R-指定さんが2020年3月3日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でBAD HOP横浜アリーナ無観客公演を見た後、自宅で行ったインスタライブについて始めていました。
(R-指定)でもまあ気分転換って言ったらちょっと久しぶりにさ、休みが一昨日かな? それまではずっといろいろお互い作業とか、各々の仕事とかあって結構詰まってたけども。ちょっとまあ休みがポンとできたじゃないですか。日曜かな? で、その日、今いろんなイベントが中止になってるけども、BAD HOPが横浜アリーナで無観客のライブやるっていうね。で、これはやっぱり休みやったし。同世代のラッパーとしてこれは見ておかなあかんやろうと思いまして。で、俺もちゃんと10分前ぐらいから家のパソコンを開けて待機して。『BAD HOP WORLD』が始まるのをずっと待ってたわけ。で、頭からケツまで俺、全部見て。
(DJ松永)ああ、全部見たんだね。
(R-指定)全部見て。なんやったらYouTubeごしにYZERRとかがさ、「画面の向こうで見ているみんな、調子どうですか?」って言うのも「ウエーイッ!」って盛り上がって(笑)。
(DJ松永)あら、いいお客さん(笑)。
BAD HOPのライブを最後まで堪能
(R-指定)もう全部も堪能したんですけど。それでまあまあ、俺らより若い世代なのにすごいなと思って。ちょっと熱くなってね。「俺らも頑張ろう!」ってなって。で、その日は休みやったからちょっといろいろとヒップホップ、ラップのことを考えるかみたいになっていたら、大阪の梅田サイファーを一緒にやってるテークエムってやつが今、東京住んでるのよ。それで家も近いみたいな。
(DJ松永)ああ、近いんだ。
(R-指定)そう。家も結構近い。で、そいつから連絡が来て。「今日、休み?」みたいな。「休みやで」「遊ぼうや」って言ってきたから「おっ!」って。これは今、俺もヒップホップ的に熱なっているし。同じラッパーの友達やから。
(DJ松永)バチバチに切磋琢磨できるような仲間でもあるしな。
(R-指定)そう。で、テークエムってめっちゃラップ上手い。で、そいつと昔から、もう10何年ずっといろんなラップを聞いて研究して。「俺ら、こういうラップしようぜ」とか熱い話してきた仲間やから。ちょっと今、熱うなっている状態にこのラップ仲間のテークエムと遊ぶっていうのは……。
(DJ松永)いいね。いいスイッチ入ってるね! 最高じゃん。
(R-指定)それで「空いてるよ。遊ぼうや」ってなって。それでテークエムが俺の家に来ると。それで「メシ食った?」って聞いたら「まだ食ってない」「じゃあピザでも取ろうか」って。それでピザ取って。それで俺の家でSEEDAさんの映画『花と雨』のサンプル盤。いただいたDVDがあるから、ちょっとそれを見て。ヒップホップ的にもSEEDAさんというラッパーの半自伝的な映画やから、それも見てヒップホップ熱を高めて、ピザを食って熱い話でもしようぜって思って。それでテークさんが家に来て、一緒に映画を見て熱くなってきて。「じゃあここから、さて。俺らのこれからのラップの話をするかな」っていう風に思っていて。ほんなら、テークさんが急になんか自分の携帯に向かって1人で喋りだして。
(DJ松永)うん?
(R-指定)「はい。ええと、今はRと一緒にいます」とか言いだして。それで「なにしてん、なにしてん?」ってなって。
(DJ松永)電話?
(R-指定)電話じゃない。テークさん、インスタライブっていうやつをやりだしていて。
(DJ松永)インスタライブ?
(R-指定)インスタライブって、インスタで中継みたいな。そのインスタライブみたいなのって結構今……。
(DJ松永)ツイキャス的なやつだろう?
梅田サイファー周りでインスタライブが流行中
(R-指定)そうそう。結構今、いろんなラッパーの人、やってるやん? で、テークエムもそうやし、梅田のラッパーが結構今、それにハマっていて。いろいろやってるんですよ。それで、よくよく考えたらたしかに俺らは結構ラジオでさ、毎週何かしゃべってるけど、他のラッパーとかはインスタライブとかをしたらお客さんと密にコミュニケーションが取れる。そこでやっているんだみたいな。
(DJ松永)たしかに。そうかそうか。
(R-指定)そう。それで結構梅田サイファーのふぁんくさんとかKZさんとかもやってるから。で、テークエムが急にそれをやりだして。なんかしゃべりだして。「Rもなんかしゃべって?」「これ、なにしてん?」「これ、全部お客さんに……今、100何人ぐらい見てるから」みたいな。真夜中に。
(DJ松永)マジで? ええっ?
(R-指定)で、俺もちょっと熱い話をしたなってたけど、なんかそんなん始まったから急に「ああ、どうもこんばんは」みたいな。ほんならテークエムがヘラヘラして「よそ行きのスイッチ入れだしました」とかって言いだして。「うわっ、ダルッ! なんや、こいつ?」って思って。で、「まあまあまあ、いいや」と思って2人で他愛もない会話をしてて。んで、その見てる人のコメントが見れるわけよ。それでラップの話をちょっとしてて。「なんか俺ら、早口のラッパーが好きやねんな」とかってテークエムと言っていたらそのコメントで「ダックスの(エミネム)『Godzilla Remix』が最高です!」っていうコメントが来て。
(DJ松永)ダックス?
(R-指定)俺、それまで冷静やったのにそれで……海外にダックスっていうラッパーがおるんですよ。めちゃくちゃ早口でめっちゃラップが上手い。やけど、全部今売れてるラップの……だから基本的エミネムとかの曲のリミックスっていう。自分で新しく歌詞を乗っけるっていうことをめっちゃやるラッパーなんですよ。で、要はエミネムってラップがめっちゃ早いやん。めっちゃ上手いやん。それが出るたびに「いや、俺の方が……」みたいな内容の曲を上げまくるやつなんですよ。
(DJ松永)へー!
(R-指定)それで「エミネム、ドクター・ドレー、早く俺の存在に気付け!」みたいなことをずっと言いまくってんのよ。で、ずっと上半身裸でラップしているめっちゃ早いやつ。で、全然エミネムには相手されてへんねん。それも込みで俺とテークエム、めっちゃ好きやねん。ダックスが(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ!
(R-指定)で、エミネムの『Godzilla』っていう曲、前にこのラジオでも紹介したじゃないですか。ジュース・ワールドアップとやっていてギネスを更新しためっちゃ早いラップ。
Eminem『Godzilla』
(DJ松永)ああ、はいはい。
(R-指定)で、「それをダックスがリミックスしているのがヤバいですよ」っていうコメントが来たから、「お前、チェックしてるやん!」ってなって。俺とテークエムもテンションが上がって。
(DJ松永)なるほど。
(R-指定)「今からみんなで聞こうぜ!」っていう感じでその曲をパソコンで流して。で、そこから1時間ぐらいずっと俺とテークエムのおすすめのめっちゃ早口なラップをずっと流して。もう「早すぎておもろい!」ってゲラゲラ笑って。「最高や!」みたいになって。「俺らもこんぐらい早くなろうぜ!」みたいな話をして(笑)。
(DJ松永)地獄放送だな(笑)。
Dax『GODZILLA Remix』
(R-指定)「もっと早くしようぜ!」みたいになって。そんならテークエム、めっちゃ酒飲みやから。俺の家に友達が遊びに来た時に残していったビールとか、ちょっと空きかけている酒とかを軒並み冷蔵庫から取ってきてガブガブ飲んでんのよ。で、どんどん酔っ払っていくのよ。
(DJ松永)あいつ、酔っ払うとよくないのよ。