小袋成彬 SpotifyとApple Musicの違いを語る

小袋成彬 SpotifyとApple Musicの違いを語る MUSIC HUB

小袋成彬さんがJ-WAVE『MUSIC HUB』の中でSpotifyとApple Musicの違いについて話していました。

(小袋成彬)3曲目に行きます。ジョー・コーフィールドで『Grey Kimono』。

お聞きいただいたのはジョー・コーフィールドで『Grey Kimono』という曲でした。「Kimono」は日本の着物ですね。「グレーの着物」っていう、まあ特に意味はないと思うんですけども。この人、日本が大好きで。たまに僕が紹介するローファイ・ヒップホップのちょっとチルウェイブな、僕の好きな一派の1人ですね。ウェストミッドランド……まあ、UKに住んでいるプロデューサーで。なんかね、SNSやっていないし。サウンドクラウドはあるんですよ。

で、Facebook、インスタ、Twitterのリンクが貼ってあるんですけど全部「存在しません」って書いてあって。ほな何のために貼ってんねや?って思うんですけども。「何のためなんだ!」って思うんですけど。っていう、新しいプロデューサーで。この人はBe Ripe Recordsっていうバーミンガムかな? そこにあるレーベルに所属しているそうです。

そのレーベルのサイトに行ってもYouTubeのチャンネルに行っても、全然彼の情報が出てこないので「うーん、どうしたもんかな?」って思うんですけどね。ちなみに、最近やっと気づいたんですけど、Apple Musicはいわゆるrekordboxみたいなもので。やっぱり曲数も多いですし、あんまりSNSとしては機能していないんですよね。で、別にプレイリスト化されているのが推しでもないし。ただ昔の曲を整理したり、聞こうかなって思うとApple Musicは最高なんですよ。

一方、SpotifyはSNSだって最近気づきました。SNSだ、あれ。もうなんか、誰と誰とがリンクしているとか。あとは自分のトップ画面も超簡単に変えられちゃうし。あとはメッセージ機能もつくらしいし。だから、Spotifyはインスタの写真がそのまま音楽になっただけだなってちょっと最近、思いました。ちゃんとどれぐらい再生されたかとか、数字も出るしね。で、そういう意味で言うと、ジョー・コーフィールドさんはインスタグラマーならぬ、Spotify……なんて言えばいいんだろう? まあ、Spotifyグラマーみたいなもんですよ。

SpotifyはSNS

要は、全くSNSやっていないけど、Spotifyだけやたら再生回数が高い。よくよく調べて見ると、なんかローファイヒップホップ系のチャンネルに紹介されていたり、あとはそこで紹介されるとやたらとお店でずーっと流れたりね。それで再生回数がすごく多くなるんで結構ね、マンスリーリスナーも多いし、離脱率も高くないっていうトラフィックが見受けられるわけですよ。

これはもはやね、インスタグラマーと一緒。やっていることはもちろん全然違うと思うよ。別に人に聞かせるためにそういう曲を彼は作っているんだと思うけど、でも構造的にはBig in Spotifyだっていうことが調べていてよくわかりました。そういうのが日本にもいるんですよ。Minthazeくんっていう僕、最近注目している19歳のトラックメイカーが沖縄にいて。Minthaze(ミンタゼ)かな? ちょっと正式な読み方がわからないんですけど、彼なんかはまさにBig in Spotifyの人ですね。

再生回数なんか僕の40倍、50倍ぐらいあるんじゃないかな? っていうか、日本でワンオクに匹敵ぐらいじゃないですかね? やっぱりね、Nujabesがすごい好きなのかわからないですけど、ああいう昔のジャズをサンプリングしながらすごくチルなビートを作る人で、めちゃめちゃいい感じなんですよ。彼も相当稼いでいると思うけど。フフフ(笑)。いや、ちょっと最近の気付きでした(笑)。

(中略)

(小袋成彬)最近ですね、「SpotifyがSNSだ」って気づいて。で、ちょっと聞いている曲で「えっ、いいじゃん」って思ったものをどんどん放り込むプレイリストを作ったんですよ。小袋成彬のアーティストページからリンクを貼ってあるんで、そこをチェックしてみてください。もしかするとApple Musicをやっていない人はこの番組で流した曲を全部Twitterでちゃんとアーカイブで残していると思うんですけど。Spotifyでもできるようになったと思っていただいて構わないので。そういうつもりでぜひ、またフォローしてください。

<書き起こしおわり>

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