くて、Twitterでもトレンド入りしていたぐらいなんですね。で、それを最初かけようかなとも思ったんですけど。

Logic『Soul Food II』

ただ、さっきも言いましたように、めちゃめちゃサンプリングの妙に私はすごいやられて。中でも、「おっ、ここでこれを持ってくる?」みたいなに思ったのが『GP4』っていう曲なんですよ。で、これは『Growing Pain 4』っていう意味なんですけど。で、まあ過去の彼の楽曲の続編になってる曲なんですが。これ、すごいびっくりしちゃったんですけど、アウトキャストの『Elevators (Me & You)』っていう曲をまんまフックで使っていて。

で、それもサンプリングしているっていうよりかは元ネタの『Elevators』のフックをロジック流れに替え歌にしてるんですけど。それで元々、その『Elevators』も「今はまだ成功してないけど、家族のために頑張るぜ。お母ちゃんのために頑張るぜ」みたいな感じの歌でもあるんですが。ここでもロジックが過去の痛みとかと向き合いながら、まだまだ頑張ろうみたいな、そういうリリックにもなっていて。なんかね、すごい熱いものを感じてしまいましたね。

で、もちろん自分の過去のことなんかも……元々、MPCを頑張って叩いてたみたいなところから始まって、過去の自分のことをラップしながら……っていう側面もあって。なかなかちょっとノスタルジックな1曲になっています。あと、今回のアウトキャストはもう1曲、使われていて。『SpottieOttieDopaliscious』っていう、「テテテッテッテー♪」っていう有名なホーンのリフがありますけども。その曲も使っている。しかも、その曲はエリカ・バドゥの『Didn’t Cha Know』っていう曲がありますけども。その曲と一緒にサンプリングしていて。めちゃめちゃ出来がいいんだよね。


やっぱりNO I.D.が入るとこういうビートのマジックみたいなものがすごいなと思いましたので。というわけで、ロジックのリタイア、引退作ということになりますかね。最後のアルバムと言われております『No Pressure』から1曲、聞いていただきたいと思います。ロジックで『GP4』。

Logic『GP4』

<書き起こしおわり>

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