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小袋成彬 J-WAVE『MUSIC HUB』終了とリニューアルを語る

小袋成彬 2019年おすすめの10曲を語る MUSIC HUB
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(小袋成彬)そうそう。隣の芝生は青い。でも、コジさんにもたまに言ってるけど、僕はその実際に海外に出てみて、日本の人が海外で活躍するっていうのはなかなか難しいなっていうのは実感しているのよ。俺も音楽家としてBBC Radio 1に出て、エイミー・ワインハウスのように地元のライブハウスでやりつつなんで。こんだけ自分がキャリアを重ねた中で、そこからやり始めるっていうのは何か人生がちょっともったいないなって思い始めて。

逆にね、向こうで出会った日本好きの人に会うとね、日本の良さを自分の中で整理すると、なんか「ホームみたいな感じる」っていう人が多いんだって。「なんであんな東の果ての国が私たちを受け入れてくれるんだろう?」って。で、向こうでいろんな人に会うんですけど。スペインの人とかイタリアの人とか。あの人たちって自分たちの文化が一番。素晴らしいと思っているから。まあ、それは素晴らしいことなんだけど。それゆえに衝突することもあるわけよ。だからスペインの田舎町にフランス料理屋は立たないわけ。

(小島裕規)うん。わかる、わかる。

(小袋成彬)「なんだ?」ってなるわけ。いろんな文化的な背景があるから。

(小島裕規)コンサバになっているんだね。

(小袋成彬)でも、日本でそれをやると受け入れてくれるですよ。「あ、フランスだ」みたいな。で、僕らはそれをなんか「海外のコンプレックス」とかって言うんだけど、向こうの人からしたらそんなこと全然なくて。その、何だろう? 「受け入れてくれる、リスペクトしてくれる人たち」っていう感覚なんだよね。

で、これは俺、出てみないとわからなかったし。そこで得た知見っていうのは、僕らが「海外に出よう」って躍起になるのではなく、人を受け入れていく。優しく。これだけ世界が混沌として行く中でどれだけ新しい価値観とか、いろんな多様性を受け入れていけるか?っていうのがすごく大事だと思ってるんだよね。

価値観や多様性を受け入れることが大事

(小島裕規)うんうん。

(小袋成彬)それを念頭に置いてこのラジオをやりたい。「こんな音楽があるんだよ」とか「こんな素晴らしい音楽が眠っていて。それをみんなで受け入れて楽しんでいこうぜ」っていうフィロソフィーの元、やっていきたいなって。

(小島裕規)なるほど。

(小袋成彬)伝わったかな?

(小島裕規)うん。すごくうまくまとまってたと思うよ。

(小袋成彬)という思想でやってます。はい。まあこれもね、いずれ古い価値観になってしまうかもしれないけど。今はもっとね、Think Biggerっていうか。こんなただのラジオじゃなく、ちょっと日本のこととか、これからの日本の環境のことも考えながら、このラジオをマネージしていきたいなと思っております(笑)。

(小島裕規)素晴らしい(笑)。

(小袋成彬)ありがとうございます(笑)。

(小島裕規)近い者同士がこんなことを言うのも気持ち悪いけどね(笑)。

(小袋成彬)また思想を語ってしまった! くっそー!(笑)。まあ、ちょっとね、これからはだんだんちょっとフェードアウトしていくんだけども。僕の話も楽しみにしてくれてる人もいただろうし。でも、やっていること。目指していることは僕が語ることとこれからラジオで新しいアルバムを流していくことっていうのは本質的には一緒だから。ぜひぜひ楽しんでいただきたいなと思います。コジさんもね、よく海外に行ってるもんね。

(小島裕規)そうだね(笑)。よく行かせてもらってますよ。

(小袋成彬)本当に。だから俺なんかよりも全然いろんな人と音楽を作っているわけじゃない?

(小島裕規)まあ、たしかに……その、1ヶ所でないっていうのはあると思うね。

(小袋成彬)1ヶ所じゃないし、ひとつのジャンルでもないし。

(小島裕規)だから別に……いろいろ違うっていうか。なんかね、どうしても「日本と海外」みたいな二極化の話になっちゃうけど。「海外」なんてものは存在しないし。

(小袋成彬)本当にそうだね。

(小島裕規)どこかにあるっていう。その人たちはその人たちなりのなにか問題意識があって、その中で懸命に生きているっていうことだから。

(小袋成彬)そこは僕はすごいインスパイアされてるよ。

(小島裕規)それは本当にそうだなって行けば行くほど思うことはあるね。

(小袋成彬)うんうん。海があるからね。日本は島国ですから、ちょっと遠くに感じちゃうんだけども。そんなことはないんですよ。本当にね。

(小島裕規)普通にみんな生きているんだけども。状況が……要は始めの設定条件が違うから、ちょっと変わっていっちゃうけどね。

(小袋成彬)そうそうそう。まあ、このヴァイブスを僕はね、このラジオを通じてシェアしていきたいし。何より音楽を楽しみたい。音楽を僕は楽しみたい。このラジオでね。

(小島裕規)社会的にどうこうじゃなくてね。

(小袋成彬)そうそう。楽しみ方とか聞き方みたいなのも最初は提示していたんだけど。そういうラジオはいっぱいあるんだよ。なんならSpotifyとかのポッドキャストにさ、「このラジオは……」みたいな。日本っぽいやつ、いっぱいあって。すごい民族なのよ(笑)。

(小島裕規)「このラジオは……」ってどういうこと?

(小袋成彬)「この楽曲は……」とか「この歌詞はこれを表していて……」みたいな。

(小島裕規)ああ、なるほど。そういうライナーノーツっぽいやつね。

(小袋成彬)そう。ライナーノーツっぽい解説は探せば死ぬほどあるんで。それはね、僕の役目ではないと思うから。素直に純度100パーセントのまま受け入れて感嘆するっていう。「ウェーイッ!」って。最近の俺のラジオはもう「ウェーイ」しか言ってないから。

(小島裕規)「これ、よくない?」ってことね。

(小袋成彬)そうそう。「これ、よくない?」みたいな。「言語化は1回置いといて、楽しもう!」みたいな。で、そこから自分の研究とね、深堀りが始まっていくわけで。別にきっかけを与えたいわけでもないし。俺はただただ一緒に楽しみたいっていう。そういうことでやっていきます。まあ何回かこのラジオでも話しているんですけど、そのアルバムフルで流すっていうことができるのってマジでラジオしかないんだよ。YouTubeのリアクション動画って見たことある?

(小島裕規)あるある。

(小袋成彬)なんか、曲のいいところだけ切ってるじゃん?

(小島裕規)グレーな感じで(笑)。

(小袋成彬)一応、グレーでさ。BANされないようにみんな、曲を細切れにしててさ。何かあれ、もったいないなってずっと思ってたのよ。でも、よくよく考えてみれば、これだけ楽曲が爆発的に増えてる中、じっくり聞くとかフルで流していい環境があるなら、別に途中で切らないで「ウェーイ!」とか入れてもいいし。なんか一緒に聞くっていうスタイルの方が2020なんじゃね?って思ってこんな感じにして。

(小島裕規)なかなかね、集中して聞くのは難しくなってきているからね。昔よりもね。

(小袋成彬)いつかコジさんで回してみてもいいね。1回ね。コジさんにちょっと誰かを呼んでもらって。「このアルバムを聞こうぜ!」っていう。「ちょっとこのアルバム、聞こうぜ!」っていうことだよね。

(小島裕規)フフフ、楽しそう。

(小袋成彬)友達の家に行って友達の兄ちゃんがいそいそとレコードを引き出してきて……っていうのが僕の理想です。

(小島裕規)わかるわかる。原体験みたいなの、あるよね。

(小袋成彬)そうそう。あれよ。あれを俺はやりたい。

友達の家で兄ちゃんが聞かせてくれた音楽

(小島裕規)「シェアしたい」って願望はどこから来るんだろうね? あれ、面白いよね。別になんの見返りもないしね。

(小袋成彬)そうなんだよね。俺は楽しみたいっていう。

(小島裕規)楽しいよね。人が聞いてるのを見るのも。

(小袋成彬)うん、わかるわかる。

(小島裕規)あれ、なんなんだろうね?(笑)。

(小袋成彬)たしかに(笑)。そうそう。なんかね、僕も今回帰ってきて、いろんな人と話したんだけど。そのコロナでさ、こんな大変な状況になってしまって。で、「そのコロナにかかってしまったのは手を洗ってないからだ」とか。「ちゃんと手を洗えば防げる」っていう。でも、「手を洗わないのはみんなが気を抜いているからだ。気を抜いたからコロナにかかるんだ」っていうような謎の認知バイアスがこの国自体にあるわけよ。だから、みんなメディアで言うでしょう? 「気を抜かないで」って。

(小島裕規)「この国」って日本のこと?

(小袋成彬)そう。「気を抜かないで」とか……関係ないのよ。「手を洗え」なのよ(笑)。道徳と一緒だよね。道徳を説いてもしょうがないんですよ。本質は何か?っていうものに興味があるよね。

(小島裕規)なんか、ほら。人間らしくあることをセーブしなきゃいけない状況じゃない? というので、人間の欲求と道徳ってやっぱりズレるじゃん。そこに向き合わされる期間だなとはめっちゃ思うね。

(小袋成彬)うん。いいこと言うね。

(小島裕規)それに対してさ、「ちゃんとやれ」とかさ、そういうことなのかなって思う。うまくそっちに人が流れるような川を作るっていうのが本当は正しいんだろうね。まあ、そうやって進化してきたんだよね。道徳で歴史が変わったことはないしさ。

(小袋成彬)だし、僕はそこのシフトはアートとかクリエイティブでできると思っているから。システムを変更する以外にね。なんか概念を変える。人の頭の中を変えちゃった方が早いなって。「自衛」って言ってた方が経済を回るだろ? ああいうことなんだよっていうところに僕はフォーカスしていきたいし。このラジオもね、そんなところを意識しつつ、音楽を楽しむっていう風に……何にしたいんだろう? 音楽を楽しみたい。

(小島裕規)まあ、要は友達の兄ちゃんがCDを聞かせてくれたあの部屋ってことだよね?

(小袋成彬)そう。ということでおあとはよろしいでしょうか? 皆様、3年半ありがとうございました。『MUSIC HUB』。僕もこのラジオを通してね、いろんなものを勉強しましたし。ラジオというメディアもよく学んだし。自分が何なのかもね、それを通してよく学べたから。これからは……今、180何回やりましたけど。

今、名前を変えるってことはもう200回なんか平気でこれからやるわけですから。僕抜きでもね。っていう、ひとつこの「あのラジオはみんなが聞きたい。ヤバい!」っていう、そういうものになれたらね、それはそれで僕も嬉しいので。ぜひぜひ今後ともよろしくお願いします。という感じで来週からはまた通常通りに戻りますが。ああ、そう。俺も出るんで。

(小島裕規)小袋は、出ます。

(小袋成彬)俺が最初のあの部屋の伝説の兄ちゃんになる(笑)。曲を聞かせてくれた。

(小島裕規)いいね(笑)。

(小袋成彬)ということで、よろしくお願いします。じゃあ、小島くん、そんな感じで引き続き僕らも頑張って行きましょう。

(小島裕規)頑張ります!

(小袋成彬)フフフ、今日のゲストは小島くんでした。

(小島裕規)ありがとうございました!

(小袋成彬)小袋成彬が3年半、お届けしました『MUSIC HUB』、今後ともよろしくお願いいたします。それでは、また来週!

<書き起こしおわり>

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